Side 薙切アリス
「第一席のことはどう思いますか?」
「あれは天才ね。今まで天才という言葉をよく聞いて来たけど、あそこまで天才って言葉が相応しい人間はいないわ」
「天沢久遠のどこがすごいと思いますか?」
「全てね。料理人として必要なものを全て持っていて、その持っているものを最大限に活かしている。料理の神様にでも愛されているんじゃないかと思うほどだわ。それに本人は決しておごり高ぶることなく、丁寧に教えることが出来るんだからすごいの一言ね」
「それほどですか?」
「それほどね。あそこまでの調理スキルを持っている人であそこまで教え方が上手いのは稀ね。大概の人は感覚でやっていたり、教えるのが下手だったりするものだもの」
「そういうもんなんですね。それでは最後に第一席に伝えたいことをどうぞ」
「あなたにはこれからも色々と教えてもらうわ。これからもよろしくお願いするわ」
Side 丸井善二
「第一席のことはどう思いますか?」
「あの人はすごい料理人です」
「天沢久遠のどこがすごいと思いますか?」
「こんなことを言ったら、第一席に失礼かもしれないのでダメだと判断してもらったら新聞に載せないで欲しいんですが、天沢先輩が出してきた『オムライス』は見た目だけであれば普通のものでした。見た目は普通でも味は本当に美味しかった。あそこまで調理方法で味に差が出るとは思ってもいなかったです」
「別に失礼なことを言ってないと思いますが。丸井さんにとって天沢久遠は?」
「憧れですよ。先輩の料理は先輩にしか出来ないと思いますが、少しでも天沢先輩の料理を見て多くのものを吸収出来ればいいと思っています」
「頑張ってください。それでは最後に第一席に伝えたいことをどうぞ」
「精一杯頑張るのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします!!」
Side 吉野悠姫
「第一席のことはどう思いますか?」
「すごい先輩です!」
「天沢久遠のどこがすごいと思いますか?」
「オーラっていうのかな。なんかいるだけで存在感があるんです、こういう人が第一席になる人なんだと思いました」
「オーラですか?」
「そうなんですよ。なんか中等部では天沢先輩ってあんまり評判がよくないので天沢先輩と同じグループになった時はちょっと心配していたんです。だけど、会って見ての印象は全然違うものだったかも。なんか優しくて私たちにも丁寧に指導してくれて、良い先輩だった」
「そうなんですね。それでは最後に第一席に伝えたいことをどうぞ」
「こ、これからもよろしくお願いします!!あとジビエ料理でオススメがあったら今度教えてください!」
Side 川島麗
「第一席のことはどう思いますか?」
「とても良い先輩です」
「天沢久遠のどこがすごいと思いますか?」
「教え方が上手いところですね。正直、麗たちと天沢先輩の調理スキルにはかなりの差があるものだとは分かっています。なので、最初は失礼ですけど、どんな風に教えるんだろうって少し不安だったんです」
「そんなに上手いんですか?」
「上手いです。麗でも分かるぐらいに上達しているので。たぶん、天沢先輩はかなり不器用な人なので周りが勝手にイメージを張り付けちゃっているだけで、普通に良い人だと麗は思ってます」
「そうなんですね。それでは最後に第一席に伝えたいことをどうぞ」
「いつも教えてくださり、ありがとうございます。今度は天沢先輩と二人きりで教えてもらいたいことがあるので…お時間をいただいてもいいですか?」
Side 小西寛一
「第一席のことはどう思いますか?」
「なんか凄すぎて反応に困る人」
「天沢久遠のどこがすごいと思いますか?」
「調理に関することなら全てと言いたいところだが、一番はあの手際の良さがすげぇと思ったかも。第一席の技術のあの年齢の料理人のレベルじゃない。熟練の料理人のレベルって感じなんだよな。まるで人生2週目って感じ」
「それぐらいレベルが高いってことですか?」
「たけぇな。あのレベルに達するのは常人じゃ無理だ。今まで十傑ってすげぇぐらいにしか思ってなかったけど、今回の第一席の料理センスを見て思ったよ。十傑は常人じゃない者たちの集まりだってな」
「それぐらい印象に残ったんですね。それでは最後に第一席に伝えたいことをどうぞ」
「第一席とは丼のことについても語り合いたいです」
Side 鏑木祥子
「第一席のことはどう思いますか?」
「…天才ですね。この学校の頂点に立つ料理人の姿を近くで見れて良かったです」
「天沢久遠のどこがすごいと思いますか?」
「全て。天沢先輩のことを悪く言っている人もいるけど、そういう人は一度でも先輩が調理しているところを見たことがあるのかを聞いてみたい。もし、見ても言っているんならその人の目は節穴。あの腕前は誰が見ても分かるぐらいにすごいから」
「そんなにすごいんですか?」
「見れば分かるとしか言いようがない。あそこまで実力の差を思い知りされたのは初めて。ああいう人を敬意をこめて……『天才』と呼ぶんだと思います。何をするにしても、教えるにしても落ち着いていて本当に見習うことばかりです」
「そこまでの方なんですね・それでは最後に第一席に伝えたいことをどうぞ」
「これからも色々なことを教えて欲しいです。少しでも先輩から技を盗みます」
番外編はこれで最後なので、次からはストーリーに入って行きます