高嶺清麿の実力至上主義の教室   作:Gussan0

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どうも|ω・`)ノ ヤァ

続き書けたで候。

少し短いです。

ごめんね。

では、どうぞ(╯°□°)╯︵ ┻━┻


第六十三話 第一回グループディスカッション

清麿は先程分かった優待者の法則を四人に説明していた。

 

 

「なるほど……干支の動物の順番と、割り振られた生徒達の名字が優待者を探し出すための鍵か」

 

 

「Aクラスの判明している優待者はこれで一致した。他クラスの優待者もこれで判明するはずだ」

 

 

そうして、五人で手分けして残りのグループの優待者も探し出す。

 

 

「全部のグループの優待者が分かると、なんだか圧巻だねぇ」

 

 

テーブルの上には干支グループで判明した優待者の生徒に、それぞれ丸が書かれていた。

 

しかし、清麿はその紙をジッと見つめたまま険しい顔をしていた。

 

 

「優待者の法則が無事分かったはいいものの、これからどうしたものか……」

 

 

清麿は今回の干支試験の方針を未だに決めかねていた。

 

 

「清麿君、何か悩み事?」

 

 

そんな清麿の様子に逸早く気付く少女、愛称ホナミンこと、一之瀬帆波。

 

 

「実は今回の干支試験……Aクラスはどうするか、正直、決めあぐねている」

 

 

「なるほど。優待者の法則が分かった故にか……」

 

 

「あ、そういうことですか」

 

 

「あー……なるほどにゃー」

 

 

「え?なに?一体どういうことよ??」

 

 

姫野以外の者達は清麿が何に悩んでいるか、瞬時に察する。

 

そんな姫野を見て、帆波は苦笑いしながら説明する。

 

 

「ユキちゃん、清麿君は優待者の法則をみつけたでしょ?それで他のクラスの優待者も同時に判明した。つまり私達は、現時点で他クラスよりも圧倒的に有利な立場にいる訳。ここまではいい?」

 

 

「え、ええ」

 

 

「でも()()()()()()麿()()()()()()()()()()

 

 

「え?どうしてよ?優待者が分かってるんなら、さっさと報告すればいいじゃない」

 

 

姫野は正直、こんな試験など早く終わらせて豪華客船を堪能したかった。

 

まだ入っていない娯楽施設だってあるし、部屋でダラダラだってしたい。

 

それに優待者を報告すれば、クラスポイントはもらえるし、プライベートポイントだってもらえる。

 

それだけでなく、相手のクラスポイントだって減らせる。

 

それの何が問題なのかが、姫野には分からなかった。

 

 

「姫野さん、仮に僕達Aクラス以外の優待者を全て報告したとしましょう。だとしたら僕達には何ポイントのクラスポイントが入りますか?」

 

 

「えっと……クラスポイントが50で、残りグループが9つだから、450ポイントでしょ?優待者を守り通せれば600ポイントだけど……」

 

 

「そうですね。ですが、今はAクラスの優待者は置いておきましょう。話に戻りますが、現在Aクラスは1375ポイント所有しています。そこに450ポイント足すと、実に1825ポイント所有する訳です」

 

 

「別に良い事だと思うけど……?」

 

 

浜口が姫野に現状を認識させると、今度は神崎が結論を述べた。

 

 

「差がつきすぎるのだ」

 

 

「差が……?」

 

 

「ああ。このままAクラスが優待者を全て的中させて結果3を狙えば、現時点で独走状態に近いAクラスがこの試験でさらに他クラスより圧倒的にクラスポイントに差が付いた場合……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()からだ」

 

 

「あ……」

 

 

ここで姫野はようやく神崎の言わんとしている事を理解する。

 

 

「さすがに三つのクラスを同時に相手をする状況は、いくら高嶺と言えども骨が折れる。何よりそうなった場合、共闘状態は恐らくAクラスがAクラスでなくなるまで続くはずだ。三年間Aクラスを維持すれば問題はないだろうが、時期と状況、特別試験によっては一気に蹴落とされる可能性も少なくはない。場合によっては、再度Aクラスへ浮上することも困難になる可能性がある」

 

 

「あー……なるほど。ようやく理解した。つまりやり過ぎたらヤバイってことね」

 

 

「その通りだ」

 

 

姫野が理解したところで、清麿が頷く。

 

現状、清麿としてはクラスポイントの差は極力崩したくはないというのが本音だ。

 

だが、ここで手をこまねいていては何も進展しない。

 

 

「皆、相談したいんだが……この特別試験はどうするべきだと思う?」

 

 

清麿は意を決して、四人へと相談した。

 

 

 

◆◆◆

 

 

 

午後一時前、グループディスカッションが行われる二階にある竜と書かれたプレートが掛けられた部屋に清麿、帆波、神崎、姫野が入室する。

 

部屋の中には大きな円形の机が一つと、それを取り囲むように置かれた計十四個の椅子があった。

 

既にAクラスの生徒以外の生徒達は揃っていた。

 

清麿達が入ると、視線が集中する。

 

ちなみに一緒に視線を受けた姫野は、何気に清麿を盾にしていたりする。

 

 

「ハッ!随分とご大層な身分だな?テメェらが最後だぜ高嶺」

 

 

「時間には間に合っているから問題はないはずだが?だが……さすがに皆、早いな」

 

 

龍園の挑発を清麿は軽く受け流すと、中を見回す。

 

先にいた生徒達はB、C、Dといった順で綺麗にクラスごとに纏まって着席している。

 

清麿達は空いている席に座る。

 

清麿の隣はDクラスの堀北鈴音であった。

 

 

「……貴方が隣だとはね」

 

 

「お手柔らかに頼む」

 

 

挨拶もそこそこに一回目のグループディスカッションが、いよいよ行われようとしていた。

 

 

『ではこれより一回目のグループディスカッションを開始します』

 

 

簡潔で短いアナウンスが聞こえてくる。

 

試験開始直後の僅かな沈黙、最初に口火を切ったのは帆波であった。

 

 

「はいちゅうもーく。皆の名前は知ってるけど、一応学校からの指示もあった事だし、自己紹介した方がいいと思うな。初めて顔を合わせる人もいるかもしれないし」

 

 

「そうね。部屋のどこかにカメラやマイクが仕掛けられている可能性もあるし、従っておく方が無難かもね」

 

 

帆波の後に追従するように、鈴音が賛成の意を示す。

 

AクラスとDクラスは協力関係にあるため、こういった小さな所でも連携関係が取れている。

 

BクラスとCクラスも特に異論はないのか、小さく頷いていた。

 

 

「それじゃあ、まずは私達から自己紹介しよっか。一之瀬帆波です。よろしくねー」

 

 

「神崎隆二だ。よろしく頼む」

 

 

「姫野ユキ……よろしく」

 

 

「高嶺清麿だ。よろしくな」

 

 

続けて隣のDクラスが自己紹介に移る。

 

 

「堀北鈴音よ。負けるつもりはないわ」

 

 

鈴音は清麿や龍園、有栖を一瞥しながら言う。

 

鈴音の自己紹介を清麿は遠い目をしながら、龍園と有栖は不敵に笑いながら受けた。

 

 

「僕は平田洋介。違うクラスの皆さんと協力出来たらと思っています。これから同じグループの仲間としてよろしくね」

 

 

「櫛田桔梗です。まだあんまり話したことのない人達もいるので、この機会に仲良くなれたらと思っています」

 

 

平田、櫛田の自己紹介が終わると、続けてCクラスの自己紹介へと移る。

 

 

「初めまして。Cクラスの椎名ひよりです。どうぞよろしくお願いします」

 

 

「ヤマダアルベルトデス。ヨロシクオネガイイタシマス」

 

 

「金田悟です。よろしくお願いします」

 

 

「龍園翔だ。精々、楽しませてくれよ」

 

 

ひより、アルベルト、金田、龍園が簡単に自己紹介を済ませると最後にBクラスへ。

 

 

「葛城康平。よろしくお願いする」

 

 

「橋本正義。絶賛彼女募集中だ。よろしく頼むぜ」

 

 

「坂柳有栖です。皆さん、よろしくお願いしますね」

 

 

全員の自己紹介が終わると、有栖が微笑みながら周りを見渡すように言った。

 

 

「先に皆さんに言っておきます。私達、Bクラスは全てのグループの結果1を目指しています。つきましては、皆さんにはぜひそのご協力をと思いまして」

 

 

そして予想外の先制攻撃を行ってきた。

 




次回、竜グループ続き。

では、また( `・∀・´)ノ
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