Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア   作:ぼけなす

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———どんでん返し(愉悦)


第四十七話 世界を救う書物

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@月/日(水)

 

 日記復活! 日記復活!!

 

 ンンンンンン、これは拙僧滾りますぞぉ!

 

 何せ、久しぶりにいろんなネタが使えますからねぇい!!

 

 ここでしか使えないネタを使いまくってやるZE☆

 

…………てか、これのせいで未来にバレたんだよね。あ、未来ちゃんから未来へ呼び捨てになりましたことを報告します。

 

 理由? 人の日記を読むものを乙女と扱わぬ。

 

 まあ、おかげで未来が、俺のために協力的だったことで助かったが。……でもさ、さすがに世界規模にやるとかどうなの?

 

 しかも、内容が内容だぞ?

 

 なんで俺と響と未来なの? しかも、また間に引き込まれてるんだけど。

 

 三角関係に挟まる間男……あれ。なんだろ、泣けてきた。なんか、百合クラブの人に粛清されても文句言えねぇかも。

 

 まあ、それはさておき、二課改めS.O.N.Gとカルデアが協力態勢になりました。当初は俺関係でギスギスしてましたが、俺とオベロンの鶴の一声で終息。どちらも落ち込む形で収まりました。

 

 てか、ぶっちゃけ、そんなのでギスギスしてる暇あるなら、異変を解決しろよって話だ。……なのでお願いします。響さんが冷や汗かくほどの、ギスギスした嫉妬の睨みと熱い視線(発情)は今は向けないでくださいお願いしやがります。

 

……これ、前にエミヤが言ってた【第一次正妻大戦】の前触れじゃないよね?

 

 ハッハッハッ、まあ、そんなことなよなー! さすがにないよな……?

 

 それにしても……なんつーか、色々な意味でおかしいんだよな。

 

 ノイズにしろ、レイアとか言う自動人形にしろ、そしてセレナさんにしろ。

 

 なんでセレナさんが、マリアさんがいるこの組織を裏切ったのか気になるが、それなりの理由があると思う。あのマリアさんが、戸惑うほどでもあったし、ちゃんと理由がないと、あり得ない。

 

……あの人は心優しい穏やかな人だ。俺を攫おうとしていたとき、物凄く苦い顔してたし、何よりその目は誰(・)か(・)を(・)助(・)け(・)た(・)い(・)強(・)い(・)意(・)思(・)が込められていた。

 

 彼女が助けたい人。そいつのことを俺は知(・)っ(・)て(・)る(・)し(・)、(・)検(・)討(・)が(・)つ(・)い(・)て(・)い(・)る(・)。

 

……まだネタバレはしない。いつか話すときが来ると思うが、とりあえず言っておく。

 

 全体宝具か、単体宝具。どっちでやったらいい??

 

PS.翼さんとクリスのギアが、なんか分解するノイズで壊れました。あと、エルフナインという幼女を仲間にしたぜ。

 

 くろひー喜びそうだなー。

 

 

ーーーー

 

 戦いが終わり、空太郎はカルデアのストーム・ボーダーへ治療を受けた。

 

 その後、弦十郎達のいる潜水艦へ招かれ、事情聴取を受けた。

 

「……そうか、セレナくんが」

「ま、ジョンがやられたってのは意外だけどね」

「……何度も言うが、すまない。俺達は……」

「謝らなくていいですよ。これは仕方がないことなんですから」

「仕方ない……ことなのか?」

「だって、慣(・)れ(・)て(・)る(・)し(・)」

 

 空太郎の言葉に、弦十郎は目を見開く。

 

「俺(・)が(・)住(・)ん(・)で(・)た(・)街(・)の(・)人(・)、俺(・)を(・)育(・)て(・)て(・)く(・)れ(・)た(・)親(・)、俺(・)が(・)友(・)達(・)に(・)な(・)っ(・)た(・)人(・)達(・)。そんな人達に忘れられたんだ」

「空太郎くん……君は」

「そんな目で見ないでくれ。もう受け入れたことだから」

 

 彼の言葉に弦十郎は何も言えなくなった。どれだけ辛いことなのか想像を絶せない。

 

「それよりも、セレナさんだ。なんで俺を狙ったってとこだろ」

「あ、あぁ。まあ、空太郎くんが間に入ってくれなければ、おそらくカルデア側と全面戦争なるところだった」

 

 カルデア側から、空太郎をやりかけたことについてS.O.N.Gへ非難が入り、協力態勢が不可能になりかけた。

 

 しかし、そんなとき空太郎とオベロンが、

 

「いや、キミらも忘れてたじゃん。カルデア側もさ」

 

 の一言で、沈黙。ノリ乗った空太郎が便上して、

 

「人のこと言えねぇじゃん。てか、このギスギス空間、なんかやーだー。オベちゃん、こわいぃーい」

「近づくな、きもちわる!!」

「しどい!」

「さすがにキモいです、空太郎」

「そんなー」

 

 という感じで、双方を黙らせたというか、落ち込まらせた。

 

 それさえ言われれば、何も言えなくなったサーヴァント達と装者達であった。

 

「まぁ、キツイこと言っちゃうしかなかったし。ぶっちゃけ、今、いがみあっても解決しないし」

「なんというか……ドライだな」

「まーね、もう忘却でも苦労でも、もうなんでもこいさ! もう怖くねぇし、ハッハッハッ」

「いや、それフラグじゃないのか?」

 

 奇跡が起きた空太郎には何も怖くないと言わんばかりに笑う。対して弦十郎は、彼に哀れみの視線を向けた。……これから何が起きるのか、予想し、彼自身が気まずそうになった。

 

 そんなとき、クリスが未来を連れて部屋へ入ってきた。

 

「オッサン、もういいか?」

「クリスくん……大丈夫なのか?」

「あぁ。まあ、落ち着いた。とりあえず、これからは空太郎を絶対殺さねぇって【ギアススクロール】ってヤツ書いたし大丈夫だろ」

「なんつーもん書いてるの?」

 

 【ギアススクロール】。魂まで縛り付ける魔術契約書。かつて、とある魔術師殺しがそれを使って時計塔のロードを脅迫したというのをアイリスから聞いていたそうな。

 

「もし、これを破っちまったらアタシは自分をイチイバルで撃つ。そう契約した」

「つまり、結婚申込書ということですね」

「いや、マジでそんなんじゃないから。そんな結婚したくないだろ」

「アタシはむしろ、縛られてる感があってゾクゾクするぞ」

「いつからそうなったのクリスさぁん!?」

「目覚めた心が走り出して、未来を描き出したんだ!」

「いや、そんなコネクト嫌だ!!」

 

 最悪のコネクトである。そんな二人に未来はパチパチ拍手していた。

 

「結婚おめでとうございます、空太郎!」

「してねぇよ! あと、そんな重たい結婚したくねぇよ!」

「私も響とそんな結婚申込書を書きたいですね」

「それはそれでヤベェ!! てか、いい加減にしろ393。ビキオでもさすがにそれはしたくねぇだろ」

「え、でも響。さっき、ゼクシィ開いて、結婚申込書を書き込んでましたよ」

「早くね!? え、なんでぇ!?」

「ちなみに夫の欄に空太郎さんと私の名前を書くようにラベル貼ってましたよ」

「とんでもないこと考えてやがるよビキオ!」

 

 彼女の狙いは嫁と夫の総取りか!?と空太郎は戦慄した。

 

 そんなとき、クリスは頭を下げてきた。

 

「空太郎……ごめん。アタシは……酷いことしてしまった……!」

「いや、もういいって。忘れたことで攻撃したことは、もうカルデアで」

「違う。違うんだ空太郎……!」

 

 ここでクリスが否定する。なぜ、彼女が謝るのか、首を傾げていると、あの時の会話を思い出した。

 

ーーーー

 

「いや、あのさ。クリスが思い出したってことでいいよね?」

「ああそうさ」

「その方法が、薄い本ってことでいいよね?」

「まあな!」

「俺のBL本で全て思い出しちゃったってことなの?」

「そうだ! きっちり思い出したぞ空太郎!!」

「うれしくねぇよ!!」

 

「だって、俺のBL本もとい恥ずかしい本で、思い出されるのってどんな気持ちになれってんだよ!? 複雑すぎるわ!!」

「仕方ないだろ! それしか手立てがねぇんだから!」

「よくねぇよ!? てか、それで二課のメンバー達の記憶、取り戻しちゃないだろうなッ。そうだよな!?」

「……さあ。戦闘の続きだセレナァァァァァ!」

「オイィィィィィィ! このおっぱいアーチャァァァァァ!? こっち見て話せェェェェ!」

 

ーーーー

 

「……オイ。二課のメンバーってまさか俺のBL広めたって話。はぐらかしていたよな?」

「あぁ。告白しよう……」

 

 クリスは息を吐いて、ゆっくりと……テヘペロ。

 

 

 

「やっちゃったZE☆」

 

「ふざけるなゴルァァァァァ!」

「し、ししし仕方ないじゃねぇか! だって空太郎の記憶を取り戻す唯一の手段だぞ!? それしかないって思ったんじゃねぇか!」

「あとからセレナが【俺の所縁ある品】で良いとか言ってたじゃねぇか! 他にもあるだろ!? 麻婆とか、麻婆とか、麻婆とかさぁ!!」

「麻婆しかねぇのかお前!?」

「当たり前だ! 麻婆ときたら空太郎! 空太郎ときたら麻婆じゃねぇか! 麻婆こそが藤丸空太郎のアイデンティティだ!!」

「どんな理論!?」

 

 空太郎が久々にボケていくことにツッコむクリス。対して未来はクスクス笑いながら、空太郎へ話しかける。

 

「ちなみに私は空太郎さんの日記をもっていたので、平気でした」

「そうなのか! よかった、まともなのがいて! ……ちょ、待って、待って。なんでその日記持ってるの!?」

「え、忘れていったものじゃないですか」

 

 空太郎、冷や汗を掻く。いろいろネタやら、恥ずかしいことをノリで書いてた内容なので、とりあえず、未来に尋ねた。

 

「中身……見た?」

「ガッツリと♡」

「ぬぐおォォォォォォ!!」

 

 空太郎、人に黒歴史的なもの書いたのを見られたことに悶絶。そこへ響も入ってきた。

 

「空太郎さん、その、ちょっと……ってなんで悶絶しているの!?」

「見て見て響ー、あの人の悶絶、なかなか愉悦だよね。羞恥で苦しむ様なかなか可愛い」

「えっと、未来さん? そんなキャラでしたっけ?」

「そうだよ? 麻婆教えてくれたのもこの人だよ」

「そうだったよ。あれのせいで未来を怒らせるたびにビクビクするようになったからね!?」

「知らぬ。それより日記返せ。俺の黒歴史は俺が守る! てか、なんで日記読んだら思い出すの!? 俺の日記って魔法のアイテム!?」

「魔法のアイテムはアレしかないよねー」

 

 未来が恍惚に笑う。空太郎は嫌な予感がした。クリスが歯切れが悪そうに説明した。

 

「空太郎……その、な。元二課だけじゃねぇんだ」

「え、今……なんて?」

「二課だけじゃねぇんだ……!」

 

 まさか、そんな、嘘だ。空太郎の内心、そう思い、嫌な予感がした。

 

「その……カルデアの人とかに」

「嘘だァァァァァ!」

「あとは……商店街の人達に」

「ウソダドンドコーンンンンンンン!!」

「ついでに……国連にも」

「ハッハッハッ、まさかそんなはずがないでしょ」

 

 急に真顔になり、笑って誤魔化す空太郎。弦十郎へ振り向き、嘘だよねとアイコンタクトをとる。

 

 弦十郎は俯き、拳を握っていた。

 

「え、嘘。嘘だよね、弦十郎さん。そんな暴挙、許してないよね?」

「すまない……」

「いや、嘘って言って! 冗談キツイって! もう嘘だってことにしてよ!」

 

 空太郎、本気で懇願。冗談だと言ってほしい。そんな空太郎に、未来は携帯のニュース動画を見せつけた。

 

「え、何これ」

「何ってニュースだよ」

「え、だからさ。

 

 

 

 

俺の同人誌、ニュースになってるの?」

 

 ニュースキャスターがモザイクなしに、作品をピックアップしていた。これには空太郎は目を丸くして呆然としていた。さらに、キャスターは中継を繋いで放送を続けた。

 

『ご覧ください! この薄い本が日本の商店街だけでなく、世界各国へばら撒かれています!!』

 

『GLGLコーポレーションが、日頃のお礼にばら撒いたとされています! ギルガメッシュCEOは一体何をお考えでしょうか!?』

 

『あ、たった今メッセージが届きました。なになに……愉悦(草)、だそうです!!』

 

『以上、中継からでした!』

 

 とニュース動画が終わった。弦十郎は空太郎へ頭を下げて一言。

 

「……すまん。国連への説得のために使うしかなかったのだ」

「いやァァァァァ!!」

 

 空太郎発狂! マジで世界へ進出してしまった瞬間である!!

 

「なんで、俺のBLまでトリガーになるの? 嫌がらせなの? 誰かの嫌がらせなのォォォォォォ!?」

「フフフ、リディアンだけでなく、世界の有名人だね☆」

「もうやだァァァァァ! 俺、なんかした? 俺の偽物が暴れてなすりつけられただけじゃん! あんまりだァァァァァ!」

「ちなみに私がギルガメッシュさんに提供しました」

「オイィィィィィィ!! なんてことしやがるんだこの393ィィィィィィ!」

「ごめんなさい! これも全て愉悦のため♡ 空太郎さんが悶絶するのがみたいからです!!」

「悶絶させるために俺のライフゼロからマイナスにさせるつもりですかコノヤロォォォォォォ!?」

「あと、皆さんから『総受けさん』と呼ばれてます!」

「『誘い受け』から進化して『総受け』!? なんで!?」

「原因はこれです」

 

 未来が提供したBL。タイトルが【ビキオ、ミクト、クウの三角生活 愛のライフスタイル編】。

「クウがこの二人の男性に迫られ、受け入れられることから【総受け】です」

「ちょっと待って未来ゥゥゥゥ!? それ、私? もしかして、私と未来ゥゥゥゥ!?」

「フフフ、TSした私達が、空太郎さんを攻めたてていくのは、なかなか」

「いや、なんで喜ぶの!? 思いっきり私らの肖像権侵害されてるんだけどぉ!?」

「安心してください。きっちり、お金ももらっていますから♪」

「そう言う問題じゃないよ!?」

 

 まさかの新作!

 

 彼がいなくなった後でも続いていたのだ。さすがに空太郎も吠えた。

 

「もう嫌がらせの範疇超えて虐めだぞ!?」

「大丈夫です、どんな空太郎さんでも愛してます!!」

「このタイミングで愛の告白されても嬉しくねぇよ!! 未来ちゃんの説得力ねぇよ!?」

「でも、この、BLでサッカー少年に勇気を与えたって、SNSに載ってましたよ?」

「いや、なんでBLが世界を救う言い方してんの!? 認めてねぇ! 絶対認めてなるものかァァァァァ!」

「だが、現実は非常です」

 

 SNSでは、既に『この作品を見て、鬱が治りました!』、『イジメがなくなり、友達ができました!』、『内戦が治まり、平和になりました!』などなど次々と載せられていた。

 

 これには空太郎もさすがに、力が抜けてしまった。

 

「もう何も怖くないや、フフフ」

「あ、次の新作出るよ。よかったね」

「NOooooooo!! もうヤダお家帰る! シンジお家、帰るゥゥゥゥ!!」

「キャラ崩壊して別の人名前言っちゃってますよ。というかなんでエヴァ? なんでエヴァなの?」

 

 という感じで、ナイチンゲールに鎮痛剤を打たれるまで、発狂していた。




なお、同性愛による運動にこの本は使われない模様。

健全かつ、純愛三角関係の感動ラブストーリーなので、それをダシにしようとした運動活動者達に一斉批判された模様。

……世界平和に使われた書物を、考えを主張するために使うのでありません。芸術は世界共通なのです。

ちなみにこれを見た三人娘の一人の板場弓美氏は冷や汗を流して、空太郎さんに謝った模様。彼は狂気的な笑い声をあげて、再びベッドインする流れとなった模様。

そのため、しばらく正妻大戦は延期です。そう延期です。しばらく空太郎のメンタル回復のためソッとしておくことになりそうです(愉悦)

まあ、翌朝復活してますが。

次回、突撃お前の晩御飯

———知ってるか、麻婆は万物特攻なんだぜ?
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