He is immortal Transporter   作:trois

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ハイ、troisです。
また新しい作品書いちゃいました。
また悪い癖が出ちゃいました。

あ、これと並行して雇われの方も進める予定です。




依頼No. 01-1

昔、爆発があった

この『宇宙』は、爆発から産まれた

 

昔、爆発があった

この『星』は、爆発から産まれた

 

昔、爆発があった

この『生命』は、爆発から産まれた

 

そして、生まれた『生命』は、『天災』に怯える。

 

それでも、『爆発』から生まれた『生命』の私達は、今日も『天災』の降り注ぐ、この『星』にしがみついて生きていく。

 

 

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配送人への指名配送依頼

 

依頼主: 龍門中央病院副院長 ミヅチ

 

移動都市 龍門より東に19キロの地点にある村へ薬品を届けてもらいたい。

 

できるだけ早く届けてもらいたい。それと中身は壊れ物なので、気をつけて配送してくれ。

いつも頼りにしてしまって申し訳ない。よろしく頼む。

 

内容物: ・オキシトシン 700g

・スマートドラッグ 690g

・栄養剤 800g

・救急キット 4.5kg

合計: 6.9kg

 

特記事項:⚠️水没注意、こわれもの。

 

この配送依頼を受領しますか? YES or NO

 

 

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【配送依頼 No.1 】

 

 

知り合いから借り受けたリバーストライクに増設した、壊れ物用のクッション材が敷き詰められたケースに、FRAGILEとテープの貼ってある依頼物を収納し、ゴーグルをかける。そして乗り込みモーターの電源をONに。このトライクは源石エンジンではなく、珍しいバッテリー駆動式なので、バッテリーの電圧などの異常が無いこと確認し、軽くアクセルを吹かす。

ビルに囲まれた、アスファルトで舗装された道を五分ほど走り、ゲート手前の受付で手続きを済ませようとする。

 

 

まだ若い精悍な顔つきのクランタの職員…名札にはニールと書かれているのが見えた。

 

移動都市の出入りにはいくつか質問に答える必要がある。テロ対策と、犯罪者が逃走しないように大都市では大体実施されている。

「今回はどちらまで?」

「トランスポーターの仕事で、少し離れた場所にある村まで薬を届けに。」

 

「中身を改めさせてもらっても?」

「構いません。ただ丁寧に扱ってください。」

そう言って彼は中身を検査しようとしたが、もう1人。

胸元にトムの文字の刻まれた制服を着たリーベリの男がそれを止める。

 

 

「おい、ちょっと変われ。…よし。どうもお疲れ様です、トーンさん。先日は母の手紙を届けてくれてありがとうございました!」

 

「なに、気にする事じゃない。それに色んな所を見て回るのは好きでね。あんなに緑に溢れた場所は初めてだったよ。」

実際緑が多く、森の中の湖は幻想的だった。

「ならよかった。あそこは私の故郷なんですけど、緑が多い事ぐらいしか取り柄がないんで…」

そう、前に1度彼から依頼を受けた事があり顔馴染みなのだ。

 

「よし、梱包におかしい所はない。一応、配達証明証を見ても良いですか?」

 

腰のポーチのチャックを開けて、中から証明証を取り出してトムに手渡すと納得が言った表情でそれを返された。

 

「あぁミヅチさんからだったんですね。場所は……?トーンさん、この村なんですけど先日近くを天災が掠めて行った筈です。なんでもしかしたら、感染生物が居るかも知れません。お気を付けて。」

 

「感染生物って言うと、オリジムシかその辺か。わかった。あまり刺激しないようにするよ。それとこれ、やるよ。」

 

そう言って、もう一度壊れ物用のケースに収納し別れ際にとあるチケットを2枚渡しておく。

受け取ったトムは訝しんだ後、目を見開いた。

 

「なんですこれ?…これ、ソラたんのライブチケットじゃないですか!」

 

何を隠そうこの男、アイドルであるソラの大ファンなのである。

グッズを全て買い揃え、ライブなどには必ず行くほどの。

だが今回のチケットは手に入らなかったと嘆いていたのを覚えていた。

 

「この前皇帝から貰ったんだ。俺は1枚持ってるからやるよ。もう1枚はあの新人でも連れてってやれ。どうせ一緒に行くような彼女は居ないだろう。」

 

笑ってトライクにまたがる。

ちょっとおちょくったトムは何故か笑っていた。

「ニヤニヤして…どうした。ちょっと気持ち悪いぞ?」

「ふっふっふ…実はこの前彼女出来たんすよ。今度デートに誘おうと思って、予定組んでたんです。彼女もソラたんのライブに行きたいって言ってたんで、ありがたいです。」

 

「お前に彼女が?物好きなやつも居たもんだ。……冗談だよ、お前ほど責任感の強い奴は滅多に居ない。彼女の事、大切にしろよ。とりあえずゲートを開けてもらっていいか?」

 

「了解です、おいニール、ゲートを開けて昇降機の準備だ。」

了解でーすと言う声と共に、重苦しい音をたてながらゲートが開いていく。

 

「お気を付けて。」

「おう、行ってくる。」

 

昇降機で荒野に降り、スロットルを捻り、眼前に広がる荒野に向けて走り出す。

 

さぁ、出発だ。

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