9月15日 東京都の拝戸町で事件は起きた。
拝戸町 午後15時05分
この日、拝戸小学校は先生の研究会のため、臨時休校となっていた。
とある河川敷の広場で遊んでいた子供たちはわいわか・がやがや、にぎやかになっていた。
「やーい、捕まえて見ろ。」
「今度は、サトシが鬼だ。」
「ウーッ、悔しいー。」
と、3人は友人一緒に逃走中していた。
サトシは、ハンターになって追跡するのだ。
「あっ、見つけた。」
「あっ、逮捕されちゃった。」
と、サトシは勉を確保した。
「あっ、入たっ。」
「キャッ、逃げろっ。」
「待てー、捕まえたっ。」
「あーっ、捕まっちゃった。」
と、有美子を確保した。
「もう、サトシ君はすぐ見つけるの早いんだから。」
「へへっ。」
一方、勝は見つからないところへ遠くへ逃げていたのだ。
「にひっ、ここなら見つけるかな。」
と、その時。
「君が、勝君か。」
「えっ、おじさん誰?。」
「俺様は、君の親戚だよ。」
「えっ、親戚。」
「そうだ、さぁ車に乗って。」
「うん。」
と言って、勝は男と一緒に車に乗せた。
「おい君、車を出して。」
「はいっ。」
勝と男が乗った車は、そのまま走り去っていった。
「あれ、勝の奴何処へ消えたんだ。」
「どうした、サトシ。」
と、サトシは勝がいなくなったのを気付いた。
「ああ、勉、有美子ちゃん、勝の奴がいないんだ。」
「えっ、本当。」
「どこへ行ったんだ、勝。」
「とにかく、捜してみよう。」
「うん。」
サトシは、勉と有美子と一緒に勝を探すことにした。
「おーい、勝ーッ。」
「勝ーッ。」
「勝くーん。」
と、手分けして探したが、勝は見つからなかった。
「おい、勝の奴いたか。」
「いいや、だめだ。」
「俺も勝が行きそうな店にも行って見たんだけど、来てないって。」
「えっ、とにかく、この辺探してみよう。」
「うん。」
「アッチかな?。」
と、行って見ると。
「ここ、車がいっぱいだよ。」
「そうだな。」
そこへ、通りがかりの大人に会った。
「どうしたの、君たち。」
勉は、男の人に事のあらましを説明した。
「実は、僕たちが逃走中している時に勝がいなくなっちゃったんだ。」
「えっ、入なくなった。」
「うん。」
そこへ、3人の高校生がやって来た。
「どうした。」
「実はな、この男の子がいなくなったらしいんだ。」
「あっ、そう言えばさっきよ、その男の子さ車に乗ってくの見たぜ。」
「えっ、それ本当。」
「ああ。」
勉は、歩道に何か見つけた。
「あっ、あれ何だ。」
「これは、勝のキャップ帽。」
「もしかしたら、勝は誘拐されたんじゃ。」
「えーっ。」
「何、誘拐。」
「うん。」
「俺、勝のお母さんに知らせて来るよ。」
「そうね。」
「とにかく君たちはお家の人へ、私は警察に知らせておくよ。」
「じゃあ、お願いね。」
と、有美子は言った。
サトシと勉と有美子は、勝の家に行った。
「あら、どうしたの。」
玄関に、勝の祖母がやって来た。
「おばさん、大変だよ、勝が僕らと一緒に逃走中していたら勝がいなくなっちゃったんだよ。」
と、勉が泣きながら説明した。
「それで、あちこち探したんだけど、入なかったんだ。」
「まぁ、それ本当。」
そこへ、勝の母がやって来た。
「あら、こんにちは、どうしたの。」
「実は、勝君が逃走中していたらいなくなっちゃったんです。」
「えっ、勝が。」
「今、公園に通りかかったら、自転車に乗った男の人が警察に知らせて来るって。」
「まぁ、それは。」
拝戸町1丁目交番
「で、あなたが小学生の行方不明を気付いたんですね。」
「はい、その子たちの話を聞いて交番に来たんです。」
「では、その保護者は。」
と、警官は言った。
「今、こっちへ向かっています。」
そこへ、勝の母とサトシと勉と有美子が交番へやって来た。
「わかりました、早速捜索願いを出しておきます。」
「はい、お願いします。」
拝戸町で起きた小学生の行方不明は鉄道公安隊にも伝えられた。
「はい、公安特捜班、少年が行方不明、はい、捜索願、名前は姫田 勝 小学校3年、分かりました、早速捜査します。」
と、メモを書いた。
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってきます。」
と、高山と南は警乗へ向かった。
「ご苦労さん、頼むよ。」
と、高杉は言った。
「おい、9歳の少年が行方不明だ、心当たりを探してきてくれ。」
「わかりました。」
「とにかく、捜してみよう。」
特捜班に捜索願の入電が入った。
「それで、入なくなる前は。」
「友人と一緒に出掛けた後、帰る時に別れた後に行方不明になったと。」
「なるほど。」
と、高杉班長は言った。
行方不明の捜索は菅原と小海が担当する事になった。
「もしかしたら、誘拐かもしれんな。」
「ああ。」
高山と鶴岡は100系「ひかり」が止まっているホームへやって来た。
「よし。」
「乗りましょう。」
と、2人は100系「ひかり」に乗り込んだ。
「この付近も警戒しておこう。」
「ええ。」
洗面所等も、不審な物が置かれていないか、こまめに見回るのだ。
「はい、わかりました、直ちに捜索します。」
と、連絡した。
「どうした、高山。」
「今、班長から小学生の捜索願があったって。」
「それ、本当ですか。」
「ああ、名前は姫田 勝 小学校3年だ。」
「なるほど、その男の子は一緒に入る筈だからな。」
「そう言えば、朝駅に行くと男と一緒だったな。」
「男と一緒。」
「ええ、40代ぐらいの男だったな。」
「うん。」
「とにかく、捜してみよう。」
「ええ。」
高山と南は、40代の男と連れの小学生に話を聞くことにした。
「すいません、鉄道公安の物ですが。」
「な、何なんだ、君は。」
高山は、鉄道公安手帳を見せた。
「実はですね、捜索願の小学生に似てるんだけど。」
「ウチの息子ですよ。」
「そうですか。」
「ええ、間違いありません。」
「どうも。」
「違いましたね。」
「ええ。」
高山は、男の声を掛けた。
「すいません、最近貴重品の盗難が多いので気を付けて下さい。」
「ああ、すいません。」
と、男は財布をすボンのポケットに入れた。
高山と南が乗った100系「ひかり」は東京と横浜と静岡を超えて、名古屋へ到着した。
「この男が犯人かな。」
「ええ。」
「とにかく、博多まで警乗しよう。」
「ええ。」
東京公安室・公安特捜班
「犯人は、小学生を連れて何処へ行ったんでしょうか。」
「もしかしたら、新幹線に乗ってどこかへ遠くへ行ったと考えられるんですが。」
「東海道新幹線に乗ったとしたら。」
東海道新幹線に乗る
博多で下車
西鹿児島へ 特急「ハイパー有明」に乗る。
熊本へ L特急「有明」に乗る。
長崎へ L特急「かもめ」に乗る。
佐世保へ L特急「みどり」に乗る。
「でも、そのどちらの特急に乗って逃げたって事になりますね。」
「犯人は、博多から特急に乗ったと考えられるわ。」
と、梶山は言った。
「そうか、犯人は西鹿児島だ。」
特捜班は、小学生の行方を捜索した。
「よし、梶山、松本、小海と連れて鹿児島へ向え。」
「了解。」
その頃、高山と南は。
博多駅
「あっ、あの男かな。」
「どうした。」
「あっ、40代のひげの男と連れの小学生、それにバックを持ってる。」
「おい、高山。」
高山は、子連れの男を発見した。
「すいません、鉄道公安の物ですが。その子供さんとバックを持ってるんですが。そのお子さんは?。」
「あ、いえいえ、私の親戚です。」
「そうですか。」
新幹線「ひかり」の警乗を終えた南と高山は博多鉄道公安室で待機していた。
「鹿児島って事は、新幹線に乗り博多からは特急「有明」に乗れば鹿児島へかけれますよ。」
「なるほど、東京からは新幹線に乗って博多からは特急「有明」に乗り換えれば西鹿児島に行くって事ね。」
暫くして、FAXから誘拐犯と思われる40代の男と捜索願の勝君の書類が送られてきた。
「あれ、この子は。」
「やっぱり、40代の男と勝君だ、やられたな。」
「バックの中身は身代金だ。」
「やはり、犯人は鹿児島へ逃げるんだ。」
「ええ。」
博多駅・ホーム
「あっ、高山、犯人はハイパー有明に乗り込んだぞ。」
「うん、後を付けよう。」
高山と南は、特急ハイパー有明に乗り込み、犯人を追いかけた。
特急「ハイパー有明」の車内
「いいか、おとなしくしてろよ。」
「うん。」
そこへ、車内販売の店員がやって来た。
「すいません、この弁当とお茶とオレンジジュースをください。」
「はい、ありがとうございます。」
と、男はお金を払った。
「やはり、鹿児島へ逃げると考えられるな。」
「ええ。」
しばらくして、特急「ハイパー有明」は西鹿児島に到着した。
「やっぱり、鹿児島市内に入るんだな。」
「ええ。」
そこへ、小海と松本と梶山と合流した。
「高山君、南さん。」
「おう、小海も来たのか。」
「ええ、奴はバックを持っていたが、どうやら身代金と見て間違いないですね。」
「ああ。」
一方、犯人の4人は。
「えへへへ、ポリ公の奴もうようよ張り込んでいたが。」
「変な警官に見つかってしまったよ。」
「そうか。」
「さて、それそれずらかろうか。」
「おう。」
そこへ、高山は男を発見した。
「待ちなさい、そこの男。」
「だ、誰だてめぇは。」
「その私服は、警察か。」
「僕は、鉄道公安隊だ。」
と、鶴岡は手帳を見せた。
「何、列車の警察か。」
「逃げろーっ。」
「逃がさないぞ。」
「放せっ、放せって言ってるんだろ。」
「俺は、死んでも離さないぞ。」
「てめぇー。」
「とりゃーっ。」
と、高山は40代のひげの男を確保した。
「ぐはーっ。」
「やはり、小学生の誘拐はお前か。」
「それは、わしの親戚だ。」
「そんなわけないだろ。」
「ふっ。」
と、40代の男は言った。
「高山、こいつは広域手配の18号だ。」
「そうか、こいつは小学生を誘拐して殺害したって人か。」
「よし、お前を逮捕する」
と、高山は手錠をかけた。
高山と南が逮捕した男は、広域連続誘拐殺人犯の誘拐犯グループの手下、火野諒平42歳だった。
「おい、逃げようぜ。」
「おお。」
「早く出せ!」
と、福田と浅倉と篠原は車に乗り逃走した。
「しまった。」
「犯人が逃げるぞ。」
そこへ、小海達が乗った覆面パトカーが到着した。
「高山、南、勝君は。」
「ここに、います。」
「大丈夫か。」
「うん。」
「もう、大丈夫よ。」
と、梶山は勝くんを保護した。
「小海、主任、犯人は車で逃走しました。」
「よし、追いかけよう。」
高山は、小海と南主任と共に誘拐犯人の車を追跡した。
「とにかく、逃げるぞ。」
「おう。」
そこへ、南主任たちの覆面パトカーが犯人の車を追いついた。
「くそー、鉄道公安隊に見つかるなんて、あんな奴に捕まってたまるかってんだ。」
「とにかく、飛ばすぜ。」
そして、覆面パトカーはサイレンを鳴らし、車を追跡した。
「うわー。」
と、福田と浅倉の逃走車は工事現場に突っ込んでしまった。
「動くなっ、鉄道公安隊だ。」
「福田、浅倉、篠原、もう逃げられないぞ。」
「お前たちを、連続誘拐殺人の容疑で逮捕する。」
こうして、高山は誘拐犯を逮捕され、勝くんは無事に、救出された。
新幹線「ひかり」を警乗中に小学生の行方不明で捜索する事になったが、博多駅付近で
行方不明の小学生と40代の男と一緒鹿児島へ逃走していたのだ
蚕豆かいこさんコラボ企画有難うございました