高嶺清麿の実力至上主義の教室   作:Gussan0

33 / 66
どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第三十三話 南雲雅という男

七月一日、清麿は端末を確認するが所持ポイントは変わっていなかった。

 

 

「どういうことだ?」

 

 

疑問に思いつつも、学校へ行く準備を始める。

 

ちなみに日課の朝のトレーニングは、中間テスト以降、二日に一回の割合となっている。

 

間に一日休みを入れることで、帆波のモチベーション向上を狙っているのだ。

 

さすがに毎日(おこな)うと、帆波の負担も倍増するため、効率よく鍛えられるようにした配慮でもある。

 

そして清麿が学校へ行く準備を終えて出ようとしたとき、部屋のインターホンが鳴った。

 

 

「ん?」

 

 

清麿がインターホンモニターを覗くと、帆波の姿があった。

 

 

「帆波か」

 

 

清麿がドアを開けると、笑顔の帆波が立っていた。

 

 

「おはよう、清麿君!」

 

 

「おはようさん。もしかしなくても、ポイントが振り込まれてなかった件についてだろ?」

 

 

「うん。それで相談がてら、一緒に登校しようと思って」

 

 

そして清麿は部屋の鍵を閉めて、帆波と共に学校に向かう。

 

七月を迎えた今、もう夏が顔を覗かせているのか、外は微妙に蒸し暑かった。

 

 

「それで……清麿君はどう思う?」

 

 

歩き始めてしばらくすると、帆波が話を切り出した。

 

清麿は答える。

 

 

「んー……正直、まだなんとも言えんな。昨日、星之宮先生はポイントは振り込まれるって言ってたし……多分、学校側になんらかの不備でもあったんじゃないか?」

 

 

「そっかー。でも学校側に不備があったとして……一体何があったんだろうね?」

 

 

「さあな。でもまあ、行けば分かるさ」

 

 

軽く世間話をしながら学校へ到着すると、二人はそのまま教室へと向かう。

 

そして始まるHR。

 

星之宮が言うには、一年生全体にポイントの支給が遅れているらしい。

 

何かトラブルがあるらしいが、Aクラス自体に直接関係はないとのこと。

 

それを聞いたクラスメート達は、特に気にした様子もなく、いつものように過ごす。

 

清麿もいつも通り授業を受け、いつも通り過ごしていた。

 

 

(平和だな……)

 

 

そんななか清麿は昼休みに一人、人気のないベンチに座ってサンドイッチを食べていた。

 

そこは教室からちょっと離れた、人が寄り付かなさそうな薄暗い場所。

 

木々が生い茂っているからか、そこに人がいるとは分かりにくそうな場所に、ひとつだけベンチがポツンと置いてあった。

 

そこは清麿のお気に入りの場所であり、人が寄り付かないベストプレイスであった。

 

すると、ある人物が一人分のスペースを開けて清麿の横へと座る。

 

 

「よっ!」

 

 

「来たか」

 

 

Bクラスの橋本であった。

 

 

「約束通り、南雲先輩の情報持ってきたぜ」

 

 

以前、清麿が依頼していた情報の報告のために、橋本とここでおち合うことになっていたのだ。

 

 

「それでどうだった?」

 

 

「まあ、そう慌てるなって……」

 

 

橋本は一息ついてから話し始めた。

 

 

「……あの人、結構派手にやってるぞ。なんでも各クラスに彼女がいて、ハーレム築いてるんだってよ」

 

 

「……彼女?ハーレム?」

 

 

清麿は予想外の言葉に唖然とする。

 

しかし、橋本は気にせず続ける。

 

 

「ああ。ポイントちらつかせて、言うこと聞かせてるらしいぜ」

 

 

「そ、それはまた大胆な……」

 

 

「南雲先輩は、二年全てのクラスを完全に掌握してる。散々好き勝手出来てるのは、その裏付けされた実力のおかげって訳さ」

 

 

「なるほどな……」

 

 

その他にも、清麿は橋本から南雲についての情報を聞いていく。

 

成績優秀、スポーツ万能、眉目秀麗と非の打ち所のない学生で、女性ファンが多いらしい。

 

サッカー部にも所属しており、過去には一年生でありながら、生徒会長の堀北学と生徒会戦で生徒会長の座をかけて競い合ったこともあるようだ。

 

清麿は南雲の人柄を分析していく。

 

 

(性格は軽めで自信家……というよりは傲慢さが目立つ。それ故に、近付いてくる女子生徒すら自分の私物扱いか。女性蔑視している部分も見られるとは……相当性格に難があるタイプだな)

 

 

清麿は今更ながら、学が南雲を危険視する理由の一端が分かった気がした。

 

 

(恐らく南雲先輩の中では、人は物のようにしか見えていないんだろう。自分にとって面白いのか、そうでないのか……といった具合に。そして面白くない人物に至っては、まるで雑草を引っこ抜くかのような感覚で、簡単に使い捨てるんだろうな)

 

 

それが学の言っていた南雲雅の危険性。

 

その証拠に、過去に南雲に反発した者、立ち向かった者達は皆、誰一人例外なく退学処置を受けているらしい。

 

 

(これは絶対に負けられないな……)

 

 

清麿にとって、南雲の感覚は絶対に分からないモノだった。

 

彼に取って切り捨てるという選択は、見捨てるのと同義。

 

南雲とは、根本的に考え方が合わない。

 

本能的に……そう理解した。

 

 

「すまん。色々助かった」

 

 

清麿は橋本に残りの3000ポイントを払う。

 

橋本は入金されたのを確認すると、笑顔で言った。

 

 

「気にすんな」

 

 

橋本は立ち上がる。

 

教室へ戻るようだ。

 

 

「さあて、そろそろ戻るか。あ、そうだ。一つ言い忘れてた」

 

 

「ん?なんだ?」

 

 

「気を付けろよ。南雲先輩、()()()()()()()()()()?」

 

 

だが最後に、特大の爆弾を告げたのであった。




金色のガッシュ2の5話が7月21日に配信されるそうです。

楽しみですね。

では、また( `・∀・´)ノ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。