そこへ、車掌がやって来た。
「お客さん、青森駅ですよ。」
と、起こそうとした。
「えっ、うわぁぁ。」
何と、ゆうづるの車内で女性が刺されて死んでいたのだ。
「どうした。」
「大変だ、「ゆうづる1号」の車内で女性が死んでるんです。」
「何だって。」
そこへ、私服の公安隊や駅員が駆けつけてきた。
「どこだ!、死体が見つかったのは。」
「21分に到着した「ゆうづる1号」の車内に。」
「死んでるのは、女性のようです。」
と、跨線橋を登ってホームへ向かった。
「それ本当か。」
「ええ。」
2時間後、青森県警のパトカーが到着し、捜査は開始されていた。
「主任、被害者の女性は東京の人だそうですね。」
「ええ。」
「警部、仙田主任、被害者の身元が分かりました。」
「おう、わかったのか。」
「ええ、被害者は東京在住の里見直子と判明された。」
「なるほど、上野から乗って来たって事か。」
「はい。」
「すぐ、調査してもらうと報告しておこう。」
寝台特急「ゆうづる1号」で起きた殺人は、すぐに特捜班に伝えられた。
「えっ、はい、里見直子、了解、早速直ちに調査いたします。」
と、高杉は電話を切った。
「おい、青森県警から捜査協力の要請だ。」
「早速、当たって見ます。」
高山は南と一緒に被害者の身元の確認をする事に。
「ええ、私もびっくりして。」
「それで、何か恨まれることはありませんでしたか。」
「いやー、そこまでは。」
「そうですか。」
暫くして、特捜班に戻った高山と南は。
「先日から、青森へ行って里帰りへ行くところだったそうです。」
「ほう。」
「そう言えば、一昨日起きた殺人は、どうなったんですか。」
「ああ、警視庁の刑事の話だとウイスキーに毒を混入していたらしい。」
「ウイスキーに毒を。」
「ああ。」
「しかし、手口も違うし、犯人はどんな手口を使ったんでしょうか。」
「ゆうづるの殺人で使われた凶器は。」
「青森県警の話だと、恐らく凶器はナイフと考えられます。」
「ナイフか。」
「問題は、犯人は男か女のどちらかって事も考えられますね。」
「ええ。」
「うーむ。」
高山は早速、推理してみた。
「そうか、ゆうづるは常磐線経由で583系なんだ。」
「そうさ、私は高校の頃はよくゆうづるに乗って北海道へ行ったよ。」
「早速、調べて見るよ。」
と、高山は時刻表を見て見た。
寝台特急「ゆうづる1号」
上野発 21時30分
水戸 22時50分
平 23時58分
八戸 5時12分
青森 6時12分
「なるほど、仙台と盛岡を通過するのか。」
「ああ。」
そして、南と高山は事件が起きるとは予想しなかった。
そして、犯人は誰なのか。