Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア 作:ぼけなす
——————決着はついた、あとは語るのみ
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*月「日(水)
(前ページから続き)
結論から言えば、フルボッコで勝てた。
砲台破壊班とフィーネをボコる班に分かれて、戦闘開始した。自分は砲台破壊班として、キャスニキと沖田オルタ、マンドリカルドの三人と簡易で喚び出したサーヴァントと一緒に砲台を破壊しに行きました。
しかし、フィーネがノイズを千体くらい喚び出し、しかもノイズ達を合体させて、大型巨人ノイズとなって、俺達に襲いかかってきた。
魔人さんと、マンドリカルドに団体ノイズを任せて、巨人ノイズはキャスニキの【
ぶっちゃけ、その光景はウルトラマンVSバルタン星人だった。
我が義妹も「リアル円谷プロダ●ト、キター!!」とお目めをきらめかせて叫んでいた。いや、戦いに集中しろよ。お前の相手のフィーネも、「えぇー……」って顔してるぞ。
まあ、我らのAUO(キャスター)の
おまけに時折りくるロビンフッドの妨害攻撃で、攻撃モーションさせないし。
団体ノイズの殲滅は響ちゃん達も参加していた。なんか【エクスドライブモード】だっけ?
シンフォギアの限定解除みたいもので、某野菜人並の人外レベルまでパワーアップしたおかげで、団体で来ていたノイズを汗ひとつかかずに殲滅していた。
……てか、クリスさんや。ミサイルとかバンバン撃ってますが、今の親御さん見たら、まるで『最終兵器彼女』って思われるぞ。
そう叫んでみたら、ミサイル一つがこっちにきた。ノイズついでに俺もやろうとしたらな!?
こぇーよ、ソネット家の娘さん。
フィーネもフィーネで、立香が簡易召喚(フレンド)された俺のサーヴァントであるカーマ(闇の聖杯概念装備済み)やオベロン(誰かのフレンド?)の超火力で、迫られてたし。
文字通りのフルボッコタイムで前哨戦は圧勝していたわけで。まあ、ふざけつつ戦っていたら、フィーネがブチギレ。
今度は【カ・ディンギル】からデュランダルを取り出し、ティアマト神みたいに大怪獣へと変身!!
【
てか、逆に破壊されてしまう!!
これはまずいと思ってたら、ギルガメッシュ王が「ふんっ、黙示録の龍のつもりか。つまらん装いを」とぼやいていた。
それを聞いた義妹が目をキランッと輝かせていたところを見た。いや見てしまった。あれはとんでもねぇーことを考えてるときにするものだ。
その予想通り、響ちゃん達が【黙示録の赤き竜】のフィーネと戦ってる最中、再生力が半端ない彼女に対して、デュランダルを使って、活路を見出そうとしていた。
そのデュランダルはフィーネの巨体の中にある。ならば、どうやってこじ開けようかという話の中で、立香がサーヴァントを召喚。
その名は、
——————シグルドとブリュンヒルデというか北欧夫妻であった
いや、なんでさ。ブリュンヒルデは
でもさ、ついでみたいにシグルドが来るのは、なんでなの。グラムとかそういうのここにはないじゃん。ちなみに、なんで召喚されたのか、聞いてみたら、
「愛ゆえに共に参った次第。妻あるところに当方あり!!」という漢らしい言葉で片付けられていた。ブリュンヒルデが後ろで照れながら、大槍を燃やしてたけど。
フィーネだが、シグルドを目に入れた瞬間、ゾッとしていた。彼女の身体は今、龍関係となりまして、モロにドラゴンスレイヤーの対象に入ってる。
なので、潜在的な恐怖が勝ったのか、シグルドへ集中攻撃。シグルドはメガネを光らせながら、回避し、
——————宝具でやっちゃって♡
その言葉共にシグルド氏は、
「魔剣完了。貴殿の矜持、見せてもらおう。是なるは破滅の黎———『
と、決め台詞と共に放たれた宝具。フィーネが防御するも、あっさり貫き、悶え苦しむ。
マイシスターはそれを見て、「愉悦ぅ」と、恍惚していた。
いい性格してるよお前は。それに感化されたブリュンヒルデも、やる気満々となり、同じく宝具『
…………シグルドを巻き込んで
「届け、届け、届け!私の……『
「ぐぁあああああ!!」
というセットで行われる惨劇。おまけに簡易召喚で招いた『マーリン』、『孔明(自分のを借りたフレンド)』で最高火力の宝具で!!
あまりの綺麗な惨殺劇に、ひぐらしが鳴いてる気がしました……。
なお、これにはスーパーサイヤ人な響ちゃんもビックリ!!
「あれ、大丈夫ですか!?」と血を噴き出すシグルドに対して、「大丈夫だ、問題ない」って返しておいた。
そのとき、俺の目が死んでいたそうだが、気にしてはならない。いつものことだ、うん。いつものことなんだよ……。
まあ、おかげでフィーネに致命傷を与え、しばらく再生している間に、響ちゃん達がデュランダルをゲット。
さあ、使おうって段階で、なんか全身黒く染まってイービルヒーローみたいなっていった。
確か、あれって、暴走状態らしく、見境いなしに襲う傾向になるモードだっけ?
まあ、なんか『みんなの力で!!』って感じの気合いと根性で、暴走状態を抑え込んだみたいだけど。
そうして、デュランダルの斬撃がフィーネを斬り裂く。デュランダルという超高密度のエネルギー源を失い、再生力が高くなくなったフィーネへとどめを刺した。
だが、それでもしぶといフィーネ。なんと、宝石に【フォニックゲイン】というエネルギーを込めていた!
まずい、俺が話しちゃった内容を元に成功していたのか!
それを使って、なんと全快まで回復していったフィーネ。対して響ちゃん達は、もう一度使おうとしたデュランダルを、フィーネの鞭で零れ落としてしまった。
今度はフィーネが砲口を形どり、響ちゃんへ向け、高密度エネルギーで、消し飛ばそうとしていた。
これはまずい。今すぐ向かおうにも、残ったノイズ達が妨害してきた。
通信越しから、響ちゃんの名前を叫ぶ未来ちゃん達のBGMを流しながら、俺は一つ命じていた。
——————じゃ、あとは任せた。マイフレンド
デュランダルを扱う英雄がここにもいた。違う世界と言えど、その聖遺物はかつてマンドリカルドがアトランティスで、真名解放し、宝具を放っていた。
俺はマンドリカルドにはデュランダルをもし手にしたら、使え。そう命じていた。フィーネはマンドリカルドなど眼中に入れていなかったようだ。
おかげで、何の問題もなく、フィーネにデュランダルの一撃を与えられた。
マンドリカルドの一撃はとどめだった。フィーネはその一撃を受けて、巨体が崩れ始める。
さらに、高笑いしたギルガメッシュ王の宝具、
フィーネは元の人の形へ戻っていった。
元より、デュランダルの代用をしていた宝石なのだが、デュランダルと比べるとエネルギー源が無尽蔵とは言えない。一度限りの救済措置だ。
それがなければ、もう彼女に勝ち目などない。
元に戻ったフィーネを響ちゃんは「もう終わりにしよう」と言う。
彼女の言葉を聞き、フィーネは笑う。そして、最後の悪あがきを見せた。
なんと月の欠片を鞭で、落としていったのだ。
これは最後の意地だ。数千年の旅の果て。求めてきたものが無駄ではないと言うための意地だ。
だから、彼女は最後の力で月の欠片を落とす。
そんな彼女を、響ちゃんは微笑み返して、月の欠片よ破壊へと向かうことを言っていた。
フィーネ……櫻井了子は「胸の歌を信じなさい」と言い、塵となって消えて行った。
彼女は最後の最後で響ちゃんを認めたんだろう。きっとその最後は、悔いなきものなのだろうな。
…………後ろで英雄王が「……いずれ復活したときには覚えてろ」と言っていた言葉を気にしてはならない。気にしたら負けだ。……フィーネの転生体が俺達がいるときに、また現れないように祈ろう。
さて、この話はここまで。
響ちゃん達は月へ旅立ち、俺達は…………ま、なるようになるさ。
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「——————じゃ、あとは任せた。マイフレンド」
空太郎の言葉とともに、マンドリカルドがデュランダルを手に、フィーネを斬り裂く。
彼の一撃で、フィーネは元の人の形へ戻っていった。
戦いは終わった。
フィーネが勝つことはなかった。けれど、彼女は最後の最期まで足掻く。
「はァァァァァ!!」
月の欠片を地球へ衝突させるべく、彼女は最後の力を振り絞り、使い果たした。
「ハァハァ……ハハハ、どうだ。これが数千年の想いだ。止められるものなら止めてみろ! そしていつか、あの方への想いを伝えてみせる!」
無駄にしない。私の歩みが無駄だとは言わせない。方法が間違っていたとしても、この想いが間違いだとは言わせないと言わんばかりに彼女は高笑いをする。
そんな彼女に、
「うん。そうしてください。そして、伝えてください。私達はどんなことがあっても繋がっていけると」
立花響は伝えてほしいと、頼む。
私はきっとわかり合えることを。呪詛があったとしても大丈夫だと。
彼女の微笑みに、フィーネの高笑いは自然と収まっていた。響の微笑みが、その善性がとても眩しくて……。
「フフ、そうね……えぇ。きっと伝えるわ。あの方だけじゃなくて、これから生きる人にも……」
毒気を抜かれたフィーネは天を見上げる。いつの間にか、日の出へと変わっていた。彼女の心を表すかのように、夜から、朝日を迎えていた。
「これが最期の試練ってことで許してね」
「はい。いいですよ。私達が乗り越えるところを見ててください」
「ホント……貴女って子は」
どこまでも真っ直ぐで、どこまでもお人好し。
それが立花響だったと、彼女は改めて認識した。だから……。
「胸の歌を信じなさい。そうすれば貴女はどこだっていけるわ」
神代の巫女フィーネではなく、特機部ニの了子として響にアドバイスした。もう満足だ。最期見たのが人がもう大丈夫であると、教えられた。
今までのダメージと無茶のフィードバックにより、フィーネが塵となって消えていく。微笑みながら消えていくフィーネを、響は最後まで見守り、落ちていこうとする月の欠片に目を向ける。
これが最後の試練なら乗り越えてみせる。きっと!
「ごめん、今から行ってくるね未来」
大切な親友を守るために。そしてこの世界を生きる人を守るために。
「それと空太郎さん!」
と響達が飛び立とうとしたとき、響は、はにかんだ笑みを空太郎へ向ける。
「背中を押してくれてありがとう! カッコよかったよ!」
勇気を魅せてくれた彼にお礼を言って、月の欠片へ飛び立った。
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「ヒューヒュー、さすが色男だねぇー、お兄ちゃん」
「やかましい。……てか、サーヴァント達が帰還し始めているんだけど」
戦いが終わり、お兄ちゃん達は消えていくサーヴァント達に目を向ける。……いつも、消えゆく仲間を悲しそうな目で見ている。
「やりがいある仕事だったぜ、マスター。また頼むな!!」
「じゃ、キャスニキ、大怪獣決戦のときに呼ぶねー」
「……いや、ウルトラマンじゃねぇんだから」
キャスニキと別れ、
「俺、役に立ちましたねぇ。こんな地味な工作しかできなかったですし」
「ロビンの工作や毒矢でフィーネも、なかなか攻め切れなかった。ありがとう、また頼むね」
「……ホント、あんたって人は。ま。またやりやすか。じゃ、また」
ロビンフッドと別れ、
「結局、マスターとは長くいられなかった。もっといたかったのだが」
「魔人さん、またカルデアで会えるって。そのとき、おでんとか食べさせてやるから」
「ではお好み焼きおでんので」
「それはやめて」
『苦労かけるな、主のマスター……』
魔人沖田オルタと別れ、
「……なんか、手に馴染んでいたようなそんな感じがしたっス」
「かっこよかったよ、マイフレンド! カルデアに戻ったら、金時とかに話しておくね!!」
「やめて……恥ずかしくて、なんかやめて」
「ではなぎ子さんで」
「それ、絶対煽られるヤツですよねぇ!? 全く……けど、ありがとうございますっス」
マンドリカルドと別れた。
彼らは光の粒子となって消えていった。それを見て、リボンをつけた女の子が、お兄ちゃんに話しかけてきた。
「……フィーネさんのようになったの?」
「いや、カルデアに戻ったんだよ未来ちゃん。カルデアに戻ればまた会える。そう、また会えるさ」
「……響達は大丈夫ですか」
「信じようよ。友達はスゴイヤツだって」
お兄ちゃんは響ちゃん……だっけ? その女の子のことを生きて帰ってくることを信じてるようだ。同時に……眩しそうに見ていた。
……彼女はカルデア側にもできなかったこと。『敵対したときであっても分かり合える』ことをやってのけたのだ。
だから、きっと羨ましいのだと思う。彼女のその善性の強さが。
「……てか、本来ならサーヴァントが帰還してたら、俺らも帰還してるんだがねぇ。どうしてだ」
「ダ・ヴィンチちゃん曰く、こことカルデアの境界が強いからねぇ。まあ、私をここへレイシフトするにも、お兄ちゃんがいる座標がなかなか定まらなかったからだし」
「マジか。通りでサーヴァントがなかなか召喚できないわけだ。マシュとかもこれそう?」
「難しいかな? でもあと一人は来るよ!!」
「…………どうかマシュでありますように、マシュでありますように!!」
お兄ちゃんはマシュという常識人が来ることを願ってるようだ。フフフ……誰がくるか、楽しみだよぉ。
うちのマスターこと仲間はいろいろぶっ飛んでるからネ!!
なお、ギルギルはまだ帰還してませしぇん。理由? 英雄王だから(QED)。
「まだ用事があるんですか、ギルガメッシュ王……」
「フンッ、そう身構えるな。
「いや、まあ確かにいいんですが」
「だが、その前にノイズという害虫駆除を頼まねばならん。ハウスキーパーを呼べ」
「ハウスキーパーで駆除できるのかな、ノイズって」
携帯を見て考えるお兄ちゃん。
「それに……貴様で遊ぶのもなかなか楽しそうだ」
「ちくせう、そう思ったよ!!」
「我がマスター、藤丸立香の兄よ。存分に道化せよ」
「……絶対この人、世界めちゃくちゃにするよ。経済界に出てくるよ」
確かに経営力がすごいからねぇ。まあ、ギルギルは宝物庫だけでなく【シンフォギア】で使われている聖遺物に興味をもっているそうだし、場合によってはコレクターするのかも?
ついでにお兄ちゃんで遊ぶつもりみたいだし。フッフッフ……これは面白くなってきたね!!
「あぁ……もう俺の平和。今日までなのかなぁ」
登る朝日を見ながら、お兄ちゃんはそう呟いていた。平和? 平穏? お兄ちゃんにそんなこと許さないよ?
だってオモシロクないのだから。
決着!!
というわけでゲームでは最高火力ゲームが行われてそうな感じで勧められてますが、ストーリーではシグルドが出てきてブリュンヒルデに刺されて、ひぐらしがなく頃に、終わる(←何これ)
なお、シグルドとブリュンヒルデはまだ帰還させてません。
どうしようかな、この二人。主にシグルド氏で(愉悦)
次回、エピローグです。感動の再会があなたを待ってます————
———————台無しになるけど