ルナサたちに会ってから1週間が経った
「やぁ!」
「たぁ!」
ボクは今、妖夢と朝の稽古をしている
「この前お姉ちゃんがスペルを使いましたからね、私も使わせてもらいます、断命剣「命想斬」!」
妖夢がスペルを宣言しながら剣に霊力を纏わせて振り下ろした
「そんなものでボクを倒せると思ったのかい」
といいつつもボクには剣を振り上げるスペルはない、ならばどうするかなんだけど、それは簡単な事だね
そう、スペルじゃなければいい
ボクは左手に刀が入った剣を持ち右手で柄を握った
「行くよ妖夢「妖剣 烈火斬」!」
妖夢に烈火のごとく近ずき、その勢いのまま右手で剣を振り上げた
「うぇぁ、え、?」
妖夢に当たる寸前のところで剣を止めた
「今日もボクの勝ちだね」
「今日も負けですか〜。お姉ちゃんが急に来るものですから、びっくりして反応できませんでしたよ」
妖夢が軽いグチっぽくこぼしたので
「ふふん、ボクがスペルだけだと思ったら大間違いだよ」
自慢げに言った
「じゃあ、今日はボクが料理当番だからもう行くね」
白玉楼では料理はボクと妖夢とで順番でつくっている、今日はボクの日だ
「頑張ってくださいね」
うちの妹は何を言っているのだろうか、2日に1回はボクが料理をつくっているというのに
さもボクが普段から料理していないみたいな感じになってるよ
「頑張ってくるよ」
妖夢と別れた後、ボクは厨房へ方へ向かっていた
「さてと、今日は何をつくろうかな、そういえば鮭があったから焼こうかな?」
と考えていたら、ブツブツと喋っている声が聞こえた、書斎の方だ
「西行妖の下に眠る人を蘇らせるには、結局満開にさせるしかないのね、となると、やっぱり妖華の力を使うのが1番はやいのね…」
と幽々子様がつぶやいていた
西行妖の下に人?蘇させるには満開がいる?
どういうこと?幽々子様は花見をするために桜を咲かせるんじゃ…
「…?」
幽々子様があたりを見回した、気配に気づいたのかもしれない
とりあえずボクは朝食をつくりにいった
少女調理中…
「まぁ、こんなもんかな」
ボクは自分のつくった料理を見てそう言った
ご飯に、味噌汁、漬け物に焼き鮭、そして冷奴
…普通だ、あまりにも、日本の朝食のイメージが完全に当てはまってる…どうしようかなにか増やそうかな?
こんなこと気にしても無駄か
お盆ををちゃぶ台において、ボクは妖夢と幽々子様を呼びに行った
「妖夢〜、ご飯できたよ〜」
妖夢の部屋の前で呼びかけた
「わかりましたー」
そう言って10秒くらい後にふすまが開いた
「お姉ちゃん、行きましょう」
「そうだね」
次は妖夢と一緒に幽々子様の部屋に行った
「あと少しだわ、少し休憩しましょうか」
という声が聞こえた
多分術式のことだろう、キリが良さそうなので呼ぶことにした
ふすまの近くの壁軽く叩いてた
「幽々子様、朝食が出来ましたよ」
「わかったわ〜、少し待ってちょうだいね」
約30秒後、幽々子様が出てきた
「朝ご飯は何かしら〜」
「ザ・日本人の朝ご飯って感じです」
「そうなのね〜、楽しみだわ」
「そんなに期待されても、困るんですけどね…」
そう、たかが米と味噌汁と焼き鮭と漬け物、そして冷奴こんなものに期待されても…って感じなんだよな〜
そうこうしてる間に居間に着いた
ちゃぶ台の上にお盆と料理が置いてある
「たしかに日本食のイメージそのままだわ〜、でもすごく美味しそうだしそんなに謙遜しなくてもいいじゃない」
「そうですか?ありがとうございます」
幽々子様が褒めてくれた
「ホントにお姉ちゃんのつくった料理はいつも美味しいですし、気にしなくていいですよ」
妖夢までそう言ってくれて嬉しいな
少女食事中…
片付けも終わって、ボクは少し妖夢とのんびりしていた
「そろそろ春を集め始めるかもね」
「幽々子様もさっきあと少しって言っていましたし、そうですね」
と話しているとふと思った
幻想郷から春を集めるのは、幻想郷に春が来ないということになるんじゃあ…これって異へ…
「妖華〜、妖夢〜、ちょっと来てくれないかしら〜」
ん〜タイミング悪い、幽々子様が呼んでいる
「よし、行こうか」
「そうですね」
ボクたちは幽々子様の部屋に向かった
「幽々子様、どうしたんですか?」
妖夢が幽々子様に聞いた
まぁ、多分あのことだとは思うな
「やっと、術式ができたのよ〜、これでようやく春を集められるわ〜」
やっぱりそうか、ということは
「ボクの出番ですね」
「ええ、そうよ妖華、よろしく頼むわね」
よーし、やるぞ〜!
と意気込んで、右足を術式に入れようとしていたら
「あの〜、幽々子様?お姉ちゃんはその術式の使い方知っているのですか?」
「私は教えてないわ〜、妖華〜術式の中に入っちゃダメよ〜、元の術式は結界だから」
「え?」
ボクの足はもう術式の中に入っていた
「あ''あ''あ''あ''あ''あ''」
まるで雷に打たれたようにボクの体が痺れた
痛みを感じながらも何とか足を術式から出すことができた
「うぅ〜、痛かったです幽々子様〜、もっとはやく言ってくださいよ〜」
泣きそうなぐらいに痛い
「あら〜、ごめんなさい、言うのを忘れていたわ」
ノリと勢いで行ったら酷い目にあった
「大丈夫ですかお姉ちゃん、ノリだけで行くからそうなるんですよ」
「しどい!」
確かにそうだけどさ〜
まぁ、そんなこと?はいいとして、
「幽々子様、結局ボクはどうすればいいんでしょうか?」
こっちの方が重要だね
「結界に触れて能力使えばいいだけよ〜」
幽々子様が簡潔に言った
でも、それだけ?
「えっそれだけですか?」
「それだけよ」
もっとなんかこう…すごいことするのかと期待してたけどそんなことはなかった
というか今更気づいたけど結界元にしたってことはボクの能力の中の春と繋がりが出来なくなるのか…使わないけどね!
「お姉ちゃん、頑張ってくださいね」
妖夢が応援してくれてるし失敗するわけにはいかないね
ボクは結界に手を置いて、意識を集中させた
春と繋がりを持てるように祈りながら…
体が暖かくなりあたりに桜の花びらが舞った
だけどそれらはボクの手をつたって結界の中にはいっていった
やがて暖かさと繋がりが消えたので手を離した
「お疲れ様です、お姉ちゃん」
妖夢が飲み物を持ってきてくれた
「ありがとう妖夢、美味しいよ…そういえば幽々子様ボクの能力のほんの一部が使えなくなるくらい言ってください、さして問題は無いですが」
「言ってなかったかしら〜」
まぁいいやとりあえず少しつけれたし休憩しよう
これが春雪異変の始まりだった
第六話です!
ようやく異変が始まりました
幽々子様が不吉なこと言ってましたね〜、原作知っているのなら分かるかもしれない幽々子が春雪異変を起こした本当の理由は花見じゃないです
さて、なんでしょうね〜
ちなみに妖華さんが春を集められなくなったのは春と繋がる能力を結界に封じこめたからです
次回は異変が始まって1ヶ月、幻想郷に買い物しに来た妖華とある人物とばったり会うことになります
次回、普通の魔法使い
coming soon
テスト期間にはいってしまつたので2週間投稿できません
うぅ〜辛い