カナヲの兄   作:疾風“はやて”

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もう一人の咲夜との場面が出てきて、ごちゃごちゃになっている方も多いと思うので!

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命懸けの戦い

杏寿郎が命懸けで戦っている…

 

俺も早く立ち上がらなければ…!!

 

 

俺はふらつきながらも、刀を地面につきさして立ち上がる。

 

 

杏寿郎からは凄まじい気迫が伝わってきている。きっと、あの型を出したら反動で少しの間動けなくなるだろう。

 

 

俺が守らなければ…、もう何も失いたくないから!

 

 

俺は呼吸に集中する。

 

 

怪我の痛みを和らげ、体全体に酸素を行き渡らせる。踏み込みやすいように足を広げ、今度は足と鬼に全神経を集中させる。

 

 

咲夜「(集中しろ…鬼と足だけに。今までで一番速い型を出すんだ…。ここで死人を出さないために…!)」

 

そして、俺の頭の中は呼吸と鬼と体のことだけで一杯になったとき、鬼の体が透けてきた。

 

咲夜「(何だ?鬼の体が透けて…、??)」

 

 

鬼の筋肉の収縮する動きまでもがハッキリと見え、鬼の動きが手に取るように予測できる。

 

 

これなら……

 

 

 

 

 

 

杏寿郎が型を繰り出したことで、凄まじい爆発音が聞こえ、辺りには砂煙が舞い上がるが、鬼の姿はハッキリと見えている。

 

 

 

咲夜「(ここだっ…!!)」

 

 

鬼の動きを予測し俺の集中が最大限に達した時…

 

 

 

 

 

 

音もなく俺の足は地を離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレは、杏寿郎の最後の攻撃をギリギリで避ける。

 

猗窩座「(残念だ……)」

 

 

咲夜と杏寿郎の剣技は素晴らしいものだった。でも、人間である以上いつかは死んでしまう。

 

彼らは鬼になろうというオレの誘いに頷かなかった。

 

 

オレは拳に力を込める……

 

 

猗窩座「(若く強いまま死んでくれ…!)」

 

 

強く地を蹴り、オレは自分自身の拳を杏寿郎の腹を貫通させるほどの威力で振り抜いた……

 

 

だが、何故かその拳が杏寿郎に届いた感覚はない。

 

 

すると、視界に目で追うことが出来ないほどの速さで咲夜が現れた。

 

 

ありえない!さっきまで脳震盪で倒れていたはず…!

 

 

その思考は浮かんだ途端に消え、咄嗟にオレは距離を取った。自分が居たところに刀を振るう咲夜。

 

 

破壊殺・羅針で察知できなかった…!?

 

 

羅針では相手の気配、主に俺に向けての殺気や闘気などを感知することが出来る。

 

鳥や虫ですら反応するのに、アイツ一人の殺気を感じ取れなかったのか?

 

 

その事実と共に、目の前の咲夜をみると自分の物ではない記憶から全身の細胞が警笛を鳴らしている。

 

 

 

咲夜を見るに、もう動ける様子ではなさそうだが何故か警笛がなりやまない。先程の攻撃に恐怖を感じているのかもしれない…。

 

あの攻撃の目標が腕ではなく、頸であったらおそらく切り落とされていただろう

 

 

そんな事を思考していると日が昇り始めた。

 

 

オレはすぐさま森の影のあるところへと走り出す。

 

 

奴らに背を向け走る。あの二人はもう動けないはずだと思い森の奥へと走る。

 

 

 

すると背中に刀が刺さり、後ろから叫ぶ声がする。

 

 

「逃げるなー!卑怯者ーー!!!逃げるなぁーーー!!」

 

 

 

その後の言葉にもオレは青筋を浮かべるが、太陽の光から逃げることを優先し、森の奥へと進んでいく………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザシュッ!!

 

 

俺は鬼の腕のみを切り落とそうと、居合の構えから下から上へと刀を振り抜く。

 

 

俺が踏み出した音は、鬼の腕を切り落としたときに聞こえてきた。

 

 

何も考えることなく俺は自分の直感に身を任せ、上へと振り抜いた刀を流れるように両手で握り直し横に振るう。

 

しかし

 

ブンッ!

 

その攻撃は避けられてしまった。

 

 

そして、鬼は日が昇ってきたため森の奥へと逃走を図る。

 

 

咲夜「ま…待っ……!?」

 

追いかけようとした途端、俺の足は先ほどまでとは打って変わり、地に張り付いたように足に力が入らずその場に倒れ込んでしまう。

 

 

そして、全身が鉛のように重くなり体が動かせなくなった。

 

そのまま俺はまたも意識が遠のいていった。

 

 

鬼に向かって炭治郎が何か言っているかを聞き取ることも出来ないほどに……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は不思議な感覚に目を覚ます。すると、そこに居たのは夢の中で出会ったもう一人の俺が居た。

 

 

もう一人の俺は口を開く。

 

「オレは二度お前を助けた」

 

 

咲夜「上弦の弐との戦闘と、鬼の夢から覚ましてくれた時だろう?」

 

上弦の弐との戦闘で後半の記憶がなかった…。それは折れそうになった俺の代わりに戦ってくれていたということなのだろう。

 

「ああ、そうだ」

 

目の前の俺は、そう返事する。

 

咲夜「俺の体には俺とお前の二人の心が宿っているということなのか?」

 

 

「そういうことになる」

 

カナエさんの言っていたもう一つの呼吸を使っていた時の自分がもう一人ということだろう。

 

 

咲夜「今回の上弦の参との戦闘で思い知らされた。俺はまだ弱いんだって……。新しい型を作り、鍛練し続けていたにも関わらず、上弦の参を倒すことは出来なかった」

 

 

嘆いても何も変わることはないと思いつつも、もう一人の俺にそう話す。

 

 

「お前が強くなれないのはオレのせいでもある」

 

もう一人の俺の方を向くと俯きながらそういった。

 

「お前の中に()()という存在がいるからだ」

 

 

そして、もう一人の俺は話し始めた。

 

 

「オレはお前よりも強いというような振る舞いをしていた。上弦の弐との戦闘の時とかな。それはお前から過去の剣術の記憶とその才能を奪ってしまったことからだ。オレとお前の二人に分かれたときにオレはお前の今までの記憶を持って心のなかに閉じ籠った。兄妹達が守りきれずに殺されたという罪の記憶をも持って…。そして、オレの使う闇の呼吸は、お前の親が俺に残してくれた呼吸だったんだ。」

 

 

今思い返してみると、確かに俺は今小さい頃の記憶がほとんどない。

 

「オレらが強くなれないのは、二人に分かれてしまったせいなんだ。努力することで強くなるお前と、お前から奪った剣術の才能を持っているオレが一人になれば、俺らはもっと強くなれるだろう。でもオレは怖い。一人になれば心が壊れてしまうのではないかって…」

 

 

もう一人の自分が言っている事はもう分かった。

 

要するに、今までの自分の過去のことに決着をつけて、また一人の“光陰咲夜”になろうということだろう。でも、また一人の人間として今までの罪を背負うとすれば心が持たないのではないかという恐怖がある、ということ。

 

 

 

でも、俺はさまざまな人と出会い、話し、成長してきた。過去とは違うことがたくさんある。

 

 

咲夜「過去の罪も、これから守る命も一緒に背負って行こう。俺らなら乗り越えられる。あの時には頼れる人がいなかったが、今はカナエさんやしのぶ、鬼殺隊の皆がいる。」

 

 

「確かにそう、だな…」

 

 

咲夜「そして辛いことがあったら周りを頼っていこう。鬼殺隊の人たちは皆温かい。きっと、手助けしてくれる。そして…周りの人と一緒強くなっていこう……!」

 

 

俺はもう一人の自分と手を合わせる。

 

 

辺りは眩い光に包まれ、俺の意識は覚醒していく。

 

 

 

 




オリ主の二重人格については。黒◯のバスケの赤◯くんを参考にしています。理解できないこととかあればすぐに感想などください。


お気に入り登録、感想よろしくお願いします。

オリ主×柱でみたい組み合わせはあったりしますか?(その他にいたら感想のところに書いていただけるとありがたいです!)

  • 音柱・宇随天元
  • 恋柱・甘露寺蜜璃
  • 炎柱・煉獄杏寿郎
  • 水柱・冨岡義勇
  • 蟲柱・胡蝶しのぶ
  • 蛇柱・伊黒小芭内
  • 風柱・不死川実弥
  • 岩柱・悲鳴嶼行瞑
  • 霞柱・時透無一郎
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