ヘイローナイツ    作:漬けまぐろ

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最近評価やお気に入りも多く頂きモチベーションも高まりつつ危機契約が1つもクリアできずに嘆いてテンション駄々下がりになりつつ原神でエウルア再販を喜び胸がドキドキする投稿者です

アンケートの結果を元にマスク、ワートホグ、バイオフォーム、マグナムピストルの話題を盛り込んでみました
ナイフは流石に必要ないみたいですね・・・って結局ナイフ以外は採用されてるのでただの優先度アンケートじゃんか!

次からはepisode2に入る前にタルラVSマスターチーフを短めで書いてみようかと思います、アンケートはその後の第二次譲渡大戦のアンケートになります、後書きに譲渡品の説明を書いておきますので投稿前に是非ご参考にしていただけると嬉しいです

それでは本編を...




─ 例のブツ ─

 

 

 

 

 

 

 ─ ロドス・アイランド リクリエーションルーム ─

 

 

やあ諸君、俺の名前は《ヘンリー・グラスマン》

 

率直に言えば科学者というやつだ、インフィニティで開発主任を任されてる

 

今はロドスに赴いているがね

 

先日コールドスリープから叩き起こされたと思ったらどうやら我々は未知の惑星に降り立ち協力者達の為に新型の防護マスクを作って欲しいと艦長から要請があった

 

この星の住民の調査をしてみたいと思ったが事態は複雑らしくにっちもさっちもいそうだ、艦長命令に不服な者は皆テラから離脱するまでの期間は再凍結されてしまっている

 

さて、折角の異星人との交流だし俺は命令に従いながら折を見て調査申請をじっくりしていく事にした

 

まず透過フィルターだ、コレについてはスパルタン用の備蓄がたんまりある、問題はデザインだ

 

個人用ではなく誰もが使える、隣のロッカーから間違えて手に取っても大丈夫な革新的なヤツだ

 

まぁ問題はデザインとは言ったが本当はデザイン自体は候補が幾つか決まっているんだが・・・

 

何せ我々科学者というのは極限を突き詰めたくなる性がある、君たちもそうじゃないか?

 

一度クリアしたゲームのクリアタイム更新やアイテム収集したりするアレさ

 

今俺達が突き詰めているのは()()()()()()()だ、機能美というのは機械の華だし大事なものだ、そうだろ?

 

構想としては装着するとマスク自体が可変して装着者の骨格に合わせて一切の隙間を無くす、喋ったりしても二重構造の与圧機能で肌に密着する機能だ

 

子供の頃に見た大昔の日本アニメの青いタヌキの秘密道具にあった頭に装着するプロペラのくっ付く機能を参考にしている

 

テラの住民達は良く動くらしい、ヤンチャな子供みたいにね

 

だからしっかりと吸着するように可変機能が必要だと思いそれを盛り込んだ、アフターサービスとして固定用バンドも付けられるようにしてある

 

そのおかげで戦闘や会話に夢中になっても()()()()()()()()()事を忘れるくらいには可変機能もスムーズだ

 

だが与圧のせいで肌に()()()()()()()()()跡がクッキリ残ってしまうのが難点だな・・・マグ(磁気)ホルスターが存在する現代でマスク跡が残るのは機械として美しくはない

 

始めこそテラ人用のミョルニルアーマーのヘルメットを作ろうとしたんだ、これも誰でも使えるしテラで主に使われるボウガンや弓矢などなら数発は耐えられることも判明した、だがテラ人は角や耳など生えた我々人類とは異なる生態系を歩んできている

 

つまりそのテラ人1人1人の角やら耳を配慮すれば口だけを覆うタイプが必然的になる訳だ

 

ということでマスクタイプにしたついでに試しにローランドにも聞いてみた

 

『そうですな・・・個人用のフェイスフレームを作ってそれにマスクを当てると可変部がフレームと接続され密着するシステムというのは?若い女性や顔も毛が生えたオペレーターにも配慮してフレームの取り付けはお湯で溶ける肌に優しいバイオジェルで良いでしょう』

 

という返答が来た

 

SFチックで考え自体は悪くないと思ったが顔に付けるフレームとそのフレームに合わせて可動するマスクを作るくらいなら初めから個人用のマスクにすればいいという結論になってしまった

 

本来ならもう数日かけてプロトタイプを作るつもりだったが艦長からは巻き(急ぎ)で制作するように言われている

 

科学者として様々な機能を搭載したかったがいつも時間というものは有限だ

 

少々惜しまれるが今回ばかりはローランドの案を使う事にしよう、フレームを用意すればマスクを只管(ひたすら)に量産すれば良いだけだし俺はどこぞの子供を人体改造する()()()()()()()()()()()とは違うからな

 

 

 

 ──────

 

 ────

 

 ──

 

 

 

 

 「と、云うわけで試着してみて欲しい」

 

 「はぁ・・・」

 

 

2日という時間をかけて()()()()()()()()V()e()r().()()は概ね完成した

 

とりあえず角や耳で空間を必要とするオペレーター達をある程度の人数をアーミヤCEOに頼み集めてもらった、フレームと肌を接着するバイオジェルもケルシー博士により安全を保証してもらったから大丈夫だろう

 

さぁ1人目はヴイーヴルの《バニラ》、話しによるとワイバーンらしい

 

隣はマスクには一際拘りがあるオニの《ノイルホーン》

 

 

 「バニラです、よろしくお願いします」

 

 「ノイルホーンだ、よろしくな」

 

 「ああ宜しく。よし、まずはそのバイオジェルを少し指に取ってフレームに満遍なく塗ってくれ、そしたらこの部位を顎に合わせて顔の輪郭に沿って装着する」

 

 

バニラはグラスマンの指示に従いながら顔にフレームを合わせる

 

ノイルホーンは顔を見られたくないのか壁に近寄り誰も横にいないのを確認するといつものマスクを外して付け始めた

 

口と鼻を覆うようにフレームを付け10秒ほど乾燥させて動かない事を確認すると今度はマスクを手渡す

 

 

 「スチームパンクなデザインですね」

 

 「俺のは随分とメカニカルだな」

 

 「どうせ付けるなら無駄の無い洗礼されたデザインがいいだろう?2人に渡したのはとりあえず幾つかある中の1つでね、ここから出る時にそのタッチパネルの中から欲しいデザインのを2つ選んでくれ、同じ物を2つでもいい、後日ロドスの各部屋に届ける手筈になっている」

 

 「はい、わかりました」

 

 「なぁコレはオーダーできんのか?」

 

 「デザインオーダーメイドか・・・ふむ、悪くないな、善処しよう」

 

 

そう言いながらフレームとマスクを合わせるとマスクが『カチャカチャ』と音を立てながら可動し輪郭に合わせるために動いている

 

完全に合わさったのかマスクから小さく『プシュー・・・カチッ、チキッ』とフレームとマスクの隙間の空気が抜かれて固定される

 

それを見た後方のオペレーター達は「おぉ・・・」と感想を漏らす

 

 

 「どうだい付け心地は、喋ったり顎を動かしてみてくれ」

 

 

ノイルホーンはマスクを触ったり口を大きく開けてできる限り顎を動かす、バニラは息を整えてから発声練習を始めた

 

時折「カチャ、カチッ、キチキチ」と音を立てながら口とフレームに合わせてマスクが可動する音が聞こえる

 

よし、動作は問題なし、可動音が少々気になるため今後はそれらを配慮して更にスムーズな機構にしよう

 

 

 「スゲェな、ズレてる感覚が全くねぇ」

 

 「()()()が見当たりませんが、どういう仕組みなんですか?」

 

 「マスク側面の吸入口からだ。排気口は顔にかからないように下部から排気される、フィルターは一応オリパシーの原因になる粉塵やその他危険な環境下でにもを99.998%シャットアウトできた物をロドス用に改良した新型だから更に効果があると思ってくれ」

 

 「分かってると想うがこれは粉塵化したオリジニウム粒子の空気感染を防ぐ物だ、鉱石で傷を負って接触感染する場合の対策にはならないぞ」

 

 

99.998%よりも更に効果がある、リクリエーションルームの中にどやどやとした声が広まる

おーい、後半の話を聞いてたか?

 

UNSCの透過フィルターは軍事複合体企業産と民間企業産が主であるスパルタンⅣ用のミョルニルアーマーMk-Ⅵ GenⅡはメーカーの特色で様々なフィルターがあるが基本的に宇宙空間でもしっかり機能しないといけない規定がある、宇宙空間以外にも有害ガス惑星などの状態下であっても例外ではない

 

本来はミョルニルアーマーの小型核融合炉によって酸素が供給されているがその()を作る為にはフィルターを通して外気を取り込む必要がある

 

その取り込んだ外気をアーマーに溜め込んでおけば宇宙空間でも極限生存モードにしておけば数日間なら宇宙遊泳も可能になる仕組みだ

 

 

 「・・・いっそのことロドスにスパルタンⅣプログラムを譲渡してオペレーター達をスパルタンⅣ化させた方が早い気もするが・・・」

 

 

元々スパルタンⅣとは過去の強化手術に失敗し下半身不随になった《ムーサ096》が主導となり計画された物だ

 

炭化セラミック骨格の転換作業は完了したが下半身の炭化セラミック骨格が強化薬剤の拒絶反応により液状化してしまった為リハビリなんぞ一切の無駄でありムーサは一生車椅子を余儀無くされていた

 

そんなスパルタンⅣになるには条件がある

 

まず始めにUNSC海軍に所属している事

 

時代が進み強化薬剤が改良され性能向上性は著しく下がったが安全な物になりそれを体内に注入する事、骨格と筋繊維が増強されUNSC海軍所属の180cmの男性が薬剤の副作用で再度骨格が成長し3週間で197cmまで身長が伸び筋密度が180%向上した

 

スパルタンⅡ用の物は1000%以上の向上性が見込めるが先のように拒絶反応が発生しやすい等大変危険な薬剤だが

 

次に所属がUNSCに登録されてしまう事

 

つまりテラの住民をスパルタンⅣ化すればUNSCがテラから離脱する際にテラ人のスパルタンⅣを人類圏に連れ帰る規約があるという事だ、理由はもちろん兵役であり今後も戦死率が高い生身の海兵隊が上陸出来ない戦地へ配属される可能性もある

 

 

 (・・・これはあまり良い選択じゃないな)

 

 

マスクの性能で喜び合うオペレーター達を見ながら1つの候補を削除する

 

次の候補はテラ人の身体の頑強さに賭けてミョルニルアーマーMk-1 パワードアサルトアーマーを再生産するかだ

 

生身の人間では制御どうこうよりも装着者が軟弱過ぎてスーパーボールのように跳ね回ってしまう

 

そのため元は成人兵士から志願者を募り膨大な放射線を含む強化が行われたがコストに見合わないと、採算が合わずスパルタンⅠプロジェクトはご破算となった

後釜のスパルタンⅡも大概だが・・・

 

そうなると最後の候補はスパルタンⅢだ

コヴナント大戦で増える一方の戦争孤児に復讐の機会を与えて強化薬剤だけを投与して強化し安価なミョルニルアーマーを着せて戦地に向かわせる

 

孤児な上に本人が戦うことを望んでいるなら止めてやる義理もないのだ

単価も安い上にこう言っては悪いが復讐のみを糧に自決特攻すら辞さない故キルレートも存外高く替えも利く

このテラにも孤児は多いだろうし案外上手くいくかもしれない

 

・・・スパルタンⅡにこの考えがバレたら殺されるのでこの案は初めから実行する気は毛頭ないが

 

ふと俯いた視線を正面に戻すと殆どのオペレーターが試着を済ませていた

 

どうやらローランドの案は上手くいったようだ

あとはこのフレームとマスクを量産するだけだ

 

 

 

 

 

 

 

 

∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∴∵∴∵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロドスの射撃訓練場では普段聞き慣れない発砲音が響いている

 

 

 『キャボン、キャボン、キャボン』

 

 

何事かと集まる狙撃オペレーター達はその音の原因を探ると今話題のスパルタンⅡとやらが拳銃を構えてトリガーを引くのを見た

 

 

 「たしかUNSCから譲渡される銃の教導やってんだったよな・・・にしても、変わった発砲音だな」

 

 「でも威力はスゲェぞ?アレ見ろよ、木製とはいえ的が粉微塵だぜ」

 

 

一頻り射ち終わりマガジンから弾が空になりスライドがロックされると拳銃を持った104が振り返り説明をしていく

 

 

 「これがUNSCから譲渡される火器の1つ、M6H2 マグナムピストルだ、12.7×40mmの弾丸を12発マガジンに装填できる」

 

 

慣れた手付きでマガジンを抜き取りマガジンを再度装填する

 

 

 「照準はスマートリンクで投影されるから概ねの狙いでも十分機能するし残弾も数字で投影される優れモンだぜ?」

 

 

「誰か射ってみないか?ん?」と104はM6H2マグナムピストルの教導を行っている、そんな教導希望を申請したオペレーター達を焚き付けようとしていた

 

それに対して1人のオペレーターが挙手した

 

 

 「なら、私が」

 

 

白銀というよりは蒼白銀に近い髪色をポニーテールにして2対の角が生えた女性オペレーター

 

左胸の名札には《リスカム》と書かれていた

 

彼女もまた104と同じようにエッチング弾を装填した拳銃と盾を使用する重装オペレーターのひとりでありBSWから派遣されている社員だ

 

104は男性も入り交じる教導希望者から一番先に名乗り出たリスカムに好感を持った

 

リスカムは元々は新人が拳銃を持った重装エリートオペレーターと聞きどのような人物かを見る為に来ただけであったが104が発砲する大型拳銃に興味を示した

 

大型で銃身先に取り付けられた物と光を真っ直ぐ放ち的にピッタリと赤点を付ける独特な機構とグリップを覆う形状のトリガーガード

 

104から手渡されたM6H2を触ってみる

 

正直な感想を言うと、思ってはいたがやはり()()()()()()

 

グリップを右手で握り込んでみると片手で持つには()()()()

 

この銃のマガジンはダブルフィード型を採用している、そのせいかグリップとマガジンは厚みもあり12.7×40mmと弾丸大きさも合わさってグリップそのものが非常に大回りなのだ

 

 

 「あー・・・大丈夫か?」

 

 「・・・少し頑張れば持てます、ご心配なく」

 

 (心配なく・・・ねぇ・・・)

 

 

正直心配しているのはリスカムではなく反動で手からすっぽ抜けて落下の衝撃で破損する可能性があるM6H2だ

 

しかしながらヴイーヴルは強靭な肉体を持っていると聞き及んでおり脱臼や肩を痛める要素はないと104は踏んだ

 

UNSCの銃器はそんな柔な作りでは無いがスマートリンクはそこそこ精密機械でありこのM6H2もUNSCからの配給物なので来るべき時に備えてリスカムの後方に移動する

 

 

 

 

 

 

 ─ リスカムside ─

 

 

スパルタンから受け取った大型の拳銃は中々に重かった

 

どのような材質と構造を取り入れればこうも重量が(かさ)むのだろう

それにこの(104)に見くびられている気がしてならないし・・・

 

そんな事を考えてるとスパルタンが私の後ろに移動していた

 

ああ、そういうことね

スパルタンが後ろに移動した理由が何となくわかった

 

 

 「そんなに信用が無いですか?私は」

 

 「()()だ、ほ・け・ん」

 

 

むっ・・・言ってくれるわね・・・

なら目にものを見せてやるわ

 

いつも通り右手で銃を握る要領でM6H2のグリップを握るとスマートリンクが作動し光学照準が映し出される

 

スマートリンクを的に向けていると小さな赤い点が見えた

何かと思い体勢を少し動かすとなんとその赤い点も動いた、しかし銃口は間違いなく的を狙っている

 

 

 (・・・なるほど、これは確かに便利ね)

 

 

この赤い点は()()()()()()()()()と判った

覗き込みが少しズレていても赤点を的に合わせていれば後はトリガーを引くだけで的に命中させることができる

 

それではお待ちかねの実射だ

 

想定以上にトリガーは軽く撃鉄があと1ミリ動けば弾丸の雷管を叩くであろうことが直ぐにわかった

 

 

 「・・・」

 

 「キャボン」

 

 

1射目、15メートル離れた的の中央に命中

 

周囲から静かな歓声が湧く

・・・これはまた想定外、反動は私が使っている物よりも強いが殆ど変わらない

 

その癖に的はエッチング弾よりも大きな風穴を開けている、その薬莢の大きさは伊達じゃないってことね

 

もしも弾薬代がエッチング弾より安価ならサイドアームやストッピングパワー(衝撃力)が必要な時に使うには重宝するかもしれないし私はヴイーヴルだから重さもそこまで気にならない

 

残りの弾で的を射とう、『キャボン、キャボン』この発砲音も慣れればそこまでは悪くないと思う

 

スマートリンクには9という数字が見えている、これは残弾数ね。乱戦中に射った数を忘れてもマガジンを直接見ずとも射ちながら見れるからわかりやすい

 

そして全ての弾薬を射ち終わり空のマガジンを抜き銃とマガジンをテーブルに置く、スパルタンの思惑は外れたということ

 

どうだ。そう思って振り向きスパルタンを見ると頭を小さく縦に振ってサムズアップをしたスパルタンから「やるな、普通に満点だ」と、素直な感想を頂いた

 

 (・・・まるで私が意地を張ってたみたいになってない?)

 

近くのベンチに座り指をほぐしながら前に戦術の足しになるかと思って読んだ「亡霊部隊(ゴーストリコン)近未来兵士 」という小説を思い出す、たしか主人公の名前は『ジョン・コザック』彼の両親はウルサス人だけど移住した()()()()で生まれたクルビア軍特殊部隊所属のウルサス人という変わった出生があったっけ

 

その小説で読んだような非現実的ながらどこか現実的な機能がたくさん盛り込まれた銃火器は確かにBSWである私にとって魅力的な物だった

 

 

 (次は、連射できるようになりたいな)

 

 

 

 

 

 

 

∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∴∵∴∵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「へぇ、それがUNSCとやらの()()()()か」

 

 「おっ、なんだもう来たのか《ガヴィル》」

 

 「ああ、UNSCの格闘戦教導に出てたんだよ。本職を優先しなきゃならないから途中で抜け出して来たぜ」

 

医療ラボには数人の医療オペレーターが集まっていた、一ヶ所に集まって小さな長細いガラス瓶を眺めていると更に1人のオペレーターが到着する

 

アダクリス(ワニ)のガヴィル

 

既に居る他のオペレーターは

コータスのアンセル、ヴァルポのパフューマー、サルカズのワルファリン

 

そしてエリートオペレーターことブレイズに先日酔い醒ましを処方したY.Pと名乗る4名、医療オペレーターは他にもいるが各自の業務や現場に急行できるようにとワートホグという装甲車両の教導を終えてから合流という流れになっている

 

 

 「ほう、それでそっち(格闘戦教導)はどうじゃった?」

 

 「へっ・・・連中(スパルタンⅡ)、かなりの腕利きだったぜ。単騎でタルラを退けたってのもあながち嘘じゃねーみたいだ」

 

 「結局彼らが()()か分ったんですか?」

 

 「収穫ナシだ、それに1番強えーヤツ(104)は拳銃の教導に行ってて格闘教導には来なかったしよ」

 

 

溜め息を吐きながらガヴィルは寄せられた椅子に座るとUNSC製バイオフォームを見る

今日はこれからこの薬品の研究を行うところだった、医療オペレーターがいれば傷なぞあっという間に治るが逆に居なければ到着まで待たなければならないという意味でもある

 

この薬品を1人1個でも所持しておけば緊急時に痛覚を遮断することができる、戦う以外にも逃走時に使用すれば痛みを耐えながら走る必要もない

 

だがあくまでコレはUNSCの人類用に作られた物だ、テラの自分達にとって悪影響がないか調べねばならない

 

構成物質を知るべく1本取り出してアンプルカッターで開封する

 

 

 「うーん・・・それらしい匂いはしないわね」

 

 

パフューマーが鼻を近づけて嗅いでいる、医薬品に精通した彼女が匂いで異常がないというならバイオフォームはテラ人に使用しても5割は問題ないとみて間違いない

 

 

 「うむ。アンセルや、妾がアンプルの成分を見て伝える、書記を」

 

 

ワルファリンの言葉にアンセルはボードとペンを取り出して「わかりました」という

ワルファリンはケルシーと共にロドスの医療現場を支えてきた最古参の1人といっても過言ではない

他の者も彼女はサルカズでも特殊な出生である()()()()()()()()と知ってはいるが現段階ではバイオフォームに集中しているのかさして気にしている様子は無かった

 

常識外れな()()が発動しなければ、だが──

 

 

 「まず《亜酸化窒素除去済みポリエチルトリホスフェート》・・・亜酸化窒素?聞いたこともないのう・・・それと《発泡媒体モルホフェタミン》、ふむ、どうやらこれは店頭でも合法的に購入できる物らしいのう」

 

 「発泡媒体を医療薬に、ということは外気か患者の傷口に触れて少しすると泡になる薬品ということでしょうか?」

 

 「多分そうじゃろうな・・・人類は妙なものを作りよる・・・ん?小さく文字が・・・ふむふむ・・・《塗布後カプセル化された医療用化合物を放出、凝固を促進し創傷を消毒、痛みを麻痺させる》・・・《短時間の後、塗布されたフォームは固まり内部で半硬質の多孔質の塊になり空気にさらされた体の領域に硬化した皮膚を形成する》・・・これも加えてくれ」

 

 「一定時間外気に晒されると発泡化して膨張すんのか・・・顕微鏡にセットする前に気がついてよかった、下手すりゃ一台オシャカだったな」

 

 「だな、先生に知られた日にゃ大目玉だぜ」

 

 「このバイオフォームも無限にある訳じゃないものね、数が安定するまで大切に使わないといけないわね」

 

 

その後しばらくバイオフォームを調べていると続々と医療オペレーターが集まり、最終的に先日傷を負って帰還した前衛オペレーターにこのバイオフォームを使用する流れになった

 

感想はと言うと

 

《傷口に蟻が這っているようだった》とか《針の塊を傷口に押し込まれたみたいに痛い》という効果=痛みという結論に至った

 

緊急時の麻酔薬としては上出来であったが好んで使用する物ではないと散々な結果だ、パフューマーは「医療術師がいないUNSCの兵隊さんは、あれを使わなきゃいけないのよね、不憫だわ・・・」と人類の技術の高さに対して融通の効かなさを嘆いていた...

 

 

 

 

∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∴∵∴∵

 

 

 

 

 

 「皆よく励んでるみたいだね」

 

 「そうですね、ドクター」

 

 

カフェラウンジでマグカップに口を付けるアーミヤは譲渡技術に関する調査報告書に目を通していた

 

《拳銃》、《麻酔薬》、《高機動装甲車両》、《格闘技術》等の詳細が数日分記載されている

 

この中で最も教導申請数が多かったのはワートホグ装甲車両であった

 

譲渡される現物はM41軽ガトリングガンがオミットされた輸送型で運転手、助手席、荷台に4人と計6人乗りが可能でボンネットの下には前方に収容された薄型の液体冷却水素注入ICE I / Cプラントと無限可変トランスミッションが搭載されている

 

操作性も全輪駆動であることからピーキーで慣れるまで横転させたりと苦労するが47度の急勾配でもガシガシと登り最高速度は時速125キロ、水素エンジンにより満タン時の移動可能距離は790キロメートル、バッテリーパックを搭載可能でパック数×移動可能距離が可能だ

 

タイヤは耐破裂性の単一ユニットナノチューブスケルトンを採用している、この比較的大きなオフロードタイヤは《Michelin-Vance社》と《AMGトランスポート・ダイナミクス社》の共同プロジェクトによって開発された

 

UNSCのエンジニアによりテラの環境に合わせてサスペンション、スプリング、ダンパー、ギアボックス、車高もダート(未舗装路)に対応しソフトにカスタマイズされ移動都市郊外において荒れた足場が多いテラにはばっちしオッケーだ(すぐに操縦をマスターしたクリフハート談)

 

水素燃料についてだが合成カーボンシリコン触媒を使用して非常に高い温度で燃焼し、ガソリンよりも遥かに優れた燃料消費を実現している

 

この水素エンジンはすべてのUNSC地上車両の標準的技術であり、約400年前に化石燃料ベースのエンジンの使用に取って代わる程になった

 

 

 「ロドスの外では087さんが助手席にに乗り込んで皆さんに教導しています、ローランドさんも教習に一役買って出て下さってるので助かってます」

 

 「へぇ・・・私も教導を受けてみようかな」

 

 「ドクターはそれよりもお仕事をなさってくださいね(ニッコリ)」

 

 「アッハイ」

 

 

今日のコーヒーはなんだかしょっぱく感じた

 

 

 「それとブルーチームのプロファイルも完成しました、見てみましょう」

 

 「おお!いいね」

 

 

1枚目はスパルタンⅡに関する情報、ここらへんはチェルノボーグで()()通りの内容だった

 

 

 「わからない単語が沢山出てきましたね、引用や脚注を同時に見るのが大変です」

 

 「だね、でもラスキー大佐から別に用意された資料もあるからわかりやすいよ、ローランドの通信端末もレンタルできたから質問とかもできるし、デスクワークも艦長としてもしっかり仕事ができる人なんだなぁ」

 

 

2人はまだ知らなかったのだ

スパルタンⅡが身体能力も戦闘能力も優れているのは直接見た者として知ってはいた、つもりだった

 

体力テストでアーツ関連以外の全ての科目を大幅に更新した彼らは、未だに真の実力を発揮していなかった事を・・・

 

 

 

 

 

 







 ☆第二次譲渡大戦☆

小物の次は使い捨て装備だ、UNSCから譲渡される便利なアイテムを積極的に使用し敵を蹴散らそう!

ネタ枠というかその内オペレーターに使わせる予定です


 ①バブルシールド
 手榴弾のような使い捨てデバイスのスイッチを押してから地面に叩きつけると展開するハニカム構造を採用した光学障壁を展開する、ロケットランチャーなら2発は耐えられるように出力を改良されておりオペレーターを守ることができるが展開中は内側からの攻撃も遮断してしまうので注意!

 ②M57 pilumロケットランチャー
 強力な成形炸薬弾を2発発射できる対装甲火器、モンロー/ノイマン効果で発生する熱々なメタルジェットを敵にぶちまけろ!

 ③M363スティッキーデトネーター
 拳銃式の発射器から磁気で敵に吸着する遠隔操作爆弾で敵をビビらせよう!良い戦果を出せば開発元のアケロン・セキュリティが喜ぶかもしれない

 ④発煙筒
 赤色の煙を出すスモークグレネード、使用するとUNSCのガンシップ部隊が火力支援してくれる、自陣と敵陣の位置を間違えて伝えないように!

 ⑤救援ビーコン
 使用すると部隊編成されていないスパルタンⅡがペリカンから飛び降りて駆けつけてくれる(使用コスト80)おしゃべり相手が欲しい時にも使えてgood!

プロファイルより、実際にHALOキャラクターからオペレーターとして使えるなら誰が使いたい?

  • リンダ・プラヴディン
  • ケリー・シャドック
  • フレデリック・エルズワース
  • マスターチーフ
  • ゼル・ヴァダム(アービター)←参戦予定
  • 全員よこせ
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