新庄雄太郎鉄道公安隊コラボ企画集   作:新庄雄太郎

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山代温泉へ泊った翌日は福井県の東尋坊へ向かった。


東尋坊の女

関岡が乗ったスーパー雷鳥3号は、9時39分に京都を発車し、福井、金沢、終着の富山には12時30分に着く 

 

「わーっ、見て琵琶湖よ。」

 

「ホント、ロマンチックだわ。」

 

スーパー雷鳥には、ラウンジカーが連結しているので、ビッフェも設けています

 

そして、光たちが乗ったスーパー雷鳥3号は11時に福井に着いた。

 

次の日、南と善子と花丸は福井県の東尋坊へやって来た。

 

東尋坊とは、荒々しい岩肌の柱状節理が延々と1kmに渡って続く勇壮そのものの東尋坊は、国の名勝・天然記念物に指定されています。なかでも岸壁の高さが20メートル以上に及ぶ大地の断崖は勇壮というより壮絶で、日本海の荒波が打ち寄せる姿は恐ろしいほどの迫力です。遊覧船ではライオン岩、ろうそく岩など自然の造形が目を楽しませてくれます。

 

 

 

「東尋坊と言えば、サスペンスドラマがイメージ的なんだずら。」

 

 

 

「そうね、善子と花丸が犯人に狙われ、そこへ、俺が助けるのだ。」

 

 

 

「まるで、ドラマみたいね。」

 

 

 

「これはミステリーずらー。」

 

 

「うわーっ、日本海が大きく見えるよ。」

 

 

「本当だわ。」

 

 

「ねぇねぇ、遊覧船だって乗ってみようよ。」

 

 

 

「乗ろう、乗ろう。」

 

 

 

達仁と善子は、東尋坊の遊覧船に乗った。

 

 

 

「うわーっ、海からの東尋坊ってこんなに大きいんだ。」

 

 

 

「うん。」

 

 

 

ところが、東尋坊の海に事件の予感がした、花丸は、遊覧船から降りた時事件は起きた。

 

 

「あっ、あれ何。」

 

 

「なんか浮いてるわ。」

 

 

「ま、まさか。」

 

 

「し、ししし、死んでるわ、キャーッ」と悲鳴を上げた。

 

 

まもなく、福井県警捜査一課のパトカーが到着した。

 

 

「福井県警の吉田です、あなたが遺体の発見者ですね。」

 

 

「はい。」

 

 

「あなたは。」

 

 

「俺は、南 達仁です。」

 

 

「同じく津島善子です。」

 

 

「なるほど。」

 

 

と、吉田警部は言った。

 

 

「で、あなたが第一発見者ですか?。」

 

 

老刑事の八島警部補が言った。

 

 

「はい、発見したのは善子で。」

 

 

そこへ、善子がやって来た。

 

 

「美津子、美津子、みつこーっ!。」

 

 

 

と、叫びながら走って来た。

 

 

 

「すいませんが、この女性を戸存知でしょうか。」

 

 

 

「はい、彼女は関岡美津子、高校の時の同級生なんです、こんな事になるなんて。」

 

 

 

そこへ、福井県警の青木刑事は。

 

 

 

「吉田警部、被害者の身元が割れました、免許証の住所から東京在住の関岡美津子と判明しました。」

 

 

 

「そうか、これはやはり自殺の可能性があるな。」

 

 

 

そして、善子は言った。

 

 

 

「人殺し!、美津子は自殺なんかしないわ。犯人はあいつだわ。」

 

 

 

「善子、人殺しって誰の事か。」

 

 

「あいつだわ。」

 

 

「あいつって、誰ずら。」

 

 

「あいつ、美津子と付き合ってたのよ。」

 

 

「ほう、なるほど。」

 

 

「とにかく、これは誰かに突き落としたって事も考えられるな。」

 

 

「なるほど。」

 

 

「断崖で突き落として殺害したって事ずらね。」

 

 

「その通りだよ。」

 

 

「問題は、犯人は誰なのかな。」

 

 

「とにかく、これは特捜班にも報告しておくからな。」

 

 

翌日、山代温泉と東尋坊を観光した、南と善子と花丸は福井駅から14時17分発L特急「加越8号」に乗って米原へ到着するのは15時27分、そこから新幹線に乗り次いで東京へ帰京した。




そして、次の日

第2の殺人が起きるとはだれも予想はしなかった。

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