Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア 作:ぼけなす
———修羅場の話はまた今度しようか(ニヤリ)
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@月$日(月)
金曜日の鬼ごっこが、(面白がった)サーヴァント達の追加で更なるカオスとなり、マジでヤバかった。響が発情して食べられたが、撃退。
ナメんなし。ワッチ、こう見えて経験豊富なりたし。……未来の言い訳どうしよ。
あと、なんか大惨事正妻大戦というイベントが近々、ありそう……。理由は、合体しちゃったこと、マシュらに知られ、響が宣戦布告したからだ。なんでこうなるんだ……。
俺、ただの普通の男の子なのに。
とりあえず、なんとかせねば……!!
そうこう考えていたところ、奏さんが攫われたらしい。どうも俺を殺しかけたことをかなり気にしていたため、しばらくソッとしていたところ、敵に攫われたらしい。
翼さんが奏さんのことをもっと気にかけておればと悔いており、落ち込んでいた。
なので、俺とマシュは彼女の捜索に出ようと思った。
敵がもし、響達装者を狙っていた者達としたら……と思って、帰宅途中の響を連れていきました。同伴に未来もいるよ!
彼女達には護衛という形で一緒にいると説明したら、納得してくれた。もちろん、保険として
そう思っていたが……まさか、あんなことになるとは思いもしなかった。
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今日はマシュさんと空太郎さんが護衛という形で一緒にいる。未来と一緒に帰宅している道中、雑談していた。
「へー! マシュさんって円卓の騎士の力が使えるのですね!」
「一応ですが……。ギャラハッドさんの力をお借りしてこれまでに多くの旅をしてきましたから」
「ってことはかなり強いのですね!」
「い、いえいえ。私なんてまだまだです。サーヴァントや装者の皆さんと比べたら、それほど……」
「でも、空太郎さんと一緒に戦ってる姿とかカッコよかったですよ!」
日曜日、オフの日に特殊ノイズ(ローションとか、チョコレート出てきたノイズ)が現れ、マシュさんと空太郎さんが出動し、撃退した。
共に戦っていく姿は、まさにパートナーと一緒に敵を倒していくヒーローみたいだった。
……いつか、私もそうなりたいなぁ。
「今度、調子戻りましたら模擬戦お願いしてもいいですか?」
「いいですよ。ぜひ、やらせていただきます」
「ありがとうございます」
「はい。ちょうど、お聞きしたいことがありましたので」
……ん? なんか、空気が変わった……?
「えっと、なんでしょうか?」
「はい、私が聞きたいことはですね。
土曜日、朝までナニをしていましたか?」
ドキッとした。冷や汗が、止まらなくなった。
そう、金曜日の夕方から土曜日の朝まで、私は理性を無くしていた。空太郎さんに慰めてもらって以降の記憶が曖昧で気づいたときには、腰がガクガクになっており、空太郎さんが黄昏ていた。
……ナニがあったかなんて言うまでもない。
神獣鏡で薄くなっていた魔力パスがより強く繋がったとでも言っておこう。
「そうだね……響から空太郎さんの匂いがしたのだけど、どうしてかな」
「え、それはどうしてかなー」
なんでわかるの!? というか空太郎さんの匂いって何!?
「それは私も思いました。クリスさんから聞いた話では、どうも腰が生まれたての小鹿のようになっていたとか」
「……へぇ。つまり、ナニをしていたのですか?」
「気になりますよね。ねぇ、先輩?」
空太郎さんからも冷や汗が!
物凄く、気まずそうな顔をしてる!
「先輩、あなたは響さんと何をしていましたか?」
「俺は悪くにぇ!! 悪くにぇんだ!!」
「悪いことしてないのなら説明してもらえますよね?」
「合体してました」(圧に負けた)
「空太郎さぁん!?」
なんで言っちゃうの!? マシュさん怒るよ!?
「そうですか……正直でよろしいです」(ニッコリ)
「あれぇ!? 意外に穏やか!?」
「はい、ちゃんと話していただけましたから」
これには空太郎さんも目を丸くする。え、まさか……。
こちらへ振り向くマシュさん、
「前に話していた通り、浮気は許してますので」
「マシュゥゥゥゥ!?」
唐突な浮気OK発言に空太郎さんはツッコむ。
「浮気を許すって何言っちゃってるの!? 俺、そんなこと許しちゃいけないと思うのですが!」
「え、だってそうしないと、先輩はあちこちフラフラして、最終的に消えたじゃないですか」
「言い方ぁ! それだと俺、最低な浮気男になりますよね! てか、そうですよね!? ごめんなさいね、ホント!」
「いいですよ。私自身やサーヴァント皆さんも不安なんですよ……」
マシュさんの言葉で、空太郎さんは何かを察した。
私も気づいた。マシュさんはまだ不安なのだ。
忘却という形で空太郎さんという存在は消えてしまい、きっかけがなければ思い出さず、大切な人を失ってしまったままだったのだ。
「私は……まだ不安です。先輩はいつも前向きで誰よりも、前へ進もうとしています。その結果が、あなたを忘れ去られてしまうことになる結末でした」
だから、とマシュさんは続けた。
「私だけじゃなく、いろんな人が先輩を覚えていてほしい。先輩と繋がってほしい。そう思うのです。自分の独占欲だけでは、きっとそれは叶わないことだから」
「マシュ……」
マシュさんの言葉は私の胸に届く。そうだよね。忘れ去れることはとても辛いことだし、忘れてしまうことはとても悲しい……。
人が亡くなってしまえば、誰かの記憶に留まるけど、それを忘れてしまえばきっと、その人が本当の意味で死ぬということになる。
……それは酷く切ないことだ。
「マシュ……ごめん。俺は君のことを……」
「だから、私は決めました……先輩のハーレムを作ろうと!」
「うん。おかしいね、それ!」
「なぜですか! 立香さんが提唱していた【藤丸空太郎ハーレム大作戦】は先輩のためになりますよ!」
「よくねぇよ!? つーか、それ世間体で見たら完全にクズ男じゃねぇか! 俺をクズ男にしたいの!?」
「大丈夫です! 私達は先輩を愛してますから!」
「そういう問題じゃねぇよ!? てか、立香のヤツ。そんなこと考えてたのか!?」
「そうですよ? というか、狂気的な立香さんが計画していたものを私が引き継いでいた形ですが」
「アイツ、とんでもない置き土産残していきやがった!!」
……確か、マシュさんの聞いた話だと、私達が会った立香さんはもう
たまにセクハラしてくるらしいけど。
「だから先輩! レッツ、パーティーです!!」
「しねぇよ!! あの頃のマシュはどうした!? あの頃の普通のマシュはどこへいった!?」
「そんなもの最後の決戦で捨ててきました!」
「捨てないで!? 常識を捨ててないで!?」
なんてことだ。マシュさんがいろいろ暴走少女になってる。……常識的に見えたのは気のせいだったのかな。
「ちなみにそのハーレムって私も行けますか?」
「未来ぅ!? なんで!? なんでなの!?」
「だって、男性の中では空太郎さんがタイプだし、響とも一緒にいられるし、あわよくば三体合体もいけるよね」
「そんなゲッターロボいやだよ!?」
「でも響だって、結婚申込書とか書いてたよね」
うっ、だって……その。
「あんなことしちゃったら、もうお嫁にいけないしぃ……」
「なら、私がもらってあげる」
「未来……」
やっぱり、未来は私の陽だまりだ。と、そんなやり取りしていたら空太郎さんが死んだ目でこちらを見ていた。
「あのさ……お互い好きなら付き合えよ。んで、勝手にイチャイチャしててもいいからさ、俺はもういなくていいよね?」
「ダメです」
「そうですよ! 空太郎さんが間に挟まないと意味がないじゃないですか!」
「意味なんてあるのか!? てか、俺を間に引き込むなよ! 俺を巻き込んで楽しいの!?」「楽しい」
「血も涙もねぇのかこの百合カップルはァァァァァ!!」
頭を抱えて叫ぶ空太郎さん。別に
未来も悶絶する空太郎さんを恍惚に見ている。あれは、そうだ。【男の子の恥ずかしがる姿を見て喜ぶお姉さん】が萌えてる表情だ。
つまるところ、愉悦です。
「先輩をここまでツッコませるとは……。なかなかやりますね、響さん!」
「そうかな。いつも通りだけど」
「私も負けてはいられません! 先輩、ボケてもいいですか!!」
「ボケるな!!」
マシュさんって天然だよね。勉強熱心な天然さんだよね。
「……あ、そういえばマシュさん」
「なんでしょう」
「空太郎さんの正妻の座ですが、
やっぱり譲れません」
空気が凍る。たった一言により、マシュさんの表情が闘志へと変わる。
「それはどうしてですか?」
「マシュさんには申し訳ないですが、この先、こういう人がいるとは限らないので、逃したらダメかなーと思いまして」
「別に正妻でなくてもいいのでは?」
「それも有りですが、やっぱり女の子なら、目指すなら一番でないと」
私とマシュさんの間に火花が散る。それを見ていた空太郎さんは「……ヤバくね。これ、正妻戦争勃発するんじゃね?」と呟く。
未来はワクワクした目で、昼ドラ感覚を楽しんでいた。
「では近々、はじめることになりますね」
「そうですね」
「「正妻戦争を」」
「始めんな!!」
空太郎さんがツッコむ。
「今はそんな場合じゃねぇだろ! 未来もなんか言ってやれ!」
「正妻大戦、fight!!」
「それ、俺がエミヤに言ったヤツゥゥゥゥ!! つーか、煽るな!」
「あ、私も参加しまーす。愉悦したいので」
「愉悦のために参加するなァァァァァ!!」
シャウトする空太郎さん。そんな最中、転移の模様が現れ、そこから赤い髪をしたゴスロリ少女が現れた。
「やってきたゾ!」
「帰れ!!」
「ひどいゾ!? 一言でそれはひどいゾ!」
「今、立て込んでいるんだよ!」
「そうですよ! 嫁と浮気相手の修羅場の邪魔しないでください!!」
「ちがうわッ!!」
「昼ドラやってるゾ!?」
「ちがうから!?」
場がカオスになっていく中で、私達は睨み合いをやめて、ゴスロリ少女へ目を向ける。
「で、何しにきたの?」
「要件を言ってください。さもなければマシュマシュします」
「こ、こいつら怖いゾ。ミカはお前達を戦いにきたんだゾ!」
「そうですか。帰れ」
「帰ってね」
「辛辣すぎるゾ!? もう、怒ったゾ!」
ミカと名乗るオートスコアラーが、カプセルを割ってノイズを出してきた。
「マシュ!」
「了解しました」
マシュさんが私服から、戦闘服へ変身した。まるでシンフォギアを纏ったかのように、その姿は絵本に出てくる騎士と似ていた。
マシュさんがノイズを蹴散らしていく中で、私もシンフォギアを纏おうとしたが、胸の歌が……まだ出ない!
「マシュは時間稼ぎ! 響と未来は逃げて!」
「でも……!」
「助っ人もいるから逃げ切れる!」
空太郎さんの言葉を信じて、私と未来はこの場から逃げ出した。無事でいて空太郎さん、マシュさん!!
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空太郎とマシュが二人を逃し、ノイズを応戦した。そんな最中、ミカが二人を追いかけようとし始めた。
「させるか!」
ガンドでミカの動きを止めようと放つ。しかし、ミカの前に何者かが壁となり、得物でそれを弾き飛ばした。
対処しようとした空太郎とマシュだったが、仮面をつけた女性が遮ってきたのだ。
シンフォギアのようなものを纏い、槍を持つ仮面の女性が今度はこちらから迫ってきた。
「ッ! マスター。この人は!」
「あぁ……強い!」
マシュの盾で応戦するものの、防戦一方だった。空太郎は観察し、チャンスを見つけようとするものの、今度は空太郎の元へ弓矢がとんできた。
「ッ! サーヴァントか!」
「察しがいいな汝は」
黒い格好をしたアタランテが弓矢を構えて、空太郎を牽制する。彼をまるで
「汝には悪いがここにいてもらおう。なに、いずれ時がきたら、解放してやる」
と言っていたが、マシュが飛ばされて空太郎の足まで転がってきた。マシュを支え、槍を持つ女性に目を向けると仮面の奥の瞳が紫色の殺意で輝いていた。
「ノイズ、ノイズ、ノイズゥゥゥゥ!! ヌッコロすゥゥゥゥ!!」
「……ホンマに解放してくれるん?」
関西弁でアタランテに尋ねた。彼女は気まずそうに目を逸らした。
「オイコラァァァァァ! こっち見ろや! 悪の女幹部ゥゥゥゥ!!」
「なんだその呼び名は!? 私は汝のことを知らぬのに、なぜその忌み名を知ってる!?」
「知ってとるわ! オルタモードになったら、際どい格好してゼノビア共々影の風紀委員長に追いかけ回されていたことをイアソンが飲み会で話してたしな!!」
「……アイツ、いつから殺す! それに私は悪の女幹部ではない!!」
「じゃあなんだ今してるその格好! 鎧と腹部にある模様は明らかに【悪堕ちしました、テヘペロ】とかしか言えねぇじゃねぇか!」
「これはその……」
今更になってアタランテ(オルタモードになってる)は羞恥心が芽生える。……アーチャーモードのときはまだ肌露出を抑えていたのだが、バーサーカーへシフトしたらいつもこんな感じで際どい格好になっていた。
アタランテはもう何も言えない。
「と、ともかく汝はここで足を止めてもらおう! うん、それこそが私の役目だ!」
「誤魔化すなよ!」
「なんで私に彼氏ができないんだァァァァァ!」
「唐突になんか叫んでるんだけどこの人!?」
なんかキレ出してこちらに迫ってくる仮面の女性。空太郎はサーヴァントの召喚を構え出した。
「来い! セイバー!!」
そう言って喚び出したのは——————
「店主、エールもう一杯! 昼間に飲む酒は美味いな!!」
「イアソォォォォォォンンンン!?」
まさかの笑顔のイアソンでした。
「あん? なんだよ、マスター。こちらはドレイクとバーソロミューで飲み会して、うぉっ!?」
エールの瓶を話して、剣で槍を防いだイアソンだったがそのまま吹き飛ばされた。そこへさらにアタランテが弓矢をバンバン撃ち放ってきた。
これにはイアソンだけでなく空太郎やマシュも逃走し始めた。なお、イアソンが空太郎の近くにいたせいで共々狙われているのは言うまでもない。
「イアソン、貴様ァァァァァ!」
「なんで悪堕ちアタランテがキレてるの!?」
「貴様のせいで、見ず知らずの男まで風評被害が広まってるのだァァァァァ!」
「ハァ!? なに言ってんだお前! コイツは立香の兄貴……あ」
ここでイアソンも察した。まだアタランテには空太郎の記憶が戻っていないことを。
「ゆえに貴様はここで殺す! 往生しろやァァァァァ!」
「口調が変わるほどの殺意ィィィィィィ!? てか、なに口走ってるんだよマスターも!」
空太郎へ非難の目を向けるイアソン。対して空太郎もまたイアソンへ非難の目を向ける。
「こんな真っ昼間から飲んでんじゃないよ」
「うるせー! こちとら
「飲み会って聞いたんだけど」
「気のせいだ」
「オイコラこっち向けや船長」
目逸らしするイアソン。逃走中にも関わらずカオスである。
「先輩、このままでは逃げ切れません! 誰かが囮にならなければ」
「んじゃ、イアソン。GO!!」
「ざっけんな! こちとら貧弱サーヴァントだぞぅ! 星一サーヴァントに何を期待してやがる!」
「村正じいちゃんが来る前で、培ってきた周回根性をいつ見せる? 今でしょ!!」
「立香にレンタルさせられた頃を思い出させるな!! あれのせいでしばらく種火を見たら、カタパルタートルされた記憶が蘇る!!」
あの頃のイアソンは完全に使い潰されていた。宝具連発してか〜ら〜の、
なお、立香に貸し出していた理由は暇そうだったからである。
「先輩! どうしますか!」
「とりあえず、廃工場へ! あそこでヤツと合流する!」
「あ、助っ人の方ですね!」
「そうだ! 誰よりも美しさを追求し、バトルに置いても美しさを追求して、最終的には美しく決める変態だ!」
「その言い方だと、何それそいつってなるな。事実だけど」
彼の助っ人。その人物がいる廃工場へ向かい、そこで待っていたのは……!!
「いいわよぉん!! 実にExcellentォォォォォォ!!」
「響、可愛いー!!」
「…………だれか、たすけて」
軽いステージに立たされて、可愛らしい衣装を着た立花響と、ペイントライトを振る未来がいた。
控えにミス・クレーンが顔面崩壊(しゅごいと言う顔)と、ポーズを決めるメイヴとすごい白けた目で見守るクー・フーリン・オルタ。
そしてそれを監督するロベルトと、ポカーンしているガリィとミカの二人。
なんでこうなっているのか、どうしてシンフォギアではなくアイドル衣装なのか、空太郎はそれらを込めてツッコんだ。
「何やってんだお前らァァァァァ!?」
カオス!!
これぞ、この物語のスタイルです(大混乱)
まあ、一応次回からオリジナル入りますが。
というか、アタランテオルタの格好ですが、第三再臨。まんま悪の女幹部な件。
子どもの衛生教育によろしくないので、影の風紀委員長に追いかけ回されていたはず……(愉悦)
なお、イアソンは今後とも出す予定。アトランティスで、あんな姿見せられちゃあねぇ。緒方さんと並べたらどうなることやら(遠い目)
次回、マスターの名前は
———遂に、敵のマスターが判明する!! どうする空太郎!?(とりあえず、宝具を放つ)