中津の四季島皇帝生活   作:阿鬼羅

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出師の表

明治35年8月8日この日聯合艦隊旗艦に戦艦薩摩が任命同時に第1艦隊を聯合艦隊司令部直属となった。そしてこの日薩摩会議室に各艦隊司令官が集められた

 

参加者一覧

聯合艦隊司令長官長谷川晴忠大将

聯合艦隊参謀総長ウィリアム・ズムウェル中将

第1艦隊司令官トム・ラントリス中将

第2艦隊司令官伊藤忠直中将

第3艦隊司令官スコット・ヨークドル中将

第4艦隊司令官シュバリス・マルトス中将

第5艦隊司令官佐田明秀中将

統合参謀本部作戦課員杉村貞一准将

 

聯合艦隊旗艦薩摩会議室

 

長谷川「うむでは各艦隊司令官諸君知っての通り次の敵はルーシとなる参謀総長敵艦隊の規模を」

 

ズムウェル「はい、まずウラジオに装甲巡洋艦3防護巡洋艦2武装貨客船1水雷艇12旅順に戦艦9巡洋艦10水雷艇25その他多数が展開また来援する艦隊は戦艦10海防戦艦3装甲巡洋艦2防護巡洋艦9その他20隻と思われる」

 

長谷川「これに対して我々は戦艦12装甲巡洋艦8防護巡洋艦42駆逐艦132航用型水雷艇132となるがその他装甲艦16装甲フリゲート艦20コルベット36哨戒通報艦20がいるが陸軍の補給船団を守るために装甲艦や装甲フリゲート艦、コルベットは護衛に廻さねばならん。また哨戒通報艦も敵艦隊捕捉のために各地に展開させるその他アラスカにも小艦隊を配備するその為に防護巡洋艦2駆逐艦24装甲艦4装甲フリゲート艦4をアラスカ要塞泊地に廻すこととなる。よって残りの戦艦12装甲巡洋艦8防護巡洋艦40駆逐艦108航用型水雷艇132これが敵主力艦隊に当てれる兵力となる」

 

伊藤「うむ、戦艦は我が方の約2倍巡洋艦以下の戦力ではこちらが優勢とはいえ」

 

ヨークドル「下手をすれば押し切られますね」

 

マルトス「その前に巡洋艦が足りんなウラジオ艦隊捕捉と殲滅には新型の1個装甲巡洋艦戦隊と2個防護巡洋艦戦隊はほしいどうにかならんか?」

 

佐田「確かに装甲巡洋艦は無理でも防護巡洋艦ならどうにかなりそうですが」

 

ラントリス「艦本に聞くか」

 

杉村「増やそうと思えば増やせますが指揮はどなたが取られるので、小官はアントエル統合参謀本部議長から2個艦隊の増設は陛下からの御許可を頂いていると聞いております」

 

伊藤「坂崎栗秋中将はどうだろうかアラスカ駐留艦隊司令の」

 

ラントリス「ならもう1個艦隊はファルマン中将でどうかな」

 

ズムウェル「先年トルコ派遣艦隊司令官を務めたあのファルマン中将か?」

 

ラントリス「そのシャートル・ファルマン中将だ」

 

長谷川「ならば両名にそれぞれ第6第7艦隊を率いてもらおう」

 

翌9日新たに2個艦隊分の防護巡洋艦16隻のみを建造するはずであったが中津は艦本に第4艦隊以降の各艦隊に指揮設備を増設した4800トン級防護巡洋艦の建造を命じたこの防護巡洋艦は多摩型と命名され薄いが舷側装甲装備するなど防御性を高める設計をされていた

 

 

同年10月艦隊を再編成1部未就役艦を含むが未就役艦

聯合艦隊編成表

 

第1艦隊

司令官ラントリス中将

薩摩型戦艦8

出雲型装甲巡洋艦4

吉野型防護巡洋艦4

磯風型駆逐艦24

 

第2艦隊

司令官伊藤中将

出雲型装甲巡洋艦4

吉野型防護巡洋艦4

磯風型駆逐艦12

 

第3艦隊

司令官ヨークドル中将

安芸型戦艦4

吉野型防護巡洋艦4

磯風型駆逐艦12

 

第4艦隊

司令官マルトス中将

多摩型旗艦級防護巡洋艦1

吉野型防護巡洋艦7

磯風型駆逐艦12

 

第5艦隊

司令官佐田中将

多摩型旗艦級防護巡洋艦1

吉野型防護巡洋艦7

磯風型駆逐艦12

 

第6艦隊

司令官坂崎中将

多摩型旗艦級防護巡洋艦1

吉野型防護巡洋艦1

浪速型防護巡洋艦6

雷型駆逐艦12

 

第7艦隊

司令官ファルマン中将

多摩型旗艦級防護巡洋艦1

吉野型防護巡洋艦1

浪速型防護巡洋艦6

雷型駆逐艦12

 

アラスカ駐留艦隊

司令官島崎一鉄中将

浪速型防護巡洋艦2

武装砕氷艦6

雷型駆逐艦24

扶桑型装甲艦4

エリス型装甲フリゲート艦4

 

第1護衛艦隊

司令官山田広重少将

扶桑型装甲艦4

エリス型装甲フリゲート艦4

リア型コルベット12

 

第2護衛艦隊

司令官ケーニス・ドランスト少将

扶桑型装甲艦4

エリス型装甲フリゲート艦4

リア型コルベット12

 

第3護衛艦隊

司令官ジャック・メレヤス少将

扶桑型装甲艦4

エリス型装甲フリゲート艦4

リア型コルベット12

 

予備艦隊

浪速型防護巡洋艦16

雷型駆逐艦24

エリス型装甲フリゲート艦4

1型航用水雷艇36

2型航用水雷艇36

3型航用水雷艇60

 

哨戒艦隊(各地に展開司令部は聯合艦隊司令部に隣接)

司令官春島輝秀中将

涼島型哨戒通報艦16

晴島型哨戒通報艦4

徴用哨戒通報艦40

特設巡洋艦8

 

統合参謀本部直属

司令官アルトエル統合参謀本部議長が兼任

関東型工作艦4

機雷敷設艦12

砲艦16

 

第1練習艦隊

司令官ロドネル・パースト中将

笠間型練習巡洋艦4

白百合型航用練習艦16

 

第2練習艦隊

司令官風切秀徳中将

笠間型練習巡洋艦4

白百合型航用練習艦16

 

潜水艦隊

司令官オットー・マインリフ中将

1型潜水艦8隻(排水量600トン級45㎝魚雷発射管2基搭載魚雷6本)

2型潜水艦12隻(排水量750トン級45㎝魚雷発射管4基搭載魚雷16本)

 

輸送艦隊

5000トン級輸送艦200

3500トン級輸送艦450

 

基地航空隊

27年式偵察機72機

偵察飛行船20隻

 

 

同年10月2日陸軍参謀本部

この日各軍司令官達が集まり会議を行っていた

参加者一覧

陸軍大臣ラルフ・メーリトラン元帥

陸軍参謀総長ランドマン・レギオス大将

参謀副長島原左心中将

第1軍司令官ロイ・アーチボルド大将

第2軍司令官カール・マルチアス大将

第3軍司令官名島長白大将

第4軍司令官秋山虎徹大将

第5軍司令官レオン・カールスマン大将

第6軍司令官ジェフリー・ギャランドゥー大将

第1機動軍司令官フランドール・メイルマン大将

第2機動軍司令官中村金明大将

騎兵統合戦闘団司令官穴山勝氏大将

野戦風紀秩序委員リア・マイリフ上級委員(中将待遇)

 

メーリトラン「予定通りアーチボルド大将の第1軍は遼東半島に展開し旅順を孤立させるマルチアス大将の第2軍は半島に展開し展開しているルーシ軍を撃破その後鴨緑江を超えて奉天に展開名島大将の第3軍は海軍第5艦隊と共同で樺太を制圧秋山大将の第4軍は旅順要塞を攻略カールスマン大将、ギャランドゥー大将の第5第6軍は内地にて待機メイルマン大将の第1機動軍はマルチアス大将の第2軍に追従中村大将の第2機動軍は内地にて待機穴山大将の騎兵統合軍は満州に広く分派し南下するルーシ軍を漸減せよ」

 

レギオス「それとですがマイリフ上級委員の野戦風紀秩序委員は隷下の憲兵隊と共に占領地の治安維持に当たっていただきたい」

 

マイリフ「了承しました」

 

長島「この作戦案に異論のあるものはいないか?」

 

アーチボルド「異論なし」

 

秋山「1つ聞きたい、よろしいか?」

 

メーリトラン「構わん」

 

秋山「では、旅順要塞は頑強な要塞です我が第4軍の第4野戦砲師団のみでは攻略は厳しいかと」

 

メーリトラン「その件だが34式30.5㎝列車砲を6門用意したこれを持ち要塞に風穴を開けろとの事だ」

 

秋山「例の大型列車砲でですか、ですが6門では」

 

メーリトラン「うむ、それについては15口径28㎝砲を装備した第1第2攻城砲連隊を廻す、両連隊合わせれば24門となる先の34式と合わせれば十分に要塞攻略が可能だと統合参謀本部は見ている」

 

秋山「了解しました」

 

メーリトラン「それと半年で落としてほしいとの事だ」

 

秋山「半年ですか」

 

メーリトラン「うむ、攻城砲については内地から可能な限り送り込むとりあえずそれらが届くまでは今分配した砲で対処してくれよいな」

 

秋山「了解しました」

 

長島「他になにか聞きたいことのあるものはいるか?」

 

メーリトラン「おらんみたいだな、では会議は終いとする、諸君等の両肩に我が陸軍の延いては帝國の将来がかかっておるその事を忘れず奮戦する事を期待する」

 

「「「はい!」」」

 

陸軍編成表

第1軍司令官ロイ・アーチボルド大将

第1第2第3第4第5第6歩兵師団

第1野戦砲師団

軍本部

第1第2補給隊

第2軍司令官カール・マルチアス大将

第7第8第9第10第11第12歩兵師団

第2野戦砲師団

軍本部

第3第4補給隊

第3軍司令官名島長白大将

第13第14第15第16第17第18歩兵師団

第3野戦砲師団

軍本部

第5第6補給隊

第4軍司令官秋山虎徹大将

第19第20第21第22第23第24歩兵師団

第4野戦砲師団

第1第2攻城砲連隊(臨時編入)

列車砲隊(臨時編入)

第5軍司令官レオン・カールスマン大将

第25第26第27第28第29第30歩兵師団

第5野戦砲師団

第6軍司令官ジェフリー・ギャランドゥー大将

第31第32第33第34第35第36歩兵師団

第6野戦砲師団

第1機動軍司令官フランドール・メイルマン大将

第1第2第3第4装甲車師団

第2機動軍司令官中村金明大将

第5第6第7第8装甲車師団

騎兵統合戦闘団司令官穴山勝氏大将

第1第2第3第4第5第6騎兵旅団

 

 

そして明治37年2月8日史実と違い四季島帝國はルーシ帝国に対して宣戦を布告ついに四季ル戦争が開戦した


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