リアルがかなりドタバタしていて中々手を付けられませんでした
まだ片付けが残ってるのでもう少し手は遅くなりますが頑張っていこうかと思います
それでは本編をどうぞ
─ 龍門 スラム街 ─
「ひ~、視線が刺さるよぉ、それになんか空気が『ヌメッ』とする~」
「カーディ、あまり文句言っちゃダメだって」
市街地の検問場から移動し約4時間が経過している、脚を進める度に外界の街並みが凄まじい早さで切り替わってゆく、言うなれば《舞台演劇の裏側》のようなものだった
スポットライトを浴びるメインの舞台はきらびやかでも客席を離れて裏方を眺めれば、それはそれは陰湿かつじめじめとした龍門の裏側が太陽に照された広大な草原のように顔を出してくる
UNSCが管轄する植民地惑星でもここまで酷いスラムは存在しないだろう
──元コヴナント軍の難民街を除いてだが・・・
「余所見をするな、若い女は特に
「ヒィ~~!」
チェンの
もうじき目的地に辿り着こう頃合いだがまだそれらしいアクションは起こっていなかった
先頭は即応性が高いケリー、瞬間的な遭遇戦の防御を目的としたフレデリック
最後尾はラッシュ力が高いチーフと援護要員としてリンダが控えている
行動予備隊A1及びA4と行動隊A4、BSWの2名がドクターを囲むように配置され、それらを更に挟むようにブルーチームが囲んでいた
少々数が多い気もするが隠密作戦でもなければ人手は多いに越したことはない、それが仮にも同盟といえる状態の移動都市での人探しともなれば人数に遠慮はいらないため尚更だった
予備隊の現地訓練にも持ってこいな上にエリートオペレーターの上位互換に近しい常勝不敗百戦錬磨の人類最強の
「──さて、見立てと情報が正しければこの廃ビルで違いないが・・・」
「このビル・・・パッケージは
チェンの言葉にチーフが答えた、確かに誰か居るがミーシャは外出している、そういうことだろう
その言葉にチェンは少々訝しむが嘘は言っていないだろうと信じ廃ビルの探索を取り止めた
「フム・・・なら周囲を当たるか」
「ケリー、近くの中規模以上の闇市を探れ。リンダは高所からカバーを。必要ならアルテミスを使え」
「「了解」」
チーフの指示を聞くと直ぐに行動に移った、スラムであの歳の子供が生きていくならやることは一つ、窃盗しかない、それ以外の食糧調達なら精々善良な市民達が行う炊き出しくらいだろう
だがこの廃ビルを中心に闇市は3ヶ所確認されている、小規模の闇市もあるが建物の
此処に侵入し商品を盗み出すのは相当な危険を孕んでいるのは間違いない
手癖の悪い連中は人混みを好む傾向にあるのは人類と同じようだ、なら規模がそこそこある3ヶ所の闇市のどれかにミーシャが居ることになる
「
「信用を得る?それができるという確証は?」
「スラムの者は血の繋がりが無くとも同じ穴の
チーフがそこまで言うとチェンが口を挟んできた、言いたい事は言う前から分かりきっているためさっくりと切り返しの言葉も用意してある
「待て、目標は
「建前での話だ、目の敵に施されるよりは手助けに躍起になっているロドスに付く、俺がスラム住民ならな」
「ふん・・・ロドスの
「・・・」
(
どうやらチェンはチーフの言葉が皮肉だということに気が付いていないようだった、チェン自身が感染者に対してどういった感情があるのは未だに伺い知らぬが少なくとも感染者やスラム住民から恨まれる立場であることは把握しているようだ
アーミヤもチーフに悪意も無く建前のために言っているのを
「フレッド、盾は俺が預かる、BSWと共にCEOとドクターの護衛に付け」
「あいよ。という訳だ、宜しくな」
「ええ、宜しくね~」
フレデリックは盾の裏側にマグホルスターで吸着していた
本来マークスマンライフルは中距離から長距離に適応したセミオートライフルだがフレデリックは昔からこのDMRシリーズを愛用していたこともあり近距離での扱いにも長けていた
手早く盾をチーフに預けアーミヤ、ドクター、フランカ、リスカム、フレデリックが廃ビル付近にて待機し、それ以外の者はスラムの住人を刺激しないよう近くの市街地へ移動する
その際に例のザラックの女が麻酔から目覚め約束通りレユニオンから
ザラックの女曰く──
『あたし達は第三ゲートで暴れろって5万龍門幣で買われたんだ。レユニオン自体がその隙に何人紛れ込んだとか、そもそも何の目的があってゲートで暴動させたとかは一切知らないんだよ』
『
『・・・スラムじゃ周りは皆敵なんだ。腹を満たしたい、雨風防げる寝床が欲しいとかさぁ、たまたま目的が一致したから
『フム・・・』
『あたしはその中で一番手癖が悪かった、
『・・・あたしがガキん時は裕福でもなけりゃ貧乏でもないフツーの家庭だった、ある日・・・学校から帰るとオヤジはどっかのクソッタレに謀られて家は一文無しになった』
一度呼吸を整えて姿勢を直す、そしてまたぽつりと呟き始めた
『オフクロは男作って消えた、日々酒に浸るオヤジはあたしを・・・・・・悪いけど、もう思い出したくないから言えないよ・・・』
なるほど、かなり酷い仕打ちを受けていたのだろう、ラスキーはその言葉に刺を立てる事もなくただ静かに耳を傾けて聞き返した
──────
────
──
ラスキーは太陽系の外側にある惑星シルシニウスⅣのコルブロ軍事学校アカデミーにて戦闘の
父の消息は不明、おそらく
母もコルブロ学校を首席で卒業した優秀な大佐でありハルシオン級軽巡洋艦の艦長を勤めた、シルシニウスⅣから生還後知った話だがコヴナント艦と交戦しプラズマキャノンを被弾し艦もろとも
兄はこまめにビデオレターをラスキーに送っていた
『ハハ...川の水を飲んだら腹を下しちまったよ』
『
『・・・すぐ隣にいた仲間が死んだ、反乱軍のグレネードで粉々になって・・・』
そのレターを最後に兄は死んだ、何が原因かはわからないが、一瞬でほんのカケラも残らずに・・・当時コルブロ学校の校長でもあり、母に心からの敬意を持って尊敬していた『メハフィー大佐』から聞いた
それが今となってはコヴナントの仕業なのか、本当に反乱軍の仕業かはわからない
ラスキーは在籍していた士官候補生と関係者の内唯一生き残った6人の内の1人であり他に助かったのは入学当初から何かと気を使ってくれていた親友のマイケル・サリバン士官候補生とエイプリル・オレンスキー上級士官候補生、そしてシルシニウスⅣを防衛していた駐在兵が僅か数名のUNSC海兵隊
それらを除いた人員は救助に来たマスターチーフ、
互いに想いを秘めた
在籍中にコールドスリープに対する耐性が著しく低くUNSCとONIが除隊を認可するほど重度なアレルギー反応が認められるがラスキーは今もこうしてインフィニティの艦長としてコールドスリープを行う度に肌の結晶化を耐えながら歩み続けている
マスターチーフから
家族に対し強いコンプレックスを抱いていた故にラスキーはこのザラックの女が言いたい事を見る角度や異なる成り立ちでも多少なりとも理解しようとしたのだ
──
────
──────
『・・・そうか、なら無理に聞きはしない、君の言い分は良くわかった。最後にウルサス人のミーシャという名に聞き覚えは?これを聞くのが本来の目的なのでね』
『ミーシャ?ウルサス人・・・あいつか・・・知ってるよ、白髪で身体が骨と皮みたいな貧相なあいつだろ。どんな目に合ってスラム入りしたかは知らないけど最近良く市場で元気にスリやら置き引きやらをやってるよ』
『確かさ、身内のチビの為なんだろ?何処かのギャングに加わる訳でもなくこの業界で
『ああ構わない、それと──食事を用意させた。口に合うかわからないができるだけ新鮮な天然物を使ってる』
『!! すっげぇ・・・本当に食っていいのか?』
『もちろん、今後の事はまた後日話し合おう、明日9:00に迎えを寄越すから従うように』
それを最後に彼女はインフィニティの食堂から運ばれた新鮮な野菜と鮮度の良い肉を焼きたてのバンズで挟んだバーベキューソースたっぷりのハンバーガーと臭くない氷入りの清潔な水をあっという間に平らげて腹を満たし安心したせいかとっぷりと寝込んでしまったとのことだった
『──何時の時代も、淘汰弾圧される人々は・・・いえ、言うのは止しておきましょう』
『・・・艦長は、彼女をどうするつもりで?』
『まだ測りかねています、マスターチーフは?あなたの意見も聞きたい』
『彼女が我々の因果に巻き込まれたのは事実でしょう・・・なら、
『・・・コミュニケーション能力的に妥当でしょう。過去にODSTやスパルタンⅢと合同で作戦に参加していた彼は何かと面倒見が上手い、とりあえず目を覚ましたら清潔な衣服を提供して聴取を続けます・・・切断面部の癒着が良かったのでリハビリ次第ですが早ければ2週間で人並みに歩けるでしょう』
『了解、117交信終了──』
戦う事以外には粗雑で無頓着なチーフは面倒事はフレデリックや上官によく押し付けていた、今回もフルに仲間を利用していく事で面倒事を回避した
残された行動隊とチーフ、そしてチェンは気配を残さないように一度身を引く事にした
都会ならいざ知らずスラムの物達からすれば謎の一団が大勢で付近を
─ ケリーside ─
「・・・見つけた」
幾つかある闇市場付近の廃ビルの屋上からそれを眺めるスパルタンが一人・・・
可能な限り視野の確保を優先したEVA型ヘルメットを改良し製造されたケリー専用の
随分と手慣れた様子で闇露店の硬パンを一つ、果物を一つ、小さいミルク瓶を一つと懐に納める姿は立派なスラム住人だ
普通は炊き出しを頼ったり他所の街の住居を持たぬ子供の為に用意された協会や施設があるがこのテラに、ましてや龍門にそんな都合のいい場所はそうそう無い
例の厄災のせいであろう事は地球や日常的に隕石や洪水に見舞われない環境で育ってきた人類だからこそテラの環境に異常性があると確信を持たせる
この移動都市と言う存在もそれらに拍車を掛けている
街そのものが動くのだ、山も、草原も、きらびやかな高層ビルも、この世の全ての汚物を混ぜ込んだスラムも
とても巨大な
UNSCにMobile Anti-Aircaft Weapons Platform M510 Siegework Ultra-Heavyと呼ばれる通称
移動する都市と云う名は伊達ではないということか、これだけの技術を持ちながらにして宇宙へ進出していないのは何か訳があるのだろうか?
これらが理由で別の
特に龍門は感染者やスラムに対する見方は悪い意味でトップクラスであり、それはまるで牛乳を吸い込んで数週間放置した雑巾を発見した時よろしく
そら、そんなことを思っている内に次は店主の死角にあるハエがたかる謎の肉を一つ陳列棚から拾い上げ懐に・・・
「あらまぁ、手癖が悪いじゃ収まりが悪いわ」
『ええ、ここまでくると顔パスね』
リンダも通信越しでミーシャの粗相に小言を挟む
しかしそれは致し方無い事だった、
龍門に彼女を預けた後は龍門なりロドスなりが弟たちを引き取ることになるだろう、どんな扱いになるかは誰も知る余地はないが間違いなく今の生活よりはマシになるはずだ──たぶん
「さぁショッピングは終わり。もしも店主に感付かれたら割って入るわ、その際は援護射撃を」
『任せて』
そしてミーシャは一瞬立ち止まり、走り出した
気取られていないハズ──
だが現に走り出した彼女は何かを悟っていた、何に?私達に?それとも住まいの廃ビルにチーフ達が居る事に?
彼女の僅かに動いた視線の先に浮浪者がいた、古くくたびれた帽子、使い込まれ袖口と裾が黒く変色し艶々になったジャンパーを着て口元が隠れるゴワゴワな髭、おまけに破損した靴をダクトテープでぐるぐる巻にしており、正に浮浪者の鏡と云うべき装束である
その男がミーシャに対して指を動かして合図を送っているのが見えた、──
いつ彼女に仲間が居ないと決めつけていたのか、スパルタンらしくもない浅い過失をした
『らしくないわね。チーフに連絡しておく、
「了解」
想定外だった、彼女がスラムのコミュニケーションに根を貼っている事を配慮していなかった、だが作戦の根本が変わることはない
精々時間が早まる程度の誤差で生じるズレを修正しよう、そう考えながらビルを飛び移るようにケリーはミーシャを追った
─ ミーシャside ─
「はぁっ、はぁっ、はぁっ」
ミーシャは住まいにしている廃墟へ脚を急がせた
【見慣れない奴らがおったぞ】
初めてこのスラムに訪れた際に唯一貴重な食糧を分けてくれた
(龍門のパトロール隊・・・?それとも
考えれば考えるほど不安が積もるばかりで平常心を取り戻せず無我夢中で走るミーシャを視界に捉えながらケリーはビルの屋上をひた走る
「チーフ、パッケージが足早に向かってるわ、協力者がいた」
『・・・117了解、こちらの準備は完了している。パッケージに警戒されたのは痛手だがこちらで対処する』
ミーシャが戻る頃には部隊は既に身を引いている頃合いなのは間違いない、先にビルへ侵入するアーミヤ達ならミーシャの警戒を解くのは『難しいが出来なくはない』のではないかと予想した
チーフは少し考える、アーミヤは確かにお堅い所が散見されているが『あれはあれで根は優しく歳相応な子供』という個人評価がつけられていた
龍門に上陸した際の
そして──
「全行動隊はワートホグを使い
「──え?何故ですか?」
「嫌な予感がする」
チーフは帰投する部隊から外れ、スラスターを吹かしながら
─ ドクターside ─
「ふぅ・・・ふぅ・・・ここまでの道中といい、階段は、辛いね・・・」
「ドクター、もうじきです。あと少し頑張って下さいね」
廃ビルの中に侵入したアーミヤ一行はやけに慎重になっていた、コンクリートが剥き出しになり音を想定以上に不気味に反響させているのもあるが何より適当に打ち捨てられた食糧品の容器から見える腐りカビが生えた
「あぁ・・・こりゃまた・・・俗に言う魔窟ってやつか?」
「このバリアブルマスクが無ければ変な病気を患ってたかもしれないですね」
「マスクをしてても目に染みて痛いわ~」
最後尾にいるフレデリックの遠慮無い言葉に続くリスカムとフランカ
アーミヤとドクターはそんな内部の様子を見て唖然としていた
「陣形はどうしますか?」
「俺に合わせるより俺が合わせるほうがやりやすいんじゃないか?なんでも御座れだ」
「へぇ、随分と余裕そうですね」
「ああ、実際余裕だ。崩壊する軌道エレベーターの最上層から脱出するよりかはな」
実際BSWの2人もスパルタンⅡの適応力には舌を巻いていた
優れた感の良さに加えてそれに見合う戦闘能力はスパルタンⅣに匹敵するテラの住民からの評価も高く、スパルタンもまたテラ人達の身体能力の高さには肝を抜かれていた
それでもスパルタンⅡはテラに来てから一度も底を見せていないのはスパルタンⅡにとっても
「軌道エレベーター?・・・まぁそんな話しはさておき。フランカ、彼の実力を活かすなら先頭がいいんじゃないの?」
「確かに普通なら一番優秀な人が先頭かもしれないけど、彼が先頭だと満足に視界が確保できないわよ?」
リスカムはフレデリックの体格をチラッとみて「あっ、そっかぁ・・・」と呆けた様子で口を溢す
ただ大柄なだけなら問題無いがスパルタンⅡはロドスの扉の上梁を手で掴みながら潜るほどの巨人だということを忘れていた、リスカムはたまにこういうポカをしてしまう
「・・・・・・」
「ん?」
何やらいきなり黙り込んでしまったフレデリックに気が付いたドクターは皆に注目するよう声を出した
「みんな、彼は・・・どう思う・・・?」
目の前にいるアーミヤ、リスカム、フランカは左耳に指を当てたまま微動だにしなくなったフレデリックを見る
「?? おーい、聞こえてるかい?・・・駄目だな、どうしたんだろ──」
まるでゼンマイが切れたブリキのオモチャ人形のように固まったかのように思えた──が、ドクターがフレデリックの正面に立ちバイザーを横から覗き込んだ瞬間事が動いた
─ ドクターside end ─
突然フレデリックが動き出したかと思うとドクターの頭とフレデリックの頭は衝突した、普通のテラ人と700kg近い重量のアーマーとそれを身に付ける強化人間、
「アガガーーーーー!!!」
「ドド・・・ドクター??!」
「悪い、チーフから通信──?! ドクターあんた何やってんだ?!」
かなり際どい一撃を貰ったドクターはその場に倒れたかと思うと次は力の限りの咆哮を挙げた
「あだまがわれぞうだよ・・・」
「あ~悪い悪い」
「ハイビスカスさんにも同行して貰うべきでしたねドクター・・・」
かなり痛む額を擦りながらドクターに寄り添うアーミヤは医療オペレーターを随従させなかった事を少し後悔した
過ぎてしまったことは仕方ないがまさか事故とはいえ最初の負傷者がドクターで、それをやったのがスパルタンⅡなのはアーミヤであってしても完全に読めなかった
「でだ、ちょっと急ごう」
「? ミーシャの事かしら?」
「いいや、違う」
「え──なら・・・?」
「予報通りだ、
今年の感謝祭の詳細が来したね!
星6券はまだ持ってないスルトにするつもりです
タルラが倒せずストーリーが進まないんだ☠
あと騎士ニアールさんは絶対引くつもりですよあたしゃ!
プロファイルより、実際にHALOキャラクターからオペレーターとして使えるなら誰が使いたい?
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リンダ・プラヴディン
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ケリー・シャドック
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フレデリック・エルズワース
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マスターチーフ
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ゼル・ヴァダム(アービター)←参戦予定
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全員よこせ