新庄雄太郎鉄道公安隊コラボ企画集   作:新庄雄太郎

9 / 21
上野駅と言えば夜行列車、北へ旅する人は便利な駅である

今回は、水甲さんの「ゆうぽむの日常」とコラボ企画しました


寝台特急「ゆうづる」の女
上野発21時30分・寝台特急「ゆうづる1号」


夜の上野駅、今夜もみちのくの夜をかけて「ゆうづる」号、「はくつる」号、寝台特急電車が次々と旅立っていく。通路を挟んで、ずらりと並んだ3段式のベットは幅が広いので人気がある。

 

「二人で旅行なんて、楽しいよね。」

 

「うん、でも侑ちゃんが一緒だから行けれるのよ。」

 

「うん、そうだね。」

 

「歩夢と私と行くなら上野駅の列車だよね。」

 

「うん。」

 

ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリーッ

 

と、発車ベルが鳴った。

 

「まもなくー、21時30分発常磐線経由寝台特急「ゆうづる1号」が発車します、ドアが閉まります、ご注意ください。」

 

と、アナウンスが流れた。

 

ピィーッ!ファーン!

 

と、寝台特急「ゆうづる1号」は夜の上野を発車した。

 

寝台特急「ゆうづる1号」は583系といわれている特急電車でヘッドマークには赤い鶴が描かれている、常磐線を経由して運転されている、途中停車駅は水戸、平、八戸、終着青森には翌朝の6時21分に到着する。

 

「じゃあ、私は上ね。」

 

「私は真ん中ね。」

 

と、歩夢と侑は寝る仕度をしていた。

 

「じゃあ、お休み、歩夢。」

 

「うん、優ちゃん、お休み。」

 

と、言って、歩夢と侑はベットに眠りについた。

 

22時15分 東京・新宿 アパート

 

その時、事件は起きた。

 

「あっ、はっ、キャーッ!。」

 

と、何と書斎で男が死んでいたのだ。

 

暫くして、警視庁・捜査一課と新宿中央署の刑事たちが到着した、捜査は開始された。

 

「警部、ウイスキーに混入してたのは有機農薬と考えられます。」

 

「それで、被害者の身元は。」

 

「被害者は、東京新宿の資産家、田中 勝尾さん51歳です。」

 

「なるほど。」

 

「奥さん、彼はウイスキーを飲んだ後にすぐに倒れたんですね。」

 

「はい。」

 

そこへ、16歳の高校生の娘もやって来た。

 

「あなたーッ!。」

 

「パパーッ!、パパ。」

 

と、遺体の前で泣きついた。

 

「よし、目撃者の捜索と周辺の聞き込みをしてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「後、金銭トラブルはなかったか、聞き込みを頼む。」

 

「はい。」

 

と、刑事たちは聞き込みを行ったが、有力な手掛かりはなかった。

 

ファーン!ピィーッ!

 

と、警笛を鳴らして浅虫辺りで朝を迎えた。

 

「お早う、歩夢、よく眠れた。」

 

「うん、何とかね。」

 

「ついに来たのね。」

 

「ああ、二人で旅行は北へ来たのね。」

 

「本当ね。」

 

「上野から、夜行に乗ってそこからは北海道へ。」

 

「うん。」

 

6時21分 青森駅

 

「やっと、青森ね。」

 

「いよいよ、北海道へ行くのね。」

 

「うん。」

 




そして、事件が起きた。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。