ウマ娘短編集   作:固床式

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10話:一緒に居たいのは2 ☆

 

トレセン学園───

それは、トゥインクルシリーズなどを走るウマ娘達の育成の場。生徒のウマ娘とトレーナーとの色恋沙汰は、日本の一大スポーツになっているウマ娘たちの言わば“オフショット”として話題に上がる。例えば、“不屈の天才 トウカイテイオー”や“最強ステイヤー メジロマックイーン”の2人。天皇賞・春での戦いの時の注目度は異常な高さだった。

 

「ね、今日はどうするの?」

 

先の2人もウマ娘専門雑誌の取材で、それぞれのトレーナーを熱く語り、インタビュアーの質問に頬を赤らめたりとアグネスデジタルを中心としたウマ娘ファンをキャーキャー言わせてきた。

 

「んー、まだ少し前のレースの疲れが脚にあるみたいだから軽めの調整かな。無理は怪我に繋がるからね。」

 

そして、ここにもまた人気ウマ娘とトレーナーのカップリングとして有名な2人がいた。

 

「じゃあ、やりますか。」

 

人気ウマ娘の名は、ナイスネイチャ。先のメジロマックイーンやトウカイテイオーと競ったウマ娘であり、その末脚は一流のものである。ファンには『お馴染み3着』で親しまれており、また家庭的な1面も見せていて女性ファンも多い。

 

「しっかり地球を蹴るんだぞー」

 

トレーナーの名は山形。出身は東京。指導力が突出している訳では無いが、しっかりとウマ娘の管理をすることでこれまでのトレーナー歴12年で未だにウマ娘に怪我を負わせたことは無い。なお、G1レースはダート以外は制覇しており、『三冠ウマ娘よりも永く走れるウマ娘を』が心情である。

このふたりはレース前の関係者インタビューの際、仲睦まじくいることで有名で、噂では既に同棲していると言われている。事実ではない。

 

「おーい、今日はここまでだぞー!」

 

「はーい」

 

まあ、これからそれが実現するのだが。

今日のトレーニングは軽く体をほぐし、地面を蹴るイメージを再確認させるもの。ネイチャは刺しウマ娘なので、最終コーナー後の加速が大事になると山形は考えている。

 

「いつもより走ってないのに疲れた···」

 

「まあ、あれだけ脚を意識させたからな。身体的よりも精神的に疲れたと思うぞ。」

 

トレーニング場からの帰り道、夕焼けで赤く染った空を眺めながら帰る2人。

 

「ネイチャの髪ってさ、夕焼けみたいで綺麗だよな」

 

「とっ···唐突に何を?!」

 

夕焼けを見て思い出したかのように言った山形に対して、顔をやはり夕焼けのように染めながら聞き返すネイチャ。もふもふなサイドテールを揺らしながらトレーナーを見上げ、顔を赤く染めて横を歩くネイチャを山形は、その歓喜と抗議の混ざった瞳をかわいいと感じつつ歩いていった。

 

 

 

 

 

近くの茂みでは、尊みが溢れたウマ娘オタクが倒れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 





なんか、説明回みたいになってごめんなさい。
でも、これだけ言わせてください。

デジタルかわいくない?
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