高嶺清麿の実力至上主義の教室   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第三十六話 一之瀬帆波へのラブレター

AクラスとDクラスが協力関係を結んだ翌日、さっそく帆波は動き出していた。

 

Aクラスの主要メンバー(清麿、神崎、浜口)を集めると事情を説明し、Dクラスのサポートをするに至った理由を述べる。

 

こういった事件は、いつ誰に降りかかるか分からない。

 

ただでさえ、この学校はクラス同士で競わせており、トラブルの危険性をいつも(はら)んでいる。

 

それ故に、嘘をついた者が勝ってしまうという問題も起こり得る。

 

帆波はそれらの可能性を説明すると同時に、話を聞いてしまった以上、個人的に見過ごせない性分であることも付け加える。

 

すると、話を聞いていた清麿が発言する。

 

 

「……分かっていると思うが、今回の件に関して、オレは全く協力出来ない」

 

 

清麿は生徒会に所属している。

 

基本的に生徒会は、中立の立場でいなければならない。

 

そのため、今回のように事件の当事者であるDクラスのサポートをする訳にはいかないのだ。

 

その理由を三人も当然分かっていた。

 

 

「高嶺は審議の進行を務めなければならないからな」

 

 

「生徒会は中立の立場ですし、仕方がありませんよ」

 

 

「今回、清麿君に聞いてもらったのは、私がどう動くかの説明をするためだったから、気にしないで」

 

 

神崎、浜口、帆波は少し申し訳なさそうにする清麿に気にしないように言う。

 

 

「すまないな」

 

 

清麿は謝罪すると、言葉を続ける。

 

 

「それで肝心の内容だが……どうやってDクラスをサポートするんだ?」

 

 

「そこは一応考えてあるよ。掲示板を利用しようと思ってるんだ」

 

 

帆波の言葉に、神崎が続く。

 

 

「なるほど、貼り紙か」

 

 

「うん。そこで情報提供を呼び掛けるの。学校での暴力事件について目撃者がいれば話を聞かせて貰いたいって」

 

 

「それでしたら学校のHPの方も利用しましょう。ネットなら見る人も多いでしょうし」

 

 

「なら、有力な情報提供者や、目撃者には報酬としてポイントを用意しておいた方がいいな。これなら普段、興味を持たない生徒も注目するはずだ」

 

 

後に、浜口と清麿も続く。

 

四人とも優秀であるからか、すぐに方針が定まっていく。

 

話し合いの末、貼り紙の作成は神崎、HPでの呼び掛けは浜口が担当することとなった。

 

尚、ポイントの支払いは帆波が受け持つことに。

 

 

「では、俺はさっそく貼り紙の作成に取り掛かる。今日明日中には出来ていると思う」

 

 

「僕も作業に取り掛かります。何事も早いに越したことはありませんから」

 

 

そう言うと、二人は作業に取り掛かるために教室を出ていった。

 

清麿と帆波はというと、今日は二人とも特に予定はないため、これからの方針を話し合うことにした。

 

 

「とりあえず場所を変えるか」

 

 

「じゃあ、いつもの喫茶店に行こっか」

 

 

ちなみに帆波が言う喫茶店とは、入学式の日に行ったカフェのことである。

 

名前は『アメリカン』。

 

内装はそのまま欧米文化を意識しているのか、明るく開放的な雰囲気の人気店だ。

 

そして二人は通学カバンを持って下駄箱まで向かう。

 

靴を履き替えようとしたとき、帆波が「あっ」と声を上げる。

 

 

「ん?どうかしたのか?」

 

 

清麿が隣を見ると、帆波が何やら固まっていた。

 

どうやら、下駄箱の中に何か入っているらしい。

 

中に入っていたのは一通の手紙であった。

 

ハートの可愛いシールが貼られた可愛らしいラブレターらしき物だった。

 

帆波はそれを両手で持つと、アワアワと震える。

 

 

「ま、まさか……またCクラスから!?」

 

 

「落ち着かんかい」

 

 

「あうっ」

 

 

清麿は帆波の頭を軽くチョップする。

 

帆波は頭を両手で押さえながら、涙目で清麿を見る。

 

 

「な、なんでチョップするの!?」

 

 

「慌てすぎだ。第一、あの龍園が二度も同じ手を使うとは思えん。契約もあるしな」

 

 

「そ、それは確かに……」

 

 

「だったら考えられる事は主に一つ。その手紙は純粋に帆波へのラブレターってことだ」

 

 

「ラ、ラララララ……ラブレターッ!?」

 

 

帆波が声を上げて驚く。

 

清麿は帆波の背景に、雷が撃たれたかのような幻影が見えた気がした。

 

 

「はぁ……とりあえず早くアメリカンに行くぞ」

 

 

「うん……」

 

 

清麿は少し混乱している帆波を引き連れて、行きつけの喫茶店に向かった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

アメリカンに着くと、清麿と帆波の二人はいつもの席に座る。

 

奥の端の方は人が少ないため、二人は好んでその席に座っている。

 

そして清麿はコーヒーを、帆波はカフェオレを頼むと話を切り出す。

 

 

「さて、まずはそのラブレターに目を通したらどうだ?」

 

 

「そ、そうだね……」

 

 

帆波は通学カバンからラブレターを取り出すと、読んでいく。

 

すると、彼女は声を上げて驚く。

 

その様子を見ていた清麿は、恐る恐る質問する。

 

 

「い、一体どうしたんだ?」

 

 

「……読んでみて」

 

 

「……いいのか?オレが読んでも?」

 

 

「うん……説明するよりそっちの方が早いし」

 

 

帆波の許可をもらい、清麿も読ませてもらうことに。

 

ラブレターは外装に違わず綺麗な字で書かれており、男らしくない可愛らしい文字であった。

 

内容は入学してからずっと気になっていたこと、最近想いに気が付いたこと。

 

今週の金曜夕方16時に体育館裏で会いたいことが書かれていた。

 

そして清麿は、最後に差出人の名前を見て驚く。

 

 

「白波……千尋!?」

 

 

なんと帆波にラブレターを書いた人物は、同じAクラスの白波千尋であったのだ。

 

ちなみに女子生徒である。

 

 

「千尋ちゃん……」

 

 

帆波は驚いているようだった。

 

 

「どうしよう、清麿君……」

 

 

彼女は助けを求めるように清麿を見る。

 

そんな清麿はというと、窓の景色を見ながら呟いた。

 

 

「今日の晩飯なににするかな〜」

 

 

「現実逃避しないでよぅ!?」

 

 

帆波渾身のツッコミが炸裂した。




ここでこれからの予定を少し。

ガッシュ外伝の『友』をいつか書く予定なんですが、よう実の時系列のどの辺りでするか、ぶっちゃけかなり悩んでます。

いつにするかアンケート取ろうと思ってるので、またご協力お願いします。

では、また( `・∀・´)ノ

ガッシュ外伝の『友』、やるとしたらよう実の時系列的にいつが最適?

  • 一年生編 夏休み(7月後半〜8月)
  • 一年生編 2学期中(9月〜12月前半)
  • 一年生編 冬休み(12月後編〜1月前半)
  • 一年生編 3学期中(1月後半〜3月前半)
  • 二年生編 春休み(3月後半)
  • 二年生編 1学期中(4月〜7月前半)
  • 二年生編 夏休み(7月後半〜8月)
  • 二年生編 2学期以降(9月〜)
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