スーパーロボット大戦 狂機戦争   作:ダス・ライヒ

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漫画版やOVA版隼人を更に過激にしたような感じです。

残念ながら、出ることは叶わなかった…! 三人目が終わるのを待ってくれ!


二人目の狂人、レン・クー!

 空より降り注ぐ無数のメカブーストを相手に、本来、三人必要なゲッターカオスを鉄人28号を駆るシュンの援護を受けながら一人で動かし、見事に初陣で勝利した竜騎。だが、次は無い!

 早急に二人目と三人目の発見が必要であるが、二人目は意外と近くにいた。

 

 その名はレン・クー。共産テロリストであり、標的が女子供でも躊躇なく殺す冷酷非道な男!

 だが、それは自らの罪を権力や財力で揉み消す権力層や富裕層に対する憎しみから来る物であった。

 罪状はテロを始めとした他多数の犯罪で囚人惑星イマガワに収監されたが、レンがイマガワに来る前の経緯を語ろう。

 

 

 

 とある権力層、それも行政の大臣とその家族が住む屋敷に、二人目のゲッターカオスのパイロット、レン・クーと彼が率いる共産テロ組織が襲撃を開始した。

 無論、テロを警戒して屋敷には軍の警備隊が展開している。直ぐに迎撃を開始する警備隊であったが、レン・クー率いる共産テロリストたちはまるで特殊部隊の兵士の如く強かった。

 

「ぐわぁ!?」

 

「な、なんだこいつ等!? まるで特殊部隊じゃないか!」

 

 次々とやられていく味方を見て、レンのテロ組織と対峙した軍の警備部隊は畏怖する。

 派遣された部隊はレンの構成員らが単なるテロリストと認識していたらしく、侮っていたようだ。その付けは自らの命を持って支払う事となり、瞬く間に部隊の将兵等は次々と撃ち殺されるか、手榴弾で爆殺されていく。

 リーダーであるレン自身も強く、彼に銃口を向けら兵士たちは手にしているライフルで撃ち殺されるか、左手に付けたカギ爪で抉られて殺された。

 死神の如く、レンは自分に立ち向かった者たちの命を狩った。彼の周りは血と死体で溢れかえっていた。否、行く先は死体が転がり、まだ息のある兵士が居たが、レンは容赦なく銃弾を撃ち込んでとどめを刺す。

 

「ひぃっ!? 来たぁ!!」

 

「下がって!」

 

 あっという間に防衛線は突破され、レンとその一味が大臣が立て籠もる地下のシェルターへと迫る。

 大臣一家が怯える中、部隊長と将校らは分厚い扉から彼らを下がらせ、残った兵士たちと共に銃を構えてレン一味を待ち構える。

 

「中からロックされております」

 

「ハッキングして解除しろ。素早く済ませろ。増援が来る」

 

 部下から中から扉が閉じられていると聞いた返り血塗れのレンは冷静に指示を出し、電子戦に長けた部下にハッキングを命じて扉を開けさせる。

 ハッキング専門の部下は手練れであり、十秒もしない内にドアのセキュリティーをハッキングしてレンの指示通りに扉のロックを解除した。それを声に出さずに表情だけで伝えれば、レンは突入の配置に着くように部下たちに手話で命じる。

 配置が完了すれば、拳銃を持った部下がドアを開き、ドアの左右に配置している閃光手榴弾を持った部下二名が安全栓を外したそれをシェルター内に投擲し、待ち構えている兵士たちの目を眩ませる。

 

「し、しまった! 閃光弾だ!」

 

 敵の目が眩んでいる内に、ライフルから拳銃や短機関銃に持ち替えたレンとその部下たちはシェルター内に突入して一気に残りの警備部隊の兵士たちを撃ち殺す。レンはカギ爪で惨殺し、残った最後の兵士を拳銃で射殺した。

 

「ぜ、全滅…!?」

 

「どうも、こんばんは。大臣殿とそのご家族の方々。わたくしは、レン・クーと申します。今回、貴方のご家庭にお邪魔したのは、制裁が目的でございます」

 

 呼び寄せた警備部隊を壊滅させたレンに、大臣たちが恐怖する中、彼は礼儀正しく紳士的に怯える大臣たちに向けて挨拶を行い、同時に目的を告げる。

 レンが大臣の屋敷を襲撃したのは、あることの制裁が目的であった。それを果たすべく、レンは大臣に近付き、その権力で握り潰した罪状を語り始める。

 

「貴方は汚職、隠蔽、その他諸々の数え切れぬ犯罪を行ってきた。それを自身の権力で揉み消す。うーむ、良くある汚職大臣だな。だが、お孫さんだけは除いて、奥さんに息子さん、娘さんに、息子夫婦の方々は犯罪一家だ」

 

 メモを懐から出し、大臣の隠蔽した罪状を読み上げていく中、良くある物と思って捨て、大臣の家族、それも息子夫婦に至るまで犯罪一家だと告げる。ただし、孫の方はまだ十代にも満たない上、何の犯罪も犯したことは無い。

 そんなレンに対し、大臣は共産主義は無意味だと罵る。

 

「き、貴様ら共産主義者のやっていることは無意味だ! 歴史を振り返ってみろ!」

 

「あぁ、知ってますよ。だけど、あなた方権力層の汚職や富裕層の行いが、共産主義を生み出す結果になったことはご存じないようだ。現に共産主義を掲げた反政府勢力が誕生し、テロ行為を続けている。違いますかね?」

 

「くっ…!」

 

 無意味だと罵ったが、自分ら権力層の行いが共産主義を生み出すと反論され、何も言い返せなかった。

 そんなレンは孫に拳銃を向け、息子夫婦がひき逃げの隠蔽を行ったことを告げる。

 

「き、貴様!? 子供に銃を向けるなんて!」

 

「止めてぇ!」

 

「子供に銃を向けるな? あなた方夫婦は、ひき逃げを行ったそうですね。公式には事故だったと報じられましたが、調べれば直ぐにひき逃げだと子供でも分かりますよ。それに、あなた方が轢いたのは幼い子供、即死だったそうです。丁度、あなた方のお子さんの歳の子だ!」

 

 ひき逃げを権力を使って事故にした息子夫婦に対し、レンは夫婦の息子、即ち大臣の孫のを頭部を撃って射殺した。

 

「きゃぁぁぁ!?」

 

「お、お前! なんてことを!!」

 

「なんてことだと…? 自分の息子と同じくらいの子を、撥ね殺したお前たちが言うことか!? 君たちの息子を俺が殺すように、お前たちは見ず知らずの子供を撥ね殺し! 挙句に事故にした! ひき逃げなのに!!」

 

 息子を射殺されて悲鳴を上げる母と、怒りを燃やす父に向け、レンは夫婦が撥ね殺した子供を事故で死んだと告げたお前たちが言うなと銃口を向けながら反論する。

 更にレンは大臣一家がこれまで揉み消してきた事件を暴いていく。

 彼がこれ程までに権力層を憎み、共産主義者になったのは、学生時代に権力層に両親や家族を奪われたからだ。故にレンは共産主義の実態を知ろうとも、腐敗して自らの罪を権力や財力を使って揉み消す権力層や富裕層などの上流階級を憎み、周りから悪だと罵られようとも裁き続ける。

 狂気とも言える信念で、彼はこうして共産テロを続けているのだ。だが、腐敗した上流階級を憎む余り、賛同した同志たちですら引かせる行為に及ぶこともある。

 それが今、同志たちの目の前でレンが行っていた。

 

「まだあるぞぉ! 窃盗、強盗、詐欺! 強姦! 殺人! 死体損壊! えぇい、お前たちはどれほどの罪を犯したんだ!? 巨悪じゃないか! 犯罪一家だぁ!! なんでこんな奴らが政界の上位に居るんだ!? もう我慢できない! お前たち全員死ね! 死ね! 死ねぇぇぇ!!」

 

 余りの罪状の多さにレンは怒り狂い、大臣一家を両手に付けたカギ爪で惨殺し始めた。

 全員をレンの目の前に集め、逃げられないように両手両足を縛り付け為、大臣一家は逃げられなかった。そんな動けない上に抵抗できない大臣一家に、正気を失い、殺意の波動に目覚めたレンはカギ爪を振るい、一人、また一人と惨殺していく。

 辺り一面に血と肉片が飛び散り、近くに立つ部下たちは返り血を浴びる。その中でグループに入って日が浅い少女は、目前に行われる光景に我慢できず、嘔吐してしまった。

 やがて大臣一家が物と原形を留めぬくらいの肉片と化せば、息を切らしたレンはカギ爪を振るうの止め、少し呼吸を整えてから冷静沈着な性格に戻り、部下たちに撤収を命じる。

 

「さぁ、撤収するぞ。もうじき敵の増援が来る」

 

「こんなの、狂ってますよ…!」

 

 撤収を命じるレンに対し、嘔吐した少女は口を拭いながら彼に先の行いを咎めた。

 

「なんですか、これ? 子供まで殺すなんて…! こんなの粛正じゃないですよ…! 私たち、まるでただの殺人集団じゃないですか…!?」

 

「ただの殺人集団…? なんだ、自分の思っていたのと違えば、文句を言うのか…?」

 

 その新人の咎めに対し、レンは悍ましい目付きで彼女を睨みつけながら自分のやり方に文句があるのかと問う。

 他の部下たちは新米の同志を助けようともしなかった。レンに異論し、誰一人すら生きていなかったことを分かっていたからだ。

 

「だって、これはただの殺人…」

 

 レンのやり方に異論を唱える少女であったが、それが彼の癪に障ったのか、両目を彼が高速で放った右手の二つの指で潰された。続けてレンは少女の耳を削ぎ、最後は鼻を引き千切る。

 

「目だ! 耳だ! 鼻だァ!!」

 

 粛正であった。彼が叫びながら目を潰し、耳を削ぎ、鼻を引き千切っ後、悶え苦しむ少女の首を踏み付けて息の根を止める。死んだ少女に対し、レンは哀悼の意を表することなく、軽い気持ちで自分の組織に参加した彼女を咎めた。

 

「全く、ノリで参加した奴は直ぐこれだ。今度は本気な者にしろ。革命をヒーローごっこと一緒にされては困る」

 

 恐怖で支配されている部下たちにそう告げた後、レンは片手を上げて部下たちについてくるように指示した。

 

 それから数か月後、レンのテロ組織は軍の本気の制圧作戦の前に敗れ去り、彼の同志たちは兵士たちに殺されるか凌辱された。

 そして、レンは重罪人として惑星イマガワに収監される。通常なら処刑されてもおかしくないが、何故かイマガワに収監された。

 その理由は一つ、レン・クーもゲッター線に選ばれたからだ!

 

 

 

 時は戻り、ガイゾック襲撃後のイマガワにて、自分が収容されていた牢を破壊され、出て来たレンは辺り一面が死で溢れかえっていることに驚いていた。

 

「い、一体、何が…!?」

 

 そんな驚いているレンに、彼からするゲッター線の匂いを感じ取ったシュンが見付け、目前に姿を現す。

 

「見付けたぞ、第二のゲッターに選ばれし者」

 

「な、なんだあんたは!? 一体何が起きてるんだ!? 教えてくれ!」

 

 いきなり現れ早々に何の説明もなしに言うシュンに対し、レンは何が起きたのか説明を請うが、目前の大男は何の説明もせず、目にも止まらぬ速さで接近して腹を強打した。

 

「グハッ!?」

 

「説明の時間がねぇんだよ。なんたって、インベーダーが来やがったからな」

 

 気絶したレンを抱え、シュンは空を見上げながら彼に告げた。彼が言う通り、上空からはゲッター線を糧として生きる異形宇宙生物、インベーダーが多数襲来していた。

 メカブーストの襲撃を運よく生き延びた生存者たちは、新たに襲来したインベーダーによって虐殺されていく。

 またも断末魔が周辺から聞こえてくる中、レンを抱えたシュンはゲッターカオスと鉄人28号がある場所へと辿り着いた。嘉承が出迎える。

 

「その御仁、もしや」

 

「あぁ、第二のゲッターのパイロットだよ、坊さんよ」

 

「ゲッターに選ばれた第二の者、貴方がお抱えになっているその者ですな」

 

 出迎えた嘉承に対し、シュンはレンが第二のゲッターカオスのパイロットであると告げる。

 

「よし、乗せるぞ。直ぐに戦ってもらわなきゃならねぇ」

 

「承知した。拙僧がクラッシャー号へ搭乗しよう」

 

 それと同時にレンを強制的にクレイジー号に乗せると言えば、嘉承は承知してまだパイロットが見付からないクラッシャー号へと向かう。

 シュンがレンを抱えてクレイジー号にまで来れば、ゲッターロボ専用のパイロットスーツを着た竜騎が姿を現し、抱えている男について問う。

 

「おい、また化け物が来るんだってな! 来るから、なんかゲッターの中にあったこいつを着たぞ! そんで、あんたが抱えてる男は何もんだ?」

 

「お前と同じ不運な奴さ。三人目は見付からなかったが、代わりに坊さんが乗る。お前は速くサイコ号に乗れ」

 

「ゲッターに選ばれたとはいえ、そんな見ず知らずな野郎と一緒に戦えるかよ」

 

「良いから乗れ。ゲッターは三人乗らねぇと本来の力が出ねぇんだ。俺がフォローする。お前は黙ってゲッターに乗って暴れろ」

 

「ちっ、俺が死んだらあんたの所為だかんな!」

 

 抱えているレンを同じ哀れな男と紹介すれば、竜騎は知らない奴と一緒に戦いたくないと文句を言う。これにシュンはゲッターロボは三人乗らないと本来のパワーが発揮できないと答え、竜騎をサイコ号に乗せた。

 竜騎と嘉承がそれぞれのゲットマシンに乗り込む中、クレイジー号に乗せられた直後で気が付いたレンはいきなり座席に座らされていることに驚き、何をさせる気かと自分を無理やり乗せたシュンに問い詰める。

 

「な、なんだこれは!? なぜ俺がマシンに乗っている!? 何をやらせる気だァ!?」

 

「良いから黙って、操縦桿を掴んでろ! お前はそれだけで良いんだよ!」

 

「何だと!? 今すぐ解放しろ! おい! 待てぇ! 待ってくれぇ!」

 

 その問いにシュンは操縦桿だけ握っていれば良いと答え、レンを無理やりクレイジー号に乗せた。それからサイコ号に乗る竜騎とクラッシャー号に乗る嘉承に合図を出し、レン共々出撃させた。

 クレイジー号は自動操縦で動いており、何が何だか分からないでいるレンは出撃した際に発生したGで悲鳴を上げる。

 

『にゃァァァ!?』

 

「こいつ、大丈夫なのか? 坊さん、あんたは大丈夫か!?」

 

『これしき! 修行を思い出せば、そよ風程度な物!』

 

「よし、合体だ! チェンジ、ゲッターァ、カオス1ンンン!!」

 

 悲鳴を上げるレンに竜騎は不安を覚える中、嘉承に無事を問う。これに嘉承はこの多大なGをそよ風と表す。無事が分かれば竜騎は基本形態であるゲッターカオス1に三機のマシンを合体させ、イマガワで殺戮を始める新参者たるインベーダーを攻撃し始める。

 地上に居る陸戦型のインベーダーの頭部に上からかかと落しを食らわせて粉砕した後、死体をチョップで切断して次のインベーダーを攻撃する。

 無理やり乗せられ、合体させられて戦うゲッターカオス1に乗るレンは更に混乱する。当然の反応だろう。

 

「何だこれは!? あの生物は何なんだ!? 降ろしてくれ! 頼むぅ!!」

 

『煩い野郎だ。叩き出すか?』

 

『拙僧は反対ですぞ。ゲッターロボとは三つ合わさってこそ、本来の力を発揮する物。それに乗る人も三つ揃わねば、目前の異形の怪物に容易く倒されてしまう』

 

『坊さんの言う通りに我慢しろ! 今はインベーダー共をぶち殺すのが先だ!』

 

 騒ぐレンを鬱陶しく感じる竜騎は叩き出すかと問えば、嘉承は反対の声を上げる。これにシュンは我慢するように伝えれば、竜騎は苛立って舌打ちしながらトマホークを出し、インベーダーを殺し続け、初陣の一人の時はなぜ強かったのかと問う。

 

「ちっ、三人乗らなきゃ意味がねぇのかよ! 一人の時はどうしたんだ!?」

 

『ありゃあ、メカブーストが弱かっただけだ。本来は三人乗ってこそのゲッターロボなんだよ!』

 

 竜騎の初陣の時の問いに、シュンはあの時はメカブーストが弱かったからと答える。それに続いてか、嘉承は三つの心が合わされば、更にゲッターロボは強くなると説く。この間にもレンは恐怖で叫び続けていた。

 

『あぁぁぁ!? 出せ! 出してくれぇぇぇ!!』

 

「その剣客の言う通り、三つの心が合わされば、ゲッターロボは更なる力を発揮する。故に今のゲッターカオスは軟弱その物。この戦、勝てるかどうかは天の気紛れ次第」

 

『神様次第って所かよ! 煩い奴に坊さんの説教、全く最高な状況だぜ! ゲッタービームぅ!!』

 

 余りのカオスな状況を、竜騎はゲッタービームを撃って地上型と飛行型のインベーダーを一掃した。ゲッターカオス1は少しばかり動かなくなるが、そこをシュンの鉄人28号がフォローする。

 

『後ろに気を付けろ!』

 

「済まねぇ! どわっ!?」

 

 シュンが注意すれば、竜騎はそれに感謝の言葉を返した、その瞬間、高速移動するインベーダーの攻撃を受けてゲッターカオス1は吹き飛ばされる。

 

「なんだこいつは!?」

 

『なんだこの衝撃は!? 物凄く速い物体に攻撃されたぞ!?』

 

『クソったれ。なんでこんな速い奴が居るんだ!? ぬわっ!』

 

 攻撃された竜騎は周囲を見渡す中、シュンは高速移動が出来るインベーダーの攻撃を受けたと答え、そのインベーダーからの攻撃を受けて乗っている鉄人28号が吹き飛ばされる。

 直ぐに反撃に出る竜騎たちであるが、高速移動するインベーダーには敵わず、一方的に攻撃されるばかりだ。意地になって竜騎も滅多やたらにゲッタービームを乱射するが、シュンの鉄人28号を誤射し掛けるだけで何の意味もない。

 

「クソっ! クソがァ! なんで当たらねえ!?」

 

『止めろバカ! そんなに撃つんじゃねぇ!』

 

『こうなれば二番の伝統、素早さの2になるしかあるまい!』

 

『ゲッターカオス2だと!?』

 

 状況が打破できぬと判断してか、嘉承は素早さの二番、即ちゲッターカオス2に変形するしか無いと断言した。これに竜騎とレンが驚きの声を上げる中、カオス1のパイロットたる少年は嫌がる。クレイジー号に乗るレンに、自分の命を預けられないのだ。

 

「あんなビビッて叫んでる奴に、俺の命を預けられるか! 今すぐあのすばしっこい奴をぶっ殺してやる!!」

 

『駄々を捏ねなさるな! 今は生き残り、勝利することが目標! それが理解できぬと言うなら、ここで死になされ!』

 

「ちっ、分かったよ。おい、絶叫野郎、テメェの出番だ!」

 

 嘉承の説教を受け、ゲッターカオス2のレンに委ねる他ないと判断した竜騎は合体を解いた。理解できぬレンは更に混乱する中、三つのゲットマシンに戻り、ゲッターカオス2の合体シークエンスに移る。

 

「また分離したぞ!? 何が起きているんだ!?」

 

『テメェが一番だ! 俺らは合わせるぜ!』

 

『承知! 拙僧が中央に!』

 

 レンのクレイジー号を先頭に、中央に嘉承が乗るクラッシャー号、最後は竜騎のサイコ号が続く。自動操縦に切り替わっているため、合体はすんなりいった。インベーダーからの攻撃はシュンの鉄人28号が防いでいるため、最初の時と同じように合体は成功した。

 三つのゲットマシンが合体し、ゲッターカオスは新たな姿、ゲッターカオス2に変貌する。右手は鋭利なクロー、左手は鋭いドリル、体系は高速で移動するために細い物であった。

 当然、操縦の優先順位はクレイジー号に乗るレンに移る。突然、操縦が出来るようになったレンはまだ混乱していた。

 

「なんだ!? どうなっている!?」

 

『腹を決めろ! お前はゲッターカオス2のパイロットとなった! 死にたくなければ、襲ってくる化け物をぶち殺せ! 操縦マニュアルは、近くの箱にある!』

 

 シュンに言われたレンは混乱していたが、再び高速移動型インベーダーの攻撃を受け、慌てて操縦マニュアルを取り出して操縦方法を確認する。

 こんな状況にも関わらず、レンは操縦マニュアルを秒で読み終え、操縦方法を一瞬にして理解してクローで高速型インベーダーに反撃した。恐ろしい速さだ。

 

『こいつ!? なんだ覚えたんだ!?』

 

「簡単すぎる、簡単すぎるぞぉ! ハハハ、なんて簡単な操縦方法で圧倒的なパワーなんだ…! フハハハ! 死ねぇ!!」

 

 竜騎が驚く中、瞬く間に機体の特性とパワーを知ったレンは笑い声を上げながら高速型インベーダーを圧倒し始める。

 あれほど圧倒していた高速型インベーダーは恐怖して逃げようとするが、ゲッターカオス2は高速戦闘の形態であり、一瞬に追いついてクローで嬲り殺される。

 

「凄い、凄いぞこのマシンは! もっと試さなくては! 武器はこれかぁ…! ドリルハリケェェェン!!」

 

 先の混乱ぶりは何処へやら。すっかりとゲッターロボの虜となったレンは左手のドリルを高速回転させ、周囲のインベーダーを殺し始めた。ドリルの高速回転に巻き込まれたインベーダーは一瞬にして粉砕され、奇声を発しながら暴れ回るレンに殺されていく。

 

「キエァァァ!! 死ね! 死ね! 死ねぇぇぇ!!」

 

 やがてドリルとゲッターカオス2が止まるころには、周囲のインベーダーは一掃されていた。

 

「や、やべぇ…!」

 

『なんて奴だ、こいつは…!?』

 

『恐ろしい…! まるで阿修羅よ…!』

 

 レンとゲッターカオス2の組み合わせの恐ろしさに一同が驚く中、そのゲッターカオス2に乗る共産テロリストは何を考えてか、惑星に向かってドリルを突き刺そうと高速で突っ込み始める。

 

「次はこの惑星を破壊できるかどうかのテストだァ! 行けぇぇぇ!!」

 

『なんだと!?』

 

『正気か!?』

 

 なんと、惑星イマガワを破壊しようと言うのだ。それを食い止めるべく、シュンは鉄人28号のブーストをフルにし、何とか喰らい付くことに成功する。

 

「なんだ貴様ァ!? 離せぇ! 俺はこの惑星を破壊できるかどうか試すのだァ!」

 

『馬鹿が! そこまでやれなんて言ってない!』

 

 喰らい付いた鉄人28号を引き剥がそうと、暴れ回るレンであるが、シュンは彼を止めるために機体から降り、物の数秒でコクピットのハッチがある場所まで到達し、ハッチを高速移動の中で開く。どうやって開いたかは、無理やりこじ開けたのだ。

 

「こいつぅ…! 俺の実験の邪魔をするなどォ…! 死ねぇ!」

 

「呑み込まれてんじゃ、ねぇ!」

 

 ハッチを開けて侵入して来たシュンに対し、レンは手刀を放って彼の目を潰そうとしたが、躱されて顔面を殴られ、更には腹に強烈な蹴りを入れ込まれて昏倒した。

 操縦者を失ったゲッターカオス2はそのまま地面に落下していき、やがては地面に激突して地面に鉄人28号共々横たわる。シュンは外へと投げ出されたが、並の人間ではない為に無事であった。

 

 こうして、ゲッターカオスに二番目の男、レン・クーが加わった。

 次は第三のゲッター線に選ばれし最後の者である。三つの選ばれし者と力に心が揃う時、ゲッターカオスは完全な物となる…!




教えてくれ、こいつは味方キャラなのか…?

次は三人目の登場です。マ・ドンソク兄貴がゲッターロボに乗ります。

二つ目の読者参加型はどっちにしたい?

  • ガンダム宇宙世紀(0083)
  • 無限戦争、SEEDのオーブ戦みたいな奴
  • 二度転生のデグ様の過去
  • 艦艇。ただし、WW2の艦艇
  • 狂機戦争だけにしろ!
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