中津の四季島皇帝生活   作:阿鬼羅

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この作品ではお久し振りです、このあたりから歴史が滅茶苦茶壊れ始めます


欧州大戦4.発動天元作戦

1917年2月1日ドイツ第二帝国無制限潜水艦作戦を再開、対する連合国海軍は各航路上にて船団護衛を開始するもエングランド、フランカ海軍は対潜戦術の未熟さ故に多数の護衛艦艇を喪失1月で17隻の駆逐艦と41隻の輸送船舶を喪失する結果となった。

これにより両国は四季島帝國にさらなる護衛艦隊の派遣を要請、要請を受けた四季島帝國政府は新設された第4第5第6護衛艦隊を派遣、この艦隊には輸送船に飛行甲板貼り付けたMACシップが各護衛艦隊に2隻が配備され対潜哨戒、飛行船警戒の任に当てられていた

 

大西洋アイスランド沖第5護衛艦隊航空運用艦晴潮丸

 

通信士「ハ3号より敵潜発見とのこと」

 

艦長「ハ4号と即応待機中のハ5号を回せ」

 

U12指揮所

 

艦長「だめだ、見つかった、潜望鏡降ろせダウントリム15急速潜航」

 

副長「急速潜航」

 

艦長「ここまで濃密な対潜防護網では手が出せん」

 

副長「航空機、四季島艦隊でしょうか」

 

艦長「それ以外あるまい、致し方ない針路反転なんとしてでも生きて帰るぞ」

 

副長「了解」

 

このように撃沈出来なくとも船団に近づくことを抑止する事により船団護衛を行っていた

 

2月11日四季島軍遣欧派遣軍司令部はダンケルクを包囲するように展開し後方遮断するドイツ野戦軍撃破及び戦局打開のために天元作戦を敢行膠着する盤面に一石を放り戦局の転換を狙った。

五段階に及ぶ作戦の第一段階蟹の鋏落とし作戦にはダンケルクに籠もる第5師団を除いた第1軍4個歩兵師団それに第1第2戦車連隊、混成第1近衛旅団第1第2第4艦隊及び司令部直属艦隊空軍遣欧航空団、それにベルギウム歩兵2個師団エングランド第9師団ネーデルラント義勇兵団が参加作戦としては艦隊の攻撃でダンケルク周辺のドイツ軍陣地を攻撃特に防備の薄いロオン=プラージュ近辺に猛撃を加え第1師団の露払いを行いその後航空攻撃で小規模陣地に襲撃を敢行そして地上部隊を鋏の両側そして腕に攻撃しダンケルク攻囲を解くとした、特に腕の部分は西からエングランド軍東から第4師団による挟撃を行い可及的速やかに陣地を奪取しダンケルク攻囲軍を包囲する役目があった

 

2月11日ダンケルク沖午前1時20分

 

ダンケルク沖超弩級戦艦扶桑艦橋

 

大宮「時間だな、全艦砲撃始め」

 

この時第1艦隊及び第2艦隊の行動可能な超弩級戦艦超弩級巡洋戦艦合わせ11隻がダンケルク近郊ロオン=プラージュのドイツ軍陣地に猛撃開始そして

 

午前3時40分

 

空母龍驤艦橋

 

原兼久中将「全機発艦」

 

そして二の矢として原兼久中将が指揮する司令官直属艦隊及び第4艦隊の空母5隻とMACシップ4隻と遣欧航空隊等四季島航空隊計586機とベルギウム空軍79機による航空攻撃で始まった。

 

ダンケルク西方ドイツ軍対空陣地

 

ドイツ砲兵中佐「急げ敵は近いぞ」

 

ドンドンドン

 

艦砲射撃を生き残ったドイツ対空陣地も鹵獲した四季島製52㎜高射砲や9㎜機銃ルーシ製37㎜対空速射砲エングランド製1ポンド砲フランカ製8㎜機銃で抵抗するも夜間であったこともあり練度の低いベルギウム軍機7機を撃墜するにとどまったそして

 

 

午前6時10分ダンケルク西方30㎞の地点第1師団砲列

 

四季島砲兵中佐「よし、砲撃開始」

 

午前6時10分第1師団所属の野戦重砲連隊及び第1軍軍砲兵及び第1砲兵師団が砲弾の釣瓶撃ちを敢行

 

ドンドンドンドンドンドンドンドンドン

シャァーーーー

 

撃ち出される砲弾と噴進弾が10㎞の距離にあるドイツ軍前衛塹壕陣地を吹き飛ばした

 

四季島歩兵少佐「今だ総員着剣突撃」

 

わあーーーー

 

午前7時20分第1第2歩兵連隊とベルギウム歩兵第1師団が突撃を開始対するドイツ軍は新兵器として戦車A7V9両に鹵獲したMark.Ⅰ7両やRW11装甲車21両を投入したが四季島軍も第1戦車連隊の新兵器4年式戦車の前に骸を晒すこととなった

 

四季島車長「正面700に敵ブリキ缶弾種徹甲撃て」

 

ドン

 

ドカーン

 

対戦車戦闘をあまり考慮していないドイツ軍戦車装甲車部隊に対して最初から対戦車耐装甲戦闘を考慮し40口径37㎜戦車砲を装備し前面装甲25㎜と厚くなっているためドイツ軍の22㎜対装甲ライフルを弾くことに成功していた

 

ドイツ戦車車長1『くそ、こっちの主砲じゃ歯が立たん』

 

ドイツ戦車車長2『4号車が殺られた』

 

ドイツ戦車隊少佐『怯むな撃て』

 

ドイツ軍通信兵『敵の大攻撃です、援軍をこのままでは持たない』

 

 

 

このとき戦線には2個戦車大隊72両が突入しドイツ軍前線を突破その後方から2個連隊が強襲戦線を抜かれたドイツ軍戦列は崩壊遂に数カ月間陸地から孤立していたダンケルク攻囲の一角を崩すこととなった

 

 

ダンケルク攻囲の一角が崩れた同時刻ダンケルクベルギウム方面を守るドイツ軍にも四季島軍が襲いかかるこの攻撃には第2第3師団所属の5個歩兵連隊に混成第1近衛旅団と第2戦車連隊が参加それ以外にもベルギウム第3師団とネーデルラント義勇兵団が参加戦線の崩壊を狙うが縦深陣を敷いたドイツ軍相手に手こずった。そこでにらみあう双方にとんでもない報告が飛び込んできた、それは鋏では無く腕の部分を守っていたドイツ軍陣地が抜かれた今度はドイツ軍が包囲されることとなった。

包囲下に置いたとはいえドイツ軍の深さ5㎞の縦深陣に睨み合わざるをえなかったこの極度の緊張状態に耐えきれず攻勢に出たのはカール・カルテンスト少将率いるドイツ軍装甲戦闘団であった

 

カルテンスト「突撃、防御陣を突破して本国に帰るぞ」

 

装甲戦闘団は驚くべき速度と火力の集中によって包囲の一翼を担う混成第1近衛旅団の防御陣を抜きにかかった

 

しかし決死の攻勢は勇気と人命の悲劇的な浪費であったのだ装甲戦闘団は反撃の砲火に耐えながら前線の第2陣を抜いたがそこで行動の限界を迎えてしまった、この一瞬の空白を旅団長マホエル・セントラルポートは見逃さなかった

 

マホエル「今だ砲火を集中させ敵陣を突き崩せそして然る後全戦車突撃歩兵隊はそれを援護一気に押しつぶす」

 

参謀「了解」

 

ドカーンドカーン

 

 

その手際の良さと火力集中ぶりは敵味方から称賛され戦後において戦術教本に乗ることになる

 

 

 

カルテンスト「あ、ああ」

 

副官「閣下敵に四方を囲まれつつあります」

 

伝令「ザッテス大佐戦死」

 

少佐「装甲車隊壊滅」

 

副官「閣下脱出を」

 

カルテンスト「だっ、脱出?そうだ脱出するぞ急げ」

 

大尉「だめです四方を包囲されました」

 

ドカーーンドカーーン

 

カルテンスト「そ、そんな、そんなバカ」

 

ドカーーン

 

彼は最後まで言い切ることなく戦死した。守りの要を失ったドイツ軍ダンケルク攻囲部隊はどうにか突破した騎兵隊を残し降伏、ここに蟹の鋏は切り落とされた

 

鋏を切り落としたと同時に第二段階蛍火が発動この日のために派遣された7型重装強行突撃攻撃型飛行船48隻がリエージュ、アーヘンを空襲ドイツ軍ベルギウム方面軍の兵站拠点となっていた両地を空襲により混乱させたところに遣欧航空隊が各地ドイツ軍部隊を空襲敢行した

 

混乱するドイツベルギウム戦線軍は敵の狙いがブリュッセルと考えイーペル、オーストエンデの両面から進撃しヘントで合流しブリュッセルを攻略すると考えイーペル方面はリールとトゥールネから兵力を転用しコルトレイクで引き止めオーストエンデ方面はブルージュで食い止め本国からの援軍を求めるとしたそんな司令部に悲報が届いた

 

ブリュッセルドイツベルギウム戦線司令部

 

リッテルマーズ大将「なんだと、誤報ではないのか」

 

参謀「間違いないと」

 

リッテルマーズ大将のもとに届いた報告はクノックヘイストに四季島軍が上陸しブルージュに進撃しているというものであった

 

3時間前クノックヘイスト監視所

 

ドイツ軍曹「はあ、ひまだな」

 

ドイツ少尉「ぼさっとすんな」

 

ドイツ軍曹「ですか、少尉ここに敵なんて来ませんよ、だよな、伍長、伍長?」

 

ドイツ伍長「あ、あ、アレ、アレは、て」

 

「て?」

 

ドイツ伍長「敵敵のた、大軍だ」

 

ドイツ少尉「なんだと」

 

ドイツ軍曹「まじかよ」

 

ドイツ少尉「け、警報、警報を鳴らせ」

 

 

 

第三段階翠龍轟雷発動第2艦隊巡洋艦戦隊と水雷戦隊に護衛された第1近衛師団完全に機械化された混成第2近衛旅団が輸送船を座礁させエングランド各地から買い集めた漁船を浜に港に突入させ上陸轟雷のごとく進撃しクノックヘイスト守備の中隊を粉砕海岸線に橋頭堡を構築第1近衛師団が橋頭堡を守る中混成第2近衛旅団が防備の整わぬブルージュを強襲そこを守っていたオーハン軍を撃滅これによりブリュッセルへの道は開かれた。

 

そして日が変わり2月14日第四段階鴉天狗発動切り札として派遣された280m級強襲揚陸型飛行船による第1装甲空挺団3000名戦車36両がドイツ軍ベルギウム方面軍司令部のあるブリュッセル後方に展開しブルージュより前進を開始した第3軍と合同でブリュッセルを攻略その後第五階疾風迅雷が発動主要幹線を使いベルギウム全土解放のために進撃を開始した

 

 

2月15日

 

リエージュドイツ軍駐屯地

 

ドイツ軍大佐「急げ敵は近いぞ、閣下!」

 

ヘルベルト・マインホフ少将「大佐撤退はどの程度進んでいる?」

 

ドイツ軍大佐「元いた部隊はほぼ終わりましたが、何分敗残兵が多く戻ってきておりますので」

 

伝令「て、敵襲後3時間程でリエージュにたどり着くと」

 

マインホフ「迎撃」

 

ドイツ軍大佐「閣下、現在動けるのは歩兵2個中隊程度かと」

 

マインホフ「仕方ない、敗残兵の中から動けるものをかき集め臨時中隊を編成せよ」

 

ドイツ軍大佐「了解」

 

3時間後マインホフは5個臨時歩兵中隊を編成しリエージュ防衛隊として7個歩兵中隊1300名砲兵220名野砲3門高射砲1門機関銃27挺その他装甲車2両憲兵27名偵察機1機が防備を固めるリエージュに第37歩兵連隊と戦車12両が5㎞の地点に進出そこで停止すると降伏勧告を行なった

 

マインホフ「降伏勧告か、余裕を見せよって」

 

ドイツ軍大佐「閣下、いかがなさいますか」

 

マインホフ「する予定は無い」

 

伝令「て、敵機来襲」

 

ドイツ軍大佐「何だと!?閣下!」

 

マインホフ「落ち着け、敵機の数は?」

 

伝令「4機全機爆撃機です」

 

ドイツ軍大佐「味方の戦闘機はどうしたというのだ」

 

マインホフ「そうか、落とされたのだな、対空戦闘用意、機関銃は可能な限り対空射撃だ」

 

このときリエージュに襲来した機体は全機降伏勧告のビラを散布、それと同時にリエージュに居る反ドイツ義勇軍に決起を促すものであった

 

2月15日18時過ぎリエージュドイツ軍駐屯地

 

ドカーンドカーンドカーン

 

マインホフ「何事か」

 

副官「し、市内各所で爆発と火の手が」

 

マインホフ「なんだと、し、しまった敵の破壊工作員だ」

 

伝令「て、敵襲、市内各所にてし、市民が決起」

 

マインホフ「なんだと、はっ」

 

その瞬間マインホフは昼間の爆撃機の意味を理解した

 

マインホフ「あの爆撃機はビラを撒きに来ただけではなかったのか、迎撃せよ敵を指揮所に近寄らすな」

 

「「了解」」

 

マインホフの命令を受け憲兵11名歩兵150名が鎮圧に乗り出した、これに対して決起側最初たった20名余りであった、これにより鎮圧部隊を指揮するワーレス大尉はすぐさま突撃を命令、彼の予想では小銃すら欠いている考えていたがその考えが間違いであるということを認識するのは突撃した部隊が砲撃により壊滅したときであった

 

ワーレス「な、なんだと、て、敵は大砲を持ち込んだのか」

 

ドイツ軍歩兵「大尉、どうなさいますか」

 

ワーレス「く、増援をよべ」

 

ドイツ軍歩兵「了解」

 

ワーレスが増援を要請している間に蜂起したレジスタンスは総数雪だるま式に増え発生時20名だったものが30分で300名増援が到着したときには800名を超え武器も全員分の小銃四季島がドイツ軍補給部隊に紛れ込ませ運び込んだ37㎜砲や迫撃砲、機関銃が持ち込まれ9m拳銃弾を使う短機関銃装備の四季島軍特戦隊50名も紛れていた

 

 

 

ドイツ軍駐屯地

 

マインホフ「なに?、敵が大砲や機関銃を持ち込んでいるだと!?」

 

ドイツ軍大佐「はい、それに規模も1000名近いかと」

 

マインホフ「前線から1個中隊と野砲1門引き抜き蜂起連中を鎮圧せよ、幾ら武装しているとはいえ市民だ砲撃で蹴散らせ」

 

マインホフの命令により前線から1中隊を引き抜き鎮圧にかかるが20時過ぎに駐屯地近辺にまで追い詰められていた、そして

 

四季島特戦隊大尉「行くぞ突入」

 

ドン

 

タタタタタタタ

 

四季島大尉「降伏しろ」

 

マインホフ「貴様ら四季島軍か」

 

四季島大尉「そうだ、四季島陸軍特戦隊大尉だ」

 

マインホフ「ふん、貴様らの手の平で踊らされたか、いいだろう降伏する」

 

21時30分ドイツ軍リエージュ守備隊降伏その後四季島陸軍第3軍ベルギウム軍はベルギウム全土を解放、これによりドイツ軍の前線は南はスイス国境線、リヨン、オーセール、トロア、ランス、スダン、ルクセンブルク国境からドイツ国境を結ぶ線まで後退、四季島の天元の一石は見事に盤面を動かした

 

 

 

 

兵器紹介

RW11装甲車Rüstung、Wagen11

 

1911年採用の軍用装甲車、武装に砲塔式にMG08、2挺を装備している

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