Fate/grand order 絶唱魔性戦記シンフォギア 作:ぼけなす
———めでたし、めでたし……ですか?
———まぁ、めでたしってわけじゃないね。だって、彼女もまた一つの信念があったからね。それを砕いて、彼女は全てを忘れ、己の身を犠牲にして彼女の分身を救った。見方によっては、後味の悪い結末さ
———そうですね。そうかもしれませんね。
———まぁ、どうだっていいさ。それに……君は、
———……そういえば
———その答え合わせは、この世界の最期にて。この世界の終幕にていずれ
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#月?日(火)
さて、事の顛末の話をしよう。
まず、キャロルなんだが、無事救出されたが最後のゴスペル(仮)がいけなかったのか……、記憶を無くし、自身が何者なのかわからない少女になってしまった。
目の前の彼女に「記憶喪失のロリババァかぁ」となーんて呟いたら、ハサミが飛んできた。……オミャーは記憶無くしてないだろ、絶対。
てか、暗殺者並みに鋭い投擲だったね。俺じゃなきゃ、見逃してるね。(某噛ませ暗殺者感)
んで、エルフナインであったが、彼女はホムンクルスとしての寿命が尽きようとしていた。尽力してくれた医療班や、それに詳しいパラケルススも協力してくれたが、設計自体が全く違っており、このホムンクルスの設計図がなければ手の施し用がないそうだ。
チフォージュ・シャトーから、それがないかまた探索してみたが、
おそらく、キャロルの攻撃の余波でやられたと思うが……ホームズと話してみたところ、「……違和感がある。それがなんなのかは、まだ言えない」と言っていた。
そこは俺自身も思う。キャロルが攻撃した位置と、消されたデータのある場所は
ならば、もしかすると何者かが……と言ったところで、エルフナインを救う手立てはない。
もうどうすることもできないので、今日、エルフナインが峠を迎える日に装者達がお見舞いしているとか。
え、俺ですか?
そりゃ、もちろん……事・後・処・理・☆
いや、さぁ……今回やらかしたらの立香ちゃんもでしょう?
別に人が死んだわけじゃないけど、施設の破壊および嫌がらせノイズによる被害でそれを対応することになりました(笑)
……S・O・N・Gに押し付けてもよかったんだけど、彼らは彼らで涼宮製葡萄ジュース炭酸割り博士。またの名をウェル博士からもらったSDカードからデータを解析する仕事があるそうだ。
おそらく、キャロルの背後。もしくは彼女がいた組織が関与している可能性がある。
そのため、その解析を進めよう……というところで、そこで難航。内容はキャロルの交換日記のようなものだったけど、なんかスッゴイ暗号で誤魔化されたり、幼児が書いたとしか思えない文章でわけがわからなくなったり……。
……これ響パパンが所属するNPO団体(ヒャッハー系)の被害者になった人が相手じゃね?
時おり、『おかあさん、あのね、サンね。ちょっとつかれたの』って書いてたし。
という感じで解析がサンジェルマンという苦労人の
なんか、本人が望んでないのにファインプレーになってる辺りが草である。なお、それを知ったギルガメッシュ氏は大爆笑である。
……え、秘書として雇っても面白そう?
……なんでだろ。今いる組織のサンジェルマンさんという人。対して、扱いが変わらないような気がしてきた。主に苦労人という意味で。
んで、事後処理という名の書類作成のデスマーチだが、もちろん俺や孔明が駆り出され、徹夜する毎日を送りました。
他のサーヴァント? もちろん、巻き込みましたよ。
マーリンや信勝くん、なぜかいたアグラヴェインことアッくんと明智光秀ことミッチー。
紫式部や清少納言などなど、書類作成できる人をローテーション組んで駆り出しました。
なお、ローテーションに入ってないのは俺とギルガメッシュCEOである。
トップと管理職が抜けたら、何をやらかしたもんじゃないしね!!
だから、ギルガメッシュ王。またバカンスという名目で逃がさないよ?
俺と孔明が体験したデスマーチを味わうのだー。
というわけで、今日もお疲れ様です。この後、一時間寝た後にまた仕事に行きます。
……俺、いつ帰れるのかな。なお、紫式部のOL姿、マジで似合うな。
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#月!日(水)
夏休みが始まりそうな今日この頃。そんな日にエルフナイン氏が昨日、亡くなった……
———と見せかけて生きてました
え、昨日、死にかけてたよね。もう峠で、ポックリ逝く手前だったよね?
それを詳しく聞いてみたら、記憶のセーブデータが消えたキャロル氏が、エルフナインを吸収して、新生☆エルフナインになったとか。
なんと。そんな裏技があろうとは。それで装者一同が感動のドラマシーン展開だったそうだが、その時間帯、俺はブラック労働してたんだけど。
と呟くとお通夜みたいな雰囲気に、クリスに「ムード壊すんじゃねぇよ!」ってツッコまれたが、だって……ねぇ。
俺が必死こいて君らの事後処理してるのに、そんな感動ドラマシーンを蚊帳の外にされて、知ったの今日だよ?
文句も言いたくなるさー。俺も心配してたし。
あと、エルフナイン自身が「なんか、ぼくの出番。あんまりなかった気がします……」とメタ発言していたが。気にしないで。
だいたい変態達が出てきたせいで、そうなるしかないから。
美幼女系ホムンクルスでは太刀打ちできないからなぁ、あの人ら。
あとはなんかウェル博士が残したデータから、なんかわかりそうだけど、何がわかるんだろなぁ。
……てか、ロベルトが未だ発見されていない理由がそこにあるのか?
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「えと……ごめんなさい」
「ハッハッハッ、気にしないで。ブラック労働はいつものことだから」
空太郎がスゲェ怖い事を言う。いや、何そのブラック労働。アタシが小さい頃受けてたものより、ヒデェような気がしてきた。
これが大人ってヤツなのか? え、こういう未来確定なの?
「クリスちゃん、クリスちゃん。空太郎さんの労働は参考にしたらダメだよ。アレは例外の中の例外だから」
「そ、そうだよな。流石にそんなことないよな!」
「そうだよ! 私達がそんな暗い未来なんてないよね!」
笑い合うアタシと馬鹿。そんなアタシらに空太郎が一言。
「君らにアドバイスするねー、あきらめても、つづくしあいはあるんだよぉ?」
「「やめて!?」」
死んだ目でそんなこと言うなよ!?
未来ある若者になんてこと言いやがる!?
「……今日ね、ギルガメッシュ王が亡くなって冥界に逝っちゃったんだ」
「え、アイツ死んだの!? つーか、なんで!?」
「いつもの労働しすぎて過労死だから」
「いつもの!? てか、あの王様働き過ぎだろ!?」
「いや、そうしないと回らないからね。ちなみに冥界ってこの世界にもあるんだよね」
「意外な事実が判明しやがった!」
「なんか、エレシュキガルがびっくりしてた。……冥界の女王って、意外にもいるだよね」
「どゆこと!?」
死んだ目でら不穏な発言する空太郎。アタシ、そーゆの苦手なんだけど!!
「空太郎さん、それ以上クリスを弄っちゃダメだよ。あらかじめ、心労を与えちゃダメだから」
小日向がアタシを労ってくれた。そりゃ、そうだ。これから会うヤツは、ある意味いろいろ覚悟しなきゃならねぇ。
アタシ、馬鹿、小日向、エルフナイン、空太郎で、今、軟禁兼患者扱いされてるヤツと会おうとしている。
マシュのヤツも行きたがっていたが、カルデア関係はなるべく少ない方が、上が安心しやすいとか。
納得できねぇが。
「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
「なんか、空太郎がスンゲービビってるんだがどうしてだ」
「そうりゃ、ダークネスモードとは言え、酷いこと言っちゃってるもん。罪悪感が仕事で吹き飛んでいるとはいえ、今になって思い出したんだよ」
「難儀なヤツ」
確かに……まぁ、空太郎らしい言い方と言えば言い方だ。なんか、こう常に前へ進むことを諦めるなーって言ってる感じが。
そうこうしているうちに到着。扉をノックして開けようとしたとき、
「ディア、マイ、ブラザァァァァァッッ♡」
「伏せカード! ダメージダイエット!」(某カードゲーム風に)
と言いながら空太郎は飛び込んできた立香を、エルフナインを身代わりにして逃げやがった!!
「ニュフフフ、久しぶりにお兄ちゃん成分じゃー。あれ、なんかプニプニしてね? 体温高くね? ハッ! まさかお兄ちゃん、遂に幼女モードに!?」
「そんな薄い本展開ねーよ」
「そうだよ。もう既にあるし」
「ちょっと待て詳しく署で聞こうか」
さりげなく、暴露するお馬鹿。いや、まぁ、なんか今回の戦いに感化されたのか木反土易のヤツが、幼女となった空太郎と、どこぞのお姉さんを絡ませた百合百合しいモノが生まれた。
空太郎の風評被害はまだまだ広がっていくな。
「……俺、人様の世に生きていられるのかな」
「大丈夫だろ。『いつもお世話になってる人(意味深)』で、だいたい許されるだろ」
「俺の人権はぁ!?」
知らないよ。むしろ、お仕置きと評してバッチこいだぞコノヤロー(願望)。
さてと、今回だがコイツに聞きたいことがあったな。カルデアやオッサンにも言われたが、今回、
今もなお、スリスリされてるエルフナインは、キャロルの頃の記憶はなく、立香がこの世界にやってきた理由が判明してない。
立香の口から、黒幕を聞き出すのが今回の狙い目だ。エルフナインを愛でてる立香が、こちらの視線に気づき、口を開く。
「んー、聞きたいことがあるって感じ?」
「まあな。オメェがどうやってこの世界にやったきたのか。誰が手引きしたのかってのをな」
「いーよいーよ! 答えちゃうよ。私をここへ招いてくれたのは…………」
と、立香が固まった。「え、あれ?」と戸惑っていた。まさか……。
「思い出せない……?」
誰かが口に出すと、立香は頷いた。そんなバカなことがあるか!
忘れるか普通!?
「クリス、ちょっと」
と空太郎がアタシだけ、連れ出した。
「んだよ? お仕置きか?」(wktk)
「違うって」
「しゃーねぇな。発散しろよ」
「聞けよピンク頭」
アタシのは銀だ。まぁ、軽口はここまでにして。
「なんで忘れてるんだアイツ。普通ありえるか?」
「ありえるだろ。何せ、アイツ。ファウストローブ使ってるし」
あっ。そういえばそうだ。でもなぁ、アイツなら何か対策とかしてそうな気がしたんだが。
「もちろん、立香はこれまで旅してきた記録やクリス達の出会いをバックアップしているだろうよ。一応、アイツが何かしら魔術とか受けた場合の対策として、肉体にそういう魔術を設定しているだろう」
「とりあえず魔術ってスゲーなのはわかったけど、それなら、なおさら覚えているはず……?」
「
空太郎は窓の先を見つめ始めた。まるで、ここにはいない敵を相手したかのように。
「アイツが覚えていないのはファウストローブだけじゃなく、
「んなことあるのか!?」
まさか、キャロルか!? いや、そんなことわざわざする必要があるのか……?
「まだ何も言えないってのは現状。でも、この事件には
空太郎の世界のヤツが……?
「……実は、俺も報告書を見るまで思い出せなかったことが一つあったんだ」
「お前にもあったのか!?」
「あるよ。てか、クリス達に敵意をぶつけられた嫌な事件があったでしょ」
あ……そりゃ、なんか嫌だ。今でも思い出すと憂鬱になりそう。
「んで、その事件の報告書なんだけど、実はこの事件が終息してから、
「なんでだよ!? 誰がやったんだよ!?」
「さあ? でも確実に誰かがやったことだろ。黒幕と関わるヤツが」
一体誰がそんなことを……。
「狙いはわからないけど……確実に、俺や皆んなに人型ノイズのことを
誰かはわからないけどね、と空太郎は肩をすくめていた。どうやら……思ってた以上に、闇が深い。
アタシはそう思った……。
「とりあえず、宣言するね、お兄ちゃんハーレムを作ります!!」
「賛成!」(賛成)
「面白そうなのでYES!」(愉悦な笑み)
「えーと……」(困惑)
病室にまた入ると、立香がまだバカなことを言っていた。……いや、別に反対じゃないんだが。
なお、空太郎はまた目が死んでいた。
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【ソレ】は観ていた。ビルの屋上で、彼が装者達やマスター達に振り回される日常を観ていた。
「…………」
【ソレ】が初めて、観た時、
「………マタ、ネ」
【ソレ】はそう呟いて、再び暗闇の中へ消えていく。
【ソレ】が再び現れる日はまたいつか……。
「諦めても続く試合があるんだよ……」(byうらみちお兄さん)
原作通り進めつつ、新しい伏線を張るスタイル(良い笑顔)
ちなみに前書きで会話してる人たちですが、空太郎とマシュではありません。この二人は誰なんでしょうかねー(すっとボケ)
なお、前書きで書いていますが、この章で現れた空太郎のノイズですが未だに正体不明です。そして、立香をこの世界に連れてきた諸悪の根源こそが空太郎達を響達と巡り合わせた者ですねー(ネタバレ)
お察しの方がいると思いますが、まぁ、気長に見守ってお待ちください。
…………たぶん、コイツだけは許せねぇって思えるので(ネタバレ?)
さて、次回ですが、このGXの最後で見せたシーン———をオリジナルでやります(遠い目)
———あれ? そういえば晄さんがマダオじゃなくってたよね?