ありふれた帰還後の日常   作:真藤陽人

3 / 15
はい、リクエストいただいたのでまずはリリィを書くことにしました‼

内容は帰還後から数年後、本格的に移住する少し前の時間です

・・・残念王女にはならない、はず

ではでは皆さん楽しんでいって貰えると嬉しいですm(__)m


リリアーナは恋をした 貴方のいる世界で

 エリヒド=S=B=ハイリヒ

 

 後に聖女やら教祖などと呼ばれることになり地球とトータス、どちらでも名を残すとい

  う稀有な体験をすることになる王国の姫である

 

 そしてそんなリリアーナ、通称リリィは現在地球に遊びにやって来ていた

 

 「やはりあちらの世界とこちらの世界では文化のレベルが違いますね・・・」

 

 ハジメ達が帰還してから早数年、ある世界とある世界の力を合わせて作られた無限の

  魔力のお陰で異世界間移動は容易くなっていた

 

 「つってもこっちの世界に魔法はなくはないが基本使えないし知られてないからそう

   いう所で違いはあるけどな」

 

 そん風に少し励ますハジメ、やはり嫁ーズには甘いらしい

 

 「ハジメさん、私は別に落ち込んだりなんてしていませんよ?」

 

 初対面時の無関心からここまでくるのだからこの人は・・などと考えると可笑しくなっ

  た為少し笑いそうになるリリィ

 

 「・・・早く行くぞ」

 

 クラスメイトなどであればドンナーする所だったが相手はリリィなのでこんな返ししか

  できなハジメさんだった

 

 

 

 異世界間の移動が容易くなったとはいえ未だ完全に復興したとは言いきれない王国をあ

  とにしているのかと言えば理由はいたってシンプル

 

 「異世界の文化の調査とそこに住み人間と我々の違いを提出する為の視察・・・いい名

   目が出来ました♪」

 

 

 そんな事を言ったのはどこの王女かは・・・知らぬが吉だろう

 

 

 「まぁなんにしても今日は俺が案内してやるよ、何回か来たことはあったけどまだ見せ

   たい場所とか山ほどあるし」

 

 

 「はい、お願いしますねハジメさん‼」

 

 

 そうして一通りの多い場所だというのにうっとりしだすリリィ、ハジメも周りの視線な

  ど気にしないので完全に2人だけの空間が形成される

 

 そしていつもならここでシアの注意(物理)やユエの割り込みが入るのだがあいにくこの

  場に居るのはリリィとハジメの二人だけだった

 

 

 

 そんなこんなありつつハジメおすすめの場所を見て回るリリィ

 

 根はオタクなのでそういったものを扱っている店も少なくないがここ数年で得た女

  性への気遣いというべきか女性が喜びそうなスポットが大半だった

 

 因みにそういったお店でリリィは恋愛小説に大変惹かれていた、それはもう漫画家にな

  りそうなくらい

 

 

 「っと殆ど案内した場所にはいったがどうする?」

 

 「そうですね、どこも大変魅力的でしたが少しお腹が空いてしまいました」

 

 「あ~そういや昼もそんなに食べて無かったな、少し早いが行くか」

 

 「もしかしてお夕食も考えてあるんですか?」

 

 「まぁな、なんたってリリィに俺の住んでる世界を紹介するんだ、出来る限り楽しんで

   欲しいと思うのが夫ってもんだろ?」

 

 「ハジメさん・・・」

 

 ハジメの言葉に感無量なリリィだったがこの程度では終わらせないのがハジメクオリ

  ティー

 

 

 

 それからハジメとリリィはある高級レストランにやってきた、だがそこは些か不自然

  だった

 

 

 「あの、ハジメさん」

 

 「どうした?」

 

 「どうして、人が一人もいないのでしょうか?」

 

 そう、やってきたレストランには客と思わしき人間が一人も存在せず、居るのは見るか

  らに料理長らしき人物とその横に料理人、ウエイトレスがきっちり並んでいた

 

 料理長らしき人物がハジメに近寄ってくる、そして

 

 

 「本日は当レストランをご利用いただき誠にありがとうございます」

 

 そう言って料理長が、それに続いて並んでいた全員がそれはもう見惚れるような感じに

  頭を下げた

 

 「えっともしかしなくてもハジメさん、貸し切りにしたんですか?」

 

 

 この国には未だ慣れぬ身、それに王女であるリリィだったが流石にこれにはドン引きし

  ている

 

 「だって王女であるリリィに失礼だろ?」

 

 「そんなことありません‼ というか絶対それだけじゃありませんよね⁉」

 

 「・・・せっかくのリリィとデートなんだから二人きりになりたかったんだよ」

 

 「えっ⁉ ハジメさん今なんと仰いましたか⁉」

 

 「・・・そんなことより早く席に付こう」

 

 「もう、本当に貴方という人は」

 

 

 そうは言うリリィだったが表情はこれ以上ないほど嬉しそうだったのだった

 

 

 

 

 

 

 「中々美味かったな、あいつ等にも感謝しとくか」

 

 この場所を貸切るにあたってお世話になった極道の皆さんにそんな事を思うハジメ

 

 「そうですね、本当に美味しかったです」

 

 この世界の料理には未だ慣れていないリリアーナだったがそれを理解してか珍味は少な

  く、味を優先されていたことが分かっていた

 

 そしてそれを誰が指示したのかも・・・

 

 

 「ハジメさん、今日は本当に、本当にありがとうございました‼」

 

 「全部俺がやりたくてしたことだ、だがそのお礼はちゃんと受け取っておく」

 

 リリィがハジメの性格をよく知っているようにハジメもリリィの性格をよく理解してい

  る

 

 

 「きっと何年が経っても私は今日の事を忘れないでしょう」

 

 それくらい今日という日はエリヒド=S=B=ハイリヒという少女にとって特別な一日

  だった

 

 「そう、か・・・なら今度は全員で来るか」

 

 今日という日は2人だけだったが次は他のみんなと一緒に来る、そうすれば今日という

  日はより良い未来になるはずだ

 

 「【貴方の未来に幸多からんことを】【貴方の未来が少しでも明るい物であることを

   願っている】解放者たちが残して言った言葉だが今ならいいもんだと思えるよ」

 

 当時は余裕が無かった、だが家族との旅行や時間が経つことであの世界に希望を残した

  解放者たちはハジメをして尊敬に値する人物になっていた

 

 「そうですね、あの方々に我々は感謝してもしきれないです」

 

 「忘れないこと、そして俺たちが幸せであることこそがミレディ達解放者の願いだと思

  う」

  

 「・・・はい」

 

 そうしてしばらくは何とも言えない空気が流れたもののみんなの待つ自宅に帰宅するハ

  ジメとリリィだった

 

                               おしまい




最後まで読んで頂きありがとうございました

途中から解放者の話をしましたが「今を生きるトータスの人間」としてリリィが何を思っているのかどうしても書きたかったんです

そして次回は・・・未定です‼

ただ書きたかった2人はかけたのであとは私が見てみたい場面を描くだけになるかもしれません(リクエストで面白そうな物は作ります)

それでは皆様、またお会いしましょう‼

どのヒロインの話が良いですか?

  • ユエ
  • シア
  • ティオ
  • 香織
  • 愛子
  • リリィ
  • レミア
  • 優花
  • ローゼ(竜王国の姫)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。