中津の四季島皇帝生活   作:阿鬼羅

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欧州大戦3.ユトランド沖海戦

1916年4月21日エングランド、スカパ・フロー

 

この日スカパ・フローに坂本龍玄海軍大将率いる四季島帝國海軍第1第2連合艦隊及び補助艦隊司令部直卒艦隊計160隻が入港エングランド本国艦隊との共同演習を開始した

 

司令官直卒艦隊

司令官坂本龍玄大将

改金剛型超弩級巡洋戦艦2隻(トルコ購入予定のものを2割増しの金額で買い取り終戦後返還予定)

金剛型超弩級巡洋戦艦4隻

浪速型防護巡洋艦4隻

長良型軽装巡洋艦4隻

龍驤型航空母艦2隻(48機搭載)

神風型駆逐艦24隻(新規建造)

艦載機96機(戦闘機48機、攻撃機24機爆撃も兼用、偵察機24機)

 

第1艦隊

司令官大宮勝太中将

扶桑型超弩級戦艦4隻

出雲改型装甲巡洋艦2隻

吉野型防護巡洋艦4隻

天龍型防護巡洋艦4隻

秋津洲型水上機母艦2隻

峯風型駆逐艦24隻

水上機48機

 

第2艦隊

司令官エドワルド・べムス中将

金剛型超弩級巡洋戦艦4隻

出雲改型装甲巡洋艦4隻

吉野型防護巡洋艦8隻

磯風型駆逐艦24隻

 

支援艦隊

司令官アドマイエル・バジー中将

丸島型給油艦8隻

時瀨型給炭艦15隻

特設巡洋艦ストーロフ

雷型護衛艦16隻

 

そして5月2日ドイツ第二帝国が中央戦線において攻勢を強めた魔の悪いことに展開していたエングランド、フランカ両軍は補給のため兵力の減少が起こっており、戦線突破を許すことになった、また情報の錯綜により戦線を貼り終えたときにはドイツ軍は西はソンム川周辺や沿岸部まで塹壕を掘り東側はダンケルク周辺にまで迫っていたのだ

 

これに対して四季島帝國陸軍は第5及び第6歩兵師団第1装甲車大隊をダンケルク方面に派遣同時にベルギウム第2師団ネーデルラント義勇軍3000も戦線に到着した、とはいえ四季島帝國遣欧派遣陸軍はベルギウム領内に閉じ込められる形となった

 

5月11日エングランド軍ソンムにて攻勢を開始その中で開発が終わっていた戦車markⅠ37両を投入対するドイツ軍は対装甲車用の22㎜速射砲を用いて11両を撃破、擱座させた、陸での失態を取り戻そうとするエングランド政府は海軍に艦隊決戦をもってドイツ艦隊を撃破するように下命、同時に四季島艦隊にも参加要請が出されていた、遣欧艦隊司令官坂本龍玄大将はこれを承諾したが、現在主力となりうる第1艦隊はダンケルク方面に派遣され艦砲射撃にてドイツ軍沿岸陣地攻撃を行っていた。

そして5月30日エングランド海軍151隻四季島艦隊80隻(第1艦隊はベルギウム戦線で足止め)対するドイツ艦隊は105隻(史実より早くバイエルン級2隻が戦列入り及びカイザー級とデアルフリンガー級が2隻ずつ追加建造されたことによる増加)

 

 

 

5月31日ビューティー提督率いる巡洋戦艦隊はユトランド沖海戦に到着すぐさまヒッパー提督率いるにドイツ偵察艦隊と交戦するも7隻の巡洋戦艦を有するピッパー艦隊に数的劣勢となっていたが質的には優勢を保っていたが、15時17分インディファティガブルが轟沈その後すぐにタイガーもAB両砲塔付近にて火災その後艦橋に命中弾を受け戦列を離脱

16時12分第5戦艦戦隊が戦列に参加、それを確認したピッパーは誘い込むために後退を命じた戦局を優位に進め始めたビューティーの元にタイガー、クイーン・メリーが轟沈したと報告が入った

 

ビューティー「な、そんなばかな、何が起きた?」

 

幕僚「不明です」

 

ビューティー「くっ、我が艦隊は今日は何かおかしいんじゃないか」

 

ビューティーが悪態をつくなか戦局は更に悪化した第5戦艦戦隊のマレーヤのB砲塔が被弾それによりB砲塔が機能停止となってしまった、何事かと確認するビューティーの眼下にバイエルン級超弩級戦艦2隻を先頭に大洋艦隊主力が姿を表す

 

なぜこんなに近づかれたと驚愕するビューティー、その時ビューティーの頭にある、そしてとても恐ろしい想定が産まれた

 

ビューティー(まさか、敵の狙いは本隊ではなくこの前衛の巡洋戦艦隊、その場合、我が艦隊は罠に自ら突っ込んだのか)

 

ビューティーの想定は当たっていた大洋艦隊を率いるシェア提督はエングランド本国艦隊本隊の撃破をハナから考えず(撃破したところで四季島艦隊が出張ってくるため)巡洋戦艦隊の撃破による重武装快速部隊の撃滅による制海権確立もしくはエングランド沿岸部警戒網の弱体化を狙っていた

 

ビューティーに悲報が立て続けて入る増援の第3巡洋戦艦戦隊のインフレキシブルとインヴィジブルがドイツ第3戦隊に捕まり撃沈されたとの報告が入る、続けて第1巡洋艦戦隊の装甲巡洋艦ディフェンス、ウォーリア、デューク・オブ・エジンバラが撃沈されブラック・プリンスが戦列を離れた離れざるをえなかった、また包囲されているビューティーの部隊も軽巡洋艦ファルマス駆逐艦ディフェンダー、アケロン、アリエル、アタックが撃沈されたと報告され、少しずつ戦力を削られていった。

 

そんな中ドイツ第3戦隊の弩級戦艦カイゼリンとプリンツ・レゲント・ルイトポルトが急行してきた四季島第2艦隊により撃沈されると戦局は傾きを戻した、この時戦線に参加したのは第2艦隊の先遣隊巡洋戦艦霧島を旗艦とする巡洋戦艦2装甲巡洋艦1駆逐艦8隻のささやかな艦隊であったがビューティーにはそれで充分であった。

 

来援を得たビューティーは艦隊に北進を下命したがそのときには第1駆逐連隊はゴスホーク、ラッピングを残し壊滅また第2艦隊も駆逐艦レギンか大破メリービリスが中破する被害を被っていた

 

17時2分べムス中将率いる第2艦隊本隊が到着大洋艦隊の包囲をこじ開けビューティー艦隊を救助した

 

ビューティー艦隊救助の報告受けたジェリコーは艦隊を前進させた、これを受けシェア提督は陣形を再編しつつ後退撤退を開始した、撤退に気づいたジェリコーは追撃を開始先頭を切ったのは第5戦艦戦隊であった、緒戦で全く見せ場を持てなかったこともあり追撃戦と聞き即座に進撃に移ったのである。

 

それに対してシェア提督はバイエルン級とケーニヒ級を最後尾に置きこれに対処マレーヤを欠きヴァリアントも損傷していたこともあり劣勢となっていた

 

それを支援するためにビューティーは座乗のライオンとプリンセス・ロイヤルそれに第13水雷戦隊を率いて援護に回った

 

18時過ぎシェアは総撤退を改めて命令それに対してビューティーは食らいついたがプリンセス・ロイヤルが大破の第2巡洋艦戦隊ハンプシャー、マンノイーターが撃沈され脚が止まったそのスキを付き脱出するドイツ艦隊に四季島第2艦隊その後方から司令部直属艦隊が猛追カイザーが大破リュッツオが轟沈モルトケ、フォン・デア・タン、ザイドリッツが中破以上の損害を受けたこの被害に顔を真っ青にするシェア

そして追撃を続ける四季島艦隊の前にバイエルン級超弩級戦艦バイエルン、バーラム、カイザー級弩級戦艦ドラゴニル、ビスマルク、デアルフリンガー級弩級巡洋戦艦アルミニウス、フリードリヒ・カールが立ち塞がる

 

シェア「何をしているのだ!?彼らは」

 

観測員「バイエルンから発光信号、我殿ヲ務メル、帝国二勝利アレ、です」

 

シェア「すまん」

 

涙を浮かべ拳を握るシェア

 

シェア「彼らの犠牲を無駄にするな全艦最大船速」

 

バイエルン艦橋

 

バールリッツ少将「済まんな、諸君の命私に預けてくれ、無理なら脱出してくれて構わん」

 

艦長「水臭いですぜ提督」

 

副長「被害対策よし」

 

砲術長「副砲弾の保管期限が切れそうなんで撃たせますね」

 

水雷長「どうせ使わない可能性高いんで今のうちに魚雷撃たせますね」

 

バールリッツ「お前ら、済まん、僚艦に伝えよ我殿ヲ務メル全艦離脱セヨ」

 

観測員「バーラムより発光信号水臭シ我貴艦二ツヅク、ドラゴニル、ビスマルク、アルミニウス、フリードリヒ・カールからも同様に」

 

バールリッツ「そうか」

 

艦長「さあーて、四季島艦隊に蹴りを入れますかな」

 

パールリッツ「そうだな、主砲目標敵コンゴウクラス当てていて、副砲群自由射撃、砲弾を惜しむな、水雷適当にばらまけ、当たらんでもよい敵の戦列を崩せ」

 

「「「Jawohl Unser Admiral(了解、我らが提督)」」」

 

砲術長「撃ちまくれ」

 

ドンドンドン

 

パシュパシュ

 

改金剛型超弩級巡洋戦艦グランドアーク艦橋

 

観測員「敵艦6殿を務めています」

 

副長「軽装巡洋艦長良戦列を離れる」

 

艦長「怯むな撃ち返せ」

 

坂本「敵もやるものだな、そう思わんかね、ビーラス参謀長」

 

アルフレッド・ビーラス「はい、ですが大勢は決したと」

 

坂本「決したよ、だがそれでも足掻くものらはいるのだよ、直属艦隊全艦砲火をあの6隻に集中せよ、敵本隊追撃は第2艦隊に」

 

ドカーーン

 

坂本「どうした!?」

 

参謀「シャイニーアークが!火災発生被害甚大のもよう」

 

坂本「シャイニーアークが!?」

 

通信士「シャイニーアークより入電3、4番砲使用不能各所で火災発生、機関推力低下追従不能戦列を離れる」

 

坂本「先の命令変更エングランド艦隊に通信、我敵殿ヲ殲滅セントスル、本隊追撃ハ貴艦隊ニ任セル、第2艦隊に伝えろ敵殿ヲ殲滅セヨ、いいな、それと軽装巡洋艦五十鈴駆逐艦神風、春風はシャイニーアークを護衛先に離脱した長良と合流退避中の空母と共に離脱するエングランド艦隊に続きスカパ・フローに帰還せよ」

 

「「「了解」」」

 

殿の6隻が猛撃を受ける中第1第3魚雷艦隊及び第5魚雷艇隊がバイエルンらに続けとばかりにエングランド本隊に吶喊撤退する本隊の支援をうけ全滅するも第4戦艦隊を壊滅させ第6戦艦隊ハーキュリーズを撃沈することに成功した

 

そして19時17分最後まで抵抗した超弩級戦艦バーラムが四季島艦隊に降伏

 

史実よりも多数の艦艇を双方失ったエングランド艦隊は弩級戦艦4超弩級巡洋戦艦3弩級巡洋戦艦2装甲巡洋艦6軽巡洋艦2駆逐艦15を撃沈され超弩級戦艦4弩級戦艦2超弩級巡洋戦艦1その他多数を損傷戦死1万2714名負傷1241名

四季島艦隊も防護巡洋艦1駆逐艦9を喪失超弩級巡洋戦艦5装甲巡洋艦2軽装巡洋艦2駆逐艦7が損傷戦死1412名負傷1751名

ドイツ艦隊は超弩級戦艦1弩級戦艦4弩級巡洋戦艦3前弩級戦艦2駆逐艦11隻を喪失超弩級戦艦1を拿捕され弩級戦艦2弩級巡洋戦艦5その他多数を損傷戦死7241名負傷2419名

 

これを受けエングランド海軍第一海軍卿以下海軍上役や政府は頭を悩ませることになる、エングランド海軍の超弩級弩級巡洋戦艦はほぼ全てがドック入りすることになり未だ健在なデアルフリンガー級2隻に対する備えを失ったのである、これは大西洋な制海権に多大なる影響を与えることになる、またザイドリッツも被害軽微との報告があり3隻の弩級巡洋戦艦に対するカードはニュージーランド1隻のみ、これを受け四季島艦隊に航路防衛のために金剛型もしくは筑波型の大西洋パトロールを要請

 

要請を受けた四季島遣欧艦隊司令部は地中海から第5艦隊を呼び寄せ先の海戦で無傷な比叡、ヤノーシェ、金剛、傷の浅い霧島を海域警戒に派遣予備としてスカパ・フローにグランドアーク、メリーブランド展開させ、榛名、ペールベルク、カルメス、ガラード・レムをスカパ・フローで修復しようとするもエングランド艦隊を優先せざるを得ず、フランカ領ブレスト、ロリアンにて2隻ずつ修復することとなった。

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