流星のロックマン ~希望ある未来~   作:破魔ノ矢

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レポートの量が多すぎて一週間遅れての投稿です。

今回の話はタイトルからわかる通り例の三人がやってくるかなりベタな展開です。


第二話 三人の転校生

ウェーブロードを使い学校の屋上についたスバルは電波変化を解き元の姿に戻るとエレベーターまでダッシュし、これでもかとボタンを連打した。それを見ていたウォーロックがハンターから出てきた。

 

『スバル、ゲームやってるときみたいにボタン連打してもエレベーターは早く来ないぜ?』

 

「うるさいな!それくらいわかってるよ!」

 

そんなやり取りをしているとチンという音とともにエレベーターの扉が開いた。それと同時に中に入り、ウォーロックもハンターに入った。そしてスバルはまたボタンを連打して扉を閉めた。スバルはハンターを取出し時間を見ると安堵の表情を浮かべた。

 

「後二分!なんとかギリギリ間に合いそうだ!」

 

エレベーターが開き、小走りで教室に向かいドアを開けるとスバルの顔色は一瞬にして青くなった。そこには先生はおろか誰一人としていなかったのである。

 

「な、何で誰もいないんだ!?」

 

スバルが慌てふためいていると不意にウォーロックが目の前に現れ、驚いたスバルが何か用?と話しかけるとため息交じりにウォーロックはスバルに話した。

 

『ハァ・・・お前本当に忘れてたんだな。俺はお前がどこに行くべきか知ってると思って何も言わなかったんだが・・・。明日は始業式だから体育館に集合することってあの女からメール来てただろ?』

 

あの女とはルナのことである。因みにルナはスバルとゴン太の二人にメールをしていた。その理由として、キザマロは全く問題ないが、この二人はよく遅刻しているから一緒に行けなかった際、行く場所を忘れているかも知れないと心配したためである。

 

「そんなことすっかり忘れてたよ。それならそれでもっと前に言ってくれればいいのに!しかも後一分しかないしここからどんなに走っても絶対に間に合わない。だからロック、もう一度電波変換させてほしんだけど・・・勿論いいよね?」

 

『・・・言っておくが電波変換は道具じゃねぇーんだぞ。それぐらいお前もわかってるだろ?』

 

「勿論わかってるよ。だから早く電波変換させて」

 

『本当にわかってるのか?わかってるなら別にいいけどよ』

 

「ありがとうロック!」

 

ウォーロックの了承を得て電波変換し再びロックマンになったスバルは急いで体育館に向かった。

 

 

 

 

 

~体育館~

 

 

体育館には全校生徒及び教職員がパイプイスに座りながら始業式の開始を待っていた。学年とクラスごとに並ぶ場所が決まっており、スバルやルナたちのクラスはステージから見て最前列の場所に集まっていた。

 

 

 

「遅いですねスバル君。後三十秒もしないうちに始業式始まっちゃいます」

 

「ホントね。私たちとの約束を破った挙句遅刻なんてしたらただじゃおかないわ!・・・ってゴン太起きなさい!まだ始業式も始まってないのに寝てどうするの!」

 

「・・・・・ん?あ、ごめん委員長。始業式が楽しみでそわそわしちゃってあんまり寝れなくてつい」

 

「全くあなたといいスバル君といいどうしてこう朝が弱いだん・・・」

 

ルナが話している最中、後ろの方から息を切らしながら走って来たスバルがルナの隣の席に座ったと同時にチャイムが鳴った。

 

「ハァ・・・ハァ・・・なんとか間にあ・・・」

 

「間に合ってるわけないでしょ!遅刻よ、遅刻!!それに約束すっぽかしていい度胸してるじゃない?始業式が終わった後、じっくり話すから覚悟しておくことね!!」

 

「そ、そんな~」

 

「今回ばかりはスバル君が悪いです。自業自得ですね」

 

「ドンマイ、スバル」

 

するとルナがステージに校長先生が立ったことに気付き、小声で三人に注意した。

 

「ちょっと三人とも少し静かにしなさい。もう始業式始まってるんだから」

 

そう言われ、三人は口をそろえてすいませんと小声で言った。

 

 

 

始業式が始まるとまず最初に校長先生が全校生徒に向かって大きな声で挨拶をした。

 

「えー全校生徒の皆さん、おはようございます!」

 

校長先生の挨拶に対し全校生徒も大きな声で元気よく挨拶をした。

 

「おはようございます!」

 

全校生徒の挨拶に校長は元気そうでよかったと内心思い、話を始めた。

 

「新学期が始まりましたが、みなさんがこの春休み中とても充実した生活を送れたことと思います。えーれでは今日私が話すことはですね・・・・・」

 

 

 

 

校長先生が話し始めて三十分が経ち・・・・

 

 

「・・・・ということで私からの話は以上とさせていただきます」

 

校長の話が終わる時にはすでに半分以上の生徒が寝ていた。スバル、ルナ、キザマロの三人はウトウトしながらも起きていたが、ゴン太は完全に爆睡状態だった。ルナは寝ているゴン太を起こすとと同時に司会を務めていた先生の掛け声が体育館全体に響き渡った。

 

 

 

 

 

始業式が終わり体育館を出ると、スバル達は大きなあくびをして自分たちの教室へ向かった。

 

「校長先生の話長すぎて、意識保つのに精いっぱいだったなぁ」

 

そうスバルがつぶやくとルナとキザマロも口をそろえて言った。

 

「あれは確かに長すぎね(ですね)」

 

二人が苦笑いしていると三人の後ろにいたゴン太がそんなに長かったかなぁと小声で言うとルナが振り返った。

 

「アンタはただ寝てただけでしょ!」

 

と突っ込まれ、その後ルナにこっぴどく叱られたという。

 

 

 

 

スバル達は教室に入り席に着くと、コーヒーとミルクの入ったフラスコを首にかけた少し小太りの先生が入って来た。

 

「育田先生、おはようございます」

 

 

「あぁ、みんなおはよう」

 

育田はスバル達が五年生だった時の担任を務めており、当時ある事件がきっかけで不登校だったスバルに学校に行く勇気を与えた一人でもある。以前学校の方針に反対し、悩んでいたところをFM星人のリブラに付け入られ電波変換するがロックマンに助けられている。

 

「ところで知っている人もいるかもしれないが、今日転校生が三人来ることになった」

 

「あの先生。僕が聞いた話では転校生は四人だと聞きましたが?」

 

キザマロが育田に質問すると少し驚いた顔で言った。

 

「よく知っているなぁ。いや、実はその子は外国に住んでいて飛行機で来る予定だったらしいんだが、トラブルがあって今日行くのは無理という連絡を受けたんだ。荷物の整理等があって明後日に学校に来るそうだ」

 

育田が話し終わると同時にクラス中の男女がその転校生について育田を質問攻めにした。だが育田はそうなることを予想していたのであえて質問に答えず、三人の転校生の話題にした。

 

「はいはい静かに。どんな子なのか気になるのは分かるが、三人の転校生が来ていることを忘れてないか?。よーしそれじゃぁ一人ずつ入ってきてくれ」

 

ドアが開くと、おとなしそうや優しそうなイメージ想像するとともにクラスの中でダントツとも言えるほどの美少年が入って来た。

 

「双葉ツカサです。知っている人もそうでない人もこれからよろしくお願いします」

 

自己紹介が終わるとツカサを知っている子達から、おかえりツカサ君という言葉が贈られた。

 

ツカサは五年生の時スバル達と同じクラスだったが、ツカサにはヒカルというもう一つの人格があり、FM星人のジェミニと出会ったことも重なり、自分にブラザーになってほしいと言ってくれたスバルを傷つけてしまったことを悔やみジェミニが消えた後ヒカルを封じるため一人で旅をしていたのだ。

 

『気になるのかスバル?』

 

「当たり前だろロック。でもツカサ君が帰ってきたってことはきっとヒカルを封印できたっていう意味だと思うし・・・・・ってさっきからそわそわしてるけど何かあったの?」

 

『い、いや何でもねぇ。』

 

(この周波数・・・・・嫌な予感がする。」

 

次に入ってきたのも男子だったがツカサと違いクールでカッコいいという印象だった。

 

「ジャックだ。去年は迷惑かけて悪かった。よろしく頼む」

 

ジャックにもクラスのみんなからおかえりと言われた。

 

ジャックには姉のクインティアがおり、ともにメテオG事件の元凶であるディーラーと呼ばれる組織の元メンバーである。メテオG事件の後WAXAに身柄を拘束されるが、ある人物からWAXAで働くことを提案され、ある程度の自由を得た。

 

最後の一人が教室に入るとクラス中が一瞬にして静まりかえった。

 

「ベイサイドシティから来ました、響ミソラです。私のことを知っている人も多いかもしれないけどよろしくお願いします」

 

自己紹介が終わると一気にクラス中のテンションが上がった。ミソラはこの年齢にして世界的にも有名なシンガーソングライターでもありアイドルでもあるのだ。

 

「ほ、本物の響ミソラちゃんだ!」

 

「ミソラちゃん握手して~!」

 

「俺の恋人になってくれ!」

 

クラス中が興奮している中ウォーロックだけは気持ちが沈んでいた。正確に言えばミソラの登場にではなくミソラのウィザードの登場に落ち込んでいたのである。

 

『こうして会うのは久し振りね、ウォーロック』

 

『お前には一生会いたくなかったぜ、ハープ』

 

ハープはミソラのウィザードでこと座のFM星人である。アンドロメダの鍵を追って地球に来た際ミソラと出会い、あることをきっかけにパートナーになることを決める。今ではミソラのマネージャーをしており、とても信頼されている。ミソラと電波変換してハープノートに変身できる。

 

『あなたが私を避けてる理由は知らないけどこれから毎日会うことになるから避けるのは無理だと思うわ』

 

『だったら俺が学校に行かなければいい話だな』

 

『あら残念。そんなことしても無駄よ。だって・・・・あ、これ言ったらミソラに怒られるから言えないわ。まぁでもすぐわかることだし・・・・それじゃあそろそろミソラのところに戻るわね』

 

そう言いハープはミソラのハンターに戻っていった。

 

『ハープの奴、何企んでやがる?』

 

ハープが居なくなった後、頭をフル回転させて色々考えているウォーロックの姿があったという。

 

  

ようやくクラスも落ち着き始めたところで育田が三人にどこの席がいいかを聞いた。

 

「僕はどこでもいいです」

 

「俺もどこでもいいぜ」

 

「それじゃあ私はスバル君の隣の席で」

 

「そうか星河の隣の席がいいのか。星河はいいか?」

 

育田がスバルに質問した瞬間、周りの男子がスバルのことを睨みつけた。

 

(うっ・・・・みんな僕のこと睨んでる・・・・・)

 

スバルは男子からの目線が怖かったが、スバルには断る理由もなかったので了承した。

 

「ミソラちゃんが僕の隣でいいのなら構いません」

 

「それじゃあ響は星河の隣で決まりだな。後の二人は窓側が空いてるからそこでいいな。」

 

席順が決まり三人はそれぞれの席に着いた。

 

「これからよろしくねスバル君」

 

「こちらこそよろしくミソラちゃん」

 

二人はそう言い握手をした。

 

 

 

 

 

その後休憩時間になり育田が出ていくと、クラスの男女(スバル達を除く)が一斉に立ち上がりミソラのもとに集まろうとしたとき、ルナが机を両手でバンと叩き立ち上がった。

 

「ちょっと待ちなさいアナタ達!そんな大勢でミソラちゃんのところに行くつもり?そんなことしたらミソラちゃんに迷惑がかかるとは思わないの?」

 

ルナが立っている生徒に向かって怒鳴ると、ルナの気迫に押されたのか、渋々全員席に座った。それを見てルナも席に座った。

 

「さっきのルナちゃんすごい迫力でびっくりしちゃったよ。いつもこんな感じなの?」

 

小声でスバルに聞くとスバルも驚いていた。

 

「え・・・いや、いつもじゃないけどさっきのは本当に驚いたよ。あんな怖い委員長初めて見たよ」

 

「へぇ~そうなんだ。でもおかげで助かったし、私にはあんなこと絶対真似できないよ。後でお礼言っとかなくちゃ」

 

 

ルナが怒鳴ったせいですっかり空気が重くなったところに育田が戻ってきた。

 

「ん、みんな席に着いてるな。それじゃあ続きを・・・・・ってなんかみんな暗い顔してるみたいだが大丈夫か?」

 

「気のせいですよ先生。早く始めましょう」

 

そうルナが言い、育田は少し戸惑った。

 

「そ、そうか。ならいいんだが・・・・」

 

その後重い空気の中、生田の話は続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・というわけで明日以降授業が始まるから忘れ物はしてこないように。それじゃあ今日はこれで解散だ、号令!」

 

 

 

学校が終わりスバル達七人は校門を出るとジャックが口を開いた。

 

「おいドリル女、お前のせいで終始空気が悪かったじゃねぇーか!」

 

「しょうがないでしょ!ああ言うほかなかったんだから。それにその呼び方いい加減やめてくれないかしら?」

 

ルナが今にもジャックをどうにかしてしまいそうだったのでスバルはルナのフォローに入った。

 

「今のはジャックが悪いよ。委員長は何も悪くないよ」

 

「スバル君の言うとおりだよ。ルナちゃんは私のためにしてくれたことだもん」

 

スバルとミソラに言われ、ジャックは心から謝った。

 

「・・・・お前をせめて悪かった。この通りだ」

 

そう言い頭を下げた。

 

「分かってくれればいいのよ。でも私も少し言い過ぎたわ」

 

二人が仲直りをするとキザマロが話題を変えて話した。

 

「それにしてもツカサ君とジャック君が来ることはある程度予想していましたが、まさかミソラちゃんが来るとは思いませんでした」

 

「確かにキザマロの言う通りね。でも二人はともかくどうしてミソラちゃんはここに来たの?ベイサイドシティにも学校はあるはずだけど・・・・・?」

 

そうルナが聞くと、ミソラは笑顔で話した。

 

「今までずっとお仕事してたせいで全然学校に行けなくて友達がいなかったの。それでみんながいるコダマ小学校来たの」

 

(本当はスバル君に会いたかったからなんだけど流石に皆の前だと言えないよね)

 

ルナはミソラがどうして笑顔で話しているのか気になったが話を続けた。

 

「そ、そうだったの。それじゃあもしかして仕事辞めるの?」

 

「うん。しばらくの間は活動休止するけどいつか必ず復帰するからその時はまたみんなでコンサートに来てね」

 

スバル達はもちろん!と口をそろえて言った。

 

 

 

 

「それじゃあみんなまた明日学校で会いましょ」

 

ルナの言葉で全員が各々の家へ向かい始めるとスバルはミソラが自分と一緒の道にいることに疑問を感じた。

 

「ねぇミソラちゃん?もしかして道に迷ってるの?」

 

スバルはミソラに質問するとミソラは首をかしげた。

 

「別に道に迷ってるわけじゃないよ?だって家がこっちにあるんだもん」

 

「え!?ミソラちゃんベイサイドシティに住んでるんじゃないの!?」

 

「ベイサイドシティから学校に通うの大変だから引っ越してきたの」

 

「あ、そういことか」

 

最初はかなり驚いたスバルだが、少しずつ冷静さを取り戻した。だがこの後これ以上に驚くことが起こるとはこのときのスバルはまだ知らない。そしてスバルは気になっていたことを聞いた。

 

 

「ミソラちゃんって一人暮らしなの?」

 

「ベイサイドシティに住んでいた時は一人だったけど今度は私が心から信じられる人たち三人と一緒に住むの」

 

 

「そうなんだ。その人たちと仲良くね」

 

それを聞いてスバルは安心したが少し残念な気もした。

そうこうしているうちにスバルは家に着いた。

 

「それじゃあミソラちゃんまた明日」

 

その言葉と同時に玄関が開いたと思うと茜が出てきた。

 

「おかえり二人とも。あ、そういえばミソラちゃんが今日から住むからスバルの部屋散らかってたから片づけておいたから。」

 

「・・・・・・母さん今なんて?」

 

「だ・か・ら・ミソラちゃんが今日から家に住むの!何度も言わせるんじゃないわよ!」

 

「そんなの聞いてないよ!それに今初めて知ったし・・・・」

 

『俺も初めて知ったぜ。なんでこんな奴と毎日顔合わせなきゃいけねぇーんだ』

 

ウォーロックがハンターから出るとハープも出てきた。

 

『そんなこと言っても何も変わらないわよウォーロック。現実を見ることね』

 

『現実・・・か。やれやれだぜ』

 

すんなりと腹をくくったウォーロックを見てスバルも覚悟を決めるのであった。

 

 

 

 

 

 




前話と比べるとかなり長めです。
そろそろ執筆にも慣れてきて誤字、脱字が増え始めるころなので気を抜かずに続けていこうと思います。
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