続き書けたで候。
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
「清麿君って女の子に告白されたことある?」
「いや、特にないが。一体どうしたんだよ?藪から棒に……」
帆波のいきなりの質問に清麿は若干呆れつつ、対応する。
「私、恋愛に疎くって……。どう接したら相手を傷つけずに済むのか、仲の良い友達でいられるのかが分からないから。それで助けて欲しくて……」
「ということは……もう気持ちは決まってるのか?」
「うん……千尋ちゃんには悪いけど、恋愛対象としてはさすがに見れないよ」
(まあ、普通はそうだろうな……。それに日本は諸外国に比べてLGBT、同性愛に未だに否定的な面が強いのも事実だ)
LGBTとは、性的少数者の総称を差すのだが、それぞれ
世界では少しずつLGBTを認め、保護する法律が制定されており、同性婚が認められている国も多い。
しかし、日本では未だに同性婚は法律で認められていない。
そう考えると、日本は世界と比べると一歩も二歩も出遅れているのが現状だ。
「とは言ってもな、オレが力になれることはあまりないと思うが……」
「出来れば穏便に済ませたいの。そうじゃないとこれから先、千尋ちゃんと気まずくなりそうだし。それに清麿君なら、言いふらすなんてこと絶対にしないでしょ?」
「……まあな」
清麿はコーヒーを一口飲むと、少し疑問に思っていた事を口にする。
「しかし意外だな。帆波はもっと告白され慣れていると思ってたんだが……」
「えっ!?や、全然。全然だって。私、告白なんてされたことないもん。だからもう、ほんとどうして、って感じ」
(いや、普通に可愛らしいからだと思うが……)
清麿の疑問に、帆波は顔を赤くさせながら否定する。
「それに……それを言うなら、清麿君だって同じ事が言えるよ?私も最初は、清麿君って女の子を取っ替え引っ替えしてるイメージがあったし……」
「おい、それだとオレがまるで、恋人がいても浮気ばかりして、平然と女性を裏切るような印象の男に聞こえるんだが?」
「そ、そんなことないよ!?えっと、これは言葉の綾で……そう!女の子にモテまくりのイメージがあるんだよ!!」
「……オレはモテたことなんてないぞ?フォルゴレじゃあるまいし」
「そこで有名な映画スターの名前が普通に出てくるのが凄いや……」
帆波は苦笑いしながら、カフェオレを一口飲む。
そして、続きを話す。
「それでね、話を戻すけど……清麿君には彼氏のフリをしてほしいなあって」
「……
「へ?あ、うん。考えたんだけど、付き合ってる人がいるなら、それが一番相手を傷つけないで済むかなって……」
「そうか。なら、
「えっ!?」
協力してもらえると思っていたのか、帆波は清麿の返答に驚く。
清麿は、厳しい表情を帆波へと向ける。
「帆波、お前は白波を傷つけたくないと言っているが、
「そ、そんなことっ!?」
「ある。正直、今のオレにはお前が白波の気持ちを
清麿は言葉を続ける。
「帆波、告白するっていうのはそんなに生易しいものなのか?そんなに軽く考えていいものなのか?少なくとも、オレにはそうは思えん。これは単なるオレの想像だが……白波はこの手紙を出すだけでも、相当な勇気を出したんじゃないか?
「あっ……」
「少なくとも白波の気持ち、覚悟は本物のはずだ。だから帆波、お前もその必死の想いに答えなくちゃいけないんじゃないのか?」
「っ……!」
「仮にもし、オレがその彼氏役を引き受けて、その場をやり過ごしたとしても、断言できる。絶対に後悔するぞ」
そして、清麿は言った。
「相手を傷つけることを恐れるな。相手から嫌われることに怯えるな。相手の気持ちから逃げるな」
その言葉は、帆波の心に強く響いた。
「うん……私が間違ってた……千尋ちゃんの気持ちを受け止めようとしないで、傷つけない方法だけを必死に考えて逃げようとしてた。それって間違いなんだね……恋愛って難しいんだね……」
「……人の気持ち程、複雑なモノもないさ」
二人の飲んでいた飲み物はいつの間にか、空になっていた。
◆◆◆
清麿と帆波の二人は寮へと戻ってきた。
「今日はありがとう。なんか色々吹っ切れたよ」
「別にいいさ。それにオレの方こそ、偉そうなこと言って悪かった」
すると帆波は何かおかしいのか、目をパチパチさせて清麿を見た。
「……清麿君ってお人好しだよね」
「ん?なんだよ急に??」
「んーん。別になんでもなーい」
「変な奴だな。それじゃ、また明日な」
「また明日ね」
清麿は四階に着くと、エレベーターを降りる。
そして帆波は手を振りながら、エレベーターの扉を閉じる。
エレベーターはそのまま上の階へと向かっていった。
清麿は部屋へと戻り、ベッドに寝転がる。
(恋愛……か)
そのとき、清麿の脳裏には、ある一組の魔物と人間のコンビが思い浮かんだ。
魔物の名はウォンレイ。
清麿の大切な仲間である。
(そういえばウォンレイと初めて会ったときも、随分偉そうなこと言っちまったなあ……)
当時、ガッシュ&清麿は日本に来ていたリィエンに助けを求められ、香港にある
ウォンレイとリィエンは魔物と人間のコンビであったが、それと同時に、互いに互いを想い合う相思相愛の関係でもあった。
しかし、リィエンは香港マフィアの首領の娘という境遇故、父親からウォンレイと無理矢理引き離されてしまっていた。
ウォンレイも魔界の王を決める戦いで、リィエンを傷つけたくないがために、それを了承し、敢えて囚われの身となったのだ。
だが、そんなウォンレイを清麿は一喝したことがある。
『ウォンレイー!!テメェ!!まだリィエンを傷つけるつもりかー!!?』
危険な目に遭ってでも、自らを助けに来たリィエンを、未だに引き離そうとしていたからだ。
『オレはリィエンをここまで連れてきた!大体の事情も聞いている!』
そのとき妖岩島では、ザバスという魔物がウォンレイを倒そうとしていた。
『リィエンがここに来るまでにどれだけ危ない目に遭ったと思う!!?リィエンの傷だらけの身体を見ろ!ボロボロの服を見ろよ!!』
しかし、自分が倒されそうになっても、それでもウォンレイは決して動こうとはしなかった。
『リィエンはあんたと一緒に戦いたいんだよ!!!リィエンは全てを捨てて、あんたの王になる夢を手伝いたいと言ってるんだよ!!』
『あんたはその思いを無駄にするのか!!?リィエンを巻き込むことにまだ怯えてるのか!!?』
だが、清麿の決死の言葉でウォンレイの目は覚める。
『リィエンが大切なら守りやがれ!!お前がリィエンの盾になるんだ!!傷一つつけるんじゃねぇ!!』
守る王。
『それも出来ないで何が王だ!?テメェみたいに戦うことから逃げていて、何が夢だ!?』
それこそが自分の目指すべき道だということを思い出したからだ。
『運命や障害に立ち向かわないで何が王だーっ!!!』
そして今まで自分は、ただ怯えて逃げていただけだということを自覚した瞬間でもあったのだから。
一連の出来事を思い出した清麿であったが、今更ながら恥ずかしくなっていた。
(今思えば、なんて小っ恥ずかしい言葉を大声で叫んでんだ……)
その日、悶絶しながら過ごしたのは言う間でもない。
アンケートはもう少ししたら締め切ります。
あ、あと言っとくと、アンケートはあくまでも参考にする程度なので、絶対ではないです。
感想やガッシュ原作の状況も考えた上で、いつにするか考えます。
では、また( `・∀・´)ノ
ガッシュ外伝の『友』、やるとしたらよう実の時系列的にいつが最適?
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一年生編 夏休み(7月後半〜8月)
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一年生編 2学期中(9月〜12月前半)
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一年生編 冬休み(12月後編〜1月前半)
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一年生編 3学期中(1月後半〜3月前半)
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二年生編 春休み(3月後半)
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二年生編 1学期中(4月〜7月前半)
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二年生編 夏休み(7月後半〜8月)
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二年生編 2学期以降(9月〜)