この物語の主人公さ   作:myo-n

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色々差異はありますが気にしないでください。


No3

筆記試験が終わり昼休憩になった。

指定の場所で一人昼飯を食べていると隣に誰か座ってくる。

 

「隣、いい?」

 

「あぁ、別に構わないぞ」

 

「よかったぁ……中々弁当広げられる場所がなくて困ってたんだよ〜!私は拳藤一佳。よろしくね!」

 

原作通り、コミュニケーション能力が凄まじい事で。

隣に座ってきたのはB組の要となる拳藤一佳。

個性は確か手を巨大化させる能力だったか。

 

「空果だ。よろしくな」

 

朝といい今といい、原作キャラとの遭遇が多すぎやしないか?

ざっと見てこの会場だけで500人はいるっていうのに。

 

「試験どうだった?」

 

「ん……?まぁ可もなく不可もない所だな」

 

確かに、偏差値70オーバーなだけあって問題が非常に難しかった。

だが個性を使って解いたから9割方正解だろう。

我ながら俺の個性は万能だと思う。

 

「そうなんだ。まぁ実技試験で取り返せば良いだけだよ!」

 

トントンと背中を叩かれる。

 

明るい、この子超明るい。

それでいて姉御感が強い。

某大家族とかにいそうなタイプの姉御だ。

 

「そりゃどうも。随分と面倒見がいいんだな」

 

「こういう性格だからね〜」

 

「そうか。なら、お互い頑張ろうぜ」

 

昼飯も丁度食べ終わったので弁当を片付けて立ち上がる。

 

「もう行くの?まだ時間あるけど」

 

「個性の都合上、準備に時間がかかるもんでな。悪いが席を外させてもらうぜ」

 

「そっか、頑張ってね!!」

 

満面の笑みが眩しい。

ヒーローよりもアイドルとかの方がむいてるんじゃ無いか?

 

「おう、お前も頑張れよ」

 

そして、更衣室へと向かう。

 

---

 

「案の定誰もいないな」

 

実技試験が始まるまで30分以上もあるから更衣室は無人状態だ。

今のうちに作戦を立てておくか。

そう思い置いてあるベンチに腰をかける。

 

「まずは個性の確認からだな」

 

右手をスライドさせてウィンドウを開く。

 

俺の個性【FF】はファイナルファンタジーのシステムが使える。

ちなみに前世でやり込んでいたFF12のシステムに近い物になっていて、今は【魔法】【ステータス】【アイテム】の3種類しか使えない。

 

【魔法】は文字通り魔法が使える。ただ、FF12の魔法限定という点と緑魔法、裏魔法、時空魔法の一部しか使えないという制約がありこれは変えられない。

 

そして魔法の使用にはMP(別名:気力ポイント)を使う事になる。

自分だけでなく他人にもかけられるが、消費量は対象のサイズによって比例していき今は人一人のサイズ程しか強化はかけられない。

しかしデバフに関しては一定のMPしか消費しない。

 

数ヶ月前、爆豪の腕にかけたストップと今日切島にかけたリバースがデバフで、試験の時に頭にかけたのがフェイスと色々とできる。

 

効果時間は自分だと部分強化で1時間、全身強化で20分で他人になると効果時間は半減する。

 

ここまで伸ばせたのもトレーニングの賜物である。

 

ちなみにMPが0になると3日程昏睡状態になる。

一回やってみて両親に物凄い心配されたからそれ以降、残りMPには常に気を使っている。

 

次に、【ステータス】は自分の状態が確認できる。

未だにレベル1なのだが、多分敵を倒すしか上げる方法は無い。

現状特に利用価値があるというわけでは無いので、死にスキルになっている。

 

最後の【アイテム】は身に纏っている物のリスト化とそれらを瞬時に取り出せる能力だ。

しかしインベントリやアイテムボックスなどではないため、物がいっぱい持てるというわけでは無い。

 

微妙に使い勝手が悪いのでこれもまた死にスキルになっている。

閃光手榴弾とか催涙弾とかの武器や弾薬を持てたら強いんだろうけど無い物ねだりしても仕方ない。

 

「さて……どう作戦を立てたものか」

 

実技試験は仮想ヴィランを倒して得るヴィランPと他の生徒の手助けや救助を行う事で得られる隠し要素のレスキューPがある。

 

救助をメインとするか討伐をメインとするか……

 

「…………討伐メインにするか」

 

討伐7、救助3の割合でいこう。

レスキューPは把握がしづらいし仕方がない。

よし、そうと決まればあとは行動あるのみだな。

 

そろそろ人が集まり出してきたので、ジャージに着替えて会場へ向かう。

バフをかけるのは5分前程で良いだろう。

 

会場には既に人が集まり始めているようで、切島や拳藤などの見知った奴らもいた。

 

じゃあ俺も準備しますかね……

 

「…………フェイス…………ヘイスト……ブレイブ……プロテス……」

 

気力がごっそり持っていかれる。

重ねがけはやっぱり消費量が多いな。

だが、備えあれば憂いなしの精神でいこう。

 

「雄英の校訓はどんな困難をも乗り越えるプルスウルトラ!さぁ、目の前の壁を登っていきなさい!スタート!」

 

やたらと露出度が高そうなミッドナイトの掛け声と共に受験生が一斉に走り始める。

全く…重ねがけは時間を食って仕方ない。

 

「ほら、残りは貴方だけよ。早く行きなさい!」

 

「生憎と人混みはあまり好きじゃないんだ。それじゃあな」

 

猛スピードでその場から駆ける。

既に戦闘があちこちで始まっているがまぁ巻き返せるさ。

 

そして俺は試験会場を駆け回る事になるのだった。

 




簡易説明

魔法…緑、裏、時空魔法が使える。消費MPはバフの場合サイズ依存、デバフの場合固定になります。また、重ねがけもでき掛け算式で相互反応します。

ステータス…レベル、HP、MP、状態異常が見れます

アイテム…身に付けてる物を手元に取り出せます。

ちなみにフェイスは魔法効果2倍、ブレイブは身体能力2倍、ヘイストは素早さ1.5倍、プロテスは頑丈さ1.5倍です。

そして重なったバフは掛け算で相互反応するので現在の空果君は、身体能力4倍、素早さ3倍、頑丈さ3倍です。
単純な移動速度だけになると常時の12倍はあります。

仮に彼の50メートル走の記録が7秒だったら0.5秒で走れるようになります。


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