高嶺清麿の実力至上主義の教室   作:Gussan0

32 / 66
どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

短いですが、どうぞ∠( ゚д゚)/


第三十二話 ポイントの不支給

六月最終日の朝のHR。

 

一年A組の担任、星之宮知恵は二日酔いなのか、朝からダウンしていた。

 

 

「一年Aクラスの皆さん~……今日も元気に行ってみましょう〜……」

 

 

「くさっ!?お酒臭いです先生ー!!」

 

 

前にいる生徒達は、星之宮から漂うお酒の臭いについ鼻を押さえる。

 

清麿も呆れたように星之宮を見ていた。

 

 

(教師ともあろう者が、酔っ払ったまま教壇に立つなよ……)

 

 

別にお酒を否定する訳ではないが、教鞭を執る者がお酒に飲まれるのはいかがなものか。

 

 

「昨日飲み過ぎちゃって……あっ!今月の各クラスのポイントを発表しまーす!うぅ……皆のプライベートポイントは、明日振り込まれます……」

 

 

そして、その流れでクラスポイントの発表を行う星之宮。

 

重要な話題のはずなのに、なぜか軽いノリで発表されることに、思わず頭痛がしそうになる清麿であった。

 

で、肝心のポイントはと言うと……

 

 

Aクラス 1025cp

 

Bクラス 1010cp

 

Cクラス 552cp

 

Dクラス 90cp

 

 

という結果になった。

 

 

(Aクラスが75ポイント、Bクラスが70ポイント、Cクラスが62ポイント、Dクラスが90ポイント、それぞれ増えている……)

 

 

清麿は思考する。

 

 

(これはテストの成績順か……?いや、それだとDクラスが一番増えてる理由が説明できん。だとすれば……()()()()()()()が見られている?)

 

 

清麿はノートに考えられる限りの理由を書いていく。

 

 

・小テストの結果と、中間テストの結果を見てどの程度点数を伸ばせたか……?

 

・過去問の存在に気付いていたか……?

 

・過去問の活用法……?

 

・テストに向けての勉強意欲……etc

 

 

ある程度書き終えると、まとめる。

 

 

(こんなものか?もし、これら全てを見ていると仮定すれば、Dクラスがトップなのもある意味納得だ。なんせ伸び代が凄まじいからな……)

 

 

中間テストは、Dクラスが一番危うい感じであったが、退学者は0であった。

 

これにはさすがの清麿も驚いた。

 

綾小路の話だと、特に三人の男子生徒がどうしようもない状態だったようだが、無事になんとか乗り越えたようだ。

 

 

「私達ポイント上がってる!」

 

 

「やった!やった!」

 

 

「テストの成績のおかげかなあ!勉強会で皆点数上がったし!!」

 

 

クラスの女子達はクラスポイントが増えたこともあって、テンションが上がっていた。

 

そして女子達の視線は、帆波の元へと向かう。

 

 

「そんな、皆が頑張ったからだよ」

 

 

女子達の賛辞に帆波は苦笑いする。

 

だがそんなの知るかと言わんばかりに、友人達は彼女の元へと殺到する。

 

 

「大好き、一之瀬さん!」

 

 

「にゃにゃ!?千尋ちゃん!」

 

 

「私もー!」

 

 

「ちょ……もう待って待って!」

 

 

「またなーい!」

 

 

「私、Aクラスで本当に良かった。一之瀬さんと同じクラスで」

 

 

クラスメートの網倉麻子と、白波千尋が帆波へと抱きつく。

 

帆波は驚きながらも、嬉しそうにそれらを受け入れる。

 

清麿はその様子を離れた所から見守っていた。

 

Aクラスの特徴は、誰一人孤立させず、皆仲良くを地で行くクラスだ。

 

全員が協力できるというのは、それだけで大きな武器となる。

 

それを可能としているのは、一之瀬帆波という誰からも慕われる彼女が中心にいるからこそである。

 

 

(本当にそういうところは、ガッシュとよく似てるな……)

 

 

「高嶺」

 

 

「神崎か。どうかしたか?」

 

 

そのとき、神崎が清麿に話しかけてきた。

 

 

「いや、特にこれといった用事はないんだが、高嶺の一之瀬を見守る表情がとても優しそうに見えたのでな……」

 

 

「……オレはそんな顔をしてたのか?」

 

 

「そうだな。傍から見る限りでは、俺と同じように思っている奴も多いと思うぞ」

 

 

神崎がある一点に視線を向けると、そこにはニヤニヤした表情を浮かべた男子生徒達の姿があった。

 

清麿は顔を赤くすると、慌ててそっぽを向く。

 

だが男子連中、特にその中心にいる柴田は清麿のその反応を見逃さなかった。

 

 

「照れんなよ高嶺ェ!!」

 

 

柴田は男子連中を引き連れ、清麿にじゃれつく。

 

あっという間に囲まれた清麿は、大声を上げた。

 

 

「ええい!鬱陶しい!!」

 

 

今日も平和なAクラスである。

 

 

「うぅー……気持ち悪い……高嶺君……保健室連れてってえぇ……」

 

 

「あんたそれでも教師か!?」

 

 

そして何故か、酔っ払いのお世話もしなくてはならなくなった清麿であった。

 

 

 

 

 

 

翌日、月が変わる七月一日。

 

ポイントの支給日である。

 

Aクラスは、1025cp。

 

よって10万2500ポイント振り込まれるはずなのだが……

 

 

(ん?ポイントが振り込まれていない?)

 

 

なぜか振り込まれていなかった。




Aクラス 950cp→1025cp

Bクラス 940cp→1010cp

Cクラス 490cp→552cp

Dクラス 0cp→90cp


よう実原作では中間テスト以降のCクラスのポイントは492ですが、こっちでは既に動き出しているということで、ポイントが大幅にアップしています。

あの龍園が過去問の存在に気付いていないはずがないので。

では、また( `・∀・´)ノ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。