Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア   作:ぼけなす

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——————まあ、当然の報いかもね。乙女の大切なものをもらっちゃったから
—————押し売られたのになぁ。どんまい、空太郎


第三十二話 この身が傷ついていこうとも

ーーーー

 

 

「神獣鏡をギアとして 人の身に纏わせたのですね」

「……ナスターシャ、今は寝ていなければ」

「構いません。あれは封印解除に不可欠なれど 人の心を惑わす力。あなたの差し金ですね、ドクター」

「ふん、使い時に使ったまでの事ですよ」

 

 ウェルが鼻で笑って一蹴する。こいつはここまでやるか、さすが……だ。

 

 外道戦法とはまさにこのことだな。

 

「LiNKER使って、装者に仕立て上げるとは」

「ちょっと違うかな。LiNKER使ってホイホイシンフォギアに適合出来れば 誰も苦労はしませんよ。装者量産し放題です」

「なら、どうやってあの子を……」

「愛、ですよッ!」

「何故そこで愛ッ!?」

 

 あのナスターシャがツッコむほどのインパクトである。確かにあの子……愛が重そうだなぁ。

 

 彼氏か、彼女……は立花響って子か。

 

 その子に向ける愛が重そうな未来しかないなぁ。

 

「これで形成逆転! 我々の勝利です!」

「それはどうかな」

 

 さて、空太郎。そして、立花響。君達はここをどう乗り越える?

 

「武藤遊戯、好きですよ」

「ナスターシャがボケた!?」

 

 それよりも、あのナスターシャがボケたことに驚いた!!

 

ーーーー

 

 

「どうして、響が……!?」

 

 戦うなんて間違ってる。戦わないことだけが本当にあたたかい世界を約束してくれる。戦いから解放してあげないと。

 

 そう思い戦わせないと誓った女の子が降りていく。私の大切な人を戦わせるつもりなの、この人は!?

 

 キッと空太郎を睨む。すると彼の目が、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………輝きを失い、死んでいく。

 

 え、なんで?

 

「……未来ちゃん。俺は……俺は君に謝らなきゃいけないことがある」

「なんですか?」

「一つは、()をここに連れてきたこと。君を救うのに、彼女の力が必要不可欠。何より君の親友だからこそ、手伝いたかった……」

「それはいいです。…………待って。なんで響のことを()()()()してるのですか?」

 

 それを尋ねると、彼は冷や汗でびっしょりしていった。

 

 

「……吐きなさい。全てを」

「……はい」

 

 尋問は始められ、彼は己の罪を語る。

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 三日前、私こと立花響はある決断のもと、空太郎さんを尋ねた。

 

「え、みんなと共に戦いたい?」

「はい。その方法を空太郎さんが知ってると思って」

 

 師匠のトレーニングで、私はそれなりに鍛えているがシンフォギアを纏えなければ、結局意味がない。なら、ガングニールの《侵食を抑えてくれる方法》を彼ならば知ってると思って尋ねたのだ。

 

「いや、響ちゃん。戦っちゃ駄目でしょ。ガングニーグの侵食がまだ終わってないし」

「でもこれ以上、みんなに傷ついてほしくない!! だから……お願いします!」

 

 頭を下げる。いっそ土下座してもいい!

 

 彼はその方法を知っている。()()()()()()から!!

 

 空太郎さんは困った顔で、悩ませていた。どうも彼からすれば、あまりオススメしたくないというか、やるのはどうかと思えるほどの方法のようだ。

 

「まあ、立香やギルガメッシュ王とかに、一応、聞いててさ。結論から言えば、侵食を抑えることは、できないことはないけど、さ」

 

……やっぱり!! できるんだ!

 

「お願いします! シンフォギアのバックボーンを、侵食をどうにかできるなら、それを!」

「ぶっちゃけ、これ、俺の身も危険だし。響ちゃん的にもキツいかもよ?」

 

 空太郎さんの身も危険……。クッ、でも!

 

「ッ、それでも!!」

「えー……」

 

 ものすごくゲンナリしている。彼自身乗り気ではないというか、別にやらなくてもいいんじゃねって感じだった。

 

……本当にどんな方法なのか気になってきた。

 

「とりあえず言っとくね。方法としてはね、俺とパスを繋げるわけよ」

「ふむふむ!」

「そしたらさ、シンフォギアのバックボーン、もといエネルギー熱を、()()()()である俺が肩代わりするわけよ。そしたら、響ちゃんは()()()()()()()()()()。………まあでも、少し侵食は進むけどね」

「ふむふむ!!」

 

 なるほど! つまり、シンフォギアの熱を空太郎さんが受けるわけですね!!

 

「……でもそれだと空太郎さんが辛いんですよね」

「いや、別に問題ないよ? 俺が耐えればいいだけですし」

「でも……」

「困ってる友達がいたら助けるでしょ、普通」

 

……この人は本当に、優しい。

 

 空太郎さんが友達でよかった。

 

「んで、そのパスの繋ぎ方が問題視してるんだよなぁ」

「ふむふむ!」

「そのためにはね、俺と濃密な接触しなければなりませんのよ

「ふむふむ! ……ふむ?」

 

 あるぇー? 雲行きがあやしーぞ?

 

「つまり?」

「……キッスしなければなりませんの」

「なんでさぁ!?」

 

 ちょちょちょ、ちょっと待って! キスってあのキッスぅ!?

 

「大人のキッスしなければならないのですか!?」

「うん。立香がやっていたことをやらなきゃ、俺のパスは繋がらないんだよなー。ハッハッハッ。……はぁ」

 

 なんというか、彼的にも納得してない感じだ。……なんか腹が立つ。私ってそんなに魅力なし?

 

「……ちなみに何回ほど?」

千回ほど。ギルガメッシュ王が、愉悦しながら笑い転げていた」

「そんなに!?」

「それくらいしないと、響ちゃんの痛みや熱を肩代わりできるほどのシンクロ率が伸びないみたい。だから正直、言えばやらない方がいいと思う。うん、そうして。そうしないといけない」

「え、私とキスするのが嫌なんですか?」

「いや、単純にこのことを知ったサーヴァント達や後輩が荒れるのが怖くて

 

 違った。キスした未来の恐怖でした。

 

「というかドッキングした方が一発で終わるし、まあ、そこまでしなくても、響ちゃんなら」

「未来を……未来を助けるならば……」

「え、ちょ、もしもーし。響さんやー?」

「未来を助けるためならば、この身体を好きにしていい!」

 

 勢いよく、服を脱ぎ始める!!

 

 ブラ、可愛いのしてなかった! 失敗!

 

「さあ、来い!! 未来のためならば、この身体を好きにして!」

「ちょ、その言い方やめて! 俺が同人誌に出てくるゲスなチャラ男になるから!」

「それでもいい!!」

「よくないよ!?」

「大丈夫! 一発で終わるならイケる!

「やだん、この子。男より漢らしい!」

 

 オネェ口調で驚く空太郎さんを押し倒す!

 

 そして、手を縛り、跨る!

 

「天井のシミを数え終わる頃には終わってるから!」

「それ男の人のセリフぅ!? ちょ、マジ、ま、ムンンンンンンンン!?」

 

 ディープなキスで黙らせる!

 

 口が離れると、唾液の橋ができていた。

 

「大丈夫です! 私、ハジメテですけど勉強しましたから!」

「そういう問題じゃないでしょ!? てか、俺ハジメテじゃないし、恋人の後輩としちゃってるし!?」

「たとえ、そうだとしても、この胸の熱き鼓動は止められません!」

「それ、パスが少し繋いだことで起きたはつじょ……い、いやァァァァァ! 脱がさないでェェェェ!?」

「よいではないか! よいではないか!」

「悪代官するな!! ノリと勢いでするなァァァァァ!! あ、エミヤ、たすけ……無視するなァァァァァ!!」

 

 その後の記憶は曖昧だ。けれど、空太郎さん。

 

 

 

なかなか、良いものをお持ちで。テヘ♡

 

 

 

ーーーー

 

 

 空太郎さんの話が終わる。あのときの私は、どうかしていた。

 

 けど、後悔していない。友達を、友達を助けるためならば!!

 

 そういう私の内心そう思っているが、空太郎さんはずっと顔を青ざめていた。……これは、恐怖?

 

 空太郎さんとパスを繋げたことで、彼が何かを怖がっているのがわかる。

 

「いや、さ。響とシちゃったのはさ。ものすっっっっごく、申し訳ないと思うよ? やろうとは思ってなかったわけですよ?」

 

 物凄く焦ってる。顔から、めっちゃ汗出して弁明してるし。

 

「そのですね。わたくしめは、もう止めましたよ。全力で。けど、なんか力が強くてですね、抵抗も虚しく」

「何回しました?」

「じゅう、です」

「十回も?」

「言葉に出さないで!!」

 

 未来……そのごめん。言葉に出されるとさすがに。敵も顔を赤くしてるし、切歌ちゃんなんか頭から湯気だしてるし。

 

 って調ちゃん!? 何メモしてるの!?

 

 すごく気になるんだけど!?

 

「そのですね、なんかいろいろ溜まってまして。ストレスやら何やら溜まってまして……はい」

「え、でも途中から空太郎さんもノリノリでしたよね

「シッ! 言っちゃダメェ!!」

 

 弁明していく度に、どんどん震える空太郎さん。どんどん笑顔になる未来。……あれ、これヤバくない?

 

 未来、ガチギレ五秒前じゃない?

 

「もう、未来ちゃんに顔向けできないとマジで思ってます。はい……。なので、すみませんでした」

「以上ですね、被告人、藤丸空太郎」

「はい……裁判長……」

 

 ふぅ、と息を吐いてこめかみを抑えて、未来はとびっきりの笑顔を私達に向けて、

 

 

 

 

「藤丸空太郎ォォォォォォ! 貴様ァァァァァ!!」

 

 

 

 未来様ブチギレて激昂。大音量のキャラ崩壊した怒鳴り声で、船を揺らしていた!!

 

 

 

「ぎゃァァァァァ! やっぱし怒ってるゥゥゥゥ!?」

「ど、どどどうしたのかな未来!? なんで怒ってるの!?」

「そりゃそうでしょ! 大好きな親友がどこの誰とも知らない男に寝取られたら怒るでしょ!!」

「えぇ!? 未来って私のこと好きなの!? ヤッタネ、両想いだ!!

「そーいう問題!? てか、同性愛者だったの君ィ!?」

「失礼な! 未来だからいいんです。未来だからイケるんですぅ!!」

「オイィィィィィィ! こんな往来で叫ばないでェェェェ!? めっちゃ恥ずかしいし、気まずい! 気分が浮気がバレた間男が追い詰められてる感じ!!」

「じゃ、罪は償わないと♪」

「お前のせいだよ!? お前が襲って、ヤッタからでしょうがァァァァァ!!」

 

 空太郎さんが両肩を抑えて揺らしていくが、当方はそのことは存じ上げてません。

 

 なぜなら男がいつだってワルモノだから。(悪女思考)

 

「許せぬゥゥゥゥ! みっくみくにしてやるゥゥゥゥ!!」

「キャラ違いませんか、393(みくみ)様ぁ!?」

 

 と叫びながらビーム攻撃を乱射していく未来様。私のことをそっちのけ、元凶(※違う)へ集中攻撃していく。

 

 荒れてるなぁ。……なんか見たことある人が空中飛行艇の上の人達がワインや葡萄ジュース片手で爆笑しているところが見えた。

 

……愉悦してるなぁ。

 

「呑気に飛行艇見てないで、タチケテ!!」

「もういい! いろいろ聞くから!! 響とのキッスの味はどうだったの!? よかったの!?」

「よかったです!! 味は柑橘系でした! みかん見たいな甘さでした!」

「合体した感想は!?」

「それも聞くの!?」

 

 なんか攻撃されながら尋問されてるし、恥ずかしいなー。ハハハ……。と呑気に笑っていたら、クリスちゃんが話しかけてきた。

 

「呑気に見てないで助けてやれよ。一応、サーヴァントって扱いだろ?」

「えー、だって乙女の純潔とファーストキスを捧げたんだし、これくらいの罰を与えないと」

「押し売りしといて、なんで罰を与えんだ!?」

「雪音、それお前いう?」

 

 その通り、クリスちゃんが言うことではありませーん。私は悪くないでーす。

 

「よし! あとであなたの唇から響リウムを奪う!

「何それ!? アルトリウムの親戚!?」

「響から出てる癒し成分だよ! たった今名付けてます!」

 

 私のキッスを謎の成分分泌ものにしないで!?

 

 なんかこれ以上は恥ずかしくなるし、とりあえず……未来を止める!!

 

「そこまでだよ、未来。私は、私のしたことは後悔していない」

「いや、後悔して。なんかめっちゃ罪悪感があるから」

「響……たとえ、空太郎さんと合体したとしてもあなたに勝ち目なんてない」

「いや、女の子が合体とか言わないで。慎みもってお願い」

 

「「うるさい! 間男!!」」

 

「じゃあ、俺を巻き込むなよ!? アンタらの修羅場にさぁ!!」

 

あ、確かに巻き込んでるね、これ。

 

「じゃあ、参戦して。お願い、ダーリン♡」

「可愛く言っても駄目!」

「じゃあ、参戦しろ、殺すぞ。ダーリン❤︎

「脅迫された!? てか、キャラ違くね!?」

「ダーリン、ですって! そこまで……そこまで響に手を出して……!!」

「なんか、余計に怖いことなってるんだけどぉ!? もう俺、ここで死ぬしかない未来なんだけど!」

未来(みく)だけに?」

「上手い、座布団一枚!!」

「上手くねぇよ!! ノるなよ卑弥呼さんも!!」

 

 戦いながら乗ってくる卑弥呼おねーさん。うんうん、さすが拳の師匠だねぇー。

 

 物理(マジ)でお世話になってます。

 

「いいよ! ここで響に残る空太郎さんLiNKERを、全て洗浄してあげる!」

「私のLiNKER! そう簡単に落とせると思えないで!!」

「人のヤツをLiNKER言うのやめてくれません!? もう女性陣から冷めた目で見られて、ライフゼロなんだけど!!」

 

 とツッコむ空太郎さん無視して拳を構える。

 

 未来を……助けて見せる!

 

「待ってて。ちょーっと行ってくるから」

「おい、平気なのかよ!」

「大丈夫! その証拠に、ほら!」

 

 私の身体は以前と違って熱を帯びていない。あの熱帯びた白い光が出ていないのが、その証拠だ。

 

「だからもう大丈夫! 最短最速の一直線で終わらせる!!」

 

 誰が未来の身体を好き勝手してるんだッ!

 

 なら、この拳で砕くだけ!!

 

 

ーーーー

 

 アイツが小日向が戦っている。小日向のファンネルみたいなものを避け、拳を当てるもバリアで塞がれる。

 

 空太郎のサーヴァント達が、バリアを崩そうとするも、ビームで消されていく。

 

 だが、卑弥呼みたいな聖人系は消えず、耐え切っていた。

 

 つーか、アイツの動き……なんかサーヴァントっぽくねぇか!?

 

「二の撃ち要らず!」とか言って一撃でバリアを粉砕して、小日向をぶっ飛ばしてるし!?

 

 そんな最中、空太郎が苦しそうに胸を抑えて、膝をついていた。おまけに、熱が帯びている……ってこれって!!

 

「大丈夫……平気」

「だけど、それはアイツのバックボーンだろ!? なんでお前が受けなきゃならねぇんだよ!」

「それは俺が、()()()()()()だから」

 

 空太郎はアイツと小日向の戦いを見守っていく。苦しそうに、辛そうに、コイツは目だけ逸らさず、見守ってやがる!

 

「響と繋がったことで、そのフィードバックを全て俺が受ける!! シンフォギアの熱量を全て受けるように魔術で弄った! さっすが英雄王だわ!!」

「しかし、それでは!」

 

 先輩の懸念通りだ。このまま長期決戦に持ち込まれれば、空太郎は死ぬ。そして、アイツがそのバックボーンを受けて侵食が進んで死ぬ。

 

 どっちも助からない!

 

 そんなアタシ達の心配を、他所に空太郎は立ち上がっていく。

 

「無理だ! このままだとお前が死ぬ! お前が死んじゃうんだぞ!?」

「命をかけて……こそ、なんぼでしょ。辛くても苦しくても、今をがんばらなきゃいけないときだ」

「だからって、なんで!?」

 

「だからこそだよ!」

 

 空太郎は叫ぶ。

 

「今、命かけてこそだろ! 生きてた友達を救うのに、いちいち自分のこととか考えてられるか!」

 

 空太郎は叫ぶ。

 

「彼女の想い、願いを叶えさせてこそ、()()()()だろ!!」

 

 空太郎は……叫んだ。

 

 失ってしまったからこそ、彼は今のこの状況を許さない。

 

 失ってしまったからこそ、彼は今のこのチャンスを逃さない。

 

 だから、彼は小日向未来を諦めない。立花響の想いに応える。

 

 それが……()()()()()()()()()

 

 人の願い、人の想いに応えるためのマスター。

 

「ッ、知らねぇぞ」

「あぁ、覚悟は……してる。だから、俺は命ずる……!!」

 

 空太郎の令呪が光輝く。

 

 

 

 

「響! 絶対に、救え!!」

 

 令呪の力をブーストしたアイツが、小日向を抑えつけた!

 

「離してッ!」

「嫌だッ! 離さないッ! もう二度と離さないッ!」

「響ぃぃぃぃぃぃッ!!」

「離さないッ!! 絶対にぃぃぃッ!! 絶対にィィィィィィッ!!!」

 

 海へ放射されたビーム。そこへアイツと小日向へ向かう。

 

「そいつが聖遺物を消し去るっていうんなら……こんなの脱いじゃえッ! 未来ゥゥゥゥッ!!」

「……まさか、ここでおっ始めるつもりか?

「真面目なときに何ほざいてやがる!?」

 

 空太郎がフラフラしながらボケていく。……いや、マジでボケてるのか?

 

 なんか本気で倒れそうになってるし。……これは、好機か?

 

「雪音……?」

「サヨナラだ」

 

 先輩を撃ち、失神させた。空太郎はその様子を見ても動かない……いや、動けない。

 

「……そういう道を……選ぶ、のか」

「わかっている……アタシは背負わなきゃならない十字架だ。悪いな空太郎。アタシは誰かに甘えるのは性に合わねぇんだ」

「嘘つけ。絶対、旦那にゴロニャンしていくタイプだろお前

「撃つぞゴルァ」

 

 手をあげて降参ポーズしていると、アイツと小日向が海へ落ちていく。ギアが解除されたのか。

 

「……ふぅ、熱は治まったけど、しんどー。もう無理、ねるー」

「寝とけ寝とけ。あとは任せろ」

「だが、ことわるー」

「ここでもネタを使うかよ。……卑弥呼さん、お願いします」

 

 戦いをやめて、空太郎を受け止めた卑弥呼に任せて、アタシは【F・I・S】へついていった。

 

 ここからがアタシの戦いだ。

 

 

ーーーー

 

 

 そうだ。俯いてちゃダメだ。私が未来を助けるんだ。そう思って立ち上がり、私は今、眠る未来を見ていた。

 

 空太郎さんのおかげでなんとかなった。その空太郎さんは今、未来の隣に寝ている。

 

 そうしたのは立香ちゃんとギルガメッシュさんである

 

 なんの意図が?

 

「いつか、本当に私が困ったとき 未来に助けてもらうから。今日はもう少しだけ、私にがんばらせて」

「私だって、守りたいのに……」

 

 あのときした会話通り、私は未来に助けてもらった。もう私を蝕む聖遺物はない。もう、戦う力はない。

 

 けど、胸のガングニールはなくなったけれど、奏さんから託された歌は 絶対になくしたりしないよ。それに、それは私だけじゃない。きっとそれは誰の胸にもある、歌なんだ。

 

「響……?」

「未来! よかったぁ!」

 

 私の親友が目を覚ます。この喜び、一緒に分かち合おう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「響、退いて。そいつ殺せない

「ま、まま待って! 落ち着いて! 空太郎さんも手伝ってもらったから! 私の代わりに自分の身体を犠牲にしてくれたから!」

「ふーん。そう。でも、それとこれとは話は別だし

「えーと、あの……そうだ! 未来もやっちゃおう!!」

 

 もう巻き込んでじゃえー!!

 

「え、ふぇ……ま、まぁ。響がいるなら」

 

 やった! よかった! 助かったね空太郎さん!!

 

「百合に挟まれる男………。最低なクズ男の子にらなった……。もう詫びとしてもう死のうかな。ファンのみんなのために

 

 させない! あなたもこれから一緒に、未来で逝くのだ!!




まず最初に一言……





すみませんでした!!

なんかノリで書いていたら、キッスの予定がドッキングという形になってしまいました!
修正しようかと思いましたが、空太郎くんで愉悦するためにはこうした方がよくね? よしそうしよう、と思い至ってため、そのままにしちゃいました(汗)

百合もといヒビミク派の人にとっては、あまり面白くない展開かもしれませんが、ご了承のほど……(汗)

まあ、でも百合百合を見たいなら、自分で作るか女主人公がヒロインとイチャつくシンフォギア見ればいいですもんね(混乱)

この小説のコンセプトは『愉悦』『不屈』、そして『バトンタッチ』ですから。百合系が見たいのでしたら、ぜひぜひそちらを!

または書いてくれたら嬉しみ(大混乱)

では……次回『寝取られた親友 チャラ男に寝取られた私の友達』……じゃないです。R18モノはまだ書けぬのだ。

次回は空太郎が夢の中で対話します。


—————彼は、たぶん知っていた。きっとその先がないって
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