東京駅の新幹線ホームで歩夢と侑が降りてきた。
「おや、歩夢ちゃん、旅行から帰ってきたのかい。」
「うん、上野から夜行で北海道の函館と釧路へ行って来たのよ。」
「なるほど、それでか。」
「あっ、そうだ。」
と、高山は言った。
「ところで、夜行列車に乗らなかったか。」
「乗ったよ、青森行のね。」
「どんな列車だった。」
「確か、赤いヘッドマークで鶴の絵柄が書いてあったよ。」
「それって、常磐線経由の「ゆうづる」かな。」
「そうよ、それよ。」
と、侑が言った。
「その時に怪しい客はいなかったか。」
「うーむ、怪しいと言えばサングラスをかけていたわ。」
「それで、何かあったんですか。」
と、歩夢は南に行った。
「実は、寝台特急「ゆうづる1号」の車内で殺人事件が起きたんだ。」
「まぁ、それで捜査していたのね。」
「そうだ。」
「それで、君はそのサングラスをかけていたって言うのは男か女か。」
「そうね、そこまでは分らなかったわ。」
「そうか、何か気づいたら、特捜班に知らせてよ。」
「うん、わかった。」
と言って、歩夢と侑はホームへ帰った。
「なるほど、サングラスの人か。」
「でも、男か女かわかるのか。」
「そこなんですよね。」
南は高山と一緒に亀石裕次郎の探偵事務所へ行って見ることにした。
「亀さんは、浮気調査してほしいと依頼から戻ってないんです。」
「実はですね、東海道新幹線「ひかり10号」の個室で死体で発見されたんです。」
「えーっ、亀石先生が。」
「実はですね、「ひかり10号」の個室で絞殺されたんです。」
「えっ、絞殺。」
「何か心当たりありますか?。」
「ええ、うちの事務所にサングラスをかけた人が来られたんです。」
「サングラスの人が、なるほど、それで男の人でしたか、女の人でしたか。」
と、高山は探偵秘書に聞いた。
「女でしたよ。」
「それで、何歳ぐらいでしたか。」
「年ね、さぁ、そう言えば27歳から30代ぐらいの女性だったわ。」
「27から30代ですね。」
「はい。」
早速、高山は高杉班長に報告した。
「何、27歳から30代ぐらいの女か。」
「ええ、半月くらい前に事務所に来たと言っています。」
「ほう、その女がこの事件の犯人の可能性があると言う訳か。」
「ええ、詳しいことはわかりません。」
「そうだよな。」
「ええ。」
「問題は、その女が犯人なのかだ。」
「そうですね。」
「調べて見ようか。」
「はい。」
早速、女の行方を追うことにした。
「すいません、この女性は知りませんか。」
そして、犯人はこの女なのか?