今回は一部ニーゴキャラと会います。衝撃の事実、明かされます。
音視点
...かな姉と一度呼んでしまったものは仕方がない。今更別の呼び方をするのも変だし...。
奏「...音?」
音「あれ、かな姉。どうしたの?」
奏「少し遅かったから、迷ってるのかと...」
...確かに私は方向音痴、らしいけど。そんな心配されるほどじゃ......ないよね?
奏「お父さんは501号室にいるから、行こうか」
音「分かった」
そうしてかな姉先導のもと、501号室に着いた。かな姉が失礼します、と言い扉を開けると、年上であろうおば......お姉さんがいた。どうやら看護師さん、と言うらしい。かな姉の後ろにいる私の存在に気づくと、看護師さんは興味津々に私のことを聞いてきた。
奏「あ、この子は私の妹で...」
音「...宵崎、音...です」
自分の名前を、自分で名乗ったのは記憶を失ってから初めてかもしれない。なんだか誇らしい気分だった。
奏「お父さん、おはよう」
音「......おはよう」
私達のお父さんは、髪が灰色のような色だった。私の所々にある灰色の髪と似てるな、と思いつつその部分を触る。
奏「あ、そっか...。元々音は、お父さん譲りの髪色、だったもんね」
...どうやら私の髪は元々、灰色だったらしい。...じゃあなんで、今は白髪の方が多いのだろう。そもそもなんで白髪に────
奏「......お父さん」
───あ。...そうか、この人は、一人だったんだ。私が来るまで、ずっと。頼れる人も、倒れちゃって。...ごめんね、
奏「あ、これ、着替えです。...音、どうする?まだいたい?」
音「...ううん。もう、いい」
奏「...そっか。なら帰ろう」
少なくとも私の過去の姿やお父さんの姿がわかっただけでも私にとっては大収穫だ。...それに、かな姉のつらそうな姿はあまり見たくない。看護師さんからはもう少しいるように勧められたけど、私は帰る気満々だったし、かな姉は私に合わせるようで、結局帰ることになった。帰る途中、少し人が多い道を通る。字は読めないが、多分お店が沢山並んでる。...それにしても。
音「人が多くて耳が痛い...」
奏「ここは商店街だからね...」
音「...仕方ない、かあ」
奏「そう、だね......あれ?...まふゆと、瑞希?」
どうやらかな姉が人混みの中に誰かを見つけたらしい。誰だろうか、私はかな姉より身長が低いからあんまり見えない。......というか、まふゆって。聞き覚えが、あるような。
まふゆ「......奏?」
瑞希「あー!奏だ!!まさか奏にも会うとはね〜♪」
奏「おはよう、まふゆ、瑞希。2人は何してたの?」
瑞希「ボクはこれから服を買いに行く予定なんだけど、行く途中でまふゆに会ったんだ〜」
まふゆ「...私も、買うものは違うけど、同じ感じかな」
...かな姉が、出会った人達と話し始めてしまった。私はと言うと口を挟むことも出来ないのでずっとかな姉に隠れるように、かな姉のジャージの袖を掴む。...というか、やっぱり。見覚えがある。覚えてる。あれは確かに...。
瑞希「あれ?奏、その子だーれ?」
音(み、見つかった...)
奏「あ、この子は私の妹で...」
まふゆ「......音?」
奏「うん。......って、え?なんで知って...」
かな姉が最後まで言い終わる前に、まふゆが私めがけて突進して......。私の視界が見えなくなる代わりに、まふゆの肌の柔らかい感触と、体温のあたたかさが伝わってきた。
音「わっ...」
まふゆ「音...どこ、行ってたの......!」
音「ま、まふゆ、落ち着いて......せな、せなか...ちから、つよい......」
瑞希「わわっ、まふゆ、音ちゃんの背中壊れちゃうよ〜!?」
...それからみずきって人がまふゆを頑張って私から剥がしてくれた。...背中、壊れるかと思った。
奏「まふゆ、音と知り合いなの?」
まふゆ「...うん、小学校から一緒だった」
瑞希「へー!あれ?でもそれだと、奏のこと知らないの、おかしくない?」
奏「あぁ...私と音は、昔瓜二つだったから、間違われることが多くて......お父さんが私たちに気を利かせて、違う小学校に行かせたんだ」
...なんで、まふゆのことは覚えてるんだろう。かな姉や、私のことは分からないのに。
音「......」
奏「...音?大丈夫?」
音「...あ、ごめん。考え事、してて」
瑞希「奏に妹がいるなんてねー。絵名が知ったら驚くと思うよ、面白そ〜!ボクは暁山瑞希だよ!よろしくね、音!」
音「あ、うん。宵崎音。よろしく、瑞希」
まふゆ「...私も、自己紹介した方がいいの?」
音「...いや、まふゆはわかるから大丈夫」
...今はまふゆだけ知ってる理由とか、何も分からないけど。これから知っていけば、いいのかな。
瑞希「じゃあ〜......ボクたちと一緒に服選びに行こうよ、音!」
音「......え?」
どうも、ご都合主義作者ことあっとマークです。
音ちゃんはニーゴと深く関わらせたいので...(言い訳)
あと幼馴染と言えば...?な子達とも幼馴染の予定です。まあそれは、次回以降をお楽しみに。