カナヲの兄   作:疾風“はやて”

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宇髄さんは柱を継続いたします。


戦闘後の一息

咲夜「ふぅ…」

 

軽く一息つき体の状態を確かめる。

 

コツコツと地道に鍛錬してきたおかげが、体が悲鳴をあげている様子はない。

 

…炭治郎達の方は上手くいったのだろうか?

 

咲夜「はっ、宇髄さん!!」

 

振り返り見てみると、かなり毒が回った様子で先ほどの視界で捉えたときも、毒の進行が進んでおり状態が悪かった。

 

宇髄「咲夜…俺はこのまま死ぬんだろうな」

 

咲夜「いや、手は尽くしましょう!しのぶからもらっていた薬が……!」

 

“咲夜さーん!”

 

すると遠くから炭治郎達の声が聞こえる。

 

どうやら上弦の陸は倒すことができた様だ。

 

咲夜「炭治郎…!どうやら無事に倒せた様ですね。とりあえず宇髄さんは安静に…!」

 

横まで駆けつけてきて気づいたが、禰豆子も炭治郎の隣を歩いていた。

 

炭治郎「宇髄さん!…禰豆子、頼む…!」

 

禰豆子「ンゥ〜ン!」

 

ボォ…!!

 

咲夜「……え?」

 

も、燃えてる…!?!?

 

禰豆子が宇髄さんに触れると燃え上がり始め、咄嗟に距離を取る。

 

咲夜「」アワアワ

 

パッ……

 

宇髄さんから火が上がったと思ったら、毒に侵されていた皮膚のただれが消えていき、そのまま火も消えた。

 

宇髄「す、すげぇ…毒が、消えた…!!」

 

炭治郎「俺らも後半、帯が少し毒を纏っていてその攻撃を受けたんですが… 禰豆子の火が毒を燃やしてくれたんです」

 

咲夜「し、信じられない…」

 

禰豆子「んー?んーん♪」タッ

 

あまりの出来事に禰豆子を見ていると目が合い、こちらに駆け寄ってくる。

 

咲夜「待て…!俺は毒を喰らってないが…!?」

 

俺の言葉に聞く耳を持たずに走ってくる禰豆子。

 

ギュッ…

 

咲夜「…ん?」

 

禰豆子「むふー♪」

 

燃やされるかと思い怯えていると、足にしがみつき満足そうにする禰 豆子。

 

炭治郎「あはは…咲夜さんのこと好きみたいですね禰豆子」

 

咲夜「なんだそういうことか…てっきり俺を燃やそうとしてたのかと、、 」

 

いくら害がないとはいえ燃やされるのは少し怖いものだ。

 

宇髄「フハハッ!案外いいもんだぜ?体から毒が抜けていく気分は!」

 

咲夜「宇髄さんは毒の訓練のしすぎで感覚が狂ってるんですよきっと…」

 

宇髄「ハッ!その通りかもな!」

 

反論されると思ったが、宇髄さんもだいぶ安堵している様子だ。

 

宇髄「しっかし、強くなったもんだな…咲夜さんよ」

 

咲夜「まあ、伊達に上弦の鬼との戦闘は三回目ですから…」

 

上弦の弐“童磨”、上弦の参“猗窩座”…。

 

どちらにも及ばなかった。

 

が、上弦との戦闘から生き残り情報を持って帰れている隊士は俺と杏寿郎、そして今回討伐した5人のみ。

 

宇髄「鬼どもも、そろそろ動き始めるかもな…」

 

咲夜「……そう、ですね」

 

気を引き締めなければ。

 

俺の名が鬼の上層部、ましてや鬼舞辻にまで届いているのは確かだ。

 

俺だけを狙い撃つ可能性も低くない。

 

咲夜「…守ってくださいね?宇髄さん」

 

宇髄「なんで無傷のやつを傷だらけの俺が守らなきゃならねーんだよ!自分で守れ…!」

 

傷だらけって……、毒が致命傷だっただけでほぼ擦り傷しかないじゃないですかあなた…。

 

上弦の陸との戦闘は、鬼殺隊の勝利で幕を閉じた。

 

蝶屋敷へ戻った時、カナエさんにこっぴどく詰められたのは別の話だが…。




一旦幕引きということで、遊郭編“完”でございます。

次回は刀鍛冶の里か、別のお話で行くかアンケートとります。

自分の考えだと、刀鍛冶の里編は炭治郎の大幅強化、甘露寺さん時透くんの痣発現、禰豆子の太陽克服等の重要イベントもあり、全員無事生還しているため咲夜くんが出向く必要もないかなと思いました。

刀鍛冶の里に咲夜くんは行くか行かないのか?

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