高嶺清麿の実力至上主義の教室   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続きかけたで候。

一日で登録数2000超えてる(震え声。

あ、ランキング3位乗りました。

ありがとうございます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

当初の予定では、200集まればいいかなと思っていたのですが、桁が違ったという。

正直、不安しかない(切実。

では、どうぞ(╯°□°)╯︵ ┻━┻


追記:今回のフォルゴレの行動について、思っていたよりも疑問の声が上がったのでアンケートを実施することにしました。アンケートの結果次第では、修正することもやむを得ないと判断し、書き直すことにします。期限は数日いっぱいとします。ご協力お願いしますm(_ _;)m


第三話 ポイントの秘密と高嶺清麿の正体

現在、清麿は椎名(しいな)ひより、一之瀬帆波(いちのせほなみ)の二人と共に学校内の探索を行っていた。

 

そして件の二人はというと、清麿の後ろで楽しそうに話していた。

 

 

()()()()()()ってミステリー小説好きなんだ」

 

 

「はい。暇さえあればいつも読んでます。()()()()()も良ければいかがですか?」

 

 

「あ、じゃあ何かオススメの本、教えてほしいな!」

 

 

「それなら……」

 

 

清麿は思った。

 

 

(女の子ってコミュニケーション能力高いよな……)

 

 

椎名ひよりと、一之瀬帆波。

 

出会って数分で仲良くなった二人に戦慄する清麿であった。

 

そして清麿はというと本来の目的である校舎専用MAPに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

(よし、ある程度は書き込めたな……)

 

 

なぜ清麿がこんなことをしているのかというと、話は約一時間前にまで遡る。

 

清麿のことを誘いに来たひよりと、清麿に用事のあった一之瀬が鉢合わせたため、男子生徒達から嫉妬の対象にされてしまった清麿は、ひとまず教室から抜け出すために二人を連れ出すことに。

 

元々、ひよりと校内を回る約束をしていたので一之瀬も一緒にどうかと誘ってみたところ、見事に成功。

 

そして校内を見て回るついでに、監視カメラの配置場所も記録しようと思ったのだ。

 

そもそもこの学校については、怪しい事が多すぎる。

 

初日に10万ポイントという生徒には多すぎる支給額に、ポイントに関しての不十分な説明、そして学校に設置されている異常と思える程の監視カメラの数など。

 

 

(……まずは情報収集からだな。結論を出そうにも、その情報自体が圧倒的に不足している)

 

 

清麿はしばらく情報収集に務めるべきだと判断し、これからの予定を脳内で瞬時に立てながら歩いていく。

 

そして最後の目的地である特別棟へと足を運んでいた。

 

清麿はMAPを確認しながら二人に話しかける。

 

 

「済まないな二人とも、オレの用事に付き合わせて」

 

 

「いえ、どちらにしろ見て回る予定でしたから問題ありません」

 

 

「うん。私もいつか回るつもりだったし、大丈夫だよ」

 

 

「そう言ってもらえると助かる」

 

 

清麿は特別棟を見回りながら呟く。

 

 

「おかしい……この特別棟だけ監視カメラが1台もない」

 

 

清麿の呟きに、ひよりと一之瀬も反応する。

 

 

「本当ですね……」

 

 

「ここには理科室もあるのに……」

 

 

そう。

 

普通なら()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()のだ。

 

 

「これは意図的に外していると見てまず間違いないだろうな……」

 

 

「そうだよね。他の所にはちゃんとあったのにどうしてだろう?」

 

 

「付け忘れな訳はないでしょうし……」

 

 

二人の疑問に清麿が答える。

 

 

「普通、監視カメラというのは防犯の意味合いでつけられることが多い。が、この学校では別の意味合いでつけられているんだと思う」

 

 

「別の意味合い……?」

 

 

「……ですか?」

 

 

二人は首を傾げる。

 

清麿は答える。

 

 

「ああ。それは文字通り、()()()()()()()()()()()()()だ」

 

 

「「監視……」」

 

 

二人とも少しは予想していたのか、あまり驚いている様子は見られなかった。

 

清麿は続ける。

 

 

「二人は気にならないか?なぜ学校は監視カメラまで設置して、わざわざこんなことをしているのか……オレはそれが『ポイントの支給額』について関係があるのではないかと睨んでる」

 

 

「……どうしてそう思ったのか聞かせてもらってもいい?」

 

 

一之瀬が質問する。

 

その顔は真剣そのものであった。

 

 

「まず気になったのは先生の説明の仕方だ。一之瀬は覚えてるか?オレ達の担任、星之宮先生は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「んー……それは私も気になってたんだ。毎月10万ポイント入るって断言してなかったし……」

 

 

「ああ、でだ。ひより、聞きたいんだが、Cクラスでもポイントの説明はされたと思うんだが、()()()()()()()()については、担任の先生は何か言ってたか?」

 

 

清麿の質問にひよりは答える。

 

 

「えっと、確か龍園君という男の子が『ポイントは毎月幾ら振り込まれるんだ?』と質問したんですが、坂上先生……C組の先生なんですけど、『この学校は生徒の実力を測る……とだけ言っておこう』と、おっしゃっていました」

 

 

「『生徒の実力を測る』……か。そう言えば星之宮先生もそんなことを言ってたな」

 

 

「なんだか気になる言い方だよね……」

 

 

清麿はアゴに手を添えて考え、一之瀬は人差し指を口に当てながら考える。

 

 

「……だがこれでハッキリしたことがある。やはり毎月10万ポイントがキッチリ払われる訳ではないようだ」

 

 

「清麿君は予めこの事を予想していたんですか?」

 

 

ひよりの質問に清麿は答える。

 

 

「教室の監視カメラを見つけたときにある程度はな。そのとき、オレは学校側がオレ達の行動……より詳細に言えば、オレ達の日々の言動や、授業態度を見ているのではないかと予想した。そこから毎月もらえるポイントは固定ではなく、変動するのだと仮定すれば、その支払われるポイントは一体何に基づき決定されるのか?……それが個人の授業態度に基づくものなのか、あるいはクラス全体の評価につながるものなのかは分からないが……って、どうした二人とも?」

 

 

清麿が説明を終えると、ひよりと一之瀬の二人は口を開けながらポカーンとした表情をしていた。

 

二人は再起動すると、呟く。

 

 

「いや〜ひよりちゃん……天才っているもんだねぇ。まさか入学初日から、こんなとんでもない話を聞かされるとは思わなかったよ……」

 

 

「そうですね帆波ちゃん。でもこの場合、清麿君がただ規格外なだけだと思います。普通の人は10万ポイントに浮かれて、その出所など気にしたりしないでしょうから」

 

 

二人はしみじみと言う。

 

清麿はそんな二人に呆れながら言う。

 

 

「……変なこと言ってないで、これからどうするか考えようぜ。オレの目的はほぼ達成された訳だし……」

 

 

すると一之瀬が提案する。

 

 

「じゃあ三人で今からカフェでお茶でもしない?そのあと外の施設も一緒に見てみようよ!日用品とかも気になるしね」

 

 

「そうですね。私としては本屋さんにも行ってみたいです。図書館は閉まっていましたし」

 

 

「決まりだな。じゃあまずは手頃なカフェでも探すか……」

 

 

そのまま三人で学校を出てケヤキモールを歩いていると、オシャレなカフェを発見した。

 

中に入ってみると、内装がアメリカなどの欧米文化を意識しているのか、明るく開放的な雰囲気であった。

 

生徒達で賑わっているので、人気店なのかもしれない。

 

三人は空いている席へと座ると、さっそく清麿が二人にメニューを勧める。

 

 

「付き合ってもらったお礼だ。なんでも好きな物頼んでくれ」

 

 

「え、でも……」

 

 

しかし一之瀬は遠慮しているのか、困ったような表情をする。

 

そんな彼女に、清麿は苦笑いしながら話す。

 

 

「元々、ひよりにご馳走するって約束してたからな。だからそんなに遠慮しないでくれ」

 

 

「えっと、じゃあご相伴にあずからせてもらうね?」

 

 

「ああ」

 

 

そして三人は各々好きな物を注文する。

 

目的の物が来ると、さっそく一之瀬が口火を切った。

 

 

「でも高嶺君って凄いよね。入学初日からもうポイントの秘密に気付くなんて。私は毎月10万ポイント貰えるのって、ちょっと怪しいな〜って思ってただけだもん」

 

 

「まあ、こういうのには結構敏感だからな。でも遅かれ早かれ、皆ポイントについて考えることになると思うぞ」

 

 

清麿はかつて魔界の王を決める戦いで、他の魔物の力の秘密や能力の解明など、その類稀なる頭脳を駆使して、ガッシュを勝利へと導いてきた。

 

よってその経験から、彼の洞察力や観察力は並大抵の物ではない。

 

ほんの些細な違和感からでも、物事の本質を見抜くその力は、この学校でも他の追随を許さないだろう。

 

するとケーキをつついていたひよりが話を切り出す。

 

 

「清麿君なら他にも気付いたことがあるのではないですか?」

 

 

「気付いたこと?」

 

 

一之瀬が首を傾げながら聞くと、ひよりは答えた。

 

 

「さっき歩いているときに周りをつぶさに観察していましたし、時折何か考えているような素振りもありました。なので、他にも気付いたことがあるのではないかと思ったのですが……」

 

 

「ほう」

 

 

清麿は感心するような声を出す。

 

 

(ひよりは観察力に優れているな。オレの僅かな一挙手一投足から情報を正しく読み取り、予測する力が高い。一之瀬も星之宮先生の説明に違和感を抱いたことから、頭の回転が早く、高い能力を有しているのがよく分かる)

 

 

清麿は頼んだケーキを食べながら話す。

 

 

「……別に話すのは構わないんだが、あくまでオレの憶測だということを忘れるなよ?」

 

 

清麿の言葉に二人は小さく頷く。

 

そして清麿は説明を始めた。

 

 

「恐らく支給されるポイントには増減がある……」

 

 

「ポイントの増減?」

 

 

「ああ、多分個人の学習成績や、普段の生活態度によって、与えられるポイント量が違うんだと思う」

 

 

清麿は続ける。

 

 

「一年クラスだけでも1クラス40人いるだろ?それが4クラス。単純計算で160人はいることになる。そこに毎月10万円を払うとなれば、学校側は一体幾ら払うと思う?」

 

 

「えっと、1600万だね」

 

 

「それが一年間続くと?」

 

 

「1億9200万円ですね」

 

 

一之瀬とひよりが順番に答える。

 

 

「それが二年生と三年生もあるとすれば?」

 

 

「「5億7千6百万円……」」

 

 

「そうだ。国の助力があるとはいえ、いくらなんでも額が多過ぎる」

 

 

「それは……そうだね。だからポイントの増減があるって考えたの?」

 

 

「ああ。恐らく才能がある生徒や、高い成績を残してる生徒が優先的にポイントを得られる仕組みなんだろう。逆に才能のない生徒や、成績の低い生徒は得られるポイントが少ない」

 

 

「なるほど……」

 

 

「それだけじゃない。さっきコンビニの方をチラッと見てたんだが、無料商品がいくつもあった」

 

 

「多分、ポイントが殆ど貰えない人のための救済措置でしょうね」

 

 

清麿の説明に一之瀬と、ひよりも納得する。

 

 

「以上が、オレが支給されるポイントに増減があると思った理由だ。とは言っても、今のオレ達に出来ることは限りなく少ない。出来るとすれば、精々『学校生活を真面目に過ごす』ことと、『ポイントをできるだけ節約する』くらいだろうな」

 

 

清麿は説明で喉がかわいたのか、コーヒーで喉を潤す。

 

 

「ほへぇ〜」

 

 

「さすがですね」

 

 

一之瀬とひよりはというと、感心したように清麿を見つめていた。

 

そのとき……

 

 

「素晴らしい慧眼ですね」

 

 

清麿達の背後からそんな声が聞こえてきた。

 

一同が振り向くと、銀髪の女子生徒が優雅にコーヒーを飲みながら座っていた。

 

銀髪の女子生徒は清麿達の方へ向くと、楽しげに話す。

 

 

「失礼。盗み聞きするつもりはありませんでしたが、中々面白そうな話をしていらっしゃったので」

 

 

少女は席から立ち上がると、杖をついて一礼する。

 

その優雅な動作から、育ちが良いのが伺える。

 

しかし清麿はその少女から目が離せなかった。

 

なんというか……底が見えないのだ。

 

清麿よりも遥かに小柄な少女であるが、彼女の雰囲気も相まってその姿が大きく見えるのだ。

 

少女はゆっくりとやって来ると、清麿に声をかける。

 

 

「ご一緒しても?」

 

 

「あ、ああ」

 

 

清麿が一之瀬とひよりに視線を向けると、彼女達も頷いた。

 

少女は空いている席に座ると、さっそく自己紹介する。

 

 

「自己紹介が遅れました。私はAクラス所属の坂柳有栖(さかやなぎありす)と申します。先天性疾患を患っていますので、このように杖を持って歩いていますが、気にしないでもらえると助かります。趣味はカフェでコーヒーなどを飲むことです」

 

 

坂柳が名乗ると、清麿達も名乗る。

 

 

「Bクラス所属の高嶺清麿だ」

 

 

「同じく、Bクラス所属の一之瀬帆波です」

 

 

「Cクラス所属の椎名ひよりです」

 

 

「高嶺君に一之瀬さん、椎名さんですね。よろしくお願いします」

 

 

すると坂柳が話を切り出す。

 

 

「しかしお三方共、特に高嶺君はポイントについて、もうそこまで気付いていらしたのですね」

 

 

「ということは坂柳さんも?」

 

 

一之瀬が質問する。

 

 

「はい。ですがA組でポイントのことに気付いてるのは、私ともう一人の男子生徒だけです」

 

 

そして四人で他愛のない話をしていると、突如、坂柳が提案する。

 

 

「よろしければ皆さんの連絡先を教えていただけませんか?ここで会ったのも何かの縁ですし」

 

 

「あ、いいよ〜」

 

 

「私も大丈夫です」

 

 

一之瀬とひよりはノリノリで交換する。

 

清麿はというと、少し遠慮がちであった。 

 

 

「オレも……いいのか?」

 

 

「はい、ぜひ」

 

 

坂柳はそんな清麿に優しく微笑みながら答える。

 

こうして清麿の端末に三人の女子生徒の連絡先が追加された。

 

 

(まさか入学初日で女子生徒三人と連絡先を交換するとは……完全に予想外だ)

 

 

清麿が思わず遠い目をしていると、カフェが騒がしくなる。

 

見れば中にいる生徒達の視線は、テレビに集中していた。

 

清麿もテレビの方へ視線を向けると、見知った顔が映っていた。

 

 

 

『ハッハッハ!オイオイ、こんなに囲まれたんじゃ、前に進めないじゃないかー!人気者は辛いなー!ハッハッハ!!』

 

 

 

生放送で登場したのはイタリア出身の世界的映画スター。

 

 

自称絶世の美男子・イタリアの英雄。

 

 

パルコ・フォルゴレ、その人である。

 

 

(フォルゴレ!?)

 

 

フォルゴレの登場にカフェ内が盛り上がる。

 

フォルゴレのファンが多いらしい。

 

 

『やあやあ皆、イタリアの英雄、絶世の美男子、パルコ・フォルゴレだぜ!!』

 

 

フォルゴレはインタビューを受けていた。

 

どうやら新曲の宣伝で日本へ訪れたらしい。

 

 

『フォルゴレさん、久しぶりの日本はどうですか?』

 

 

『日本は本当に素晴らしいよ!久しぶりに和食が食べたくなってきたね!!』

 

 

『あとでオススメのお店をお教えしますね。それにしてもフォルゴレさんは相変わらず日本がお好きですねー』

 

 

『まあね。日本は僕の第二の故郷と思っているくらいさ!それに日本には大切な友人がいるからね。来る頻度は他の国に比べて比較的多かったのさ』

 

 

『フォルゴレさんの友人とは興味がありますね。どんな方なんですか?』

 

 

『今日から高校生になる日本の男の子さ。確か今日が入学式だと聞いたよ。なんでも卒業するまで外部と連絡が一切取れないらしくてねー』

 

 

この時点で清麿は嫌な予感がしていた。

 

 

『え?それってもしかして高度育成高等学校のことではないですか??』

 

 

『あ、確かそんな名前だったねー』

 

 

カフェ内がざわつく。

 

一之瀬とひより、坂柳もテレビに注目していた。

 

 

「あの世界的大スター、フォルゴレの友達って一体誰なんだろうね?」

 

 

「ちょっと興味が湧きますね」

 

 

「案外近くにいるかもしれませんね」

 

 

まさにその通りであった。

 

そのときフォルゴレがやらかした。

 

 

『おーい、清麿〜見てるか〜い?』

 

 

「え?」

 

「あら?」

 

「おや?」

 

 

そのとき一之瀬、ひより、坂柳が清麿の方へと視線を向ける。

 

清麿は冷や汗が止まらなくなっていた。

 

 

『誰なんですか?そのキヨマロと言う方は??』

 

 

『私の大切な友人さ!!』

 

 

フォルゴレはサムズアップしながら答える。

 

歯がキラリと輝いていた。

 

 

「確か高嶺君の名前も清麿ですよね?」

 

 

「キミマロの間違いじゃないか?」

 

 

坂柳が実に楽しそうに話を振る。

 

その目は面白い玩具を見つけたかのようにワクワクしていた。

 

 

『ほら、これが清麿さ!!』

 

 

『これは写真ですね。この学生服を着た男の子ですか?』

 

 

思いっきり清麿が写っていた。

 

 

「あれって高嶺君だよね?」

 

 

「……人違いじゃないか?」

 

 

一之瀬がテレビと清麿を何度も見比べる。

 

すると記者があることに気付いた。

 

 

『あれ?これアイドルの大海恵じゃ!?こっちはベルモンド家のご令嬢、シェリー・ベルモンド!?こっちはアメリカの御曹司アポロ・ジェネシス!?』

 

 

それは最凶最悪の敵クリアとの戦いに勝利したときの祝勝会で撮った際の集合写真である。

 

クリア戦で力を貸してくれた面々が参加したのだ。

 

 

『ああ、恵やシェリー、アポロも友人さ。私達は皆それぞれ、清麿と、この金髪の少年ガッシュを中心に集まったんだ。彼らがいなければ、今の私達はなかったよ。私達は皆、大切な友人であり、大切な仲間なのさ!!』

 

 

「うふふふ」

 

 

「なんだ坂柳?」

 

 

「いえ、なんでもありません」

 

 

坂柳は意味深に笑い、清麿を見つめる。

 

 

『その清麿さんという方は、どんな人物なんですか?』

 

 

『……一言でいえば、天才かな。中学生でありながらMITの論文を難なく読みこなす超天才。その事もあって【世界屈指の天才児】とも呼ばれてるんだぜ。IQだって190はあるし、その頭の回転の速さで一体何度助けられた事か。彼には本当に感謝しかないね。ハハハハハハ!!』

 

 

「清麿君は凄かったんですね!!」

 

 

「ひより……できれば今はそっとしておいてくれ」

 

 

そしてインタビューは終了した。

 

とりあえず清麿は、この行き場のない怒りをその場で発散するしかなかった。

 

 

「何してくれてんだ!!!!あのチチもげ魔あああああああぁアアァァァァァ!!!!」

 

 

清麿の怒声がカフェ内に響く。

 

この瞬間から、清麿はあらゆる面々から注目されることが決定したのであった。




皆さんにアンサートーカーのことで少し。

アンサートーカーについては私生活や、テストなどではできるだけ使わないようにさせる予定です。(全く使わないとは言ってない。

正直、チート過ぎてストーリー展開させにくいからですはい。

なので基本的には封印状態だと思ってください。

では、また( `・∀・´)ノ

今回のフォルゴレのインタビュー時の行動についてどう思うか答えて下さい。

  • 問題なし。そのまま進めても大丈夫。
  • 違和感しかない。話の修正をすべき。

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