おはこんばんにちは、あっとマークです!
最近リアルが忙しくなってるので更新ペースがさらに遅くなるかもです...すみません...!
今回は音ちゃんの“新たな一面”が見れるかも?
音視点
まふゆとの昼食を終え教室へ戻ると、クラスメイトと思われる子数人が私の席へ向かってくる。...私、何かしたのだろうか。
「ねえ、宵崎さん」
音「は、はい...?」
「そ、その...朝比奈先輩とはどういう関係なの?!」
...は?朝比奈先輩...ってまふゆか。まふゆとどんな関係かってこと?
音「えっと...まふゆとは幼なじみ、だけど...」
「お、幼なじみ..羨ましい....」
「というか、朝比奈先輩と宵崎さんの昼食のツーショット!!あれマジで羨ましかった〜!」
「思った。あれはずるい〜」
えっ、と...?どうやら聞いたところ、この人たちは弓道部に所属していて、まふゆの後輩にあたるらしい。そしてさっきの昼食を覗いていたとのこと。...なるほど。視線の正体はこの人達だったのか。まふゆがあっちのモードだったのも納得かな...。
音「あ、えっと...私の事は、音でいい。まふゆにもそう呼ばれてるし...」
「分かった!じゃあ音ちゃん!この飴ちゃんをあげよう!」
音「...?いいの?」
「うん!勝手に見ちゃったし、何より食べる姿が可愛かったので!」
「...でも!朝比奈先輩とのこと、まだ認めたわけじゃないからね!!」
「そういうわけで。よかったら弓道部に見学来てね」
音「認める...?...行っちゃった」
認めるって何をだろう...まふゆとの関係...?それにしても...。
音「朝日奈先輩、か」
...私もまふゆ先輩って言った方がいいのかな。そんなバカげたことを思いながら、午後の授業の準備をした。
───放課後。
私はえむに頼んで弓道部が練習しているという弓道場に案内してもらった。えむも見たい!と言っていたがまふゆがいるよ?と言うと青ざめて案内だけにする...と言ったので少し笑ってしまった。
えむ「音ちゃん、ここだよ!」
音「うん、ありがとうえむ」
私はえむに手をふると、改めて弓道場に向き直す。...でかいなぁ。やっぱりお嬢様高校だからかな...そんなことを思いながら扉に手をかける。失礼します、と小声で言ってから入ると、ちょうどまふゆが矢を射るところだった。
音「......綺麗」
「あ、音ちゃん!今、朝比奈先輩が矢を射るところだからしーっ、だよ...」
そう言われて思わず口に手を当てる。まふゆが射た矢は的の方へ吸い付くように飛び、見事に的中した。
音「おぉ...すごい...」
まふゆ「...音?なんでここに...」
まふゆがこっちに気がついたようで、歩いて近づいてくる。
「あ、朝比奈先輩!実は今日、音ちゃんによかったら弓道部見学してねって言ってて...」
まふゆ「ふふ、そうなんだ。音、よかったら弓をひいてみる?」
音「え...なんか難しそう...」
まふゆ「そんなことないよ、音ならできるよ。よかったら教えて───」
「...朝比奈さん?何をしているの?」
そう、先生...いや、この場合は顧問だっけ。そう思われる人がまふゆに声をかける。驚きと恐怖で私は思わずまふゆの後ろに隠れてしまう。どうやら顧問の人は私の存在に気づいたようで、声をかけてきた。
「その子は確か...今日復学してきたっていう。こんにちは、なんの用かしら?」
音「えっと...部活、けん、がく...です」
まふゆ「どうやらクラスの子に誘われたようで、部活見学に来たようなんです」
「なるほど...でもうちはもうすぐ大会で、あんまり練習の時間を割くことは出来ないの。あなたが弓道部に入るつもりならまた別なのだけれど...」
まふゆ「...よかったら私が教えますよ。音とは知り合いですし」
「でも...朝比奈さんはうちの主戦力でもあるし...そうね、2回くらいならいいかしら」
...2回。余程時間をかけたくないらしいが、なるべく部活見学にも協力してあげたいというところの妥協点だろうか。まあでも弓をひく許可をいただけたので、私は弓道衣を借りる。ちなみに1番小さいサイズらしい。...なんか不服だ。
音「まふゆ、こんな感じ...?」
まふゆ「うん、そんな感じで大丈夫だよ。後は弓のひき方かな。こうやって足を開いて、左手を弦にかけてから右手を整えて...うん、そんな感じ。この時に的を見てね。あとは弓構えの位置から両拳をあげて...そう、同じ位置。そうしたら左右均等に引っ張ってから、今だって時を待ってね」
音(お、重い......)
1回矢を射たが、雑念が混じっていたからか思うように引けず。...でも、今ので感覚は掴んだ。次はいける、気がする。
まふゆ「あ、そうだ。矢を射る時は無心になって、何も考えないといいんだって」
音「無心に、か...。うん、やってみる」
無心に...。そう思いながら私はさっきの手順を思い出し、矢を射る体勢になる。
無心に...無心に......『無心?』
『それなら────────』
『──
───スパンッ...。
気がつくと、そんな音が聞こえた。どうやら矢が的に当たったらしい。まふゆも、顧問の先生も、クラスメイトも。みんな驚いたような表情をしていた。
「2回目で当てるなんて...しかも、ど真ん中?!」
「うっそ...だって、初めてなんでしょ...?!」
まふゆ「す、すごいね音...直前まで目を瞑ってたのに、的に的確に当てれるなんて...」
音「...あれ?私、目瞑ってた?」
...どうにも無意識だったのかな。あんまり弓をひいていた時の感覚がないけど。...あ、そうだ。2回まで、だよね。
音「じゃあ、弓道衣脱いでくるね」
まふゆ「あ、うん...。もう帰るの?」
音「うん。...あ、そうだ」
まふゆ「...?どうしたの、音」
音「──ありがと、まふゆ
私は初めてまふゆに先輩と呼び、そのまま弓道衣を脱ぎにいった。...驚いた顔してたな。ふふ、ああいうの、鳩が豆鉄砲をくらったような顔...って言うんだっけ。...まふゆのああいう顔、貴重だからなんか新鮮かも。そんなことを思い、後ろからの顧問の先生の声を耳に残したまま、帰路について行った...が。
音「...あ、そうだ。せっかくだし、校内じゃないところも探索してみようかな」
そう言って自分が方向音痴なことも忘れ、校庭を探索していった。...まあ当然というか、なんというか。
音「...ここ、どこだろう」
学校内であるにも関わらず迷う始末である。...ん?あれは...うさぎ?私は小屋の近くに行き、しゃがんでうさぎのことをよく見る。よく見たら他の動物もいるみたい。
音「...うさぎ、かわいい。まふゆみたい」
???「あれっ?誰かいるよー?」
???「えっと...あの、飼育小屋に何か用、ですか...?」
そう、控えめな声と元気な声が後ろから聞こえる。咄嗟に後ろをむくと、そこには休み時間に見た茶髪の子と粟栗色のツインテールの子が立っていた。...飼育小屋、ということは。この子達は飼育委員だろうか。
音「あ、ごめん。えっと...」
みのり「あっ、私は花里みのりだよ!」
こはね「あ、小豆沢こはねです。確か、今日復学してきたっていう子だよね...?」
音「うん、宵崎音。よろしく、こはね」
私はここに行き着いた経緯を説明し、正門まで案内してもらった。...どうやら反対側だったらしいが、気にしないでおこう。案内してもらいながら、私は2人の話を聞く。
みのり「でねでね!遥ちゃんがね、すっごくカッコ可愛いかったの!!」
こはね「杏ちゃんもすごくかっこよかったな。この前カフェで私のこと助けてくれたんだ」
音「へぇ...どっちもすごいいい人、なんだね」
こはね「うん、そうだよ!よかったら音ちゃんにも会ってもらいたいなぁ...」
みのり「うんうん!あ、もうついちゃうね?じゃあね、音ちゃん!」
音「うん、ばいばい2人とも」
こうして私は、ようやく帰路へと着いたのだった。...これから始まるんだ、私の学園生活。なんだかわくわくするな...そう感じていると、あっという間に家に着いた。
音「ただいま...」
奏「音?!おかえり...!」
音「うおっ...?かな姉、どうしたの?いきなり抱きついてくるなんて...」
奏「あ、いや、ううん...な、なんでもない」
何かあったのかな...?そう思い、何となく頭を撫でる。かな姉は少し驚きながらも撫でられてくれた。...あとでナイトコードにログインしてみよう。そう思い、自室へと戻ったのであった。
はい、ということで。いかがでしたでしょうか。
一人称にはこだわってます。その観点から見ていただけると、何かわかるかも?
次回あたりからイベストの方にも入っていきたいと思ってます!!