音を奏でる喪失者   作:あっとマーク

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おはこんばんにちは、あっとマークです。少しオリ主のことが分かるかもしれません。あと、奏ちゃんがキャラ崩壊気味かもしれません


教えてあげない

?視点

 

奏「音!!今までどこ行ってたの...??!」

?「......えーと...?」

見覚えのあるようなないような人が、私に向かってとんでもない勢いで迫っている。正直、怖い。えーと、どうしてこうなったんだっけ─────

 

 

 

 

 

 

 

──────.....あれ?私は、誰、だ......?

 

奏「私の事、覚えてる......?ねえねだよ...?」

ねえね......姉ねってこと、だろうか...。多分、きっと、この人は私の姉さん......なのだろう。

?「えっと......落ち着いて、姉さん」

姉さんと呼ぶと、目の前の人は固まったように動かなくなる。あれ?私、何か間違えちゃったかな...。

奏「ねえ、さん...。ど、どうしたの?昔はねえねとか、奏とか言ってくれたのに...!や、やっぱりあのときのこと、怒ってるの......!?」

そう言うと目の前の人はまた私の肩を揺らす。え、そんなこと...っていうのは失礼か。この人はなんて言ってた...?かなえ...?かなで...?よく、聞こえなかった...。...かな、がついていることは間違いないのかな。

?「えっと、落ち着いて、かな姉...」

奏「かな、姉...」

?「えーっと、今はねえねって呼ぶの、ちょっとだけ恥ずかしいから......ね?」

奏「わ、わかった。取り乱してごめん」

少し納得いってなかったようだけど、かな姉はそれ以上呼び方について要求はしてこなかった。...あれ?

?「かな姉...?泣いてる、の?」

奏「...ごめん。なんでか、涙が...」

...えっと。何かしちゃったかな。それにしてもこの人、1人...なのかな。お父さんとかお母さんとか、いないのかな......って。

?「かな姉...?」

かな姉が私のことを抱きしめてくる。

奏「ごめん...ちょっと、このままいさせて」

...この人(実の姉)のことを、今の私は、まだよく知らない。...でも。

?(なんだか、安心するな......)

少しだけ、居心地がいいような、安心するような。そんな感覚になって、多分この人は、私の姉さんなんだって思えた。少し周りを見渡すと、仏壇のような物があった。この人...かな姉と激似、まではいかないが、眼の色や髪の色が似ている。多分、あれがお母さんなのかな...?...ということは、この人の...いや、私達のお母さんはもう......。

奏「...ねえ。明日...というか、今日かな。お父さんのお見舞いに行くんだけど...一緒に、行かない?」

お父さんの、お見舞い......?ということは、私達のお父さんは、病気か何かで入院してるのかな。

?「...うん。お見舞い、行けてなかったから...。久しぶりに行きたい、かな」

私はそれっぽいことを言う。きっと、この人は今まで1人だったんだ。...なら。唯一会える家族の私が、記憶をなくしていると知ったら。もっと悲しむことは目に見えている。...なんせ、泣くほど私との再会を喜んでくれた人なのだから、余程家族想いなのだろう。だから多分、この人には悟られてはいけない─────

奏「...?どうしたの?どこか、調子悪い?」

?「......ううん。なんでもない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───絶対に、教えてあげないよ。




次回はお見舞いに行きます。まだオリ主の名前は明かされませんでしたね。本当に奏が言っていた名前なのでしょうか。...自分の記憶も、家族の記憶もないみたいですね(重要)
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