ナイツ&マジック ~演算不能の騎士物語~   作:アルヌ・サクヌッセンム

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こちらは設定用語集です。
キャラクター設定以上にネタバレのオンパレードなので、ネタバレが嫌な方は読むことは勧められません。ご注意ください。

アルファベット・五十音順とかにもしてないので読みにくいかもしれませんがお許しください。

また、あくまで独自設定ですので原作とは違う部分が多くあります。重ねてご留意ください。

*幻晶騎士やオリメカの機種は本格的に登場させてから別途に書きます。


用語集

魔法に関する事

 

⊡魔法

 

 魔力が術式に従って現象として発現したもの。

 触媒結晶という物質を発動媒体として必要とするため、これを利用しなければ魔法を使う事はできない。またなんらかの形で術式を記憶しておく媒体も必要とする。(生物の脳内の記憶や演算機内部の記録と言う形でも可)

 また、エネルギーを作り出す(ように見える)現象しか引き起こせないので、直接的に物体を冷却したりする魔法は存在しない。(風を吹かせて“熱を移動させる”ことはできる辺りこれも工夫次第だろう)

 

 

⊡魔力

 

 この世界の大気中に含まれる物質“エーテル”が生物体や機械装置の内部で励起された状態。

 魔法現象を引き起こす為のエネルギー源であり、術式を入力することで様々な魔法を使用することができる。

 エーテルの励起状態は通常の大気中では長時間維持できず、エネルギーを失う基底化を防ぎたければ保存する媒体を必要とする。

 

魔法術式(スクリプト)

 

 発現させる魔法の内容を記載した式であり、特定の図形や文字を組み合わせた情報として認識される。

 ある種のプログラム言語であり、ソフトウェアとしての側面を持つ。

 

紋章術式(エンブレム・グラフ)

 

 魔力の伝達性が高い物質に上述の魔法術式を刻み込むことで、魔力を通すだけで魔法現象を発現させられる技術。幻晶騎士などの携行火器として使用されるものは、特に魔導兵装(シルエット・アームズ)と呼称される。

 物理的に刻まれた術式に過ぎないため、単体では生物や機械的センサーからの帰還制御(フィードバック)を必要とする制御は行えないという欠点を持つ。

 しかし、それは裏を返せば開周回(オープン・ループ)制御やシーケンス制御、単発魔法のような書き換えによるフィードバックの必要のない制御法なら行えるという事であり、また演算能力を持つ生物や機械との連携を行えば、機械制御に応用することは可能である。

 

魔術演算領域(マギウス・サーキット)

 

 この世界のあらゆる生物が脳内に持つという、魔法術式をある種のプログラム言語として演算処理する高次脳機能。

 エルネスティ曰く『頭の中にパソコンがあるような感覚』で使用できる力との事。

 この世界の医学ではその全容を未だに解明できておらず、また他の脳機能と複雑に絡み合っており、はっきりとした区分が存在するわけではない。あくまで観念的な言葉だ。

 また感覚質との強い因果関係も持つため、他者と完全な情報共有はできず、その事が実態の解明を難しくしている。(術式として処理している部分は情報共有が可能)

 

感覚質(クオリア)

 

 人間が脳内で感じる意識的感覚やそれが齎す経験や記憶の事。

 ここで言う“感覚”とは、感覚器を刺激して脳に伝達される信号の事ではなく、それを脳がどのように受け止め、感じているかという事であり、その人物が記憶して身に付けている文化や常識に左右され得る事象でもある。

 なんらかの脳活動と関りがある事は確かなのだが、現代の地球科学でもっても具体的にどういうメカニズムによって齎されているのか判明していない。当然、この世界の人々も理解できてはいない。

 

演算不能者(ノーペレーター)

 

 魔術演算領域が何かしらの原因によって使用できない状態になった人間の事。

 この世界においては障碍者と認識されている。

 初歩的な魔法教育を施す10歳までの間に魔術演算領域が認識できない子供が演算不能者とみなされる。(裕福な家庭や貴族の子弟の場合、家庭教師によって初歩の教育が行われるため、認知が早まる場合がある)

 脳に何かしらの機能障害が起こっているのではないかと考えられているが、詳しいことはわかっていない。この障碍を持って生まれた人間は、騎操士になれないとされている。

 

 

 

 

幻晶騎士や機械技術に関する事

 

幻晶騎士(シルエット・ナイト)

 

 この世界で広く運用されている人型機動兵器。魔法と錬金と冶金で形成された魔導兵器でもある。 

 魔法を“演算”できないものに操縦することは不可能とされている。後述する機械要素によって構成される。

 

 ・魔導演算機(マギウス・エンジン)

 

  魔力をエネルギー源として稼働するコンピューターシステム。

  魔法術式を記録・演算する機械であり、幻晶騎士を稼働させるための組込術理機構(エンベデット・システム)の格納媒体となっている。

  鐙や操縦桿から伝えられる情報を受け取ることで、機体を動かしている。

 

 ・結晶筋肉(クリスタル・ティシュー)

 

  触媒結晶を錬金術で加工することによって合成されるある種の人工筋肉。

  細かな筋繊維(フィラメント)によって構成されていて、この繊維の一本一本が魔力を通し・術式による命令を与えられることで、生体筋肉の様に収縮する。

  また、魔導演算機に自身に掛かっている圧力や負荷、伸展や収縮の状態を伝えるセンサーとしての側面を持っていて、これを逆算することで幻晶騎士の関節角度覚情報を検出している。(ある種のポテンションメーターだ)

 

 ・魔力転換炉(エーテル・リアクター)

 

  大気中のエーテルを吸入し、これを励起して魔力を造り出す動力炉。

  機体内部に格納された吸排機構によって新鮮な大気を吸入し続けることによって稼働する機械であり、生物で言えば心臓と肺の機能を併せ持つ物。(吸排機構は気道や横隔膜のような付属器官に過ぎない)

 

 ・金属内格(インナー・スケルトン)

 

  人間の骨格を模したフレーム構造。強化魔法によって補強される。

  脊椎動物である人間の骨格と同様に、複雑な脊椎骨と四肢の骨を模した金属部品によって形成される。結晶筋肉によって稼働するその構造上、回転する機構を持っておらず、例えば手首は橈骨と尺骨の組み合わせで“回旋”する設計になっている。

 

 

 ・幻像投影機(ホロモニター)

 

  眼球水晶からの視覚的情報を投影するある種のビデオディスプレイ。

  魔導演算機内部の組込術理機構の働きによって像を結んで、機体外部の様子を表示する。

  

 

*ここからはネタバレ成分強いです

 

 

 

 

 

 ・魔術演算領域(マギウス・サーキット)

 

  この世界の人間の高次脳機能でもある魔法演算能力。同時に幻晶騎士に基本的汎用性を与えている、真の意味でのオペレーティング・システムでもある。

  幻晶騎士を人型の拡張人体(エンハンスド・ボディ)として発達させた原因となった要素。

  これをある種のブレイン・マシン・インターフェイスとして魔導演算機と連携させることで、仮想的身体感覚を操縦者の脳内に創り出し、人間の感覚を反映させた直感的入出力を可能とすることで、幻晶騎士は操縦されるのだ。

  

 

 ・組込術理機構(エンベデッド・システム)

 

  魔導演算機内部に格納されている魔法術式。身体強化魔法(フィジカル・ブースト)をその基礎として、それを拡大・拡張して機体を動かす為の魔法として機能する物。これはパソコンで例えれば、BIOSやファームウェア、デバイスドライバのようなハードウェアとしての機体の駆動を保証する物であり、OSそのものではない。

  操縦者の身体イメージを読み取って追跡(トレース)する機能であり、それを理解して模倣(ミミック)するものではない。つまり、魔導演算機が自動的・自律的に機体を動かす要素はもっていないのだ。(魔力転換炉だけは多少自律稼働させられるようだが)

  基本的には一枚岩の術理機構(モノリシック・システム)であり、非常に高速で動作するが、その代わりに拡張性に乏しい。

 

 

 

 

エヴァの発明品

 

白樹紙(ミストー・ペーパー)

 

 今までは杖に使われていた魔力を通す木材『ホワイト・ミストー』を幻晶騎士や重機械の力でパルプ化して作った紙。

 これにより、魔導兵装を始めとする紋章術式を使った機材を従来では考えられない程、軽量化・小型化できるようになった。

 

弾倉(マガジン)

 

 白樹紙を利用して作られた魔導兵装用カートリッジ。杖を手軽に魔導兵装へ改造できるシステムとして開発された。また幻晶騎士用の魔導兵装であっても、畜魔力媒体(キャパシタ)術式記述部(キャンパス)の機能が杖本体とは別の部品に込められていて任意に分離できる構造になっている場合、こう呼ばれることがある。

 

 

 

エルの発明品

 

K-sido(キシドー)

 

 この世界で魔導演算機内部に初めて構築されたオペレーティング・システム。

 今まで魔術演算領域内部で無意識的・本能的に行使されていた情報処理を機械的に自動処理する機能を実装している。

 また、使用者(ユーザー)にOS内部で行われた情報処理の結果を、幻像投影機に表示する文字や図形・画像データ等で示すための機能が備わっている事も特徴的だ。

 

 

画像投影機能(グラフィック・シェル)

 

 地球で言う所の所謂、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェイス)。

 幻像投影機に表示されたアイコンや画像を表示するのみならず、プログラムされた術式を数値(ベクター)化された紋章術式へと自動翻訳して表示したり、編集や実行を行えるようにしている。

 

 

式神(デーモン)

 

 OS内部で情報処理を自動実行する常駐プログラム。

 似た概念の魔法は既存の組込術理機構内部にも使われていないわけでは無かったのだが、様々な理由から魔術演算領域の内側で行われている類の処理は、魔導演算機側では行われないようにするのが慣例化していた。

 

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