「そういえば、どうして春を集めるのですか?」
ボクはもう1つ気になっていたことを聞いた
「確かに、どうしてですか?幽々子様」
妖夢も気になっていたようだ
「そうね、それを言ってなかったわ〜、それはね、あの桜を咲かせたいのよ〜」
幽々子様は中庭で唯一咲いていない一本桜の「西行妖」を指さした
「西行妖を、ですか?」
ボクはそう訪ねた
「そうよ〜、私あの桜が咲いているのを見たことがないから見てみたいのよ〜」
ボクは今まであの桜が咲いているのを見たことがないけど、まさか幽々子様も見たことがないとは思わなかった
「あの桜ってまだ生きているんですか?」
妖夢が疑問を口にした
それに対しては幽々子様ではなくボクが答えた
「繋がりを感じられるから、生きてはいるよ、ただね…」
「ただ?なんですか?」
「すごく繋がりが薄いんだ、普通じゃ考えられないくらいに。しかも、これ寿命ってわけでもなさそうだし」
妖夢は 不思議そうな顔をしていた
「幽々子様、その西行妖と春を集めることになんの関係があるのですか?」
「わからないわよ〜、何となく春を集めれば咲くような気がしたのよ〜」
「えー、それだけですか」
ボクがそういうと
「いいじゃないの、私は見たいのよ」
言ったので思わず
「子どもですか!」
とツッコんだ
「別に子どもでいいわよ〜」
ホントに子どもっぽい、何百年も亡霊やってるというのに
どうしようか…幽々子様がすねてしまった、これじゃあボクの言ったことは聞いてくれないな。う〜ん
と悩んでいたら妖夢が
「幽々子様、どのくらい春を集めるのですか?」
と、聞いてくれた
「とりあえず、幻想郷中の春を集めればいいんじゃないかしら〜」
幽々子様は意外と他のことを聞かれると悪感情がなくなってしまうことが多い
それにしても幻想郷中か〜
え、幻想郷中?
「さすがにそこまではボクの霊力が持ちませんよ幽々子様」
ボクの能力使うのに霊力を消費するから、幻想郷中の春なんて集めたらボクが干からびちゃう
「それくらいはわかっているわ〜、だから術式を組むのよ」
「なるほど、ですが幽々子様、そんな術式ありました?」
「ないわよ〜」
え?ボクは困惑した表情を浮かべた
「でも、似たような術式があるからそれを組み換えてるのよ〜」
「なるほど、そういうことですか」
なんだそんなのがあるのか、安心した、でも幽々子様はそんな術式がつくれるのかな
「幽々子様、そんなすごい術式をつくれるのですか?」
ボクが聞きたかったことを妖夢が聞いてくれた
「まだできてないわ、もう少ししたらできるわ〜
そのときに妖華、あなたを呼ぶからよろしくね」
「わかりました」
どうやら、ボクは幽々子様の実力を少し見誤っていたようだ
「危ない、危ない、もうひとつお願いがあったのをわすれてたわ〜」
もうひとつ!?
第四話です
幽々子は割と子どもっぽいところあるようですね
前回からもわかる通り妖華の能力は霊力を消費します、さらに言うと、繋がるものの規模もしくは力が大きい程消費量は増えます、そのため規模が大きい幻想郷中からは集められないんですね
今回から軽く次回予告しようと思います
次回は、幽々子のもうひとつのお願いで幻想郷に行くことになります、そして妖々夢で出てきたあの三姉妹が出てきます
次回のタイトルはもうひとつのお願いと騒霊姉妹です
coming soon