続き書けたで候。
遅くなって申し訳ありませぬ。
リコリス・リコイルにはまってました。
ちさたきイイネ!!
では、どうぞ∠( ゚д゚)/
Cクラスの面々が出ていくと、生徒会室に残ったのは、生徒会とDクラスの面々だけであった。
清麿はばつが悪そうな表情をすると、佐倉へ頭を下げた。
「佐倉さん……色々面倒をかけてすまなかった」
「そ、その……頭を上げて下さい。高嶺君が……頭を下げる必要はありませんから……」
「だからこそ、だ。君を不必要に傷つけてしまったのは変わらない」
「わ、分かりました。その謝罪を受け取るので、もう気にしないで下さい……!」
「……分かった」
佐倉が慌てるように言うので、清麿も渋々頭を上げる。
その様子を見ていた学が呟く。
「……恐らく、坂上先生には何かしらの処罰が下されることになるだろう」
他クラスとは言え、教師が自身の学校に通う生徒に対して不出来と罵り、精神的に追い詰めようとまでしたのだ。
明らかな問題行動であった。
「へ、ザマァみやがれ」
それに気をよくしたのか、須藤が可笑しそうに笑うが、学は鋭い視線を向ける。
「貴様も人のことは言えんぞ、須藤。
「な、なんだとテメェ!?」
「やめなさい!須藤君!!」
学の言葉に須藤が掴みかかろうとするが、鈴音の一喝で止まる。
「ほ、堀北……」
「申し訳ありません、生徒会長。彼には私からきつく言っておきますので、今日のところは何卒ご容赦下さい」
「……いいだろう。二度はないぞ、須藤」
「寛大な心に感謝します」
鈴音が頭を下げる。
その後、何か言いたげな須藤を引き連れて生徒会室を出て行った。
その後に続くように茶柱、綾小路も佐倉を引き連れて部屋を出る。
生徒会室には清麿、学、橘の三人が残り、後片付けを行う。
そんなとき、学は資料整理をしながら、清麿へと質問した。
「高嶺、お前にはこの事件の全貌が既に見えているのか?」
「……どうしてそう思うんですか?」
「……お前の審議に対する姿勢から、少しDクラス寄りに思えたのでな……」
「あ、それは私も思ってました……!」
学と橘の話に、清麿は頭を抱える。
「態度に出ていましたか……」
「無意識だったのか?」
「……はい」
清麿は頷く。
「でも……逆に言えば、無意識に態度に出てしまったということは、高嶺君はCクラスが虚偽の証言をしていると確信している訳ですよね?」
「そう……ですね。事件の状況とCクラスの面子から考えても、Dクラスの須藤を罠に嵌めるために起こした事件だということは容易に想像がつきました。ですが、生徒会に所属する以上、審議は中立に進行しなければならない。
橘の問いに、清麿は理由を語る。
話を聞いた学は、何処か納得もしていた。
(高嶺の洞察力に観察力、推理力はずば抜けて高い。そして……迷いながらも物事を冷静に見極めんとする強い精神力に、自分のすべき事を瞬時に理解する論理的思考力。まだまだ未熟な所も見られるが、それは審議に不慣れなだけだ。慣れていけば、その高い実力も徐々に発揮されていく事だろう。今回、高嶺がDクラス寄りに審議を進めてしまったことは、逆に言えば、他の誰よりも真実に近い位置にいたということだ。やはり……この高嶺こそが次の生徒会長に相応しい)
「……言いたいことは多々あるが、それは後日にするとしよう。だが高嶺、これだけは言っておく。たとえ、どんな状況であろうと生徒会に属する以上、一方のクラスを優遇することだけは決して許されん。それは肝に銘じておけ」
「……了解しました」
そして片付けを済ませると、三人は生徒会室を出る。
廊下には綾小路と佐倉の姿があった。
「まだいたのか」
学が綾小路へと声をかける。
その間に橘は鍵を手に、戸締まりを始めた。
「どうするつもりだ?」
「どうする、とは?」
「今日この場に鈴音と共に現れた時には、何か策を見せると思っていたが」
「オレは諸葛孔明でもなければ、黒田官兵衛でもないですよ。策なんてありません」
「完全無罪と言い放ったのは、鈴音の暴走という訳か」
「絵空事ですね。そう思いませんか?」
「そうだな」
二人の短いやり取りが廊下に響く。
どちらも好んで喋ろうとはしない人柄だからか、淡々としたやり取りであるが、互いに話しやすい相手なのだろう。
適度な距離感を保っている。
そして学は佐倉の方にも視線を向ける。
「それから佐倉と言ったな?」
「は、はい……!」
「目撃証言と写真の証拠は、審議に出すだけの証拠能力は確かにあった。しかし覚えておくことだ。その証拠をどう評価し、どこまで信用するかは証明力で決まる。それはお前がDクラスの生徒であることで、どうしても下がってしまうものだ。どれだけ事件当時のことを克明に語っても、100%受け入れられることは難しい。坂上先生のようにな」
「わ、私は……ただ、本当のことを……」
「証明しきれなければ、ただの戯言だ」
佐倉は顔を俯かせるが、綾小路が発言した。
「オレは信じますよ。佐倉の証言を」
「Dクラスの生徒ならば、信じたいと思うのは当然のことだ」
「信じたいと思う、じゃない。佐倉を信じてるって言ったんだ。意味が違う」
「ならば証明できるのか?佐倉が嘘をついていないと」
「それはオレじゃなくて、あんたの妹がやってくれるだろうさ。佐倉が嘘つきなんかじゃないと、誰もが納得してしまう方法を見つけ出してな」
「……あいつには無理だ。行くぞ二人とも」
そして学は橘を連れて踵を返す。
清麿は綾小路と佐倉に軽く声をかけると、二人の後を追っていった。
学、橘、清麿の三人は職員室へと向かっていた。
すると、学は歩きながら、清麿へとある質問をした。
「高嶺、お前はどう思う?Dクラスは……鈴音は、須藤の完全無罪を……本当に証明出来ると思うか?」
清麿は間髪入れずに答えた。
「今までの彼女なら、無理でしょうね。しかし会長、彼女は、堀北鈴音はあの一件以降、変わろうとしています」
清麿の言うあの一件とは、学と鈴音が会っていた日のことである。
「今の彼女ならリーダーとして、Dクラスを立派に引っ張っていけるでしょう。それだけじゃありません。彼女にはAクラスのお人好しがバックアップについてるので心配はいりませんよ」
「そうか」
清麿の答えに、学は短く答えるだけに留める。
その声音はどこか安心しているように思えた。
思わず隣を歩く橘へ視線を向けると、彼女は苦笑しながら口パクでこう言った。
『素直じゃないんですよ』
清麿も口パクでこう返した。
『確かに』
(心配をかける妹に対して、どこか素直になれない兄ってところか……)
また学への印象が深まった清麿であった。
金色のガッシュ2書店で売り切れ続出してるらしいですね。
ガッシュってやっぱりすごいなあ。
あとこの場でお礼を。
いつも多めの感想ありがとうございます。
返信は追いついていませんが、全てキチンと目を通しております。
僕の書く活力になっています!!
これは独り言なのですが……誰か推薦してくれてもいいのよ?((((;゚Д゚))))
では、また( `・∀・´)ノ