一通り書いてから「あれ?7000文字しかないのか」と自分でもボリュームに不服ですが・・・致し方無し
そしてアンケートの結果第二次譲渡はバブルシールドになりました、ロケットランチャーをおもむろに取り出してぶちかますスズランやススーロを想像したら何か笑える、笑いの沸点が低いと大変だ・・・
──11日前
引火した車両から燃え移り肌が焼け焦げた年輩の男性
倒壊したコンクリート製の建築物の下敷きになり虚ろな表情のまま溢れる血溜まりに濡れた若い女性
背中から切り付けられ俯せに倒れる警察官
静寂と破壊の爪痕のみが木霊する賑やかであっただろうかつての街並み
二次災害により死亡した未曾有の人々
先ほどまで街で買い物をしていたであろう家族、子を母が抱きしめて庇い、子と母を体で覆い庇う父親の骸
まだ人っ子1人居ない未知の外惑星に取り残される方がマシだと思える、見るも無惨な惨劇の広場
その時マスターチーフの後方から微かに声がした
チーフが振り向くと腹部と頭部にひどい裂傷を負ったチェルノボーグの民間人が街路樹の植え込みの影から最後の気力を振り絞り声を出していた
男か、女か、それは植え込みの影でわからない、だが薬指にエンゲージリングを嵌めていた
生死を確かめるべくチーフは近づく
『・・・っぁ・・・ぅ・・・』
『・・・』
『・・・ぁ・・・ぐ・・・た・・・けて・・・』
『・・・』
チーフは動じなかった、どのみちこの傷では助けたところで長くは持たない
脱出時ならともかくこれからスパルタンⅡは作戦を行わなければならなかった
チーフは選択を選ばなくてはならない──
踵を返しアーマーの重量感がありありと伝わる足音を鳴らしながら離れる
『・・・づぁ・・・まっ・・・で・・・』
取った行動は、置き去りだ
『いいの?チーフ』
『・・・足手まといになる、どのみちUNSCに登録された植民地惑星の正規市民ではない、最期を看取る必要も・・・義務も無い』
『全くもって酷な話だがな、ケリーには悪いが俺もチーフに賛同だ、
『フレッドまで』
『相手が善か悪かの違いだけで、これから俺達がやろうとしてる事もレユニオンと同じ虐殺なんだ、虐殺するレユニオンを虐殺するから因果応報ってだけだが・・・』
『ハァ・・・そうね、その通りよ』
足を進めながらケリーは振り向く
・・・生を懇願した弱々しい命は、既に事切れていた
『ご免なさい、成仏して頂戴ね』
ケリーは誰にも聞き取れない程度に呟いた
脳裏に写し出される鮮明な惨劇
今でも忘れる事は、決してない
忘れる訳にはいかない、あの日──
西暦2552年 10月 20日
UNSC Emergency Priority Order 098831A-1
第1項
国連宇宙司令部 非常事態優先命令事項 098831A-1
暗号化コード: 赤
公開鍵: file/ First light/
送信元: UNSC/NAVCOM艦隊司令官ワード
送信先: 全UNSC要員
主題: 司令官 命令 098831A-1
分類法: 制限 BGX ダイレクティブ
UNSCに属する者は、それを《コール
地球軌道のアウターコロニーと地球を守るために全UNSC所属艦船とステーションはコヴナント軍をUNSCコア・エリアへ導く可能性のある無傷のナビゲーションデータベースを奪われてはならない。
もしコヴナント軍に拿捕される可能性がある、又は接近してきた場合、以下の事項を直ちに実行しなければならない
1. 艦船上の全データベースにおいて惑星間データネットワークを消去する
2. 全データが消去されたことを確実に確認するため3回のスクリーンチェックとバックアップを開始する
3. ウイルスデータスキャナーを処分すること
4. 惑星もしくは敵軍から撤退する場合は必ずインナーコロニーと地球以外の方向のランダムに生成された座標に向かってスリップスペース入りしなくてはならない
5. コヴナント軍に拿捕される可能性のある艦船は自爆もしくはAIの除去を行わなくてはならない
この命令に対する違反は反逆罪に該当する。UNSC軍事法JAG 845-PとJAG 7556-Lに従って処刑、又は厳罰に処される。
このコール・プロトコルが発令されるにあたってもう1つUNSCが執り行っていたことがある
それは
わかりやすく言えば軍属と一部業者の艦船は地球に戻ってきたら処刑。という意味である
そんな中太陽系の座標を知るわけもないコヴナントは地球にやってきたのだ
コヴナントが人類の本拠地、地球に攻撃を開始し、それを阻止するべく政府が発令した《地球防衛作戦》
攻撃を行ったコヴナントは
しかし人類もただやられていた訳ではない、地球に到来していたコヴナントに対して地球の軌道を漂う数百機近く配備された
コヴナント大戦自体が各植民地惑星と地球を含め400億という人類の総人口の内380億人以上が死者を出した大戦だがそれは別の機会にしよう
チーフ、ケリー、フレデリックの3人は当時の記憶がフラッシュバックされる
マスターチーフはヘルメットの中で目を細め、強く歯を噛み締めた
ここで脚を止めるつもりはない、止めてはいけない、進み続けなければならない
決して後ろを振り向かずに
目の前にいるのは、たった1人の弱者だが
彼等の後ろには、大勢の弱者がいるのだから──
──────
────
──
─ 30分後・・・ ─
『・・・Oly Oly Oxen Free』
チーフが小さな声で発する
この言葉はスパルタンⅡが幼少の候補生時代から使用されてきたスパルタンⅡのみが知る《現在地の安全を
この言葉を皮切りに2人のスパルタンが現れる、1人は既に移動都市の外にある崖に配置済みだ
『あーあ・・・それにしたって、ひっでぇモンだな』
『移動都市1つを植民地惑星としてカウントすれば住民は3万人そこいらよ、アウターコロニーや《惑星リーチ》に比べればかなり小規模だけれど良い気分じゃないわ』
『だな・・・どうにも《惑星リーチ防衛戦》と地球防衛戦を思い出しちまう』
『お喋りは終わりにしよう、行動開始だ』
マスターチーフが号令を出すとブルーチームは早急に行動を始めた
ケリーはスラスターを吹かし、瓦礫を飛び越えブルーチームが事前に入手した《ロドスの者達が向かう》であろう施設へ走り抜ける、主な仕事はロドスの者が侵入・脱出しやすいようにある程度破壊工作をしておく事だ
フレデリックは廃墟を見上げると腕力とスラスターでわずかなタイルの繋ぎ目やコンクリートのひび割れに指を引っ掛けまるでアメリカン・コミックスの《ミスター蜘蛛男》のように十数階立ての建造物をよじ登ってゆく、割り振られた仕事は《アルテミスの生体レーダー》を使用し半径2km内の暴徒やレユニオンを排除する事である
リンダの仕事は超長距離からロドスの者達への狙撃支援、勿論此方からロドスに接触するまでは狙撃を悟られてはならない、そのためロドスの後方の対象のみに狙撃を行う手筈になっている
『・・・シエラ117、ミッションコード。ブルーチーム各員に通達』
『事前に入手した情報を頼りに
チーフからの最終確認が入る
ブルーチームの3名は各自割り振られた役割を全うするべく行動を始めた
『オペレーション《
『『『
─ レユニオンside ─
「おい、お前は聞いたか」
「あ?何をだよ」
「偵察部隊の事さ、応答も帰還した奴も居ないんだとよ」
「ンだよ・・・どうせ
「その偵察部隊を見に行って戻ってきた部隊の話しじゃ、あの
チェルノボーグの市街地を移動する大人数の内の2人が会話をしている
この質問を投げ掛けたレユニオンの上級構成員は暫し前から偵察に出ていた部隊から完全に応答が無くなっていた事をレユニオン前哨基地から漏れ聞いていた
この偵察部隊には偵察後、直接強襲を仕掛けられるように
「たしか・・・
一切の身分や経歴は不明とされるレユニオンの中でも特に高い戦闘力を持つヴェンデッタ、その1人は偵察部隊の1つに編成されていた筈だ、と
「偵察部隊のヴェンデッタ?・・・あぁ、アイツか・・・なーんも喋らねェのにやたら殺意と実力だけはマジなヤツだったな」
「──でだ、ソイツがな・・・死んだって話しなんだよ」
それは予想外だ、確かにロドスの
それでもヴェンデッタはそんな簡単に死ぬようなタマか?
少々信じがたいがその悪魔という奴らがどれだけ強いのだろうか考えてみる
別に他所の奴らを見くびっている訳じゃない、贔屓目に見てもヴェンデッタの実力はレユニオン内でも間違いなくトップクラス、レユニオン幹部に比例できる奴らだ
それだけの実力主義者が?死んだ?つまらないジョークだ
「で、何で死んだって判んだよ?」
「
オマケに得物には柄を握ったままの両腕が残ってたそうだ
という言葉も付けた
「・・・バケモンかよ・・・」
「それ以外、何て言えるんだ?偵察部隊とはいえヴェンデッタ含めた中規模部隊を簡単に壊滅させられるヤツらに・・・」
2人は歩きながら固唾を飲むが進行の足音にそれは消えていた
しかしその小鳥の
──それがこの上級私兵部隊を引き連れたレユニオン・ムーブメント首領、タルラだった
龍のような角と美しい白銀の髪が揺れる
少し前から噂には聞いていた悪魔が
(フン・・・悪魔・・・か)
(面白い、少々面倒だが終局点に待ち受ける障害が多い方が欲しいものを得た時の喜びと栄光はそれ相応に増すものだ・・・)
(そして旧先民よりも古代に存在する兵器を手中に収め、ウルサスこそが、このテラの覇権を手にする・・・)
「もう間もなくだ・・・ガーディアンを・・・必ずやこの手中に・・・」
タルラはどこか焦点が合わない笑みを溢した
あぁそうだ、なんてことはない
ただこれだけのこと
そうなる筈だった
あの悪魔が現れるまでは・・・
──────
────
──
─ ロドス・アイランド 資料室 ─
「1つ質問いいかな?」
「ええドクター、何でしょう」
ドクターがローランドに問いかけ、ローランドが映像を停止する
現在ロドスの資料室でマスターチーフがチェルノボーグでミョルニルアーマーのヘルメットの映像を保存した作戦記録を確認していた
この場に確認できるのは
ロドス陣営
《アーミヤ》《ドクター》《ドーベルマン》《Ace》《ニアール》《ブレイズ》の6名
チェルノボーグ事変の関係者から階級や関係性が高い者を集めたがブレイズは勉強の為と称してAceの肩に拳を「うりうり」と当てながら無理やり付いてきた、よほどタルラを撃退した強者のやり方が気になるのだろう
UNSCからは小型端末から姿を映すローランドのみ、ラスキー艦長はインフィニティのクルー達とSFFTL機関に付きっきりであるため欠席している
当のブルーチームはインフィニティに一度戻りミョルニルアーマーの点検を行い各種アップグレードされた装備の選別と補給をしているらしい
「これはスパルタンⅡがこちらと接触する前の出来事なのはわかったけど、どうしてレユニオンがチェルノボーグに進行していた情報を知っているんだい?」
「ブルーチームはテラに漂流した後、独自に調査を進める途中にある人物を拘束し取り調べをしていたそうで・・・その人物の供述に『チェルノボーグにレユニオンが来る』という話をされた訳ですな」
ローランドは息継ぎをして続ける
「そこでブルーチームはレユニオンの存在を認知したらしくその人物もレユニオンに武器を流していた裏商人だったことも判明、さらに調査を進め内通者を探し当て、口を割らせて後始末、レユニオンを妨害しロドスに接触する──という流れです」
「
「UNSCではテロ加担者への取り調べ=拷問・抹消なのでテラの皆さんにとって些か見聞が悪いでしょう、テロリストの侵入手引きをしておいて逃亡する内通者を野放しにしないあたりスパルタンⅡはまるで容赦がない」
ハハハ・・・まるで《ターミネーター》だ
そう言い笑うローランドを何ともいえない顔で見るロドス陣達を他所にローランドは映像をタルラの部隊と交戦するシーンから再生した
──────
────
──
『クソッ!クソッ!なんなんだアイツ!こっちの攻撃が全く当たら──ごびゅ』
チーフが放つボウガンの矢が40メートルはあろう距離からレユニオン兵の頬骨を貫く
次の矢を装填せず投げ捨てるといつ用意したのかコンパウンドボウを瓦礫の中から拾い上げる
まるで、言葉に表すなら──《災害》
生き物では到底太刀打ちできない暴虐の風は猛威を振るい、正に《悪魔》の名に相応しい
粒揃いである筈のレユニオン部隊は瞬く間に悪魔の雄叫びに呑まれ、潰れたカエルのような断末魔と共に事切れてゆく
再度矢をコンパウンドボウに添えて引き絞る、テラの中の筋力ランキングをゴッソリ塗り替える程の膂力で引き放たれた矢は『ボンッ』と空気を切り裂く轟音を纏わせ、化物が獲物の喉を食い千切らんとばかりに風穴を開け前衛と重装兵、合わせて20人近いレユニオン上級兵を壊滅させた
未だに悪魔の毒牙に掛からず生き残っている者は口にこそ出さなかったが次に死ぬのは自分かも知れない、こんな理不尽に殺されるのは嫌だ──と、誰もが同じ事を思いながら悪魔に対峙する
スパルタンⅡを知りつつ、彼らを良く思わない者達はスパルタンⅡを《脳筋の擬人化》《
前線を壊滅され気圧され微動だにしなくなったレユニオンの兵を瓦礫の上から見下ろす、迷いのない暴力が、今振り下ろされようとしている
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──
対峙したるは《紅蓮の炎》
対峙したるは《魔窟の主》
打ち出すは《灼熱の焔》
打ち出すは《鉛の魔弾》
見据えるは《怪物の眼》
見据えるは《恒星の瞳》
一進一退も許さぬ眼前の肝比べ
鍔迫り合いを思わせる領域の技
炎の壁を造るも悪魔は臆せず真正面から食い破る
至近距離で放たれた鉛弾を熱で蒸発させる
風の壁を纏った拳が顔面を通りすぎる
片刃の剣を拳の甲が火花を散らし受け流す
時間にしてものの数分だが体感した時間は1時間以上に感じた、それ程まで濃厚な隙の探り合いであった
事前に打ち合わせをした舞のような舞踏は、その場で見るものが居れば行きを飲むフィクション作品のように見えるだろう
だが今宵の戦場はタルラとマスターチーフの2人舞台
悪魔の蹴り込みを剣で受け飛び退くタルラ
その心は死と隣り合わせの戦いに感化され脳内でアドレナリンが分泌されている
久方ぶりだろう、ここまで心行くまで想わせる強者は──
だがそれでもこの悪魔の狙いは
もしくは、私を退けるのが目的か
どちらかが死ぬまで凌ぎを削るのも悪くない、しかし私には死ぬことなく成就させねばならない
そしヤツも私を殺す事ではなく、チェルノボーグから離れさせるという
今のままではどんぐりの背比べにしかならないだろう
私とて災厄の隕石を防げる手立ては流石にない
今回ばかりは、ヤツの思惑通り引き下がるとしよう、おめおめと引いては良くない尾びれがつくかもしれないが、それについては後々考えれば良い
熾烈な戦いであったのは間違いないのだから脱出に専念していたと言えばなんとでもなる
『・・・今は時間が惜しい、癪だが今回は引く事にしよう』
『・・・』
『なに、また再戦の機会もある・・・だろう?』
『──!! 何故その言葉を知っている』
『答える義理は無い』
チーフはタルラに問い詰めようと走り出す
だがタルラが造った炎の壁をスパルタンチャージで食い破るも、既にタルラは身を引いたのか其処には居なかった
『・・・何故、
『・・・コルタナ・・・』
チーフの複数の感情が入り交じった声に答える者は居なかった
そこでログは終了している、続きはロドスとの接触──ブルーチームとの合流からだった
リクレイマー・・・一体何ディアンなんだ・・・
次回からはepisode2 相思相殺になります
龍門やペンギン急便などの組織も登場しますがいろいろ端折るというか強気なロドスがあるかもしれないです、なんてったってUNSCとかいうおっきい後ろ楯が付いたので・・・
あとですね、フリゲート艦と思わしきUNSC艦が主砲を発射するシーンをHALO INFINITE のマルチモードから確認されたした、すっげぇ圧掛けられそう・・・動画はこちらから↓↓
halo infinite - frigate fires at assault carrier
※海外の方ですが一応許可は取りました
プロファイルより、実際にHALOキャラクターからオペレーターとして使えるなら誰が使いたい?
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リンダ・プラヴディン
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ケリー・シャドック
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フレデリック・エルズワース
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マスターチーフ
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ゼル・ヴァダム(アービター)←参戦予定
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全員よこせ