Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア 作:ぼけなす
———てか、この世界、変態多くない?
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ロンドンにしばらく滞在することとなった響は、その日、未来へ電話した。しばらく学校はいけないことと、今日あった出来事を話したくなったからだ。
『響……大丈夫?』
「うん! へいきへっちゃらだよ」
『そう? せっかく、響のために麻婆豆腐作ったのに残念だなぁ』
「ねぇ、未来怒ってる? 勝手に行っちゃったこと怒ってよね!?」
麻婆豆腐。それは響が
『怒ってないよ〜? うん、全然怒ってないから早く帰ってきてね。しっかりラップしておくから』
「絶対食べなさいってことだよねそれ!? うぅ……本当に今日は災難だよぉ」
『フフ、そうだね』
響の思い悩む声に、愉悦する未来様。そんな響はふと、未来に尋ねた。
「ねぇ、未来……」
『何かな』
「さっき、人型ノイズの男の人と会ったこと話したよね」
『うん……。人間らしいところがある』
「うん。その人……ううん。そのノイズさん、なんか……ね。怖かった」
『どんなところが?』
「
『響……』
「ごめんね。こんなこと話しちゃって!」
『ううん。響の気持ち、なんとなくわかるかも。でも、私は思うの。
なら、なおさら前へ進もうよ』
「前へ……?」
『うん。この際、その人のことが気になるなら、聞いちゃえばいいんだよ。響はそういうの得意でしょ? なら、彼がなんでそんな目をするようになったか聞いちゃおうよ』
未来は優しい声色で語る。
「ありがとう……未来。吹っ切れたよ」
『どういたしまして』
「それじゃあ、また明日!」
『また明日』
電話を切り、響は鏡の前に立ち、顔を見る。その表情は暗いものではなく、いつもの決意を固めた顔が写っていた。
「……絶対死なせない。だって、
ふと出た自分の言葉に首を傾げながら、彼女の夜は過ぎていく。
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「……これでいいんだよね」
彼女は誰かの日記を胸に抱きしめ、言う。
「空太郎さん……どうか、響を。みんなを……助けて」
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翌日、モルガン達はロンドンの街を歩いていた。一応私服姿なのだが、モルガン達の美貌は何を着てもモデルと変わらず、誰も彼もが振り返る容姿をしていた。
とは言え、空太郎も負けてはいない。しっかりお洒落しており、あることをしていたのでなおさら目立っていた。
「なぁ、モルガンさんや」
そんな彼が、
「なんでしょう、我が夫」
「俺さ、これまでに変な格好させれて、ある意味目立つことさせられてさ……。囮になることはあったよね」
「そうですね」
「でもさ……コレ、何?」
これまで空太郎は着ぐるみ(恐竜)、女装(メイド服)、アフロorリーゼントのヅラ、コナンの犯人像(黒タイツ)、海パンデカなどなど、変態的格好で敵の気をひきつけてきた。
……なお、服装のチョイスは藤丸立香のせいであることは明記しておく。本人が望んできたわけでもないので悪しからず(強め)
そんな奇抜な格好をさせれた空太郎の目がは、大体死んでいる。今もまた彼の目が死んでおり、暗黒色に染まっている。
「なんで、俺。
犬耳と首輪つけられてるの?」
犬耳半獣人奴隷。藤丸立香とロベルトさん直々に作成した衣装である。
「似合いますよ」
「似合ってる以前の問題だよね。明らかに道行く人が、『何あの人』」って目で見てるんだけど」
「安心してください。怪しくありません。立派なプレイです」
「安心できるかァァァァァ! こんな格好して誰も彼もが怪しむでしょうがァァァァァ!?」
「そうですか? 私に教えてもらった知識ではアブノーマルなプレイは全国では受け入れられるものということでしたので、てっきり」
「いやいやいや! そのプレイが全国共通じゃないから! マニアックな人向けだから!」
「では、今度はうさ耳にしますか」
「耳じゃねぇよ!? 耳が問題じゃなくて首輪をどうにかしろよ! ご丁寧にリードもつけるなよ!?」
どっかどう見ても空太郎が散歩させられてるワンちゃんです、ありがとうございます。
「つーか、誰だ! この天然女王様に間違った知識教えたの!」
「「「藤丸立香」」」
「アイツゥゥゥゥ! 俺がいなくなってから、どんだけ間違った常識をサーヴァント達に教えてやがるゥゥゥゥ!?」
一斉に答えた妖精三騎士である。メリュジーヌは続けて返した。
「そうだね。とりあえず、子ども系サーヴァントが解体発言から、『女王様とお呼び!』というのが、トレンドになってるところかな」
「オイィィィィィィ!? 子どもになんつーもん流行らせてるのアイツ!? もうヤベェどころの話じゃねぇぞ!?」
「でも黒髭が『デュフフ』してたよ。喜んでるだしいいじゃないか」
「よくねぇよ! 変態が喜んでるだけじゃねぇか!!」
空太郎のツッコミが炸裂する中で、モルガンは肩をすくめた。
「落ち着きなさい我が夫。この国ではこれがスタンダードのはずです」
「いや首輪つけた男性を散歩させる常識なんて……」
「ママー、あのひと、リードつけてさんぽしてるよー」
「あらやだ。大胆ね。でもとても高貴な方ね。よーく見て学びなさい。将来、立派な淑女になるために、あの人を見習いなさい」
「はーい」
「それにしても、見てたら久しぶりにパパでやってみたくなったわね。……フフ、滾るわぁ」
と言って通り過ぎる親娘。空太郎はしばらく無言になり、モルガンがドヤ顔で言った。
「ほら、これがイギリスのスタンダードです」
「どうなっちまった、イギリスゥゥゥゥ!?」
いつから変態の国になった!?
英国紳士と淑女はどこへ行った!?
「落ち着きなさい。この世界のイギリスがそういう文化なだけです。変態という名の紳士や淑女がいるのですよ、きっと」
「んなわけあるかァァァァァ! イギリス国民が変態なわけあるかァァァァァ! 怒られるわァァァァァ!」
「シャウトし過ぎ、うるさい」
「いや、バーヴァン・シーもツッコめよ! こんなのが未来のブリテンとか嫌だろ!?」
「あたしはお母様がいるだけで幸せ」
「ちくしょう! なんて可愛いヤツ!」
尊い言葉に昇天する紳士達がいたとか。
「どうしよう。もう俺、ロンドンに行けねぇよ。もう変態のレッテル貼られてるよきっと」
「そういえば、マスターって何回も捕まってたっけ」
「そうだよ! なんか国家公務員の人に連行されてたよ! てか、今度は警察官に捕まりそうなんだけど!?」
「大丈夫です。わかってもらえますから」
「どうやって!? ねぇ、こんな変態姿をどうやってわかってもらうの!?」
「魔術って便利ですね」
「結局それかよ!?」
魔術でどうにかします宣言したモルガンに、空太郎は頭を抱える。リディアンだけでなく、自身の新たな黒歴史が広まっていくことに思い悩む。
「とりあえず、今は我が夫の偽物を探すことにしましょう」
「……どうやってだよ。俺、たぶん二課とかで指名手配されてるから、捕縛か討伐されるぞ」
「そこは大丈夫ですよ。こんな格好する人畜無害なノイズがいますか?」
「あ。一応、そこは考えられてるのね」
決して、立香の間違った知識でやったわけではない。そう思いたい空太郎であった。
さて、調査の方を進めると、どうやら空太郎の偽物は
「……俺の姿、か」
「マスターの真似事でしょう。そのノイズとやら……
「ノイズは人を殺すだけの兵器だ。あり得ない。弦十郎さんや、フィーネもそう言っていた」
「では、これはどうでしょう。
「きっかけ……」
最後にノイズを見たのは、ソロモンの杖でゲート閉じるときだけ。そのとき、なんか
「……とにかく、そのノイズがどうでるかだな」
「おそらく……来るでしょう」
「なんでわかるの?」
「だって、そのノイズやら。
我が夫のファンのようですよ」
モルガンの言葉と共にノイズが続々と出てきた。ノイズが出たことに、騒然となる住民。全員逃げ出したことを確認して、空太郎はサーヴァント達に告げる。
「戦闘配置……って!?」
ノイズだけでなく、自動人形のエネミーも現れた。空太郎はこれまで、この世界に自分の世界の敵が現れたことなんて一度しかない。
あのときは、何かしらの影響かと思って、それ以来出なかったから解決したと思っていたが、どうも違うようだ。
「どういうことだよ、これ」
「あたしが聞きてぇよ! なんかモースまでいるし!」
「僕も驚いた。ワーウルフまでいるよ」
「まさか……ウッドワスまで現界してたとは」
「「ちげぇよ! アレを一緒にしてやるなバゲ子!!」」
「バゲ子ではない! バーゲストだ!!」
「バーゲスト、それ。銀の魂の漫画のネタ?」
最近読んでたなぁ、とメリュジーヌは思っていると、モルガンが槍を模した杖を地に鳴らして、不機嫌な雰囲気を醸し出す。
「イギリスとて、我が領土。それすなわち我がブリテン……。それを穢すなど言語同断」
魔力が帯び、彼女は本気を示していく。
「いいでしょう。ゴミ掃除の時間です。さっさと処理してあげましょう」
モルガンの言葉と共に空太郎の戦いが始まった。
藤丸空太郎
バイタル:安定
メンタル:絶不調
エネミー戦
モース、オートマタ、アルカ(?)ノイズ
・サポートのみ固定
・サポートのみ出撃
・アルカ(?)ノイズがやられたとき、サーヴァント一体を麻痺を付与
『カルデアからの支援なし』
・レベル40で固定
・スキルランダムで封印、モルガン以外のサーヴァントの宝具ランダムで一体封印付与
『マスター絶不調』
・攻撃力アップ、防御力アップ
・マスタースキル使用不能
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なお、空太郎氏の陽動コスプレは今後出す予定(笑)
次回こそ、不信。
———袂を別つときがきた