続き書けたで候。
短いけど、どうぞ∠( ゚д゚)/
「失礼します」
清麿が生徒会室へ入ると、初めて見る顔触れが揃っていた。
「来たか」
「あ、高嶺君!」
堀北学と橘茜が入口に視線を向けると、側にいた面々も顔を向ける。
その中には一際異彩を放つ男子生徒の姿があった。
スラリとした体型に、鮮やかな金髪、整いすぎた顔立ち。
生徒会副会長、南雲雅。
南雲は清麿を見ると、さっそく話しかけた。
「お?噂の一年生の登場か」
清麿は頭を下げる。
「一年A組、高嶺清麿です」
「二年A組の南雲雅だ。噂の新入生に会えて光栄だぜ」
南雲に続いて他の面々も清麿へと、軽く自己紹介を済ませる。
そして各々、空いている席に座っていく。
折を見て、学が話を切り出した。
「では、改めて紹介しよう。新しく生徒会に入った一年A組の高嶺清麿だ。高嶺、挨拶を」
「はい」
清麿は席を立ち、挨拶をした。
「改めまして、一年A組の高嶺清麿です。一日でも早く生徒会の一員として活躍できるよう頑張りますので、どうかご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします」
清麿は軽く挨拶を終えると、席へと座る。
それを見た学が続きを話す。
「高嶺には既に橘が教育係として、生徒会の基本的な業務内容は叩き込んでいる。戦力としては申し分ないレベルになっているので存分にこき使ってやってくれ。そして皆には言っておかなければならないことがある。急ではあるが、高嶺には
「ある役職……?」
「南雲、お前にとっても全く関係のない話ではない」
「随分、勿体ぶりますね堀北会長。さっさと教えて下さいよー」
南雲の問いかけに、学が答えた。
「高嶺には
「「「「「っ!!」」」」」
「……そういうことですか」
学の言葉に他の生徒会役員達は驚き、南雲は薄く笑う。
それからは学への質問の嵐であった。
学はそれらに一つ一つ丁寧に答えていく。
理由としてやはり大きかったのは、「高嶺には人を導く才能がある。そのためにも早い内から、俺の補佐として経験を積ませる必要がある。そのための副会長だ」であった。
中には考え直すように言う者もいたが、学は一貫してその主張を貫き通す。
納得できないのか、直接清麿にも矛先を向けようとした者もいたが、学の突き刺すような視線に口を噤んだ。
そして件の清麿はというと、胃が少し痛くなっていた。
真正面に座っている南雲が不敵な笑みを浮かべながら、ジッと清麿を見ていたからだ。
「……何か?」
「いや、なんでもない。ただ、お前も大変だなと心底同情していただけさ」
「……そうですか」
清麿は思った。
(ああ……また厄介事に巻き込まれてるんだなぁ)
思わず虚空を見つつ、遠い目をしながら、懐かしき理不尽さに思いを馳せる。
ガッシュと駆け抜けた日々に比べれば、ここでの学生生活は命の危機もないし、平和も良いところだが……しかしそれを抜きにしても、現在進行形で厄介事に巻き込まれているであろう状況については、未だに慣れない。
周りに人がいなければ、彼はつい思考を放棄してアホになっていたかもしれない。
そして南雲はというと、今度は学へ視線を向けると、ある質問をしていた。
「会長、一つだけ答えてください。会長は次の生徒会長に……この高嶺が相応しいとお考えなんですか?」
学は答えた。
「そうだな。現時点で、高嶺以上に相応しい生徒はいないと言い切ってもいい」
「へぇ」
学の答えに、南雲はさらに笑みを浮かべる。
対して学は鋭い視線で南雲を見る。
両者は睨み合う。
これは学からの
そして清麿はというと……
(アホになれたらどれだけ楽か……)
無性にアホのビンタをお見舞いされたくなっていた。
堀北学の思惑とは?
ついに清麿へその理由が明かされる。
では、また( `・∀・´)ノ