Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア 作:ぼけなす
———呪いの歌をその身で受ける覚悟ありますか?
———今更でしょ、そんなの
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@月%日(月)
仮契約は無事何事もなく終えた俺達。クリスと翼さんが、なんかモジモジしてるけどどうしたのだろうかと聞いてみたら、
自分と繋がった感じがするという、ギリギリアウトなセリフがきました。
……魔力パスが繋がればそんな感じになるの? マシュに聞いてみたら「先輩と繋がって、お腹が満たされます!」と言われた。
真っ昼間からする会話じゃねぇ……。つーか、響。お前も同意して頷くな。クリスも期待した目で上目遣いするな。なんか……クル。
さて、そうこうしているうちに襲撃現場の発電所へ到着。
切歌や調が倒れて、ギアも破壊されていた。
そのため、彼女達二人は、全裸でした。
通信越しから黒髭の昂る声と、銃声が聞こえたが気のせいだ、うん。
さて、お相手は確かミカという名のゴスロリ二世だっけ?
爪ではなく、熱々のクリスタルを持って戦うスタイルなのか。
今度、タマモキャットとぶつけたらどうなるか試してるみよう。
さて、そうこうしていたら、ミカを追い詰めるも、なんとキャロル出現。
しかも、幼女から年増へ変身。
これには、通信越しから、黒髭氏もブーイング。人妻ニア達歓喜。
……一部のマニアが喜ぶ変身シーンだな。てか、その衣装、肋骨見えてますよ。不健康そうな身体付きですな。
肉食え、肉。あと魚。
と、まぁ、普通のギアでは太刀打ちできないレベル。なので、イグナイトモジュールを使うことに。
暴走状態の力を、コントロールするという荒技。まさにバーサーカーを制御するというものだ。
イグナイトモジュールを発動し、黒く染まる装者達。俺はただ見守るだけ。この力の結末を……彼女達の強さを。
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「久しぶりだな。藤丸空太郎」
「お、お前は」
「フッ、オレの姿を見て戦慄……」
「キャラメル・プリン・アラモード!」
「誰がスイーツだゴルァァァァァ!」
さっそく名前を間違える空太郎。
「キャロル・マールス・ディーンハイムだ! 覚えておけ!」
「え、キャラメルじゃないの!?」
「スイーツから離れろ! もういい!」
と言ってキャロルがファウストローブを纏う。すると、幼女の姿から大人の女性へと姿を変えた。
「お前ら相手に充分なくらいだな」
「キャロルー! 自分の乳揉んだアピールしても、お前の年増モードは人気ないぞー!」
「黙れゴルァ! 誰が年増だ!」
「いや、だってキャロルって言ったらロリババァだろ。そこが人気要素だろ!」
「ちげーよ! というか、それで人気になりたくねぇよ! 人気者になりたいわけじゃないけどな!」
「あと、肋骨見えてるぞー! 肉食え肉ー!」
「やかましい! こちとら、立香のやりたい放題制作ノイズで胃が痛いんだよ!! 責任とれよ!?」
「だが、断る! 立香の贄となれ、魔法少女年増(笑)!!」
「お前絶対あとでしばくからな! ここの装者倒したら、しばくからな!?」
キャロル、空太郎の前ではシリアスを崩される。
哀れなことに空太郎の前で幼女からお姉さん(?)の姿に変身したことが間違いである。
ただでさえ、シンフォギアの衣装でツッコむ男なのだから、ネタを見せつけられたら、ツッコまれるに決まっている。
空太郎がふざけてるものの、キャロルは強かった。音が鳴る度に弦が飛ばし、さらに強大なエネルギーの錬金術の砲撃を飛ばしていく。
「確か、思い出って言う電気信号を燃やして錬金術が使えるんだっけ?」
エルフナインからあらかじめ聞いていた内容を呟きながら、空太郎はキャロルを観察する。
翼がエネルギー砲の追撃を受け、クリスが反撃でクリスタルの雨を放つも、キャロルは弦を渦のようにして破壊される。
そして、その弦が螺旋状を描き、ドリルとなり、竜巻を引き起こした。
「こ、これは……!!」
空太郎は戦慄した。クリスは思わず、その技を叫んだ。
「げ、ゲッタードリルタイフーン!? オメェはゲッターだったのか!?」
「オレをどこぞの熱いロボットと一緒にするな!」
「じゃあ、どこでそのロマン奥義を学びやがった!?」
フッとキャロルは笑みを浮かべ、竜巻へ飛び込み、クリスをドリルで吹き飛ばした。
地面に倒れるクリスに向けてキャロルは言った。
「グレンラガンだ」
「結局熱血系ロボットの技じゃねぇか!!」
クリスが倒れながらツッコむ。
ドリルはロマンである。キャロルは、そう立香から教わって生み出した。
なお、全話、劇場版視聴済みである。
「クソッタレが!」
「大丈夫か……雪音」
「あれを試すくらいなら」
空太郎はあれを聞いたとき、イグナイトモジュールを思う。あれはまだ試したことのないぶっつけ本番になる。
何が起こるかわからない。
「弾を隠しているなら見せてみろ。オレはお前らの希望をぶち砕く。それに、そこのマヌケ。いつまで傍観している?」
空太郎に目を向けるキャロル。
「ご自慢サーヴァントを連れず、装者二人だけ。安全圏でガタガタ震えていればいいものの、このままだと死ぬぞ?」
「いやー、まぁ、そうなんだけどねぇ、とりあえず、キャロルさんや。一言いい?」
「なんだ?」
「ノリでこの二人に連れて来られたんだが、どうしたらいいの?」
「……マジ?」
そうである。いざ、出動!という段階で、装者を先行させるつもりだったが、クリスが「よっしゃあ、行くぞ!!」と言って空太郎の腕を掴み、「共に参ろう!」と言ってもう片方の腕を掴まれて、ヘリから飛び出した。
それで現在に至る彼は死んだ目でキャロルに言っていた。
「ご自慢のサーヴァント、というかマシュと出ようとしたらさー。なんか、三人目って感じでここにいるわけですよ。…………どうしたらいいのさ、もう」
「……同情してやるが、とりあえず答えておく。知らん」
冷たく突き放して、キャロルは弦で空太郎を攻撃し始めた。
「とりあえず、お前もやる。戦え」
「なんでさ!? なんで俺はお前と戦う必要があるのさ!?」
「いや、お前。オレのこと年増とか言ったじゃん。なんか気に障ったから、装者もろともくたばれ」
「やっぱ気にしてるじゃん。そんなんだから、モテないんだぞ! 行き遅れるだぞ!」
「よし決めた殺す!!」
「なんてこったい! なんか怒らせた!!」
いや、そりゃそうでしょ。年齢で弄ってたらキレるでしょ。そう、本部にいたS.O.N.Gとカルデアメンバー達は内心思った。
「チッ。すばしっこいヤツめ!!」
「HAHAHAHA! ミーにはYOUの攻撃などある程度わかるのデース! トゥーンに通常攻撃は効かないのデース!!」
「お前トゥーンじゃねぇだろ! てか、ネタをしながら逃げるな腹立つ!!」
「挑発に乗ってていいのですかな?」
空太郎の狙い、それは……。
「「イグナイトモジュール……抜剣!!」」
イグナイトモジュールを使う時間稼ぎ。
「チッ、余計な真似を。別にオレは邪魔などしないものの」
「いやー、でもなんか
空太郎がなんとなく察知していた気配が二つある。まだ、気配を隠している辺り、傍観しているのだろうか?
「まぁ、とりあえず、この二人がイグナイトを……って、あ。これヤバいわ」
空太郎は二人を見て感じてしまった。仮契約で繋いだパスから、二人のイグナイトモジュールは失敗だと実感したのだ。
黒く染まっていく身体。あれが危険なものだと、切歌と調は感じていた。切歌が声を上げようとすると、空太郎がそれを制した。
「大丈夫」
彼の言葉が耳に入ると、なぜか
「……イグナイトモジュールで受ける呪いは、全て俺が引き受けるよ」
その言葉と共に空太郎の身体が黒く染まっていく。
「だから———負けるな!!」
その言葉と共に光が溢れていき、切歌と調は呑まれていく。
彼女達はいつの間にかライブステージにいた。そこには翼が一人壇上に立ち、ノイズという観客の前で立ち竦んでいた。
「私の歌は……敵しか聞かないのか」
「お父様……どうして」
「私の手では奏を救えないのか……」
絶望に打ちひしがれた翼を、空太郎はズンズン歩いて近づいた。
「知らんがな。ほら、行った行った」
「へ!?」
翼の襟首を掴んで引っ張る。
「ちょ、なんで空太郎が」
「とりあえず、あっち行く! 今、彼女が来てるからついでに励まされてきなさいな」
「どういう……って、扱いが雑ぅ!!」
ドアへ放り込む。そして、また光が起きて、今度は一人ぼっちのクリスがいた。
「アタシはまた……」
「世界が破壊されて、結局一人ぼっちになっていくのか……!」
倒れている仲間を見て泣き出しながら走る彼女を抱き止める空太郎。
「落ち込んでないで、行くべ行くべ」
そう言って、抱っこしていく。
「え、空太郎……ちょ、なんでいるの空太郎!? つーか、この格好は恥ずかしいって!」
「へーき、へーき。誰も見てないから」
「そ、そういう問題じゃ……って見られてる!? なんか後輩二人に見られてるぞ!?」
「関係ないデース。はい、一名ご案なーい」
「大丈夫大丈夫。縄で縛られるほどの恥ずかしさはないから」
「それはそれで、これはこれだ! つーか、アタシの見せ場が台無しじゃねぇかァァァァァ!!」
と言って、翼と同じようにドアへ放り込む空太郎。残された空太郎は息を吐いて、首を鳴らした。
「さぁて、これで
そう言うと彼の周りには、呪いが人の姿で具現化していく。
『人殺し!』
『裏切り者!』
『なんでお前なんか!』
『死んでしまえ!』
『許さない!』
『消えろ!』
『人でなし!』
呪いが彼を責め立てる。肌の黒い手をした彼はその呪いに対して言った。
「んじゃ、人でなしで人殺しらしく……黙らせようか」
「クハハハ! なかなか言うではないかマスター!」
エドモンが空太郎の前に現れる。
「我がマスターよ。他者の怨讐を受け、何を成す?」
「そりゃ、もちろん。
「ほう。なぜ?」
「だって
彼がこの役目を請け負ったのは、全てこのため。
「俺さ、マリアさんに言わられて気づいちゃったよ。誰かと結ばれることが……怖かった」
誰かを好きになることを恐れた。
誰かと一緒にいることを恐れた。
いつか忘れ去られるかもしれない。
いつか消えたことになるかもしれない。
そうなってしまえば、自分の心が酷く傷ついて、もう立ち直れないかもしれない。
空太郎は平気と言っていたが強がりだった。
ホントは怖くて、辛くて、苦しくて、胸が張り裂ける思いがあった。
「この奇跡がいつまで続くかわからない。このままでいい。そう思ってたんだ。けど、彼女に言われてやっと決心できた」
「ほう、どんな?」
「
だから、勇気を出して一歩進む。
「人理のためや、世界のためでなく、これは俺の我儘。みんなの好意や負担を受け入れてこそ、
「く、クハハハ! そうだ、それでこそだ!」
ならば!! とエドモンはマントを翻す。
「このオレの力を使え! 存分に振る舞え! 怨讐には怨讐を! 復讐には復讐をだ!」
「随分、テンション高いなぁー」
「無論だ! ギャラリーがいるのではな!」
「ん?」
やっと空太郎は切歌と調に気づいた。
「え、なんでいるの?」
「それはこちらのセリフデース! なんで空太郎さんの戦いに巻き込まれているのデスか!?」
「魔力パス繋がってないのに、なんでだろ? んー……」
「考えてないで、ちょっと守ってほしいデス! 切歌達、ギアがない状態で……あれ?」
全裸だったのに、今はギアを纏っている状態の二人。
「なんでデスか?」
「私達のギアは壊れたはず……」
「そりゃ、ここが夢みたいなもんだからなぁ。一応、この戦いも体感時間としては一秒も進んでないし、死にはしないからねぇ」
「そうなのデスか?」
「まぁ、ここで負けたらあっちにいる響達が暴走するけど」
「めちゃくちゃ重要事項じゃないデスか!!」
ある意味大切な一戦である。
ドアの向こうでは響が二人と繋がって、力の制御を施している。それが終わるまで、空太郎とエドモンはこのドアを守らなければならない。
「ジッとしててもいいよ。これは俺達の仕事だから」
空太郎の言葉に、切歌は「お断りデース!!」と答える。
「見縊らないで空太郎さん。私達は大事な仲間に重荷を背負わさないよ」
「調……」
「そうデス! 空太郎だけにいい格好させないデス!」
「ありがとう、デス子」
「切歌デスよ!? 久しぶりに名前でボケるなデス!」
「あ、じゃあ。デス歌」
「もっと嫌デス!」
「仕方ないなぁ。OK、特別に
「名前違うデスよ!? もう、切しか共通点ないデス!!」
ボケていく空太郎に、切歌が久しぶりにツッコむ。そのやりとりを見て、調はかつてF・I・Sのときを思い出した。
「それじゃ、いっちょやっていきましょー」
「ノリが軽いデス! やってやるデス!」
「ふんがー」
「調!? なんですかその掛け声!?」
変なノリで始まる呪い戦。彼らの戦いで、結末が変わる……。
「あ! 危ないデス! 【秘技 空太郎ガード】デス」
「ぐあァァァァァ、デス子貴様ァァァァァ!?」
久しぶりに瓦礫の雨の盾にされる空太郎であった。
なんで切歌や調でここにいるのかはパスが繋がっているからですねー。
なんででしょうね……。合体も仮契約もまだしてないのに……(遠い目)
それは後々明かしていきましょうか。さて、空太郎氏が絶好調でキャロルを弄ります。……いや、なんで年増モードになる必要あるの? 需要を考えてロリババァモードでいけばいいのになーと思って書きました(笑)
え、年増モードの方がいい? 私は一向に構わん。
どちらもいけぞよ(大混乱)
まぁ、空太郎はロリババァがいいだろと言ってますが、年増モードも悪くないお考えです。ネタで弄りたいがためにああ言ってるので(汗)
さて、次回は遂にキャロルのほかにサーヴァントが……! あのギリシャのスイーツが現れます。そして、暗黒面の空太郎が出てきます……(愉悦)
———そういえば、廃工場にいたね。あの二人