カナヲの兄   作:疾風“はやて”

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闇の呼吸

壱ノ型 暗黒飛斬(あんこくひざん)
全身の力を使うことで斬撃を飛ばすことができる。

弐ノ型 暗中模索(あんちゅうもさく)
闇の中や見えない敵を直感でさがしだす。

参ノ型 暁暗一閃(ぎょうあんいっせん)
光の呼吸の参ノ型とほぼ同じ。

肆ノ型 影縫(かげぬい)
気配を消し裏をとってすばやく敵を突く

奥義 暗黒滅影(あんこくめつえい)
全身の力と体の捻りを使って生み出した遠心力で斬撃を飛ばす。体の動く限り、うち続けられる。


闇の呼吸ともう一人の....

辺りは砂ぼこりが上がっている。

 

童磨「これでおしまいか。よしっ、それじゃあ彼女らの方に....!」

 

 

後ろから気配を感じ、童磨は振り向く。そこにいたのは....

 

 

童磨「キミは今、確かに止めをさしたはずなのに....」

 

 

後ろから気配を感じるまでは気がつかなかった。それに、姿をとらえずらい。さっきまで羽織っていた羽織は金色が入ったものだったが、今は漆黒の羽織を着ている。

 

 

 

 

咲夜「....。」スッ

 

 

奴が戦闘態勢を取る。だが、奴からなにも感じない。殺気すらもだ。

 

コイツさっきまでとは、雰囲気が....違う!

 

 

 

咲夜「....闇の呼吸 」

 

ヒュォー....

 

 

スッ....!

 

 

奴がこちらへ一気に間合いを詰めてくる。なんだ、速さはさっきまでとは変わっていないのに姿をとらえずらい!

 

いや、奴は必ず間合いにはいってくる。ならば....

 

 

~血気術 蓮葉氷~

 

 

まわりに蓮の花の形をした、氷を生成し近よれないようにする。

 

 

~闇の呼吸 壱ノ型 暗黒飛斬~

 

 

ブンッ!

 

 

すると奴は上に飛んでそれを避ける。そしてそのまま、奴は空中で刀を振るった。何をしているんだ?それじゃあ斬撃は届かない....!

 

 

童磨「....!?」ザシュッ!

 

 

クッ、なんだ!?斬撃を飛ばしてきたのか?さっきまでとは全く違う呼吸法だ。それに、全てを見透かされているような感覚がする。

 

でも、なぜだかこの感覚は始めてじゃない気がする。奥底に眠る記憶、これはオレの記憶じゃない....?これは、あのお方の記憶?

 

本能がヤバイと言っている。面白い....!オレに恐怖を感じさせるなんて!これが恐怖か....!?怖いという感情か!

 

 

 

~血気術 蔓蓮華~

 

 

~闇の呼吸 壱ノ型 暗黒飛斬~

 

 

スパンッ....!

 

 

斬られた蔓は地面に落ち、そのまま蒸発するかのように消えていく。距離が離れているせいで攻撃が当てずらい。

 

 

だが、これなら。

 

~血気術 蓮葉氷~

~血気術 冬ざれ氷柱~

 

 

コイツに逃げ場はない。そして、そこを

 

~血気術 枯園垂り~

 

 

この氷を纏った扇で切り刻んであげよう。

 

 

ヒュォー....!

 

 

 

 

咲夜『闇の呼吸 参ノ型 暁光一閃....』

 

 

咲夜『8連....!』

 

シュンッ!ザシュッ!シュンッ!ザシュッッ!シュンッ!ザシュッ!

 

 

瞬きほど、ほんの一瞬の間でほとんどの氷柱を斬られ辺りには砕けた氷が舞う。それにコイツはうまく地面の氷を避けている。マズイ、血気術....!

 

 

シュンッ....カンッ!

 

 

童磨「オレの扇を....!」

 

 

 

速い....!このままでは....

 

 

なら、もうこれを出すしかない...

 

 

~血気術 霧氷・睡蓮菩薩~

 

 

ズドンと目の前に氷の仏像を作る。これで攻撃を防ぐことができる。あまり手数を見られたくなかったが仕方ないだろう。オレは後ろへと飛び、扇を拾って追い討ちをかけようとする。

 

 

その時

 

 

 

ズパンッ!!!

 

 

 

ピキピキ、パリンッ....!

 

 

嘘だろ。仏像にヒビがはいり、そのまま砕けちってしまった。コイツ....ほぼ同時に同じところに2連の斬撃を入れることで仏像を壊してしまった。この仏像を斬るなんて普通の隊士に出来ることじゃない!何なんだよコイツは....!

 

 

雰囲気が変わってから攻撃が当たらない....だからこそ、オレはもっとコイツのことが知りたい....!もっと戦っていたい!

 

 

 

 

 

~血気術 結晶ノ御子~

 

 

 

童磨「この技を使わせたのは上弦の壱と君だけだよ。さぁ、お行き....!」

 

 

小さな氷人形が2つ形成された。そして。

 

 

~血気術 散り蓮華~

~血気術 冬ざれ氷柱~

 

 

この組み合わせはかなり手こずるはずだ。散り蓮華で逃げ場をなくし、上から氷柱が落ちてくる。奴も余裕がないのが分かる。氷柱が当たり所々には深い傷も見られる。このまま行けば殺れる....!

 

 

 

よし止めだ。

 

 

 

~血気術 寒烈の白姫~

 

大きな巫女が現れ吐息をはく。その吐息は何もかもを凍らせる威力を持つ。さあ!どうするんだい、キミは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この攻撃はどの型でも防げない....でも、あの型は使えば体がどうなるか分からない。

 

 

咲夜「(いや、オレは、強い....!出すしかない。体がバラバラになろうともお前には負けない....!)」

 

 

ギュッと刀を握りしめ、呼吸をする。

 

 

 

ヒュォーッ....!

 

 

全集中....

 

 

 

 

闇の呼吸、

 

 

 

 

最終奥義

 

 

 

 

 

“暗黒滅影”

 

 

 

全身の筋肉を収縮させ、からだの捻りで生み出した遠心力も使い、広範囲に、無数の斬撃を飛ばす。この型は、体の動く限り使えるが、直ぐに体が悲鳴を上げるいわゆる、諸刃の剣である。

 

 

ザシュザシュッ!

 

 

暗闇の中、斬撃を飛ばし、吐息を跳ね返す。所々、体が凍りながらも、氷柱を切り裂き、まわりの蓮華の花のような氷を捌く。

 

 

 

体が、筋肉がはち切れそうだ。だが、止まるな。ここで止まれば“死”のみ。

 

 

そしてオレは2つの氷の人形をたちきった。

 

 

最終奥義を出した咲夜はその場に倒れる。体は傷だらけで深い傷も少なくない。折れたあばらも痛々しい。最後の奥義で怪我が増えたのは言うまでもない。口からは血が垂れている....

 

 

 

そして、日が昇り始めた。

 

 

 

 

 

童磨「キミとの勝負は実におもしろいものだった。オレはもっとキミのことが知りたい....!また今度やろうね。」

 

 

もう夜明けか....オレはまだ手札を残していたけど、キミはそうじゃないみたいだね....?

 

 

童磨「次会ったときはみんなまとめて、救ってあげるから。」

 

 

 

 

 

不気味な感情のない笑みでそう言い残し、上弦の弐、童磨は姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲夜が着いてから40分、上弦の鬼との戦いは一時休戦と言うことで幕が降りた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私こと、胡蝶カナエは、ずっと見ていた。彼の呼吸法は途中から別のものになっていた。呼吸を使い分ける人は鬼殺隊を探せばいるのかもしれない。でも、あの練度の呼吸を使い分ける人は見たことがない。

 

 

隊士には得意な呼吸、適正があるはず。なのに、彼は柱にも匹敵するほどの呼吸を2つも使いこなしている。

 

 

彼は他の隊士とは何か、違うのかもしれない。そして、彼は朝日が昇るまでの40分間耐え抜いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは、夢と現実の狭間のような空間。

 

フワフワとした庭。どこか見たことがある。そうだ、ここは師範の屋敷だ。この木の配置、毎日、師範が手入れをしていたことはまだ、鮮明に覚えている。

 

 

 

輝夜「咲夜、一個だけお前に、教え残したことがある。」

 

 

突然そこには師範が現れ、そう言われる。

 

 

 

咲夜「なんでしょうか?」

 

 

輝夜「私の家に伝わる古い本に書いてあった、呼吸法を...」

 

 

 

........................。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~無意識の領域~

 

 

“オレは良さもあるがお前にはお前の良さがある”

 

 

“そうなのか?”

 

 

“お前はまだ成長途中だ。まだまだ輝ける素質がある。”

 

 

“分かった、ありがとう。”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目を覚ますとそこは知らない天井だった。。

 

体を起こそうとすると、激痛が走る。体には包帯が巻かれていて、折れた骨に負担が行かないように、腕などを固定してある。

 

どうやらここは療養施設の一部屋らしい。喉が乾ききっているため声を出そうとするが、かすれた声しか出ない。

 

 

そこに....

 

カナエ「失礼します。あら....!」

 

 

花柱様が来て、オレの顔を見るなり驚いた顔で....

 

 

カナエ「目が覚めたのね。よかったわ~!」

 

 

あの、水飲みたいんですけど?

 

 

咲夜「....ぁ、ぁの、み....ず。」

 

 

オレはかすれながらも必死に水が飲みたいことを伝える。

 

 

カナエ「あぁ、お水ね!今持ってくるから待っててね。」

 

 

パタパタと水を取りに行く花柱様。上弦の弐と戦っているときには気づかなかったけど、すごく美人だなぁ。

 

 

ちょっとすると、花柱様がコップに水を汲んで戻ってきた。

 

 

カナエ「今飲ませてあげるからね?」

 

 

オレは体が今動かせない状況なので飲ませてもらうことに。

 

ゴクゴク....

 

 

咲夜「...ぷはぁ、ここが天国か...」

 

 

こんな美人な人に水を飲ませてもらえるなんてここは間違いなく天国である。

 

 

カナエ「天国じゃなくてここは現実よ?」

 

 

 

咲夜「水、ありがとうございます、花柱様。」

 

 

カナエ「いや、感謝したいのは私の方よ?あなたが助けに来てくれなければ私は確実に殺されていたわ。ありがとう。」

 

 

咲夜「そんなにまっすぐ言われると少し照れます……」

 

 

オレは恥ずかしくなって目をそらす

 

 

カナエ「あと、言いづらいんだけど....キミの師匠の輝夜さんは....亡くなられたわ....ごめんなさい。私が弱いばかりに....」

 

 

花柱様は暗い顔でうつむく。

 

 

咲夜「そうですか....大丈夫です。最後にオレのところに会いに来てくれたので。」

 

 

カナエ「えっ?」

 

 

咲夜「夢の中で、師範が教え残したことがあるって。内容はあまり覚えてませんが...」

 

 

夢の中に師範が出てきたのは覚えてる。でも、何て言ってたか、夢の中で何をしたかは忘れてしまった。

 

 

咲夜「それより、手当てとかしていただいてありがとうございます。ここは花柱様の屋敷ですか?」

 

 

カナエ「そうよ。」

 

 

花柱様は近くにあった椅子を持ってきて座って話す。

 

 

カナエ「まず、あなたは2ヶ月眠っていた。」

 

 

咲夜「は....?」

 

2ヶ月も....!どういうことだ?確かに、傷は酷かったがそんなに?

 

 

カナエ「ここは蝶屋敷といって、怪我をした隊士のお世話をしている施設です。そして、あなたの怪我は、両足のふくろはぎの肉離れ、腕の靭帯損傷、左腕の骨折、あばらの骨折です。」

 

 

咲夜「どおりで、身体中が痛いわけだ....」

 

怪我だけ聞いていくと、酷いものだ。無我夢中で呼吸で痛みも抑えてたから分からなかった。

 

 

カナエ「運ばれてきたときは深い傷もあって、出血も酷かったのよ?無理のしすぎは気を付けてね?とりあえず、2ヶ月は安静にしておくように。」

 

 

咲夜「分かりました。あとオレ、戦いの後半の記憶がないんですけど....」

 

 

カナエ「えっ....?」

 

 

咲夜「知らない怪我もあるし....覚えているのは、気を失ってから、頭のなかで誰かの声が聞こえた事ですね。」

 

 

カナエ「(もしかしたら....)」

 

カナエ「そうなのね、分かったわ。今はゆっくり休んでてね?」

 

 

 

咲夜「はい、分かりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、オレはまだここで奇跡が起きていることを知るよしもない....




誰とくっ付けるか、悩みますね~。今のところカナエさんが多いですね。

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オリ主×柱でみたい組み合わせはあったりしますか?(その他にいたら感想のところに書いていただけるとありがたいです!)

  • 音柱・宇随天元
  • 恋柱・甘露寺蜜璃
  • 炎柱・煉獄杏寿郎
  • 水柱・冨岡義勇
  • 蟲柱・胡蝶しのぶ
  • 蛇柱・伊黒小芭内
  • 風柱・不死川実弥
  • 岩柱・悲鳴嶼行瞑
  • 霞柱・時透無一郎
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