続き書けたで候。
今回は話し合いです。
とはいってもパッパッパと決まっていきます。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
清麿はフラフラとした足取りで教室へと戻る。
堀北学と、橘茜の両者と食堂で昼食を食べたことでさらに注目度が増してしまった。
最初のポイント支給日でAクラスへ上がったことも影響しているのだろう。
今でも廊下を歩く度に、ヒソヒソと小声で噂されている。
清麿はゲッソリしながら教室へとたどり着いた。
「や、やっとついた……」
やっとの思いで教室へ入ると、清麿のあまりの変わりようにAクラスの面々は表情をギョッとさせる。
「き、清麿君大丈夫!?なんだか物凄くゲッソリしてるよ!?」
帆波が慌てたように近寄ってくる。
清麿は軽く手を上げて答える。
「……別に大丈夫だ。ちょっと生徒会に入ることになって、ちょっと生徒会副会長をやることになって、ちょっと食堂で生徒会長達と飯を食ってただけだ」
「え、えぇ!?ちょ、ちょっと待って清麿君!?ちょっとの中にちょっとどころじゃない情報が詰まってるよ!?ちょっとなのに全然ちょっとじゃないよ!?」
「落ち着いて一之瀬さん!?ちょっとを言い過ぎて最早何を言いたいのか全然分からないよ!?」
白波千尋が両手をブンブン振り回しながら慌てる帆波に、ついツッコミを入れる。
「はぁ……とりあえず落ち着けお前達……」
神崎が額に手を当てながら注意する。
中々にカオスな空間であった。
◆◆◆
「それで一体何があったんだ高嶺?」
神崎がこの場を仕切りながら話を切り出す。
「じ、実はな……」
清麿はこれまでの経緯を、かいつまんで説明する。
入学二日目の昼休み時に、生徒会書記、橘茜が大量のプリントを運んでいたため、生徒会室まで運ぶのを手伝ったこと。
そのお礼として、紅茶をご馳走になった際に生徒会に勧誘されたこと。
一度は断ったのだが、泣きそうな顔をされたので話だけでも聞いていたら、いつの間にか生徒会に入る前提で話を進められており、やむを得ず生徒会に入ったこと。
そして今日の昼休みに生徒会長に呼び出され、生徒会副会長をやるように命じられたこと、全てを話した。
「つまり生徒会の勧誘を断り切れずに、なあなあにしていたら、いつのまにか入ることになり、さらに生徒会副会長をもやる羽目になったと……そういうことか?」
神崎が額に手を当てながら、清麿から聞いた話を要約する。
「……そうだ」
「はぁ……なんというか高嶺、お前には悪いが、それは自業自得だぞ……」
「言うな神崎……分かってる……分かってはいるんだ……」
清麿がハッキリと橘からの生徒会勧誘を断っていれば、このような事にはなっていなかったのだ。
すると、側で話を聞いていた柴田が発言する。
「しかしすげぇな高嶺。お前、いきなり副会長になるなんてよ……」
神崎も頷く。
「確かにな。普通ならあり得ないことだ。生徒会長は一体何を考えているんだろうな?」
「分からん。何か理由があるみたいだが、時期が来れば、いずれ話してやるとしか言われなかったからな」
すると帆波が発言する。
「でも清麿君、生徒会に入ってるなら言ってくれたら良かったのに〜」
帆波はほっぺを膨らませながら、いじける。
「悪い……橘先輩から五月になるまでは誰にも話さないように口止めされててな」
「それは分かるけど〜」
するとチャイムが鳴り、お昼休みが終わる。
「あ、昼休み終わっちゃった……」
帆波が呟く。
それを皮切りに、各々が自分の席へと戻っていく。
帆波もいじけながら、自分の席へと戻った。
そんな中、清麿は白波を小声で呼び止める。
「すまん白波。ちょっといいか?」
「あ、うん。どうしたの?」
「悪い。帆波のやつがいじけてるから、少し相手してやってくれないか?生徒会のことを隠してた手前、オレから声をかけるのもちょっと気まずくてな……」
「分かったよ。任せといて」
「すまん」
白波は笑顔でOKする。
彼女は帆波と仲が良いため、精神的なケアは任せておいても問題ないだろう。
そして清麿は、帆波の様子が気になりつつも次の授業の準備を始めた。
閑話休題
午後の授業が終了すると、放課後となる。
朝に帆波が提案した話し合いを行うようで、部活のある生徒も今日は休みを取って参加する。
ちなみに白波がフォローをしたおかげで帆波の機嫌も元に戻っている。
「まずは色々とおさらいしてみようか」
壇上には帆波が立って進行を務め、記録係は清麿が務める。
黒板には星之宮が言ったことを中心に板書していき、簡単におさらいしていく。
黒板に書いたのは以下のことである。
・クラスポイントは、クラス全体を評価したもの。
・プライベートポイントは、クラスポイント✕100倍で支給される。
・Aクラスのみ就職、進学の恩恵が得られる。
・保有するクラスポイントによってクラスの入れ替わりが発生する。
・定期試験の成績によってクラスポイントを増やすことができるが、一科目でも赤点を取ってしまうと退学。
清麿はある程度書き終わると、帆波へと視線を向ける。
帆波はクラス全体を見渡すと、話し始める。
「それじゃ、これからのことについて考えようか。何か意見ある人は言ってみて」
すると数人の生徒がそれぞれの案を出していく。
帆波はその意見を聞いて話を広げ、清麿は黒板にそれらを書いていく。
出た意見は以下の通りである。
・委員会制度の設置。
・プライベートポイントを1箇所にまとめて集金する。
・生活態度の向上。
・中間考査に向けて勉強会。
帆波が意見をまとめる。
「この委員会制度っていうのは、要はクラスをまとめる役割を決めるってことでいいのかな?」
「はい。これからの学校生活を送る中で、Aクラスとして勝ち残っていくには、まとめ役は必須だと思われます。特に文化祭や体育祭のときにはスムーズに動けるかと」
この意見を出したのは浜口であり、先のことを考えた故の提案であった。
すると神崎が発言する。
「ならば役職はどうする?」
「学級委員長と副委員長、書記と……それらのサポートに回る秘書とか?」
帆波の発言に柴田が反応する。
「なら学級委員長と、副委員長は既に決まってるな!」
柴田の言葉に全員の視線が二人の生徒へと向けられる。
その視線の意味に気付いた帆波は苦笑いする。
「えっと、じゃあ私は副委員長、清麿君は学級委員長ってところかな?」
「仕方ないか……」
清麿はやれやれと思いつつ、学級委員長を引き受ける。
そして話し合いは続き、残りの役職も決まっていく。
書記が神崎、秘書の役割を浜口が担う事となった。
つまりAクラスのリーダーを清麿、副リーダーが帆波、参謀が神崎、その三人の主な補助を務めるのが浜口となる。
プライベートポイントの集金制度に関しては、帆波へと集めることとなった。
これに関しては、帰りのSHRの時間に星之宮が話した
「確か
柴田が発言する。
そこに神崎が補足する。
「ああ。だが過去十年で達成できた者はいないらしい。しかし重要なのはそこではない。
「そのための積立金……という訳ですね」
神崎の言葉に浜口が納得する。
「なら提案なのですが、ひとまず1人につき、月に5万ポイントずつ集金していくのはどうでしょう?今日の支給日で9万5000ポイント入って皆さん懐に余裕がありますし。これなら✕40人で月に200万ポイントの計算で集金できます」
「それなら10ヶ月で2000万貯まるな」
「皆に異論がなければ、私はそれでいいと思うんだけど……」
帆波が周りを見渡すが、特に誰も異論はないようであった。
「じゃあ毎月、ポイント支給日に5万ポイントずつ集金していく方向でいくね」
そして残りの案についても詰めていく。
生活態度は今まで以上に気を付けることになり、勉強会については……
「とりあえず、勉強会は毎日放課後にやろうと思うの。勿論、強制はしないよ。でもなるべく参加はしてほしいかな?クラスメートと親交を深められるし、互いに教え合うことでより理解できるようになるしね。まずは試しにやってみて合わないと思ったら、すぐにやめてもらっても構わないから。少しでも興味のある人は、ぜひ参加してほしいな」
ある程度話し終えると、外はすっかり暗くなっていた。
気が付けば最終下校時間、三十分前となっていた。
(これは生徒会にはいけそうにないな……)
清麿は生徒会長に今日は行けない旨をチャットで伝えると、明日の放課後生徒会室に顔を出すようにとの返信があった。
そして慌ただしい一日が終わる。
その翌日の放課後……
「君か?オレを呼び出したのは……」
「ええ」
清麿は特別棟にてCクラスのショートカットの少女と向かいあっていた。
はい。
Cクラスのショートカットの少女とは一体誰なんだ!?(小並感。
では、また( `・∀・´)ノ