続き書けたで候。
21日に配信された金色のガッシュ!!2さっそく読みました。
読み終えたとき、思わず「ガーーーーッシュ!!!!」と無性に叫びたくなる衝動に駆られました。
よう実2年生編の7巻もなんか予想外の展開で面白かったし。
ガッシュとよう実、マジ最高( ゚д゚ )クワッ!!
それでは、続き行きましょうか。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
第二十九話 情報屋
中間テストが終了して、数週間が経過した。
無事、AクラスはBクラスとの勝負を制し、その空気は良いものとなっていた。
その関係で清麿は有栖に対して、『一つだけなんでも命令できる権利』を行使できる。
しかし、彼はこれを使うことなく、一旦保留とした。
その旨を有栖へ伝えると、有栖は何やら納得したかのように『期待して待っていますね』と告げた。
Bクラスにおいての有栖の影響力は絶大だ。
今回の中間テストにおいても、坂柳派と葛城派の対決を制し、クラスのリーダーの地位に最も近い位置にいる。
反対に葛城は負けてしまったことで、葛城派のメンバーが多数、坂柳派に移ってしまった。
入学当初は、坂柳派葛城派共に5:5の割合であったが、7:3と坂柳派優勢となった。
清麿としては、遅くとも夏までにはBクラスのリーダーは有栖になるだろうと予想している。
そんな清麿は現在、とある人物と、とある個室のカフェで
「それで有栖を介して、オレを呼び出すとは……一体なんの用なんだ、橋本?」
「まあ、そう警戒するなよ。お前にとっても悪い話じゃないからよ、高嶺」
清麿が会っている人物は、なんとBクラスの橋本正義であった。
「とりあえず何か頼めよ。奢るぜ」
「……それじゃ、遠慮なく」
ひとまず清麿と橋本は、コーヒーを頼むことに。
コーヒーが運ばれてくると、さっそく橋本が話を振ってきた。
「それにしても中間テストは見事だったな。正直、Aクラスが勝つとは微塵も思ってなかったぜ」
「そんなに特別なことはしていない。ただ……Bクラスの現状を利用させてもらっただけだ」
「というと?」
「Bクラスは今、有栖と葛城の2グループで対立している状態だ。だったら、中間テストの対策もそれぞれグループ別で取り組んでいるはずだ。今回はその隙を突かせてもらった。と言っても、勝てる可能性はそれでも五分五分だったけどな……」
「なるほどな……でも多少、運の要素があったとはいえ、そこまで読んでいたのは大したモノだと思うぜ。さすがは“Aクラスの知将”だな」
「ちょっと待て。なんだ、その“Aクラスの知将”って……」
「知らないのか?お前の二つ名だよ」
「二つ名って……ガキかよ」
「いいんじゃないか?学生らしくて」
清麿は呆れたように呟き、橋本は可笑しそうに笑う。
数分程、世間話をしてから清麿は本題へと入った。
「それで肝心の用件はなんなんだよ?」
「情報の売買に興味はないか、高嶺?」
「なに?」
それは橋本からの予想外の提案であった。
「俺は坂柳の命令で諜報活動に力を入れていてな?その関係で、
「なるほど……情報屋みたいなものか。だが良いのか?そんなことを他クラスの……しかもリーダーであるオレに話して」
「坂柳の命令の中には、他クラスのリーダーとの橋渡し役も含まれてる。それにあの姫様は、お前がお気に入りのようだからな。全く問題ない」
清麿は橋本の提案を聞いて思考する。
(情報の売買か……)
この学校では情報は武器となる。
この先の学校生活を勝ち抜いていくためには、こういった横の繋がりも時には必要かもしれない。
(正直、胡散臭い事この上ないが……有栖が側近として側に置いている程の奴だ。諜報活動を命じていると言うのも、あながち嘘ではないだろう)
清麿は、正面にいる橋本を観察する。
橋本はコーヒーを口に含みながら、リラックスした状態でいた。
表情に焦りや不安といったモノは、欠片も見られない。
(もし、こいつの話が本当だと仮定して……こちらの情報を他クラスに売られるデメリットはあるものの、それを差し引いても他クラスの情報を得られるメリットはかなりデカイ。それにこの先、どんなイベントや試験があるか分からん。もしかしたら、こういった伝手の一つが逆転の一手を生むこともあるかもしれない)
清麿もコーヒーを一口飲む。
(あとは……肝心の情報の信憑性があるかどうかだな)
清麿は橋本へと話しかける。
「話の内容は分かった。だが悪いが、オレ自身お前のことは全く信用しちゃいない」
「当然だな。むしろ簡単に信用されちゃ、こっちが困る」
橋本は余裕綽々といった様子で返す。
「だけど、いつまでも信用されないんじゃ、正直話にならない。だから俺からお前の得になる情報を渡してやる。特別サービスってやつだ」
「オレの得になる情報……だと?」
清麿は怪訝な表情で橋本を見る。
「高嶺、お前……二年生から色々探られてるみたいだぞ」
「なに?」
「もっと正確に言うなら、生徒会副会長、
「南雲副会長が……なぜオレに?」
「二年生の間である噂が立ってるんだよ。『次の生徒会長は一年A組の高嶺清麿がなるかもしれない』……ってな」
「はあ!?」
橋本の言葉に清麿は大声で驚く。
「オレが……生徒会長!?」
「他にも『高嶺清麿は堀北学の後継者』、『堀北学のお気に入り』とまで呼ばれてるみたいだぞ?」
そこまで聞くと、清麿は頭を抱える。
「一体全体何がどうなってそうなったんだ……」
「高嶺、お前以前、生徒会長と生徒会書記の二人と食堂で飯を食ってたことあっただろ?」
「あ、ああ」
(確か会長から副会長に任命された日だな……)
「そのときから、上級生の間で話題になってたっぽいぞ」
「マジか……オレは南雲副会長とは、まだ会ったことすらないんだぞ……」
「なんだ?同じ生徒会に所属してるのに、未だに面識がないのか?」
「基本的に堀北会長から指定される日に、生徒会へ顔を出してるんだよ。だから他の役員の人達は橘先輩以外、まだ面識はない」
「ふーん。だとしたら、
「
(それはオレを副会長に任命した理由と何か関係があるのか?)
清麿はアゴに手を添えて、しばらく考える。
そして考えが纏まったのか、ある依頼を橋本へと出した。
「橋本、
「なんだ?もう信用してくれるのか?」
橋本は清麿の言葉に目を丸くする。
清麿はそんな橋本の様子に、少し苦笑しながら説明する。
「正直、最初はお前の情報の信憑性について疑っていた。だが、
「へぇ……」
橋本は意外なモノを見たような反応をする。
清麿はその事に気付きながらも言葉を続ける。
「それで話の続きだが……南雲副会長について調べられるだけ調べてもらいたい。大きな話から小さな話まで何でもいい。とにかく今は少しでも情報が欲しい」
「了解。まあ、南雲副会長ほどの大物ともなれば一日二日あればすぐに集まるだろうぜ。そうだな……5000ポイントでどうだ?」
「ああ、それで頼む」
清麿は橋本と連絡先を交換すると、前金として2000ポイント払う。
残りの3000ポイントは情報を確認してから払うこととなった。
しばらくして、話がついた二人は解散することに。
その際に時間差をつけて、個別で出ることも忘れない。
これが清麿と橋本が最初に交わした契約である。
以降、二人は度々密会することになるのは言うまでもない。
翌日、清麿は生徒会室に足を運んでいた。
いつも通り、生徒会長の堀北学から指定された時間帯に向かう。
「失礼します」
すると、そこには初めて見る顔触れが揃っていた。
「来たか」
「あ、高嶺君!」
堀北学と橘茜が入口に視線を向けると、側にいた面々も顔を向ける。
その中でも一際異彩を放つ男の姿があった。
スラリとした体型に、鮮やかな金髪、整いすぎた顔立ち。
生徒会副会長、南雲雅がそこにいた。
作者のよう実の押しキャラは七瀬翼ちゃんなんですが……
ふと思ったんですけど、清麿って七瀬翼ちゃんの理想の男の先輩にピッタリだと思うんですよね。
真面目だし、優しいし、強いし、思いやりあるし。
何気にこの二人って相性良さそうだなと思いました。
っていうか清麿自体、よう実ヒロインのほとんどと相性良さそう……(゚A゚;)ゴクリ
これは本格的に個別エンド風に書いてみるべきか。
では、また( `・∀・´)ノ