カナヲの兄   作:疾風“はやて”

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次回から戦闘のシーンを書けたらなと思っています!
今回は少し短めです。次回から長めに書こうと思ってはいます……。
※だいぶ先のネタバレも含むのでアニメしか見てない人はすぐさま戻ってください!!


見覚えのあるモノ

ん〜……

 

 

 

ここはどこだ……?

 

 

 

俺は何をしていたんだ?

 

 

 

見たところ山の中といったところだろうか……。

 

 

周りに人影は見当たらないし、おそらく山奥なのだろう。

でもなんだろう…、不思議な感覚だな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ん?

 

 

人の声が聞こえる。

 

 

 

俺の体は、自然と声のする方へと動いていく……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩いていくと、そこには家があり、縁側に居たのは……

 

 

見覚えのある人、“炭吉”とその人に抱き抱えられていた小さな赤子。

 

 

 

すぐそばに行き、

 

 

炭吉『“芹弥(せりや)”もここに座るといい』

 

 

と言うので、俺も横に座らせてもらう。

 

 

 

 

 

なんだ?彼の話していることが聞こえない…。

 

 

いや正確に言うと、最初の言葉は聞こえていたが、それ以外の言葉が、なんとなく話しているのは口が動いているから分かるし、ぼんやり聞こえてもいるのだが、ハッキリと耳に伝わってこない……。

 

 

 

俺も話そうとするが自分の思い通りに話せない……。

 

 

 

これは夢……なのか?

 

 

 

でも初対面のはずの彼の名前を知っているし、自分にも名前があることで妙に現実味がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、道の奥から一人の男がやって来た。

 

 

 

その男は耳に耳飾りをつけており、刀を持っていた。

 

 

 

そして、家からもう一人の女性“すやこ”さんとその子供が出てきて、俺と耳飾りの男の人に、子供たちが甘えてくるかのように寄ってくるので、遊んであげると楽しそうに子供たちは笑っていた。

 

 

 

耳飾りをつけた男の人は、すごく穏やかな方で、子供たちに優しく微笑む姿は彼の人の良さを体現していた。

 

 

 

そして、耳飾りの男性は自分の過去について語り出すのだった。

 

 

その過去は、壮絶なもので炭吉と俺は涙を流してしまうほどだった。

 

 

 

すやこ『剣の型を見せてくれませんか?』

 

 

少し時間が経ち、子供たちも満足したところで、すやこさんがそう言った。

 

 

耳飾りの男性は最初は戸惑っていたが、あまりにすやこさんがせがむので、首を縦に振ると、少し離れたところに行った。

 

 

そして抜刀する。その刀は綺麗な漆黒の刀であった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

型には何故か見覚えがあるが、比べ物にならないほどの精密さで無駄のない動き、本当は舞っているのではないかというほど美しい型だった。

 

 

 

これで鬼と戦っていると、考えられないほどに美しかった。

 

 

 

 

俺と炭吉は、一つ一つの型を目にじっくりと焼き付けていた。

 

 

 

 

すやこさんと子供がはしゃいで喜ぶと、耳飾りの男は照れくさそうにうつむいていた。

 

 

 

 

 

 

 

そして、黙って型を見ていた俺と炭吉の方に来て、俺の横に座っていた炭吉に耳飾りを渡し、俺には懐から出したミサンガを渡したのだった。

 

 

 

 

 

男性からしたら、俺たちに縁を感じ、何気なく渡した耳飾りとミサンガ……。

 

 

 

ただの糸でできたはずのミサンガだったが、彼はもうここには姿を表さないのだろうと悟ると同時に、このミサンガからは、見た目以上になんとも言えない重みと使命感を感じた。

 

 

それはきっと、横に座っている炭吉も同じ気持ちだったのだろう…。

 

 

 

 

 

 

そして、この場を去ろうとする剣士に……、

 

 

 

 

 

 

 

炭吉『貴方は価値のない人なんかじゃない!何も為せなかったなんて思わないでください!そんなこと絶対に誰にも言わせない!俺が…、この耳飾りも日の呼吸も、必ず後世に伝える!約束します!!』

 

 

 

芹弥『今俺たちがこうして幸せに生きているのは、誰がなんと言おうとあなたのおかげです!貴方は俺たちの幸せな人生を守ってくれた!どんな苦境にも負けずに、たとえ俺には出来なくても、日の呼吸とミサンガで貴方のような心優しい方の存在を後世に必ず繋ぎます!』

 

 

 

 

 

炭吉と芹弥はそう言い残すのであった……。

 

 

去っていく男性は、少し驚いた様子だったがいつも通り優しく微笑むと、頷いて手を振り、去っていった。

 

 

 

 

彼が頷いたときに、彼の“ありがとう”という言葉は、炭吉たちの耳には届かなかったが、彼の行動からはっきりと伝わってくるのだった……。

 

 




とりあえずここら辺で終わっておきます!これは咲夜の夢の中のお話です。次回から戦闘シーンに入れたらなと思っています!
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  • 蟲柱・胡蝶しのぶ
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  • 岩柱・悲鳴嶼行瞑
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