高嶺清麿の実力至上主義の教室   作:Gussan0

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どうも|ω・`)ノ ヤァ

続き書けたで候。

では、どうぞ∠( ゚д゚)/


第五十六話 無人島試験終了

帆波と姫野のキャットファイトも落ち着き、女子達が二人のメンタルケアに奔走する中、清麿は今回の件について神崎と浜口の二人に説明していた。

 

 

「Aクラスメンバーの傀儡化……か」

 

 

「なるほど……姫野さんはそれを抑制するための存在という訳ですね」

 

 

「ああ。もしこのまま放置していたら、Aクラスは一人一人が考えることを放棄した単なる仲良し小好しのクラスに成り下がる。それだけはどうしても避けたかった」

 

 

Aクラスの面々は優秀だ。

 

メンバーひとりひとりが仲間を大切に思っており、清麿が目標に掲げている『誰一人欠けることなく卒業する』という思いを本気で実現しようとしている。

 

しかし、大切に思うがあまり、個人の個性が潰れてしまっている。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

「だからオレはこの特別試験を利用して、Aクラスの根底にある仲間意識そのものを変える策を練った訳だ。ただ想定外だったのは、姫野が思った以上にお転婆だった……」

 

 

だからこそ清麿は、クラスでもいつも一歩引いた位置にいる姫野ユキに注目したのだ。

 

彼女であれば、この現状に一石投じることが出来る……と。

 

そして清麿の期待通り、姫野は自身の本音……常々思っていた不満をAクラスにぶつけた。

 

ただそれだけのこと。

 

だが、それはAクラスにとって小さな変化であるが今後のことを考えると、とても大きな変化であった。

 

なぜなら、Aクラスは姫野ユキという少女の本気の覚悟を知った。

 

自分達が無意識に避けていた問題を自覚させられたのだから。

 

ただ一つ想定外だったのは、姫野ユキという少女は思っていた以上にアグレッシブであった。

 

 

「これからこのクラスは……化けるぞ」

 

 

清麿にはその確信があった。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

八月七日。

 

一週間の無人島生活が遂に終わりの時を迎える。

 

清麿達Aクラスは砂浜に集まっていた。

 

試験終了時間が正午のため、片付けをある程度済ませてからやって来たのだ。

 

 

『ただいま試験結果の集計をしております。(しばら)くお待ちください。既に試験は終了しているため、各自飲み物やお手洗いを希望する場合は休憩所をご利用下さい』

 

 

そんなアナウンスが流れると、生徒達は一斉に休憩所へと集まっていく。

 

他にも幾つか仮設テントが設置されており、その下にはテーブルや椅子などが用意されていた。

 

清麿達も休憩所で飲み物を受け取り、しばしの休息を取る。

 

 

「皆、一週間ご苦労さん」

 

 

清麿が紙コップを向けると、帆波、神崎、浜口、姫野の四人が紙コップを合わせる。

 

 

「いやぁ〜なんとか乗り切れたね〜」

 

 

「そうだな。それに色々収穫もあった」

 

 

「クラス全体が一皮むけましたもんね」

 

 

「……私は疲れたから早く休みたい」

 

 

各々ゆっくりと飲み物を飲む。

 

冷たく喉越しの良い麦茶であった。

 

あれから女子達の尽力もあって帆波と姫野は仲直りしたのか、よく二人で話している。

 

本音でぶつかり合ったからか、二人共何処か吹っ切れたような姿が印象的であった。

 

 

(この二人は本当の親友になれるかもしれんな……)

 

 

清麿は麦茶を飲みながら、他クラスへと視線を向ける。

 

その中でも特に目立っていたのはCクラスであった。

 

Cクラスは龍園だけしか居らず、他の生徒の姿はこの場にない。

 

 

(金田の姿は当然ない……か)

 

 

既にリタイアしているのだろう。

 

砂浜のどこを見ても金田を見つけることは出来なかった。

 

そして龍園はというと、Dクラスにちょっかいをかけているのか、須藤と揉めているようだった。

 

須藤は龍園の胸ぐらを掴み上げるが、咄嗟に平田が間に入り、須藤を引き剥がすことで事なきを得る。

 

その時、清麿はある事に気付く。

 

 

(ん?堀北の姿がない……?)

 

 

その直後、キィンという拡声器のスイッチが入る音が砂浜に走る。

 

目を向けると、Bクラス担任の真嶋が姿を見せた。

 

 

「そのままリラックスしていて構わない。既に試験は終了している。今は夏休みの一部のようなものだ、つかの間ではあるが自由にしていて構わない」

 

 

騒がしかった生徒達は一瞬で静かになる。

 

 

「この一週間、我々教員はじっくりと君達の特別試験への取り組みを見させてもらった。真正面から試験に挑んだ者。工夫し試験に挑んだ者。様々だったが、総じて素晴らしい試験結果だったと思っている。ご苦労だった」

 

 

真嶋からの褒め言葉を受けた生徒達は安堵の息を漏らす。

 

ようやく無人島試験が終わったという実感が湧いてきたのだろう。

 

 

「ではこれより、端的にではあるが特別試験の結果を発表したいと思う」

 

 

しかし、続く真嶋の言葉によって緊張状態は続く。

 

 

「なお結果に関する質問は一切受け付けていない。自分達で結果を受け止め、分析し次の試験へと活かしてもらいたい」

 

 

そして、真嶋が結果を発表する。

 

 

「ではこれより特別試験の順位を発表する。最下位は……Cクラスの0ポイント」

 

 

「……0だと?」

 

 

龍園は事態が理解出来ていないようだった。

 

彼にとって想定外な事が起きているのだろう。

 

 

「続いて3位はBクラスの70ポイント」

 

 

他クラスでも同じな様で、どよめきが起こる。

 

 

「2位は……Dクラスの225ポイント」

 

 

想定外の順位にポイント。

 

 

「そしてAクラスは……350ポイントで1位となった。以上で結果発表を終わる」

 

 

「どういうことだよ葛城!!」

 

 

隣の休憩所からそんな声が響く。

 

Bクラスの生徒が葛城を取り囲んでいた。

 

 

「何かがおかしい……。どういうことだ……」

 

 

葛城も想定外であるのか、唖然としていた。

 

そんななかでもAクラスは圧倒的大差で結果を残した。

 

Aクラスのメンバーは思っていた以上の結果に歓声をあげる。

 

 

「す、すげぇ!?」

 

 

「増えてるよ!?」

 

 

「一体何が起こったの!?」

 

 

Aクラスはこの結果を引き起こしたであろう人物に視線を向ける。

 

 

(想定の範囲内だ)

 

 

件の人物である清麿はというと、不敵な笑みを浮かべながらその結果に満足しているようだった。

 

当然試験終了後、クラスメイト達にもみくちゃにされ、理由を説明させられたのは言うまでもない。

 

その様子をDクラスの綾小路清隆は静かに観察していた。

 

 

 

 

 

現在のクラスポイント及び夏休み明けに反映されるポイント

 

 

 

 Aクラス 1025cp→1375cp(+350cp)

 

 Bクラス 1010cp→1080cp(+70cp)

 

 Cクラス 552cp→552cp(+0cp)

 

 Dクラス 90cp→315cp(+225cp)

 

 

 

今回の無人島試験でAクラスは他クラスと比べて圧倒的有利な立場を手に入れたと同時に、明確に追われる立場ともなった。

 

だが試験はまだ終わりではない。

 

無人島試験は、いわば前半戦。

 

後半戦で行われる()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()では波乱が起きる事となる。

 

 

 

辰グループ

 

Aクラス・一之瀬帆波 神崎隆二 高嶺清麿 姫野ユキ

 

Bクラス・葛城康平 坂柳有栖 橋本正義

 

Cクラス・金田悟 椎名ひより 山田アルベルト 龍園翔   

 

Dクラス・櫛田桔梗 平田洋介 堀北鈴音




すまねぇ葛城。

原作よりも結果が悲惨になってもた。

だが、私は謝らない(`・ω・´)キリッ。

後半の試験ではAクラスもとい清麿の活躍で圧倒的大差で勝ったので、他クラスは戦力フルで辰グループに挑んできます。

つまり原作よりも難易度ヘルモード。

がんばれ清麿君。

次回、色々ネタバレ。

では、また( `・∀・´)ノ

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