おはこんばんにちは、あっとマークです。最近更新できてなくてすみません...。
今回なんか中途半端な終わり方になっちゃいましたが、許してください。色々書きたいこと多すぎて...今回はその前フリ...みたいな感じですかね。
音視点
穂波と再開してから少したって、ようやくまふゆの都合のつく日がついたのでおばあちゃんに連絡する。どうやらまふゆは多忙のようだ。おばあちゃんに連絡していると、かな姉がそれを聞いていたようで、私に疑問をぶつけてきた。
奏「病院...?音、どこか悪いの...?」
音「あ、かな姉。そうじゃなくて...ほら、私休学してたから。復学届を書いてもらうために病院に行くんだ」
奏「病院って...あそこ、の?」
音「えっと...多分かな姉が想像してるのと、同じとこ」
そう言うとかな姉が露骨に嫌そうな顔をする。どうやらまふゆと同じように、かな姉も私が入院していた病院にいい想いはないらしい。かな姉は少し考える素振りをしたあと、どこか迷っていたが、意を決したように私にこう言った。
奏「ねえ、音。わたしも、ついて行っていいかな」
音「え、うん。別にいいけど...」
というかお姉ちゃんであるかな姉に伝えてなかったのは少しおかしかったかな。これからはちゃんと伝えるようにしなきゃ。まふゆによれば目的の病院は隣の隣町くらいにあるので電車で行くらしい。なので私の問題は駅に無事につけるかどうか。だからかな姉について行って貰えるのはだいぶ心強い。...電車。どんな乗り物なんだろう...少し、怖いような気もする。
──翌日。
私は駅までかな姉を頼りについていき、まふゆと合流した。どうやらおばあちゃんは住んでるところが少し私たちの所からやや距離があるため、病院まで車で行くらしい。
まふゆ「...病院まで行くには、こっち。ついてきて」
音「うおお...たくさん道があって迷いそう...」
奏「大丈夫...?迷わないようにね」
音「かな姉、まふゆ、手繋いで...人の波に押しつぶされそう...」
そんな訳で私の左手にはまふゆの右手が、私の右手にはかな姉の左手が握られている。これなら迷わない...!
奏「...なんかちょっと、恥ずかしいな」
まふゆ「...よくわからない」
音「じゃあ、まふゆ。道案内、引き続きお願いできる?」
まふゆ「わかった。次は右」
駅内でも迷いそうになるとは...都会、恐るべし...。なんとか電車に乗った私達は、空いていた席に腰を下ろす。何とか座れてよかった...そんなことを思っていると少し胸が苦しくなる。うっ、これは...?
まふゆ「...そういえば、音はもう乗り物酔い、大丈夫なの?」
音「乗り物、酔い...?」
奏「あ、音は昔から乗り物酔い、よくしてたよね。だからわたし、音用に酔い止め持ってきたけど...のむ?」
音「...ほしい...さっきから気持ち悪い...」
かな姉がくれた酔い止めを急いでのむ。流石に飲んですぐには良くならないけど、少し精神的には楽になった気がする。...と、電車に揺られること数十分。私は後半死にそうになりながらもなんとか目的の病院へとついた。...マジで、電車はなるべく乗りたくない...。
「あら、やっと来たのね」
奏「あ、おばあちゃん...」
音「お久しぶりです、おばあちゃん」
「そちらの子が、まふゆちゃんかい?」
まふゆ「初めまして、お孫さんと仲良くさせてもらってます、朝比奈まふゆです」
...なるほど、これはまた。作り感が満載な笑顔、だなぁ。でも知らない人から見たらこれがまふゆの笑顔...うーん、なんだか複雑...。と、まふゆの顔をじっと見つめていたらまふゆが不思議そうにこちらを見返してきたため視線を外す。まあずっと見続けるのも失礼か。そんな訳で私たちは揃って病院に入る。
受付の人に要件を言うためにおばあちゃんは受付に行く。それにしても、ここは大きな病院のようで、小児科や皮膚科などたくさんのお医者さんがいる。...ふむ。中にコンビニなどもあるようだ。私はコンビニの方に歩いていく。これは...多分、入院してる人のためのコンビニ、だろうか。そんなことを思いながら病院内探索を続ける。意外と楽しい。ある程度歩いて廊下の奥まで来た時、スマホが振動する。そこにはかな姉から、今どこにいるという趣旨のLINEが来ていた。...そういえば、かな姉達に言ってなかったな。そんなことを思いながら廊下の奥の方だよ、と返し来た道を引き返す。廊下には患者さんや看護師さん、お医者さんなど沢山人が通っている。改めて大きな病院なんだなあ...と実感しながら角を曲がると、誰かとぶつかる感触があった後、尻もちをついてしまう。前を見るとお医者さんの誰かとぶつかってしまったようだ。
音「いったた......あ、ごめんなさい...」
「いや、こちらこそ申し訳ない。前を見ていなくて......って、もしかして...音ちゃん、なのか?」
音「...?えっと...私は音、ですけど...」
そう答えた瞬間、顔も名前も知らない大人から手を掴まれる。な、なに、この人......怖いっ......!!
「音ちゃん!?心配していたんだ!!あの後どうなったんだ?僕のことは覚えているか?!体調は大丈夫なのか?!なあ、どうなんだ!」
音「い、いや......だ、誰っ......?」
私は思わず後ろに下がる。怖い。圧が強い、力も強い。そもそもこの人は誰...?色んな感情が混ざってごちゃごちゃになる。思わず涙が出てしまう。これは......?
奏「───音っ!!」
音「かな、ねえ...?」
後ろからかな姉とまふゆが来ていた。どうやら急いで来たようで、かな姉は息を切らしている。かな姉は私が涙を流しているのを見たからか、少し睨むように私の手を掴んでいる大人...お医者さんを見る。
奏「あの、音に何か用ですか...」
「いや、僕は音ちゃんに聞きたいことが......」
まふゆ「そこまでにして貰えませんか?音が怖がっているみたいなので...」
まふゆにそう言われて初めて気がついたのか、目の前の人は私から手を離す。こ、怖かった...そんなことを思いかな姉の後ろに急いで隠れる。かな姉はそんな私を見て、背中を貸してくれる。
大人、怖い...見てる分には大丈夫だけど、話されたら......なんか、余裕がなくなるって言うか...。
「いや、これはすまなかった。少し取り乱してしまったようだ。自分が昔担当していた子に会えたからかな...」
奏「......もしかして、音が最後に入院した時の担当医さん、ですか」
まふゆ「...そうなんですか?」
「ああ、僕は...音ちゃんが姿をくらました2年前、あの時に担当していた医者だ。...正直、こんなことになって僕はとても申し訳ないと思っている。親御さんなどは居るかな。僕は未だに謝れていないから...」
「わたしに何か、用かね?」
これまた後ろからおばあちゃんが現れる。どうやらかな姉たちの後をついてきたようだ。
「...親御さん、ですか?この度は...いや、2年前はあなたのお孫さんにとても申し訳ないことをしました。本当に、申し訳ありません」
「...ここで立ち話もなんですから、移動しませんか」
「...そうですね。では、僕の個室に案内します。ついてきてください」
おばあちゃんとお医者さんで話がまとまったようで、私達はそれについて行く。お医者さんから離れて歩いていると、かな姉が手を握ってくれた。...安心、する。
そんなことを思いながら、私たちは昔の担当医と個室に入っていった。
はい、ということで。いかがでしたでしょうか。
担当医とおばあちゃんのセリフが見分けにくいかもしれません。すみません。
ここから次回は復学の流れまで持っていきたいですね...。