高嶺清麿の実力至上主義の教室   作:Gussan0

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どうも|д゚)チラッ

続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第三十八話 Dクラスの麒麟児

高度育成高等学校の敷地内には、四つの寮が建てられている。

 

その内の三つは学生寮で、一年生から三年生それぞれが、別の寮で暮らしている。

 

残りの一つは教師達と、ショッピングモールなどで働く従業員等の暮らす寮となっている。

 

一学年全体が同じ寮で暮らしていると、必然的に他クラスの生徒と出会ったりすることがある。

 

それは朝の早い時間帯も例外ではない。

 

いつもより早目に目覚めた清麿は、普段出る時間帯よりも1時間早く出た。

 

しかし、割とすぐに後悔していた。

 

 

(早起きは三文の徳と言うが、『三文』の価値は、せいぜい100円程度……これなら、素直に二度寝した方が良かったかもしれんな)

 

 

清麿はアクビをしながら呟く。

 

 

「ふわぁ〜……すっかり早起きする癖がついちまった」

 

 

清麿がトボトボ歩いていると、前の方を歩いている金髪のガタイの良い生徒がいることに気付く。

 

その生徒は右手に持った手鏡で自分を映しながら、器用に歩いていた。

 

 

「美しい……今日も私は華麗でエレガントだ」

 

 

清麿は即座に止まり、気配を消す。

 

 

(一目で分かる!あいつは……変人だ!?)

 

 

清麿はこれまでの経験則で、前にいる金髪の生徒は変わり者だと判断する。

 

それもとびっきり個性が強いタイプの。

 

より具体的に言えば、かつて会ったことのあるメロンをこよなく愛するV字型の魔物や、ベートーヴェンの第九モドキを歌う魔物並みの強烈さを兼ね備えていた。

 

 

(ここで気付かれると、絶対面倒なことになる!!)

 

 

清麿は金髪の男子生徒にバレないよう、静かに回れ右をするが、時既に遅かった。

 

 

「フッ。どこにいこうとしているのかな?ジーニアスボーイ」

 

 

(……気付かれていたか)

 

 

清麿はゆっくりと振り向く。

 

見れば金髪の男子生徒は、手鏡越しに清麿の方を見ていた。

 

 

「……そのジーニアスボーイというのは、もしかしてオレのことか?」

 

 

「ハッハッハッ!私達以外、この場に生徒はいないだろう、ジーニアスボーイ」

 

 

(ジーニアス……天才……オレのことは既に知っているのか……?)

 

 

清麿が疑問に思っているとは露知らず、金髪の男子生徒は続ける。

 

 

「君のことは入学初日から知っていたよ、ジーニアスボーイ。そして今、本人を見て確信したよ。君は私と同じく、()()()()()()()だとねぇ」

 

 

「こちら側?」

 

 

()()()()()()()()()()()ということだよ、ジーニアスボーイ」

 

 

「……選ばれし人間、か」

 

 

清麿は金髪の男子生徒を観察する。

 

180cmを超える長身で、金髪のオールバック、ガタイが良く、とても高校一年生とは思えない身体付きをしている。

 

そして自信満々の表情からも只者ではないことが伺える。

 

 

「……初対面の人間にそんなことを言われるとは夢にも思わなかったよ」

 

 

「そういえば私としたことが、まだ名乗り上げていなかったようだね~。1ーD、高円寺六助だ。高円寺コンツェルンの一人息子にして、いずれはこの日本社会を背負って立つ人間となる男さ。覚えておきたまえ」

 

 

「……1ーA、高嶺清麿だ。まさか高円寺コンツェルンの後継者だったとは」

 

 

「そう。私という存在は、まさしく人類の宝という訳さ」

 

 

高円寺と名乗る少年は、男性にしては少し長めの金髪を自らの手で、はためかせる。

 

 

(……こいつがDクラスなのは、ある意味で納得だな)

 

 

その様子を見て、学校側の采配にある意味納得した清麿であった。

 

 

「それにしても、この学校は私を高ぶらせてくれることはないと思っていたが……存外、()()()()()()()()()()ようだ」

 

 

「……なに?」

 

 

()()()()()()()()()からねぇ、ジーニアスボーイ」

 

 

高円寺の言葉の意味が分からず、首を傾げる清麿。

 

すると、高円寺は大声で言った。

 

 

 

 

 

 

「ハッハッハッ!光栄に思いたまえ、ジーニアスボーイ!たった今から、君をこの高円寺六助のライバルに認定してあげよう!!」

 

 

 

 

 

 

「……は?」

 

 

状況が理解出来ず、思わず目が点になる清麿。

 

高円寺はそんな清麿に取り合わず、高笑いしながら続ける。

 

 

「どうしたんだいジーニアスボーイ?まさか同性でありながら、私の美しさに見惚れてしまったのかい?」

 

 

「断じて違うから安心しろ。急な展開に、頭の回転が追いつかなかっただけだ」

 

 

高円寺の言葉に、脊髄反射でツッコむ清麿。

 

清麿は額に手を当てながら話す。

 

 

「高円寺と言ったな?まず何点か確認させろ。なぜ急にオレをライバル認定したんだ?」

 

 

「フッ。言っただろう、ジーニアスボーイ。それは君が私と同じく、選ばれし側の人間だからさ」

 

 

「仮にそうだったとして、それがなぜライバル認定することになる?オレ達はついさっき、出会ったばかりなんだぞ?」

 

 

「私は人間の本質を見ることに長けていてね〜。目を見れば、たとえ初対面の人間であろうと、その者の本質がある程度は分かるのだよ」

 

 

「本質?」

 

 

「そうさ。それと同時に私は醜いモノを見るのは大嫌いだが、逆に美しいモノを見るのは大好きでね〜。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「……そうか」

 

 

(なるほど……さっぱり分からん)

 

 

「フッ……誇りたまえよ、ジーニアスボーイ。この私のライバルとなれたのは、君が世界初さ」

 

 

「……それは光栄なことで」

 

 

「今日の私は大変気分が良い。そして、今日ここで君と出会ったのも何かの縁だ。ジーニアスボーイ……君が私の力を必要だと感じた時、私のその時の気分によっては、力を貸してあげようじゃないか」

 

 

「あ、ああ……」

 

 

困惑する清麿を他所に、高円寺は機嫌が良さそうに笑っていた。

 

 

「ハッハッハッハッ!それじゃ、私はもう行くよジーニアスボーイ。機会があれば共に切磋琢磨しようじゃないか。シーユー」

 

 

そして高らかに笑いながら、学校へと向かっていった。

 

 

「い、一体なんだったんだ……あいつは」

 

 

清麿はそれを呆然としながら見送るのだった。    




高円寺ってワンピースの世界にいたら、間違いなく覇王色の覇気会得してそう。

そしてレヴェリーに出て、周りを引っ掛きまわし、天竜人にも普通に喧嘩売ってそうな気がしますはい。

アンケート締め切りました。

ご協力ありがとうございましたm(__)m

では、また( `・∀・´)ノ
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