Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア   作:ぼけなす

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——————別にいいんじゃね? 俺やその知り合いに害がなければ


第六話 ネタバレしていくスタイル

 

ーーーー

 

*月#日(日)

 

 今日も身体検査という形で、櫻井了子氏に身体を見られる。

 

 エッチぃとふざけていたら、「ぶっちゃけ、可愛い女の子の方がいい」と言われた。

 

 さてはオメェー、百合だな?と言ったら、二刀流だった模様。

 

 スターバーストストリームとか使えそう(小波感)

 

 診断結果は異常なし。まあ、当然の結果なものでして、気になったことがあったので聞いてみた。

 

「なんでも聞いてちょうだい」と人の良さそう笑みを浮かべる彼女へ、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何のコスプレなの、フィーネ」、と。

 

      

 

 

 そしたら、瞳が金色に変わり、「……いつから気づいた」と言われた。

 

 いやだって、ところどころにフィーネの仕草が了子氏と一致してるもん。これは同一人物じゃね?と思って聞いてみたら大正解でした。

 

「……侮れんな、かの王の傍輩なる者は」と戦慄してるわけですが、まあ、フィーネがここで何をしようがどうでもいいし。

 

 そう言うと、フィーネは「本気か?」と疑って、聞いてきた。

 

 ぶっちゃけ、フィーネがクリスを使って悪巧みするのは、なんか嫌だけど、フィーネがしたいことを邪魔したいわけでもない。

 

 関係のない部外者がしゃしゃり出ても仕方がないわけです、と言うと「……変なヤツだ」と言われた。

 

 クリスにも言われたことを、この親代わりに言われるとは、なんとも運命感じちゃう。

 

 ところでフィーネに聞きたいことがあったので聞いてみた。【シンフォギア】の衣装って、なんかボディラインが見える際どいヤツじゃん。

 

 フィーネの趣味が入ってるのかなーと聞いてみたら、「ウルクでは当たり前だろう。機能美は」と答えられた。

 

 そう言えば、メソポタミア時代の人たちって効率重視なところもあったなぁ。賢王なら、やりかねないし。

 

「大人しくしておけば生かしといてやる」と、フィーネが脅してきたので、「じゃあ、生かしといてあげたら、ギルガメッシュ王には何も言わないであげるね」と笑顔で返すと「……ホントに頼む」と頭を下げられた。

 

 やっぱり、あの王様。怒らせたら怖いよね。

 

 

ーーーー

 

 

「……藤丸空太郎か」

 

 櫻井了子の姿で、フィーネは先ほどいた少年を脳裏に浮かべた。

 

 風鳴翼を癒した力——————魔術と呼ばれるものを、特殊災害対策部第二課に詳細を提示し、自分の正体を見破った男。

 

 最初はただの凡人かと思えば、ノイズの炭素化を受け付けず、人を見る力をずば抜けている。その上、かの英雄王を使い魔契約にしてるだと?

 

 冗談ではない。かの王は使い魔に収まる器ではない。おそらく友好的な関係を築き上げているに違いない。

 

 ゆえに……かの王の宝物庫がノイズ塗れになってることを知られたら、恐ろしい仕置きが待ってる。

 

 絶対に阻止せねば……!

 

 と、イカンイカン。余計な雑念が混じっていた。

 

 改めて、パソコンのモニターを見て、藤丸空太郎には特別な身体というわけでもない。普通で一般的。本人曰く、一般人よりやや丈夫とか言っている。

 

 魔術も周りと比べて強いわけでもなく、むしろサポート向き。一対一では、私の敵ではない。

 

 だが、私のことをフィーネと見破る観察力。それは侮れない。

 

 おそらく私の計画も、知ってて見逃しているかもしれない。そして知ったところで、どうしようもないことに。

 

 ……とは言え、本人も言った通り、どうでもいいかもしれない。

 

「ぶっちゃけ、どうでもいいんだよね。フィーネがクリスを使って悪巧みするのは、なんか嫌だけど、フィーネがしたいことを邪魔できないし、何もしないよ。関係のない部外者がしゃしゃり出ても仕方がないわけのことですよ」

 

 と言って関わらない宣言した。ヤツの言葉は信用できないところもあるが、本気で言っている。

 

 何もできないからこその静観と決めたのだ。

 

「計画の支障はなし。放っておいても問題ないか」

 

 そうだ。ヤツ一人ではどうしようもない。たった一人の異世界の転移者。孤独な男に何ができると言うのだ。

 

 

 と、ふと私が管理していた【ギャラルホルン】———聖遺物を脳裏に浮かべた。

 

 あの聖遺物は確か並行世界へ渡る……と言った感じの力があったと聞いている。

 

 あの聖遺物が使われていた時代で、そのようなことがあったのだろう。

 

 そして、不穏な逸話があった。

 

 『古エッダ』の『巫女の予言』では、【ギャラルホルン】が、世界が衰滅する最後の戦いの始まりを告げる、いわば「危険な楽器」である。

 

 つまり、それは……。

 

「世界が……終わる予言か?」

 

 この世界は、私が壊すかもしれんが……他に世界を壊す存在がいるのか?

 

 そのために並行世界から、人を招く。人を繋げる。ゆえに使われた決戦楽器なのだろう。

 

 では、なぜ……。

 

「……なぜ【ギャラルホルン】はヤツを招いた?」

 

 仮に世界の危機だとしても、あのような世界を救えるとは思えない男を招くとは、【ギャラルホルン】の人選ミスとしか思えないし、【人類マスターの一人】という肩書きで、招かれるものなのか。

 

「あまり、あの聖遺物は期待できんな」

 

 と、嘆息しながらコーヒーを飲む。今回は苦く仕上がってしまったようだ……。

 

 

ーーーー

 

 

 

 

「……クスクス」

 

——————まだ、少女は、現れない

 

 まだまだ、彼女は現れない。七つ揃うまでは……。





正義感はあるにはあるけど、無力ならば静観する。彼はチャンスを待つ人なので、いざフィーネと敵対したら、何がなんでも勝ちをとりにきます。

ゲームエンドにはさせない、ゲームセットを目指すのが、藤丸空太郎です。まあ、そこは原作主人公の藤丸立香(男)でも変わりませんが。

ちなみにうちの藤丸立香(女)はゲームセットを目指しますが、効率を進めます。その結果どうなるかは、はてさて。

次回は軟禁生活から解放されて、新た仲間が来ます!
ヤッタネ、苦労と戦闘が待ってるよ空太郎くん!!
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