兄上との出会いから一月ほど経った。
「兄上、俺そろそろ一度ヴェルザードさんとヴェルグリンドさんに挨拶いこうと思うんだけど。」
ヴェルドラ「そうだな。一度会いに行った方がいいかも知れん。」
「だよね。兄上はどこにヴェルザードさんとヴェルグリンドさんがいるか分かる?」
ヴェルドラ「ヴェルザード姉上は以前話した魔王ギィの白氷宮、ヴェルグリンド姉上帝国にいるはず。」
「んー白氷宮行くと絶対ギィに戦えって言われそうだし、帝国に行ったら行ったで討伐隊とかで出来そうだけど...」
とりあえず近くまで行ってみて考えるか。
「まぁ近くまで行くだけ行ってみるわ。」
ヴェルドラ「うむ。姉上に会ったら我のこと話すでないぞ!」
「わかったわかった。じゃあ、行ってくるよ。兄上。」
ヴェルドラ「用が終わったらここに戻ってくるんだぞ!」
兄上は結構寂しがりらしい。
そんなやりとりがあって、俺は久々?の外に出た。
「さて、竜の姿になって行きますかね。」
そういえば兄上に竜の姿見せてないな。
そんな事を考えながら白氷宮のある凍土の大陸に向かった。
「ほ〜 聞いてた通り本当に氷の大地なんだなぁ」
しばらく飛んで見えて来た光景に呟く。
これ寒さの耐性ないと絶対死ぬわ!
とか思いながら飛行していると魔力感知に反応があった。
(これは、魔王ギィ・クリムゾンか?)
数秒後赤い髪の男が姿を表した。
???「よう。一月ほど前にジュラの大森林に大きな反応があったがお前か?」
「あー 多分俺だな。魔王ギィ・クリムゾンで合ってるか?」
ギィ「ああ。そうだ。それで?なにしにここまで来た?」
「ん?ヴェルザードさんに挨拶しに。」
ギィ「ヴェルザードに?そうか。とりあえず俺と戦え。」
「なんでだよ。やだよ。」
ギィ「俺に勝ったらヴェルザードに会わせるって言っても?」
「はぁ〜 絶対こうなるとは思ってたけど、仕方ないか。」
そう返すと俺は(超進化)を発動した。
ギィ「それがお前の本来の姿か。面白え!」
ギィはそういう時その場から消えた。
次の瞬間、蹴りが飛んで来た。
(速いな。とりあえずここは乱気流起こすか。)
ギィの蹴りが当たる寸前に俺の周囲に強烈な乱気流が発生した。
ギィ「っ!」
ギィは大勢を崩しその場から離れる。
俺はその隙を逃さずガリョウテンセイを使う。
天高く上昇してからの急降下でギィを追撃。
ギィは防御の姿勢を取り、俺の急降下と衝突した。
次の瞬間轟音とともに氷の大地がえぐれた。
ギィ「やるじゃねえか!これならどうだ?熱龍炎覇」
すると、ギィの方から炎の龍が飛んでくる。
(これはまずいな。はかいこうせん)
俺ははかいこうせんで応戦し、再度轟音と共に大気が揺れる。
三度衝突しようとするギィと俺の間に魔力感知が反応した。
そして
???「ギィ?これ以上やると大陸が消滅するけど?」
ギィ「ッチ。ヴェルザードか。」
ヴェルザード「そっちの貴方もよ?」
「はい。ここまでですね。」
ギィ「とりあえず城へ招待する。話はそれからだ。」
ついてこい。といいギィは城に向かい、ヴェルザードも続いた。
俺もああ。と返しギィについて行った。